香ばしい油と濃厚な秘伝ダレが混ざり合う、魅惑の油そば/秋田

特集

【第9回】全国のタウン誌が選ぶ“本当にうまいラーメン”100選

2018/04/01

香ばしい油と濃厚な秘伝ダレが混ざり合う、魅惑の油そば/秋田

秋田市の学生街・手形に店を構えるラーメン店「一球」。開店と同時に行列ができるのは日常茶飯事、おなかを空かせた学生やサラリーマンで毎日にぎわっているのだとか。今回は、そんな行列店「一球」が愛される秘密に迫ります!

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

手もみ麺、特製ダレ、油の三拍子で行列必至のうまさを醸し出す

汁なしラーメン、油そば。ラーメンのジャンクフードと言われた油そばも、全国的には今や専門店ができるほどメジャーな存在に。若者を中心に人気が高まる中、秋田市内に並んででも食べたい油そばがあるという噂をキャッチ! 早速、人気の秘密をリサーチしに行ってきました。

\私が体験レポートします/

年季の入った暖簾(のれん)も個性的。入り口には開店前から行列ができることも
ライター遠藤
ライター遠藤
「生まれも育ちも秋田市、根っからの秋田っ娘(?)。あっさり系よりも、がっつり濃厚系が大好物。行列店は必ずチェック。最初にスープを一口すする瞬間の幸せを味わうために、今日も至福の一杯を探します」

秋田の学生街・手形で営業するラーメン店「一球」

道路沿いにたたずむ、シンプルな外観が目印

通りかかればいつも行列を成している「一球」。ここで「並んででも食べたい」という噂の油そばをいただけるのだとか。どんなお味なのか、店に入る前からワクワクが止まりません!

男気あふれる店員さんたちがお出迎え

店主の今さん(右)とスタッフの越後谷さん(左)

「いらっしゃいませ~!」活気の良い声で出迎えられます。こぢんまりとした店内には、カウンターやテーブル席が。カウンターの奥では、たくましい腕で店員さんたちが所狭しとラーメンを作っています。

店内はカウンターとテーブル席が。混雑時はお客さんでひしめき合う

お目当ては、人気の油そば! 3種類がラインアップ

まずは食券機で食べたい一杯をチョイスしてから。「トッピングは、味玉(100円)がオススメ」と店主

入り口にある食券機で購入します。お目当ては、やっぱり油そばノーマル、煮干し、えび3種類がありました。麺の量は、小(200g)・中(300g)・大(400g)から選べます。今日は初めてなので、オーソドックスな「油そば」・小を購入! あと、おまけで店主オススメの味玉もつけちゃいました。「学生は中(300g)を頼む人が多いかな。ラーメンだと同じ量でも大盛りの値段になっちゃうから、油そばの方がお得感あるのかもね」と店主。

麺は注文ごとに手もみ! 茹で時間は、触った感覚で日ごとに決める

麺は太麺を使用。ストレートを仕入れて、店主が自ら手もみする。握力とコツが必要

驚いたことに、麺は注文ごとに手もみするのだとか。麺には相当のこだわりを持つ店主。最高の一杯のために形状を特注し、絶妙な力加減で手もみし、独特のちぢれ麺に仕上げます。

ライター遠藤
ライター遠藤
「なんで、自分で手もみするんですか?」
店主
店主
「自分で手もみをすると、太いとこと細いとこができるでしょ。縮れ具合も、均等じゃなくてねじれているような感じになる。それを同じ時間茹でれば、一つの麺で歯ごたえ・柔らかさ、いろんな食感が楽しめるんだ。タレも絡みやすいしね」
ライター遠藤
ライター遠藤
「麺の茹で時間はどのくらいですか?」
店主
店主
「麺は生き物。麺を製造した場所とか、店の気温、湿度、保存状態によって茹で時間は変わってくる。寒くなると茹で時間は長くなるし、暑い時期は短いんだよ。俺は毎日、麺を触った感覚で、茹で時間を決めてるよ」
麺を上げたら、お湯が滴るのをじっと待つ。ここぞというタイミングで、一回湯切り

いよいよ、感動のビジュアルが。カウンター越しの香りに唾が止まらない

油そば690円(普通・小200g)。トッピングの味玉は+100円。お好みでニンニクも

この日の茹で時間は4分くらい。茹で上がったら透明で香ばしい油に麺を投入し、企業秘密だという濃厚ダレを絡めます。最初に混ぜてからお客さんに出すのも一球流。自家製チャーシュー、ネギ、ノリ、メンマ、最後に卵黄を乗せたら……。

混ぜるたびに、濃厚な良い香りがふわっと漂います

油そばの完成! いただきま〜す! まずは、底からよ〜くかき混ぜて。麺が口元に来ただけで、濃厚な醤油の香り。私の食欲はそそられっぱなしです。特製の醤油ダレが麺に良く絡んで、油の香ばしさがアクセントに。さらに、チャーシューやネギの具材も合わさって、食べ応え抜群! それに、やっぱり、麺がすごい。モチモチしているかと思ったら、コリコリしているところもあって。タレの絡み具合も、所どころ違う……いろんな食感と味わいが口の中で暴れるから、最後まで飽きないのでしょう。

麺と具材の重さで、結構な重量感。ガッシガッシと混ぜ合わせます
店主
店主
「うちは、油そばを注文すると無料で『追い飯』ってのを食べれるんだよ。これが結構人気。『追い』飯だけど、最初からチャーシューやネギを乗せて、自分流に楽しんでいる人も多いみたい。学生が多いからね、おなかいっぱいになって帰ってもらいたいからね」
ライター遠藤
ライター遠藤
「一球には、今回いただいた『油そば』のほかに、もう一つの人気メニューが。それは、『煮干ラーメン』。濃厚で香り高い煮干しダシをたっぷり味わえる一杯なのだとか。油そばについては……『うちはそもそも煮干しダシだけで勝負してるラーメン店だからね』と苦笑いする一面も。ぜひとも、次回は煮干ラーメンを食したい!」

▼ラーメンDATA▼

・麵の太さ:太麺
・味わい:こってり★★★

取材メモ/「秋田で行列のできるラーメン店と言ったら必ず名前が出るであろう、一球。噂の油そばは、想像以上にパンチの効いた美味しさでした。麺やタレへのこだわりはもちろん、『お客様に満足して帰って欲しい』という店主の愛をひしひしと感じた取材。学生からサラリーマンまで幅広く愛されるのも納得。おなかも心も大満足でした!」

取材・文=遠藤真悠 撮影=青崎進太郎

月刊あきたタウン情報

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「秋田の楽しいコ、トみつよう!」をコンセプトに、秋田県内のグルメ、イベント情報などを紹介。

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