名古屋市地域子育て支援施設「きゃら」「自分らしく」に寄り添う

2017/12/28

名古屋市地域子育て支援施設「きゃら」「自分らしく」に寄り添う

「こんな場所を待っていました!」という声が多く寄せられる名古屋市地域子育て支援拠点「きゃら」は、今年10月2日、地下鉄植田駅バスターミナルの目の前に開所しました。北欧をイメージした室内では、 数組の親子が思い思いにひとときを過ごしています。

中広

中広

人見知りでも大丈夫。地域の親子が集う場

「こんにちはー」。

ドアのチャイムとともに、入ってきたのは数組の親子たち。部屋に上がると子どもたちは探検をするかのように室内を歩きまわり、おもちゃを見つけてにっこりと笑います。

名古屋市地域子育て支援拠点「きゃら」は、植田駅近くのマンションの一室にあります。日の光がたくさん差し込む室内は、こぢんまりとしながらも居心地が抜群。元気な子どもたちの声で溢れる子育て支援の場とは一味違った、落ち着いて過ごせる雰囲気があります。その理由を、常勤の子育て支援員「なかちゃん」こと、中川摩美さんが教えてくれました。「天白区内には、すでに子育てサロンがたくさんあります。そんな中で『サロンには行きたいけれど、うちの子は場所見知りなので行きにくい』という方や、『自分自身が、たくさんの人と賑やかに接するのはあまり得意じゃない』というママさんもいます。『普段は元気だけれど、今日はなんだか疲れ気味』という人もいるでしょう。ここは、そんな方たちも安心してホッとできるような場所でありたいと思い、開所したんです」。

植田公園が見えるマンションの一室にあります。北欧を意識して中川さんが手作りした看板が目印です

3歳までの子どもと保護者が主な利用者。駅から近いため、「こんな場所を待っていました!」という声も多く聞かれるといいます。オープンから1カ月が経過。クチコミも集まって、すでに1日あたり平均10組の親子が遊びに来るという人気ぶりです。印象的な「きゃら」という名前は、「それぞれのきゃら(個性)を生かして、自分らしく生きてほしい」という思いが込められているといいます。

持ち込んだお弁当やおやつを食べることができる食事室。親子2組まで一緒に食べられるので、利用者が交代で使っています

子育て支援員が見守る中、思い思いにリラックスを

「実家だと思って過ごしてほしいですね。午前の利用者や午後の利用者、一旦帰ってまた来る親子などがいて、バランス良く入れ替わりができています」と優しい眼差しで利用者を見つめる中川さん。他の支援施設で実施されているようなプログラムはなく、誰でも自由に過ごせるのが特徴です。食事室があり、弁当やおやつの持ち込みもOK。食べる時間にも決まりがないので、それぞれの家庭のペースを守れるのも人気の理由のひとつです。

大人数での大きなイベントなどは開催せず、月に1度、身近なテーマの「ママ講座」を実施。「いやいや期と仲良く過ごそう」など、育児中に知りたいポイントを押さえた内容が好評です。

白やグリーン、木目調が多く、優しい雰囲気の室内

「子どもの発達や、保育園について相談する人が多いですね。子育て支援員に心の内を明かして、元気になる方も」。リラックスできる雰囲気の中、ベテランママでもある子育て支援員たちに、育児の悩みや心配事を打ち明ける人もいます。

ここでは親子だけで過ごすのも、ほかの親子と交流するのも自由。常駐する子育て支援員2人は、声の掛け方やタイミングにも配慮しています。「このママは今、人とつながりたいんだな」と判断したら、近所に住む人同士をさりげなく紹介するケースも。「悩み事を相談したいのかな」と感じた時は、話す時間を作るといい、一人ひとりに優しく寄り添う姿勢を大切にしています。

ママも落ち着けるよう、北欧調でまとめられています

頼れる「第二の家」として今後も子育てを支援し続ける

「きゃら」を運営するのは一般財団法人「こども財団」。専門家と地域、関連各機関などが力を合わせ、子どもが自信と希望を持って生きることができる環境を作る団体です。地域子育て支援拠点事業のほか、認可保育所事業、地域型保育事業「リーゴ」の運営でもおなじみです。

かつて「こども財団」の理事が天白区で子育て支援に携わってきたことから、地域の子育て支援の一環として、植田2丁目の保育園内で前身の「きゃら」を開始。その後、「より多くの親子がホッとできる場を作りたい」という思いが、今回の再スタートにつながりました。

こども財団のスタッフで、保育士でもある山本里絵さんは「私たちは、子どもの権利や個性を大事にしています。行き詰まった親による子どもへの虐待は、何としても防がなければ。だからこそ、友達と誘い合わなくてもふらりと来られて、親子が一歩外に踏み出すきっかけになる……。そんな居場所作りを目指しています」とにこやかに話します。

「より多くの親子がホッとできる場を作りたい」との思いが再スタートにつながりました

オープン時は平日のみでしたが、11月からは月1回土曜日の開所も始まりました。「平日はお仕事をしているママやパパも、土曜日に来てくれます。上の子を連れて来てくれてもいいですし、平日忙しいシングルマザーやシングルファーザーもお待ちしています」と中川さん。今後はママのリフレッシュをサポートするため、託児も検討しているそうです。

「きゃら」は3歳までの子どもの遊び場ですが、「子育ては先が長いですから、支援もまだまだ続けます」と中川さん。「お子さんが3歳になって就園してからも、ママが1人で、ふらりと話をしに来てくれる場でありたいですね。もちろん、パパのお悩みも聞きますよ。知り合いには言いにくい相談も、ぜひ話してほしいと思います」。

いざという時、地域に頼れる場があるのは心強いもの。ここで元気を補充したら、誰もが笑顔になって帰っていきます。

Yahoo!ロコ名古屋市地域子育て支援拠点 きゃら
住所
愛知県名古屋市天白区植田3丁目109 アーストンビル201号室

地図を見る

アクセス
植田(名古屋市営)駅[2]から徒歩約0分
原(愛知県)駅[2]から徒歩約11分
塩釜口駅[2]から徒歩約12分
電話
052-217-0863
営業時間
午前10時から午後3時
定休日
土・日・祝
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

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中広

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中広は岐阜に本社を置く広告会社です。 地元の情報を各戸配布のハッピーメディア(R)『地域みっちゃく生活情報誌(R)』のブランドで発信しています。

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