極太麺にカネシ醤油に豚! 熊本御船町で二郎インスパイア/熊本

特集

【第9回】全国のタウン誌が選ぶ“本当にうまいラーメン”100選

2018/04/01

極太麺にカネシ醤油に豚! 熊本御船町で二郎インスパイア/熊本

言わずもがな、熊本には「熊本ラーメン」というスタンダードがあるわけだけど、もちろんそればかりが熊本のラーメンというわけでもない。今回ご紹介するのは、巨星「ラーメン二郎」の味に感銘を受けた店主が営む、熊本の二郎インスパイア系人気ラーメン店!

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

「うまいラーメンを作るために妥協はできません」

熊本県は上益城郡御船町。熊本で「二郎インスパイア系」ラーメンが食べられる店があると聞いてやってきた。伺うのは「めん屋 大仙」。かつて東京にて、その魅惑の味わいを余すことなくすすり上げてきた私。あの感動の予感を前に、今日は朝から脈が速い。

\私が体験レポートします/

大仙と書かれた黄色い看板。迷わなくていい。それが大仙だ。入ろう
ライター 中村 亨
ライター 中村 亨
「ものごとに執着しまいと執着する31歳。好きなラーメンは魚介系スープの発酵と酸味が眉間にのぼってくる感じのラーメン。ラーメン、と呼べるものならたいてい食べます。好きです。つけ麺もまずたいてい食べます。好きです。大好きです。ラーメン。とはいえ最近、おなかがちょっぴりおセンチときた。二郎系の取材とあっていささか緊張」

熊本で食べられる二郎系と聞きましてッ!

東京にて「ラーメン二郎」を食べた時のインプレッションがいまだ胸を震わす。二郎。二郎。そう口に出して、二郎は二郎としか表現できないことにあらためて気付く。白状する、あのラーメンが僕は好き(LOVE?)だと。

さわやかな店内。入り口には二郎系定番の「発券機」も
ライター中村
ライター中村
「二郎インスパイアのラーメン店とお聞きしました。もちろんオーナーの吉永さんは、二郎がお好きで……(おそるおそる)」
オーナー吉永さん
オーナー吉永さん
ええ。好きです
ライター中村
ライター中村
「材料にとてもこだわってらっしゃると」
オーナー吉永さん
オーナー吉永さん
「はい。麺が浅草開化楼さんの特製麺で、醤油はカネシさんで……」
ライター中村
ライター中村
「それ、おいしいですね(まだ食べてませんが)。でも、それらの材料って関東の製造では?」
オーナー吉永さん
オーナー吉永さん
「そうです。関東から送ってもらってます。コストはかかりますが、その味には代えがきかないので妥協するわけにはいきません
ライター中村
ライター中村
「……(すげえや)」
甘く、とろりとした脂の“豚”は熊本七城産の艶ポーク。口のなかで瞬く間に溶け、その果報者を享楽のネクストステージへ
食材にこだわり、うまいラーメンのために妥協はできないという吉永さん

豚骨背脂醤油スープ。その香りとうまみが一体となって

これが「めん屋 大仙」のラーメン

ラーメン登場。幅広い人に楽しんでもらえるよう、見た目はごくナチュラル。

その系譜を受けながら、大仙流にデフォルメされたラーメンフィロソフィがここに
「これから至福のところへゆきますから」

一口目、やはりモヤシから(にどうしたってなる)。山塊を横腹からドシャドシャと遠慮なしに掘る。それらをひととおりいなし、かき分け「あった、あった!」と心で叫ぶ極太麺太閤!

その世界ではあまりに有名な、浅草開化楼の特製極太麺
ただひたすら“喜ぶ”ことに集中するメガネ

この麺。コレこそ。独特のコシとほのかに香る小麦の吐息カネシ醤油によってうららかなまとまりをもった豚骨背脂醤油スープ。鼻腔に抜ける鮮やかな香り。それらが渾然一体となり今や「ととのった!」と口にしたくなる味の境地。

今年で10年目の大仙。スタッフの絆が人気店の屋台骨
ライター中村
ライター中村
「おいしかった。取材中『自撮りなんかしてないでもっとゆっくり楽しみたいよ……』と心の底で思いながら食べていた。それくらいおいしかった。いやはや、また来よう。明後日来よう」

▼ラーメンDATA▼

・麺の太さ:極太麺
・スープの種類:豚骨・背脂・醤油
・スープの味わい:こってり★★☆

取材メモ/ 「めん屋 大仙」。田園風景が広がるゆったりと長閑なエリアに、こんなにグッとくるラーメン店があるのだ。凡庸な日常を生きていてたま〜に見舞われる、豚骨背脂醤油極太麺禁断症状。あの鼻腔をくゆらす香り、あの口にふくんだ麺の弾力……その症状の回避地がここ熊本にはある。味わい深く、ガッツリ。……たまらないゼ。

取材・文・撮影=中村 亨

※掲載の内容は2018年4月時点の情報に基づきます。
※2019年6月に店舗(住所、電話番号、営業時間など)、メニュー、料金などの一部情報を更新しました。

月刊タウン情報クマモト

月刊タウン情報クマモト

毎月27日発売、360円

1979年創刊のタウン誌。熊本県民のみなさんに“タンクマ”の愛称で親しまれ続けている『タウン情報クマモト』。グルメ、温泉、観光、人、音楽、ファッション、アートなど、熊本の“旬”が満載です。

この記事を書いたライター情報

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

グルメ、おでかけ、イベントなど、ライフスタイルを豊かにする情報を編集部が厳選して紹介します。

SPECIAL

SERIES