【閉店】自家製麺のおいしさは天下一品。まろやかな味の塩ラーメ

特集

【第3回】全国のタウン誌が選ぶ“本当にうまいラーメン”100選

2018/02/18

【閉店】自家製麺のおいしさは天下一品。まろやかな味の塩ラーメ

ラーメンって、紹介記事ではスープの魅力が語られることが多いですよね!? しかし、麺のおいしさも、ウマいラーメンには欠かせない! そこで今回は、自家製麺が魅力の店をご紹介。県内外に多くのファンを持つ名店の味をレポートします!

Yahoo!ライフマガジン編集部

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元和食料理人であり製麺のプロが作る、丁寧な仕事が光る一杯

島根県出雲市でラーメンの名店と言えば「らあめん 龍王」。ここの魅力はなんと言っても店主が作る自家製麺と、その麺と相性抜群のスープ。種類豊富なメニューがそろう店ですが、今回はその中でも不動の人気を誇る「塩らあめん」について、がっつりとお話を聞いてきました!

\私が体験レポートします/

なんとか車がすれ違えるくらいの細い道沿いに建つ「らあめん 龍王」。大きく看板が出ていないにもかかわらず、開店時間にはすでに行列ができるほどの人気店
ライター渡部
ライター渡部
「鳥取県・島根県のタウン情報誌『Lazuda(ラズダ)』編集部の渡部です。三食ラーメンでもいいほどのラーメン好き。あまりにも好きすぎて、弊誌ラズダでラーメン特集を企画して、自ら取材に行きまくりました。店主のラーメンへの思いやこだわりをお聞きして、ますますラーメンへの愛が深まっています!」

スタッフさんとの距離が近い、アットホームな雰囲気の店

カウンター席も多く、1人でも訪れやすい

オープンして10年以上、島根県出雲市を代表するラーメンの名店。平日でも店の前には長蛇の列ができます。カウンター席が多めに設けられた店内には、昼休憩のサラリーマンのほか、女性の姿も多く見られます。店主のほかに、気さくな女性スタッフもいて、常連さんにはお母さんのように慕われています。

澄んだ黄金色のスープがまぶしい! 甘い塩の香りに食欲をそそられます

「塩らあめん」(500円)。一見普遍的な塩ラーメンですが、ひと口食べるとその奥深さに驚愕!

創業時からメニューにある「塩らあめん」。澄んだ黄金色のスープに、店主の丁寧な仕事を感じます。麺の上には、かぶりつきたい厚めのチャーシュー。一見普遍的な塩ラーメンに思えますが、漂ってくる甘い塩の香りがこのラーメンはただものではない感じを醸し出しています。

モッチリとした麺と親しみやすい、やさしい味わいのスープ。余すところなく飲み干したい!

豚鶏に魚介を加えたダブルスープ。いついただいても親しみやすい、魚介のうまみがあるスープです。塩ラーメンですが、尖った塩っ気ではなく、丸くやさしい塩気という印象。モチモチ感のある麺とやさしい塩スープの相性の良さ、クドさのない魚介感がなんとも言えません! 丁寧な下処理や、食材の味の引き出し方など、元和食料理人ならではの繊細さが光る一杯です。

ライター渡部
ライター渡部
「麺もスープも本当においしい! どのような思いでこのラーメンを作られたんですか?」
店主 中山さん
店主 中山さん
『毎日でも飽きずに食べられるラーメン』を目指してラーメン作りを始めました。『ラーメンは麺が命』です。しかし、開店当初は麺に力を入れ過ぎて、スープがかすんでしまっていました。麺とスープとのバランスも大切だと気付き、今は麺の作り方などを工夫してバランスをとるようにしています」

製麺のプロが作る! 食べきる最後までのびない麺

こだわりの配合で作られる自家製麺
食べきる最後までモチモチとした食感と麺の風味を感じられます
店主自ら、ベストなゆで加減になるようにゆでています

製麺のプロである中山さんが掲げるのは「食べきる最後までのびない麺」。「塩らあめん」にはちぢれの自家製麺を使用。やや低加水で、モチモチ感がすごい! 粉配合、加水を独自の比率で調整した麺は、スープを吸ってもコシがあり、しっかり食感があります。「らあめん 龍王」では、3種類の麺を作っていて、スープとバランスの良い麺を作ることを心がけているそうです。「塩らあめん」でもう一つ注目したいのがあぶりチャーシュー。あぶると多少薄くなってしまいますが、それでも食べたときに厚みを感じるように、厚めにカットしているそう。確かに食べ応えがあり、満足感が高い! 出雲の土地柄に合った、醤油系の和風っぽい味付けになっています。

ライター渡部
ライター渡部
「他にオススメのラーメンはありますか?」
店主 中山さん
店主 中山さん
『梅塩らあめん』、『煮干しトンコツらあめん』、『鯛塩らあめん』も人気がありますよ」
ライター渡部
ライター渡部
「どのメニューも気になる……。どれもおいしそうで毎回迷ってしまうんだよなあ」
店主の中山さんは元和食料理人。その後10年間、出雲の製麺所に勤め、この店をオープンしました。麺への思いは人一倍強いが、モットーは「麺とスープは、仲良くあるべき」です
ライター渡部
ライター渡部
「いつ訪れても、お店の雰囲気が温かく、ホッとします。もちろんラーメンは並んででも食べたいほどの絶品! ラーメンに麺のおいしさは絶対不可欠と訪れるたびに気づかせてくれる店です」

▼ラーメンDATA▼

・麺の太さ:中細麺
・スープの種類:豚骨・鶏ガラ・魚介
・スープの味わい:あっさり★☆☆

取材メモ/取材を通じて、ご主人の「麺」に対するこだわりを改めて感じました。人柄の良い穏やかな方ですが、内に秘めたる情熱は、やはり製麺のプロ。これからも出雲エリアを代表する人気ラーメン店として、ちょくちょくお邪魔させていただきます。もちろん開店前の行列を覚悟して……(笑)。

取材・文=渡部祥太郎(タウン情報Lazuda) 撮影=松村隆久

※この店舗は2019年6月現在、閉店しています。

タウン情報Lazuda(ラズダ)

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毎月25日発行、442円(税込)

販売エリア:鳥取県・島根県 発行部数:20000部  株式会社メリットが発行する、山陰唯一のタウン情報誌。山陰両県の主要書店・コンビニなど450店舗で販売。

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