深くまろやかな地鶏の清湯スープを堪能! らぁ麺とうひち/京都

特集

遠いがウマい! 車出してまで行きたい絶品ラーメン10軒

2018/02/18

深くまろやかな地鶏の清湯スープを堪能! らぁ麺とうひち/京都

京都市北区、悟りの窓と迷いの窓をもつ源光庵などがある鷹峯(たかがみね)エリアのほど近くに名店「鶏醤油らぁ麺とうひち」があります。まろやかで深い味わいの澄んだ鶏のスープに加える生醤油、そしてつるりと口へ吸い込まれる自家製麺。素材へのこだわりが凝縮されたラーメンをご紹介します。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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シンプルイズベスト! 「無添加・自家製」がモットーのラーメン店

丹波黒鶏や秋田比内地鶏をまるごと寸胴で煮込んでとった清湯スープと生醤油が、弾力ある自家製麺に絡む「鶏醤油らぁ麺」。東京で鶏醤油ラーメンに惚(ほ)れ込んだ店主が「この味を京都で味わってほしい」と2015年にオープンさせたのが「らぁ麺とうひち」です。スープから麺まですべて店内で仕込む、行列の絶えない名店をご紹介します。

\私が体験レポートします/

ロンリネスな自撮りを誰かに見られても気にしない
ライター鈴木
ライター鈴木
「こんにちは。生まれてこのかた京都に居座り早ウン十年、実はラーメン関連の仕事をしていた時期もあるライターの鈴木です。実はとうひちさん、自宅から思い立ったらひょいと食べに来られる距離。チャリをぶっ飛ばしおなかを空かせてやってまいりました」

おしゃれでウマい、関西では珍しい「鶏醤油ラーメン」のお店

一枚板の看板が目印

最寄りのバス停を北に進むと、閑静な住宅街の中に一見ラーメン店には見えない落ち着いたおしゃれな「らぁ麺とうひち」が現れます。それもそのはず、元はインテリア業界で働いていた店主の袖岡さんが「女の子が一人でも気軽に入れる、新しいラーメン屋を作りたい」という思いを託し、友人の設計士さんが形にしたお店なのだそうです。

店内は木目調の壁にランプが下がりカフェのよう

「もともとはただ食べ歩くのが好きなラーメンオタク。東京で出会った鶏醤油ラーメンの味が忘れられず、脱サラしてラーメン業界に飛び込みました」と話す店主の袖岡さん。京都の人気店の門を叩(たた)いてラーメン店の経営ノウハウを学ぶと同時に、何度も東京へ足を運んでは仲の良いラーメン店の大将から鶏醤油ラーメンの基礎を教えてもらったそう。そしてついに、関西では珍しい「鶏醤油らぁ麺」を看板としたお店をオープンしたのです。

厨房に立つ袖岡さんはじめスタッフさんもみんなフレンドリー

「らぁ麺とうひち」のスタッフさんは皆さんとってもフレンドリーで、厨房の会話も真剣かつ楽しそう。ラーメンはもちろんですがお店の雰囲気自体がとてもよく、ぼっち飯でも心と体がほっこり温まります。

ブランド地鶏をぜいたく使い! 特別にスープの仕込み現場へ潜入

まるごと地鶏一羽を使った、迫力のある澄んだ鶏油をご覧ください
店主 袖岡さん
店主 袖岡さん
「よかったら今スープ作ってるんで見ます?」
ライター鈴木
ライター鈴木
「いいんですか! お言葉に甘えて……う、うわぁ。脚の先までまるごと入ってる……」
店主 袖岡さん
店主 袖岡さん
「なかなかの迫力でしょ。うちは丹波黒鶏、秋田比内地鶏、黒さつま鶏という3つのブランド地鶏を使って一から厨房でスープをとっています。地鶏のスープは風味や鶏油の質がブロイラーとは全然違います。しかもガラだけでなくまるごと一羽使うので、より鶏本来の甘みと深いコクが出るんですよ」
ライター鈴木
ライター鈴木
「そして本当に澄んでいてきれい。金色に輝いています。私の写真で伝わるかな……伝われ……」
生醤油も4種をブレンド

見ていると空腹が限界を訴えてきたので、1杯作っていただきました。先ほどのスープと合わせるのは特製の生醤油。アルコールや塩などを混ぜて調味する前の、非加熱の醤油を独自に火入れしたこだわり素材です。

スープに鶏油を垂らしたら、麺をダイブさせる!

鶏醤油らぁ麺は細めのストレート麺。ちなみに「らぁ麺とうひち」の麺は鶏白湯や煮干しなどのスープに合わせて、太さやコシだけでなく、素材の小麦粉から変えています。

この麺を見よ!

もちっとした弾力があり、小麦粉のほのかに甘い味わいが感じられる麺は、オープンから日々試行錯誤を繰り返し、やっと「これだ」というものにたどり着いた、と店主が胸を張る自慢の品です。

撮影:「らぁ麺とうひち」スタッフさん。ありがとうございました!
ライター鈴木
ライター鈴木
「一杯にかける手間暇を目に焼き付けたところで、いざ! 実食です! ……おいしいっ! つるつるとした喉ごしの麺にスープが絡んで、まろやかな旨みが口いっぱいに広がります」
店主 袖岡さん
店主 袖岡さん
「そうでしょう。スープ、生醤油、鶏油、麺、それぞれの味わいが絶妙なバランスの上で化学反応を起こしているんです」
ライター鈴木
ライター鈴木
「絶妙なバランス、化学反応、それです! コクがあるからかしっかりした味付けに感じられるのに、雑味がないというか……めちゃくちゃあっさりもしていますね」
店主 袖岡さん
店主 袖岡さん
「うちは余計な調味料は一切使わず、スープも麺もすべてこの店の中で手づくりすることをコンセプトにしています。だから素材自身の持つおいしさがすっきりと引き立つんです」
鶏チャーシュー

トッピングはねぎと三つ葉、豚チャーシューに鶏チャーシュー。この鶏チャーシューがまた赤ちゃんのほっぺたのような柔らかさでスープとの相性が抜群です。

食べだすと麺をすする手もレンゲを動かす手も止まらない
ライター鈴木
ライター鈴木
「麺だけ食べてもおいしそうなモチモチの麺がつるつる進み、気づけば完食。深いコクが感じられ醤油の風味も強いのに、すっきりとした口当たりなのでスープもぐいぐい飲み干せます。他にも昼夜各限定15食の『鶏白湯らぁ麺』(800円)が、特に女性には人気だそう。次回はもっとおなかを空かせて、鶏チャーシューをのせて特製ダレをかけた『鶏肉飯』(250円)も一緒に注文しようと心に決めてお店を後にしました」

▼ラーメンDATA▼

・麺の太さ:細麺(メニューにより中太麺)
・スープの種類:鶏がら・醤油・煮干し
・スープの味わい:あっさり★★☆

取材メモ/「鶏醤油らぁ麺」と同じ麺でいただく「鶏醤油つけそば」(800円)も展開。15席ある店内はカウンター席だけでなく、家族連れにも配慮したテーブル席も2つ用意されている。注文は食券方式なので入り口横でまず購入を。

取材・文・撮影=鈴木茉耶

月刊誌Leaf

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毎月25日発売、500円

京都・滋賀の旬な情報をお届けする情報誌。販売エリア:京都市内、京都府下、滋賀県、大阪府下、全国主要都市(東京、大阪、名古屋など)、発行部数:80000部。

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