“おぞよ”の名店[三味洪庵]に行ってみた!

2017/12/30

“おぞよ”の名店[三味洪庵]に行ってみた!

みなさんは“おぞよ”という言葉を知っていますか? おぞよとは、“御雑用”と書き、ちりめん山椒やお豆さんなど、京都の家庭で母から子へ受け継がれてきた、家の常のおかずのことをいうのだそう。そんなおぞよの名店[三味洪庵]が夜の営業をスタートしたとのニュースを聞きつけお伺いしてきました。

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夜営業がスタート!料理と蕎麦と酒が楽しめる”おぞよ”の名店[三味洪庵]に行ってみた

みなさん、こんにちは。寒い日々が続くと、あったかい汁物を毎晩でも食べたくなるLeafスタッフです。

さて、みなさんは“おぞよ”という言葉を知っていますか? おぞよとは、“御雑用”と書き、ちりめん山椒やお豆さんなど、京都の家庭で母から子へ代々受け継がれてきた、家々の常のおかずのことをいうのだそう。そんな“おぞよ”の名店[三味洪庵]が夜の営業をスタートし、おぞよだけでなく、蕎麦やお酒に合うメニューなども豊富になったとのニュースを聞きつけ、お伺いさせていただくことにしました。

[三味洪庵]のはじまりは、幕末の動乱に日本が揺れた江戸末期・文久元年(1861)。鳥取藩勘定方をつとめていた初代が、上洛の際に公家・岩倉具視の命を受け、北前船が運ぶ食材の仕入れや販売をおこなう、前身となる[大津屋]を誕生させました。なんとこちらには、その岩倉具視から与えられた開業許可証も大切に残されているのだとか(詳しくは三味洪庵公式サイトをチェック!)。

その後、日本各地の豊かな自然が育んだ食材に工夫を凝らし、知恵を重ねて調理する京都の食文化が育んだおぞよの製法と味を守り、厳選した旬の食材を、手間を惜しまず、心を込めて提供する、現在の[三味洪庵]へと発展していきました。

そんな[三味洪庵]の夜の食事を楽しむために、地下鉄東山駅から徒歩2分ほどの場所に向かいました。

地下鉄東山駅の出口1からすぐ。[三味洪庵]を発見しました
暖簾をくぐるとおぞよが所狭しと並べられています
右手には、人気のちりめんをはじめ、昆布など。 うちわから舞妓さん・芸妓さんも御用達の様子
左手には、全国から吟味した旬の魚介類や、幻の但馬牛と呼ばれる但馬玄(たじまぐろ)を京都産の西京味噌にじっくりと漬け込んだ西京漬も

誘惑を振り切り、奥に進むと築100年以上を誇る町家を改装した、落ち着きのある空間が広がっていました。

特等席は、白川のせせらぎの音が聞こえるテラス席。暖かい季節には大人気になりそうですね

早速メニューを拝見。いろいろある中から迷いに迷って決めたのは、旬の前菜の二段重、海老と季節野菜の天ぷら、蕎麦、甘味がついた、蕎麦御膳3,900円(税込)。まさに、[三味洪庵]のいいとこ取りな内容になっています。

まず、突き出しに蕎麦を揚げたものが登場。

中毒性が高く、ポリポリとずっと食べ続けたくなります

お酒と一緒に、頬張っていると大きな箱が目の前に。開けてもらうと、二段重にびっしりと旬の前菜が並べられていました。

ちょっとずつ食べたいLeafスタッフとしては、これだけでもテンションが上がります!
左手の一段目には、カレイの西京漬、蕎麦の抹茶豆腐、小松菜の胡麻和え
右手の二段目には、ホタテの酒蒸し、鴨ロース、黒豆煮、小だこの煮物、だし巻き、粟麩田楽が供されています

素材の個性を大切に独自の製法で手間ひまかけて仕上げる品々はどれも逸品ですが、その中でもLeafスタッフが感動したのが「カレイの西京漬」

カレイの西京漬

口に含むとふわっとほどけるカレイは、噛めば噛むほどに西京味噌の奥深さを感じることができます。それもそのはず、[三味洪庵]の西京漬は、職人さんが切り身の方向を合わせながら二段、三段と味噌を挟み込みながら漬け込み、およそ48時間から72時間程度寝かせ、じっくりと時間をかけ、地道な手仕事で仕上げていくそう。その丁寧さが味にもしっかり現れていました。

また、カレイの西京漬、赤ワインで煮込んだという黒豆煮、小だこの煮物は店頭で購入できるそうです。

続いて届いたのは、海老と季節野菜の天ぷらの盛り合わせ。

海老、万願寺唐辛子、かぼちゃ、さつまいも、ナスの天ぷらは、天つゆか抹茶塩をつけていただきます

美味しいものを食べているとどうしても無言になってしまいますよね。サクサクッという音が店内に響き、箸もどんどん進みます。

そうこうしていると、お待ちかねの蕎麦が運ばれてきました!

蕎麦は、茶そば(冷・温)、せいろ、かけそばの4種から選択。今回は、身体の芯まで温まるかけそばをいただくことに
つやっと輝く十割蕎麦
早速いただきます!

丁寧に作られた細めの蕎麦は、十割ということもあって、ひとくち含むと蕎麦の香りをしっかり感じます。あっさりとした出汁と絡まり、スッと喉を通った後には、自然とホッと優しいため息が。なんとも心落ち着く味です。

一緒に添えられていた、おあげや錦糸卵、山菜、なめこ、おぼろ昆布、大根おろし、ネギなどをトッピングすると、また違った味わいが広がります。

薄めの味付けなので、蕎麦の味を殺すことなく、素材を感じながら最後まで無心で食べ続けてしまいました

ここまでですでにお腹もパンパン!最後に甘味と温かいお茶で一息ついて蕎麦御膳のフィニッシュを迎えました。

取材時の甘味は栗羊羹

旬の前菜の二段重、海老と季節野菜の天ぷら、蕎麦、甘味がついた、蕎麦御膳は言うまでもなく大満足の内容!平安神宮など観光スポットも近いこのエリアで、これだけのボリューム!そして、古くから伝わる京都の味おぞよが楽しめる夜ご飯となると、これから人気になること間違い無しですね。

最後は、人気No.1という「ちりめん山椒」をお土産に買って帰ったLeafスタッフなのでした。

入店時から気になっていたおぞよの数々を物色
特に気になったのがこちらのちりめん山椒

京都に遊びに来てくれる友人を東山エリアに案内する機会も多いLeafスタッフ。ぜひ今度は母から子へ代々受け継がれてきた京都の家庭のおかず・おぞよと、蕎麦が楽しめるこちらへ連れて行きたいと思いました!

その他にも、宴会などにも最適な、鍋・蕎麦・ねぎ豆腐・甘味がついた鴨ネギ鍋セット4,500円(税込)なども始まったそう。みなさんも近くに行く際には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

Yahoo!ロコ三味洪庵
住所
京都府京都市東山区三条通北裏白川筋西入石泉院町393

地図を見る

アクセス
東山(京都府)駅[1]から徒歩約0分
三条京阪駅[出入口1(地下鉄)]から徒歩約8分
三条(京都府)駅[9(京阪)]から徒歩約9分
電話
075-771-0952
営業時間
火~日 10:00~18:00
定休日
毎週月曜日
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

WebLeaf編集部O

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京都・滋賀のタウン情報誌『Leaf』の出版社、(株)リーフ・パブリケーションズが運営するWebマガジン。「観光地・京都」ではなく、ここで暮らす「私たちの街・京都」にスポットライトを当て、「京都を知る、京都で遊ぶ。」をテーマに、いつもの京都がもっと楽しくなる情報をお届けしています。

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