正統派! 佐賀ラーメンの名店「いちげん。」/佐賀

特集

【第6回】全国のタウン誌が選ぶ“本当にうまいラーメン”100選

2018/03/11

正統派! 佐賀ラーメンの名店「いちげん。」/佐賀

みなさん、佐賀県のラーメンに注目! 佐賀ラーメンの王道として、週末は県内外のお客さんで行列ができる名店の秘密を地元ライターがリポートします!

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

ツッコミどころ満載!? 人気の秘密はラーメン以外にもアリ!

佐賀県は佐賀市川副町。田んぼ風景が続く田舎まちに名店はあります。その名も「いちげん。」! 地元客はもちろん、ラーメン通までもが足繁く通う人気店です。正統派の佐賀ラーメンで人気を博していますが、ちょっと笑えるお店なんです。

\私が体験レポートします!/

すでに豚骨のにおいが〜! おなかが空く〜
ライターやす子
ライターやす子
「週末は仕事帰りにラーメン一杯が鉄則っ! どうも、ライターのやす子です。佐賀のラーメンを食べては、ひそひそとラーメン図鑑を(個人的に)制作中。今回は佐賀県の中でも思わずツッコミたくなるラーメン屋をご紹介します。では、レッツゴ〜!」

佐賀海苔をゴリ押しする、威勢のいい大将が名物

ドアを開けると、気持ちのいいあいさつで迎えてくれる活気あふれる店内が待っています。初めての人でもうれしい食券スタイル。
「佐賀人なら海苔食わんと体調悪くなるよ」と大将から海苔のトッピングをゴリ押しされたので、卵入りに海苔トッピングを購入。食券を差し出すと元気良く店中に「のりいち〜〜〜」との声が響き渡ります。ちなみに、海苔は焼海苔と乾海苔の2種から選べるのですが、今回はスープに溶かして食べたかったので乾海苔をチョイス!

気さくで元気いっぱい! 大将の内田健市さん
発券機。今回は卵入りに海苔トッピングで注文

海苔のしゃぶしゃぶ!?

まず出されたのは、なぜかワイングラスに入った佐賀海苔。続いてラーメンが登場。スタッフさんから「このまま食べると海苔の風味が分かりづらいので、1枚ずつスープに入れて20秒、頑張って我慢してください。溶ける前に海苔だけじゅるっと、しゃぶしゃぶみたいな感覚でいただくのが、一番美味しい食べ方です!」と海苔レクチャーをしてもらいました。

高級感漂う佐賀海苔
生卵入りラーメン、650円
20秒ってなかなかつらいかも~。あぁ、早く食べたい……!
ライターやす子
ライターやす子
「どうしてそこまで海苔押しなんですか?」
大将 内田さん
大将 内田さん
「海苔の押しが強すぎて“ウザい”と言われることもありますが、兄貴が海苔業を営んでいることもあって海苔への思いが人一倍強いんです。でも、食べてもらえれば分かるけん!」

たかが海苔。されど海苔! スープに浸すと、口いっぱいに海苔の風味が広がります。豚骨との相性も抜群! 大将の「食べてもらえば分かるけん」の言葉どおり、食べた人だけが味わえる感動があります。海苔のトッピングは、人気過ぎて完売になることもあるらしいです。

濃厚なのに、ぐいぐい飲めるスープ

ダシ感のしっかりした豚骨スープが体に染み入り、もっちりとした麺との絡みも絶妙。佐賀ラーメンというと、多くの九州ラーメンと同じ「豚骨スープ」ですが、薄口醤油と塩系のタレを合わせた穏やかなスープは、最後まで飲み干せるおいしさ! 「いちげん。」は、師匠譲りのあっさりした中にもキレがあるラーメンを軸に、力強さを加えたのが売りです。

ライターやす子
ライターやす子
「ガツンとしたインパクトがありながらも、くどくないから飲み干しちゃう! だから週末に『いちげん。』が恋しくなるのね!」

実はツッコミどころだらけだった!

おや? 丼底に何かありそうな予感

磨きぬかれたスープは、最後の一滴まで飲み干したくなる味わい! しかし、食べ進めていると、スープの影から何かが見えてきます。

大将 内田さん
大将 内田さん
「実は、店の丼は各地のラーメン屋の店主や来店されたお客様にメッセージを書いてもらっていて、一つひとつ絵柄が違うんですよ」
ライターやす子
ライターやす子
「何個くらいあるんですか?」
大将 内田さん
大将 内田さん
500個くらいかな? 来店したお客様の顔を見て、どの丼で出すか決めるんです。ちなみに君は、ライターつながりってことで有名フードジャーナリストさんの丼にしてみたよ」
ラーメン界でも有名なあの方の丼でした!
ライターやす子
ライターやす子
「なんとも光栄な! 執筆力が上がりそう!(プレッシャーもある)」

他のラーメン屋の丼もあるそうで、当然お客さんからのツッコミが入ります。それは丼だけにとどまらず、ラーメン屋なのになぜか焼鳥屋のTシャツを着たスタッフさん(実家が焼鳥屋らしい)や他店とのコラボTシャツを着るなど、ユニフォームがさまざまなのも面白い。

「あうん」のタイミングでのサーブが心地よい

スタッフの一体感がハンパない

毎朝一緒に朝ごはんを食べる家族のようなスタッフ仲だそうで、営業中はスタッフ同士が意気のあったプレイでラーメンを仕上げていくのも見ものです。

ライターやす子
ライターやす子
「お客さんとの程良い距離感を保ちながら、丁寧な接客がリピーターにつながっているんですね。食べるペースに合わせての替え玉サーブもさすがです」

ラーメンを待つ間、食べた後、帰るまでツッコミどころ満載の楽しいラーメン屋さん。一歩踏み込んだ接客で“アットホーム感”を大切にしているからこそ、お一人様でも気軽に足を運べます。キレのあるラーメンを食べて、大将との明るい会話で、明日の活力を充電してはいかがでしょうか。

▼ラーメンDATA▼

・麺の太さ:中細麺
・スープの種類:豚骨
・スープの味わい:こってり★★★、あっさり★★☆

取材メモ/熊本地震の際、大将の内田さんは、全国のラーメン屋から500個を超える丼を集め、支援物資と共に大型トラックに積み、自ら佐賀から熊本へ届けたそうです。

取材・文・撮影=やす子

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