とろり鶏白湯スープに食べごたえのある自家製極太平打ち麺/滋賀

特集

【第5回】全国のタウン誌が選ぶ“本当にうまいラーメン”100選

2018/03/04

とろり鶏白湯スープに食べごたえのある自家製極太平打ち麺/滋賀

琵琶湖の東側、野洲エリアに「ラーメン 奏(かなで)」はあります。毎日製麺する極太平打ち麺と、とろみが出るほどに煮込んだ濃厚鶏白湯スープが自慢。トッピングも含めてほぼすべての食材が自家製のため営業は昼のみ! 遠方からも客が訪れる評判の一軒をご紹介します。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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手作りの丁寧な仕事が活きる唯一無二の味を「ラーメン 奏」にて

鶏白湯スープはアクをとりながら長時間煮込み、三種の粉をブレンド。季節や天候により作り分ける自家製の極太平打ち麺も毎日仕込む店主の泰さん。驚くのは、トッピングのメンマやチャ―シューを作り、薬味のカットまでのすべてを泰さん一人でこなすということ。こだわりの一杯を求めて行列が絶えない「ラーメン 奏」の魅力に迫ります。

\私が体験レポートします/

飲むのも食べるのも好きです
ライター中尾
ライター中尾
「はじめまして、生まれも育ちも京都で、お隣の滋賀県にも仕事でもプライベートでも良く行きます。知らない食べ物に出会うとトキメキを隠せず、飲みのシメは決まってラーメン派の中尾若菜です。よろしくお願いします!」

一見、ラーメン店とは気が付かない木目調のシンプルな店舗

女性も抵抗なく列に並べそうなオシャレな外観

JR野洲駅から国道2号線沿いに北へ歩くこと約15分で「ラーメン 奏」に到着。木目を活かしたナチュラルな雰囲気の外観は、一見ラーメン店だと気が付かないかも。注意して探してくださいね。

白地に黒い文字で店名が書かれたシンプルな暖簾
ライター中尾
ライター中尾
「こんにちは!」
外観、店内ともに木目調の温かみのある雰囲気

席はカウンター席のみ、清潔感があり席の配置には少し余裕をもたせてあります。足もとに荷物置き用のカゴを置く配慮も。落ち着いた雰囲気で女性も気軽に来店できそうですね。柔らかい暖色系の照明にもリラックスできます。

秦さんの笑顔にホッとする

秦さんは、はじめご親戚のラーメン店に勤務の後、経験を積もうと決意。多数のラーメンを食べ歩き、惚れ込んだ大阪の「ラーメン人生JET600」にて4年間修業し独立されました。仕込みの手を止め取材に応じてくださいました。

「ラーメン 奏」の味とは?

先に券売機でチケットを購入します
店主 秦さん
店主 秦さん
「スープは鶏白湯がメインです。じっくりと炊いた鶏から出るエキスはとろみがあり、はじめ濃厚でこってり、後味はさっぱりとしています。女性にも人気がありますよ。麺の種類はスープに合わせて変えています。また、麺自体の作り方もその日の気候や湿度に合わせて調整しています。麺自体は甘みがあり、つるっとしたのどごしをスープとともに味わってほしいですね」
ライター中尾
ライター中尾
「おいしそうですね。食べたい気持ちが高まります! おすすめは『鶏そば』(750円)ですか?」
店主 秦さん
店主 秦さん
「そうです。一番人気の定番ですね!」
目の前で調理が進みます

清潔感のある広々とした厨房。調理が始まると、朗らかだった秦さんも真剣な料理人の顔に。
ピカッと磨かれ整理された調理器具や、美しくカットされた食材を手際よく盛り付けている秦さんの様子に、出来上がっていく一杯のラーメンが繊細な作品のように見えてきます。

「鶏そば」(750円)
麺にスープが絡んでツヤツヤ。いただきます!
ライター中尾
ライター中尾
「とろみのあるスープが絡んだ麺をモチッと噛みしめるととてもおいしいです。そしてつるりとした自慢ののどごしを感じます。スープの味がとても濃厚ですね。味の秘密はありますか?」
店主 秦さん
店主 秦さん
「スープの調味に醤油を使ってさらにコクを出しているんですよ。薬味はネギと三つ葉です。こってりとした味わいのスープにさっぱりとした風味が良いアクセントになります」
自家製のチャーシュー
ライター中尾
ライター中尾
分厚いチャーシューですね。柔らかくてとろけるようです!」
店主 秦さん
店主 秦さん
「低温調理で時間をかけてじっくりと火を通しています。そうすると柔らかくジューシーに仕上がるんですよ。部位はほど良く脂身がある肩ロースを使っています。実はトッピングはほぼすべて店内で仕込んでいて、メンマも手作りしていますよ」
ライター中尾
ライター中尾
「生姜の風味が香るとても優しい味のメンマですね。柔らかくておいしいです。チャーシューは1枚だけだと思ったらもう1枚! うれしいです」
お箸もちょっとひと工夫

食べる時に驚くのがお箸。こちらのお箸の先はギザギザになっています。それは、極太平打ち麺も分厚いチャーシューも食べやすいようにと思う秦さんの配慮で、いろいろ考えてのことだそうです。

ライター中尾
ライター中尾
「最後になってしまったのですが、お店の名前『奏』の由来は何ですか?」
店主 秦さん
店主 秦さん
「娘が子供につけようかと迷っていた名前です。響きが気に入ったから……それだけなんですよ」
ライター中尾
ライター中尾
「秦さんのラーメンは、何もかもが手間を惜しまず手作りで、『奏(かなで)』という名前の孫を育てるかのように丁寧な仕事をされていると思いました。濃厚でこってりとしたラーメンなのに、後味も脂っこくないのが特徴で女性にも好評な理由が分かりますね。何より、とろける分厚いチャーシューをまた食べたいです」

▼ラーメンDATA▼
・麺の太さ:極太麺(平打ち)
・スープの種類:鶏・醤油
・スープの味わい:こってり★☆☆

取材メモ/他に数量限定の「醤油ラーメン」(750円)、「まぜそば」(750円)などもあり。仕込みに時間が必要なため現在は昼のみの営業、お客様が集中する可能性があるので時間に余裕をもって来店することをおすすめします。駐車場があるので車での来店も可能です。

取材・文=中尾 若菜 撮影=岡崎 なつみ

※掲載の内容は2018年3月時点の情報に基づきます。
※2019年6月に店舗(住所、電話番号、営業時間など)、メニュー、料金などの一部情報を更新しました。

月刊誌Leaf

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毎月25日発売、500円

京都・滋賀の旬な情報をお届けする情報誌。販売エリア:京都市内、京都府下、滋賀県、大阪府下、全国主要都市(東京、大阪、名古屋など)、発行部数:80000部。

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