はじめての出雲大社 縁結びの旅ガイド

特集

恋よこいこい! だれかと行きたい縁結びスポット

2017/02/13

はじめての出雲大社 縁結びの旅ガイド

「行ってみたい縁結びスポットは?」と聞かれたら「出雲大社!」という人も多いはず。でもなんとなく「遠そう」「敷居が高そう」……と、尻込み気味のあなたに、正しい参拝方法から運気の上がる立ち寄りスポットまで、はじめての出雲大社参拝をナビゲート。歴史ある名所で幸運パワーをチャージしよう!

Yahoo!ライフマガジン編集部

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【ここがスゴい!】

1.みんなが知らない参拝スポット!?
2.行っとこ! 縁占い&マイお守り作り
3.差がつく!? 意外な縁結びスポット

縁結びの国で
ご縁を授かる旅に出よう

1.みんなが知らない参拝スポット!?【出雲大社はじめてガイド】

縁結びの神様「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」が祀(まつ)られている出雲大社(島根県出雲市)。御利益を願う参拝客が全国から訪れる、一大縁結びスポットだ。

出雲大社がある島根の玄関口・出雲縁結び空港まで羽田から85分、伊丹から55分。鉄道なら東京駅から寝台特急サンライズ出雲が出雲市駅まで直行。意外(?)にもアクセス便利な場所なのだ

はじめての出雲大社をナビゲートしてくれるのは、出雲観光協会の吉田勝俊さん。出雲大社を隅々まで知るエキスパートだ。

吉田さん
吉田さん
「ようこそいらっしゃいました。では入口から正しい参拝方法をご説明します」

▼鳥居

出雲大社入口「勢溜(せいだまり)の鳥居」から参拝スタート
吉田さん
吉田さん
「神様の世界と人間の世界を分ける扉の役目をしているのが鳥居です。くぐるときは『失礼します』と一礼してから入りましょう

これはすべての神社で共通のルールなので、覚えておこう。

ちなみに、出雲大社といえば思い浮かぶこの鳥居、実は2番目の鳥居(「二の鳥居」)だそう。では1番目はどこに? と、二の鳥居前から振り返ると……

参道のはるか手前にそびえ立つ巨大な鳥居が!
吉田さん
吉田さん
「あちらは『宇迦橋(うがばし)の大鳥居』といい、高さは23m。24mの本殿より少し低く造られています

近くで見るととても大きいそう。ただ、ここから600mほど離れているとのことで……今日は二の鳥居から「失礼します!」

▼参道

二の鳥居をくぐり、松並木の参道へ。下り坂になっている
吉田さん
吉田さん
「神社の参道は上り坂道が多いですが、出雲大社は下っていくという珍しい参道です。参道の真ん中は神様の通り道なので、できるだけ端を歩きましょう

▼祓社(はらえのやしろ)

参道の端をそろそろと進んでいくと、右手に小さな社が見えてきた。

忘れずに立ち寄ろう
吉田さん
吉田さん
「ここは自分の中にある悪いものを祓ってくれる『祓社(はらえのやしろ)』です。本殿お参りの前に、まずはここに立ち寄って手を合わせ、心身を清めましょう」
「松の参道」を進むと、自然と清らなかな気分に。こちらは三の鳥居「松の参道の鳥居」

▼手水舎

「松の参道」をさらに進むと、左手に手水舎が。柄杓(ひしゃく)で手と口を清めよう。

(左)柄杓で手と口を清めよう (右)境内でのモンスターゲットは禁止
吉田さん
吉田さん
「流れは、右手に持って左手にかける→左手に持って右手にかける→また右手に持ち替えて、左手に水をためてくちをすすぐ→左手にもう一度かける→柄杓を立てて柄をあらう→柄杓を伏せて元の位置へ戻す、です」

文字で書くと難しそうだが、流れを覚えればスムーズにできるそう。スプーンなどを持って練習してみよう。

手と口を清めたら、四の鳥居「銅の鳥居」をくぐる。一礼を忘れずに

▼本殿に到着!?

4つ目の「銅の鳥居」をくぐると、正面に大きな注連縄(しめなわ)が目立つ建物が。
いよいよ本殿に到着! さっそく参拝しよう、と思ったら……

大きな注連縄(しめなわ)に圧倒されるが……
吉田さん
吉田さん
「ここは『拝殿』といい、お参りできたことに感謝する場所です。本殿と間違えてここで帰っちゃう人がいますのでご注意を

▼本殿の正面「八足門」

と言われて案内されたのがこちら、拝殿の奥にある「八足門」。本殿を正面に望むこちらからも参拝しよう。

本殿を正面に望む「八足門」
吉田さん
吉田さん
「出雲大社の参拝は『2礼4拍手1礼』です」
えーと、2礼して、4回拍手して、1礼、と。神社の参拝といえば「2礼2拍手1礼」だけれど、どうして出雲大社は4拍手?
吉田さん
吉田さん
「4の倍の8が無限を表す数字なので、8拍手で無限の感謝を表すことが由来とされています。でも長いので普段は半分の4拍手に。神職の方も年に1度のお祭り(5月14日の例祭(勅祭))の時には、8拍手の作法でお祈りされます」

正しくは8拍手、短縮しての4拍手だったとは! でも他の神社は2拍手だけれど……?

吉田さん
吉田さん
「明治時代に全国の神社のお参りの作法を『2礼2拍手1礼』に統一しようとしました。ですが、出雲大社は格式が高いところなので昔通りのまま、4拍手の作法が続いています」

なんと出雲大社は特例で4拍手だった。心して打とう!

▼出雲大社の隠れスポット3選

4拍手で参拝を済ませた取材班は、広い境内を探索。出雲大社を知り尽くした吉田さんに隠れスポットを聞いてみた!

\その1:本殿の周りを一周してみよう!/

吉田さん
吉田さん
「本殿は八足門からは見づらいです。が、出雲大社は一周できる珍しい作りになっているので、横や後ろからも本殿が見渡せます。

確かに本殿は正面からはほとんど見えなかったが、裏に回ってみると……

見えた! 特徴ある屋根は桧皮葺(ひわだぶき)。棟には千木(ちぎ)と勝男木(かつおぎ)三本がのせてあるのが見える

\その2:隠れ○ッキーを発見!?/

本殿そばの地面に謎のマークが!?

もしや、これは浦安でおなじみの隠れミッ……
吉田さん
吉田さん
「これは、鎌倉時代の出雲大社本殿の柱のサイズを表したものです。境内遺跡からスギの大木3本を一組にした巨大な柱が2000年に出土しました。これを9本立てた当時の本殿は、高さが48mだったと推測されています」

なんと、こんな巨大な柱の本殿があったらしい。どんな姿だったかというと……

出雲大社のお隣にある「島根県立古代出雲歴史博物館」に展示されている「平安時代の出雲大社本殿」の1/10スケール模型。左奥にそびえ立つのが本殿

高さ48mはもちろん10世紀で日本一の高層建築物。鎌倉時代の建築技術もさることながら、こんな本殿を作れてしまう出雲大社がすごい。

\その3:隠れた参拝スポット/

本殿をぐるっと一回りしていると、またしても謎の物体が。

通路に突然、賽銭箱(赤丸)が!
吉田さん
吉田さん
「実はここが、神様の正面なのです」
なんと正面だったとは!
吉田さん
吉田さん
「普通の神社は神様が本殿の正面を向いていますが、出雲大社は本殿が南向きに建てられているのに対して、神様が西をむいて座っておられます。なのでこちらが正面。どうしても叶えたい願い事がある方は、この正面からお参りしてみてください

実はここ、出雲大社の公式サイトにも乗っていない、隠れた参拝スポットなのだ! ここからお祈りすれば、神様にも届きやすい……かも?

雨の中ガイドしてくれた吉田さん。「出雲地方に降る雨は『縁雫(えにしずく)』といいまして、縁を運ぶ雨なのです(吉田さん)」 雨の日の参拝も悪くないかも!?

出雲大社での参拝を終えたら、開運スポットを回ってみよう!


2.行っとこ! 縁占い&マイお守り作り

▼「鏡の池」でご縁を占う!

縁結びスポットとして外せないのが、松江市にある八重垣(やえがき)神社。

ヤマタノオロチ神話でヤマタノオロチを退治し、美しい稲田姫命(イナタヒメノミコト)を守った素盞鳴尊(スサノオノミコト)。結ばれ夫婦となった二人が祀られたこの神社は、縁結びの御利益があると伝えられている

こちらではぜひ縁占いにチャレンジしよう。

稲田姫命が姿を映したと言われる「鏡の池」で、占い和紙に硬貨をのせ、紙が沈むまでの時間や遠近で良縁を占うのだ。

静かな「鏡の池」。とても神聖な雰囲気
(上)占い用紙は社務所にて授かる(100円) (下)用紙の中央に10円か100円硬貨を載せて、あとは祈る!
占い用紙を浮かべると、神様のお告げと運勢が良い方角が浮かび上がってくる。15分くらいを目安に、早く沈めば良縁の訪れが近いとか。岸のそばで沈めば身の回りに、遠くに沈むと遠方に良縁があるそう
沈みました! 良いご縁に恵まれそうです

▼マイお守りを作ろう!

松江市で美肌の湯として知られる玉造温泉。そのそばにある玉作湯神社では、世界にひとつだけの縁結びのお守り「叶(かな)い石」を作って持ち帰れるということで人気の縁結びスポット。

(左)鳥居をくぐると石段が続く (右)玉作りの神(くしあかるだまのみこと)、国造りと温泉療法の神(おおなもちのみこと)、温泉守護の神(すくなひこのみこと)の三神が祀られている

1300年を超える歴史のある古社で、境内に古くより「真玉(まだま)」として祀られ、崇められてきたのが「願い石」。この石のパワーを授かるのだ。

まずは、かわいいお守り袋、願い事を書く「願い札」、「叶い石」と書かれた天然石の3点がセットになった「叶い石」を社務所で授かる(600円)。境内の奥にある「願い石」まで持参しよう。

(左上)「叶い石」のセット。石の色や形はさまざま。(右上)「叶い石」を御神水で清めてから (下)まんまるの「願い石」にそっと当てて3回祈念しよう

「願い石」の下に湧き出る御神水で「叶い石」を清めたら、「願い石」にそっと当てる。このとき願いごとを3回祈念しよう。

最後に「願い札」(2枚複写になっている)に願いを書いて、1枚を拝殿正面の「願い札納入箱」の箱に入れ(宮司さんが後日ご祈祷してくれる)、もう1枚と「叶い石」をお守り袋に入れたら、あなただけのお守りが完成!

「願い石」に当てた「叶い石」と、「願い札」を入れたら、お守りのできあがり

「願い石」のパワーを授かった「叶い石」を肌身離さず持ち歩けば、きっとご利益が。

なお、願いが叶ったら叶い石を返納しに来るのがルール。次に訪れるときは二人で、ってことですね。


3.差がつく!? 意外な縁結びスポット

▼400年の歴史!
 お城の開運スポットを愛でる

島根の県庁所在地・松江市のシンボルと言えば、国宝・松江城。こちらにも知られざる縁結びスポットがあるそうなので、ぜひ立ち寄りたい!

1611年(慶長16年)に築かれた松江城。入母屋破風の屋根が羽を広げたように見えることから「千鳥城」とも呼ばれている

松江城を案内してくれるのは、和服姿で観光案内をしてくれる「ちどり娘」の原みさこさん。さっそく縁結びスポットを尋ねると「ひとつめは石垣にありますよ!」と案内してくれた。

この石垣のどれかが……?
あった! なんとハートの石垣

石垣のひとつが、ハートの形! 見つけると幸せが訪れる!?といわれているそう。ぜひ探してみよう!

そして城内へ。こちらにも縁結びスポットがあるらしい!

城内は土足厳禁。急な階段もあるのでご注意を

城内の階段を登っていくと、カメラを持った女子がいっぱい。

柱の前に女子集合。よく見てみると……
これだ!

なんと、柱に刻まれた木目の節が、これまた見事なハートマーク! 「ご利益、ご利益♪」と愛でる女子多数で、木目はツルツルに。これはぜひ触れておきたい。

さらに階段を登ると天守閣。ここからは宍道湖が一望でき、特に夕陽の美しさは特筆モノだとか。その景色はぜひ現地で!

天守閣は展望台になっている
天守閣からの眺めも素敵。「宍道湖の夕焼けは本当にきれいなので、ぜひ見てください!(原さん)」

なお石垣も木目も逃さず見たいあなたには、ちどり娘の「松江城下めぐり」ガイドがおすすめ。松江城ガイドはもちろん、お堀を遊覧船でめぐるコースも人気!

「いいご縁がありますように!(原さん)」
Yahoo!ロコ出雲大社
住所
島根県出雲市大社町杵築東263

地図を見る

アクセス
出雲大社前駅[出口]から徒歩約13分
浜山公園北口駅[出口]から徒歩約36分
遥堪駅[出口]から徒歩約60分
電話
0853-53-3100
営業時間
通年 6:00~20:00
定休日
年中無休
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

Yahoo!ロコ八重垣神社
住所
島根県松江市佐草町227

地図を見る

アクセス
乃木駅[出口]から徒歩約45分
松江駅[南口]から徒歩約56分
電話
0852-21-1148
営業時間
9:00~17:00
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

Yahoo!ロコ玉作湯神社
住所
島根県松江市玉湯町玉造508

地図を見る

アクセス
玉造温泉駅[出口]から徒歩約28分
電話
0852-62-0006
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

Yahoo!ロコ松江城山公園 (松江城)
住所
島根県松江市殿町1-5

地図を見る

アクセス
松江しんじ湖温泉駅[出口]から徒歩約10分
松江駅[北口]から徒歩約22分
乃木駅[出口]から徒歩約40分
電話
0852-21-4030
営業時間
4月~9月 8:30~18:30
定休日
年中無休
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

取材メモ:出雲大社の歴史、スケールの大きさにはただただ圧巻。神話に出てくるその場にこうして立っていると思うと、感慨もひとしお。ちょっとだけ登場人物やストーリーを「予習」してから参拝すると、より味わい深い旅になりますよ。島根にはほかにも縁結びスポットがたくさん。さすが「ご縁の国」です。

取材・文・撮影=Yahoo!ライフマガジン編集部
取材協力:島根県、(公社)島根県観光連盟、(一社)出雲観光協会、NPO法人松江ツーリズム研究会
撮影協力:赤埴奈津子(http://ameblo.jp/natsukoakahani/)

「因幡の白兎(うさぎ)」にちなんで、出雲大社境内にはうさぎ像が。いくつ見つけられるかな?

この記事を書いたライター情報

Yahoo!ライフマガジン編集部

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