手作りたんぽと秋田の食材が絡み合う、至極の「きりたんぽ鍋」

特集

全国ご当地グルメ(秋田県編)

2016/04/07

手作りたんぽと秋田の食材が絡み合う、至極の「きりたんぽ鍋」

秋田市の老舗料理店「和食 お多福」で、1972年の創業以来提供される「きりたんぽ鍋」。比内地鶏のダシが効いた秘伝の醤油スープに、自社工場で作るこだわりのきりたんぽ(たんぽ)と、店主が選び抜いた地元食材が絡み合う一杯が、長く秋田県民に親しまれている。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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秋田が誇る米と地鶏が味の決め手

秋田市大町の通称川反通りにたたずみ、ショーケースに並ぶおたふく人形が出迎えてくれる老舗料理店「和食 お多福」。ここを訪れる客の多くが、秋田の地酒とともに秋田を代表する郷土料理「きりたんぽ鍋」(2640円)に舌鼓を打つ。

昼はランチ、夜は日本酒や焼酎とともに秋田の食材をふんだんに使った料理が楽しめる。きりたんぽ鍋やハタハタ寿司、比内地鶏などが盛り込まれたコース料理も提供

マタギ料理として親しまれていたというきりたんぽ鍋は、つぶした米を木の棒に巻き付けて焼いたきりたんぽを、野菜や肉と一緒に煮込んだ秋田の郷土料理だ。創業以来「日本一のきりたんぽ」を目指すお多福。

きりたんぽの核となる米は、甘み、粘り、香りすべてがバランスのとれた、米どころ秋田が誇る「あきたこまち」を使用。自社工場で一本一本丁寧に手作業で作られた「煮崩れしないきりたんぽ」が店主のこだわりだ。そこに歯応えや食感のよさも加わり、「この店以上のきりたんぽはない」と、県内外問わず、長年通う常連客は口をそろえる。

きりたんぽ鍋の味を左右するダシの決め手となるのが日本三大地鶏の一つである「比内地鶏」。これまで多くの養鶏場を訪れ、さまざまな比内地鶏の味を確かめてきた店主は、数年前、北秋田市合川町で最高の環境で育てられた高水準の比内地鶏に出会った。「スープに浮かぶ脂のうまみ、上質な甘み。すべてが、長年求め続けていたものと一致した」と店主は話す。

ダシと旨味が染み込むきりたんぽに舌鼓

絶妙な焦げの風味と比内地鶏のダシが効いたスープのうまみが染みわたり、何杯でもお代わりしたくなる「きりたんぽ鍋」(1人前2640円、写真は2人前)。具材とともに地方発送もする

使用する肉には比内地鶏のモモ肉、胸肉などの赤身に加え、砂肝を具材として加えるのが、お多福のきりたんぽ鍋の特徴。砂肝は臭みが残るため鍋料理などに使われることは少ないが、お多福が仕入れる比内地鶏の砂肝は、臭みがなく、コリコリとした食感がアクセントとなる。

きりたんぽを引き立てるのが、風味が格別で太くて長い根を持つ三関産のセリ、由利本荘市産の柔らかいネギなど、食材にこだわる店主が選んだものだ。

食材のうまみ、スープのダシが、お多福自慢の太くて大きな「きりたんぽ」にじんわり染み込み、噛んだ瞬間に口中に広がる。家庭で味わうものとはまた違う、和食料理店ならではの極上の味がここにはある。「秋田の素材を大事に生かすこと」をモットーとする店主が作る、滋味深いきりたんぽ鍋を、ぜひその舌で確かめてほしい。

秋田市を代表する繁華街川反にたたずむ「和食 お多福」。20年以上通い続ける常連も多数。近年はヨーロッパや台湾など海外からの客も増加
Yahoo!ロコお多福 本店
住所
秋田市大町4-2-25

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アクセス
秋田駅[西口]から徒歩約16分
羽後牛島駅[出口]から徒歩約31分
電話
018-862-0802
営業時間
[月~金] 11:30~14:00 17:00~22:30(L.O.21:30) [土・祝] 17:00~22:30(L.O.21:30)
定休日
日曜日
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