豚骨醤油味の中華そばがソウルフードの和歌山にあって、横浜家系ラーメンの味が楽しめるのが「まる花ラーメン」。豚骨は豚骨でも塩豚骨。中華そば好き地元民の舌をもとりこにした魅惑の一杯とは?
Yahoo!ライフマガジン編集部
和歌山中華そばの風味に慣れ親しんだ地元民をもとりこにした「まる花」の味
当時、和歌山では珍しい横浜家系ラーメンが食べられるとあって、2009年の開店当初から地元ラーメンファンの視線を釘付けに。評判を聞きつけた県外客も多数訪れ、常に行列をなす人気店となりました。そんな、一度食べたら強烈なインパクトを残す「まる花」の味を紹介します。
\私が体験リポートします!/
- ライター 松本
- ライター 松本
- 「創刊32年、和歌山県のディープな情報を掘り下げる『和歌山タウン情報アガサス』編集長です。入社と共に和歌山ラーメンブームが起こる幸運に恵まれ、地元のラーメンを次々と取材。食べ歩く日常は20年経った今も変わらず。地元新聞でのコラム連載や、和歌山ラーメンタクシードライバー養成講座講師を務めるなど、和歌山中華そば&ラーメンに対する造詣は深いです」
お店に入る前に注目したいアレとは?
いざ入店! の前に、誰もが思わず二度見してしまうのが、外に置かれているラーメンのオブジェ。麺と箸がゆるやかに上下運動する様が何だか気になって、この店を語る上で切っても切り離せないトピックなんです。では、入店!
店内はカウンター席とテーブル席の計14席。あちこちに格闘技系のポスターが貼ってあり、男子ウケ抜群の空間です。
このクリーミー感にほれました! 魅惑の塩豚骨ラーメンを食らうべし!
ラーメンは醤油豚骨ラーメンと塩豚骨ラーメンの2種類のみという潔さ。注文時に、麺のゆで加減・太さ、味の濃い薄い、トッピング増量の有無といった好みを告げ、自分好みにカスタマイズしよう。初来店ならまずは塩豚骨ラーメンからどうぞ。豚骨のまったり感と絶妙な塩味を醸し出すスープは、麺との絡みも良好で、スルスルズズーッと一気にいただけます。良い仕事をしているのがトッピングのホウレンソウ。スープのうまみを含んで甘味が際立ちこれまた美味!
まったりクリーミーなスープが「まる花」の真骨頂
じっくり豚骨を炊き込んで生み出された珠玉のスープ。ひと口すすると、うまみが口中にあふれ、思わず頬がゆるむはず。マイルドなうまみとクリーミー感をひとしきり楽しんだ後は、味の変化でさらなるうまみの境地へ。店主さんにお話をうかがいました。
- ライター松本
- ライター松本
- 「『まる花』のラーメンはそのままでも十分おいしいですが、卓上に置いている調味料を使うと味のバリエーションが広がりますね」
- 店主さん
- 店主さん
- 「豆板醤やにんにくなど、ラーメンの味に合う調味料を置いているので、自由に使ってお好みの味で試して欲しいです」
- ライター松本
- ライター松本
- 「この濃厚かつクリーミーな味を楽しむのに、ライスの注文は必須ですね!」
- 店主さん
- 店主さん
- 「そうですね。スープに浸した海苔をライスと一緒に食べるのがおすすめです」
ライスを注文したら、ぜひ試して欲しいこと
店主さんがお話しくださったように、ライス(120円)を注文してぜひ実行して欲しいのが、スープに浸した海苔をオン・ザ・ライス! 濃厚スープと海苔の風味がライスの甘味を引き出し、至福の時へと誘ってくれます。
卓上調味料であくなき味の探究を
ノーマルのスープをひとしきり楽しんだ後にチャレンジしたいのが、卓上の調味料を使って自分の好みの味にスープをカスタマイズ。醤油豚骨、塩豚骨それぞれに対して、調味料の配合例があるので参考に試してみて。
- ライター松本
- ライター松本
- 「小さい頃から和歌山の中華そばに慣れ親しみ、豚骨醤油味が身体に染み付いている私にとって、『まる花』のラーメンを初めて食べた時の衝撃は忘れもしない。適度な濃厚さをまとったクリーミーなスープは、いつまでも食べていたくなる魔性の味。トッピングの追加はスマートにホウレンソウ増しが個人的に推しです。今回は塩豚骨を紹介しましたが、和歌山の中華そばとは全くアプローチが異なる、醤油豚骨もバッチリおいしいですよ」
▼ラーメンDATA▼
・麺の太さ:中太麺
・スープの種類:豚骨
・スープの味わい:こってり★★☆
- Yahoo!ロコまる花ラーメン
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- 住所
- 和歌山県和歌山市出島273-4
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- アクセス
- 日前宮駅[出口]から徒歩約25分
- 田井ノ瀬駅[出口]から徒歩約27分
- 和歌山駅[東口]から徒歩約27分
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- 電話
- 073-474-7041
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- 営業時間
- 11:00~20:00 ※月曜は~17:00 ※売り切れ次第終了
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- 定休日
- 火曜、第1月曜
- 口コミ・写真など
※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。
取材メモ/営業時間内、お客さんが途切れることのない中での取材でした。男性客が多いですが、このクリーミー感は女性にも絶対オススメです! 待ちたくない人はお昼時を外した方が得策ですよー!
取材・文=松本雅樹 撮影=松本雅樹、阪中由美
和歌山タウン情報アガサス
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1986年創刊、和歌山県内全域のタウン情報を発信するフリーマガジン。グルメ、イベント、ショップなど最新トピックスからディープなネタまで、守備範囲の広さがウリ。ホームページでは無料閲覧できる。