もはや半固形? クセになる濃厚鶏白湯ラーメン/兵庫

もはや半固形? クセになる濃厚鶏白湯ラーメン/兵庫

2018/02/25

港町・神戸の中でも有数のレジャー&デートスポットの「神戸ハーバーランド」。その最寄り駅のJR神戸駅から国道2号線沿いを姫路方面に5分ほど歩くと、大きな赤提灯が目に飛び込んできます。鶏白湯がブームになるはるか前から、鶏白湯スープにこだわり抜いているという名店にお邪魔してきました。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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14年間、地元グルマンに愛される濃厚スープとは?

「派手さはないが安定の味」「店内の雰囲気もマスターの振る舞いも、もちろんラーメンにも“味がある”」と私の周りのラーメン好きのみなとや評。14年もの間、地元の人はもちろんエリア外からも多くの人が訪れ、そのスープの味の虜になってきたという「こってりラーメン」を求めて、胃袋が高鳴る中、いざ入店!

\私が体験レポートします/

入口付近の壁に「うしととりで作ったラーメン」と。あれ? 牛も使っているんですかね?
ライター平井
ライター平井
「徳島県のタウン誌でライターとして16年勤務した後、2009年に独立。拠点を大阪府高槻市に移し、ライター&編集者&カメラマン&デザイナーとして活動しています。徳島時代からラーメンが好きで、『徳島ラーメン』メジャー化の黎明期に関わりました。関西に来てからも週4回はラーメンを食べるが、50歳が近づいているので、ラーメン以外の食事はできるだけ低カロリー食を心がけています」
カウンター7席のみのこぢんまりとした店内。とはいえ窮屈な感じはなく、居心地良さそう

見た目とは裏腹な後味のサッパリ感に驚愕

こってりラーメン(600円)。見るからにこってり!

さて、まずは実食!

期待に胃袋を膨らませ過ぎたので、まずは自慢の「こってりラーメン」をいただくことに。店内に入って左手に進むと食券機があります。ん? ん? こってりラーメン600円! これは超リーズナブルですね。こだわりが強そうだったので、もう少しお値段は張るかと思っていましたが……。出鼻にワンパンチ食らった感じです。

店主の黒瀬さんがラーメンを運んできてくださいました。まずはいかにもこってりなほぼ半固体のスープをいただいてみます。クリーミーなポタージュ感は満載ですが、香りが豊かでうま味が強く、女性でもペロリと食べられてしまうやさしい風味が特徴的。加水率高めの自家製全粒粉の麺が、スープの風味をしっかり吸い上げて、口の中でふくよかに広がります。

麺を持ち上げると、ずっしりとした重みが感じられます
ライター平井
ライター平井
「外の看板に“うしととりを使ったラーメン”と書いてありましたが」
店主 黒瀬さん
店主 黒瀬さん
「ちょうど1年くらい前までは鶏だけでスープを作っていたのですが、味の進化を求めて牛骨を入れるようにしたんです」
ライター平井
ライター平井
「その効果のほどは?」
店主 黒瀬さん
店主 黒瀬さん
「香りとうま味がより引き出せるようになったと思っています。うちは女性向けのやさしい味を目指しているので、さっぱりと食べていただけるように調整しました。見た目はアレですけど(笑)」

トッピングがアクセントでもあり、箸休めでもあり

そう、黒瀬さんがおっしゃるように、見た目とは裏腹なさっぱりした味わいに驚かされます。そしてさっぱりいただけるもう一つの理由がトッピング。牛バラ肉のチャーシューと低温調理された鶏ムネ肉のチャーシューに加え、色鮮やかな枝豆(季節によって変更あり)と白ネギ、さらにはばら海苔が鎮座します。焼き海苔ではなくばら海苔を使うことで磯の風味が加わり、味の深みが何層にも重なり、箸が止まりません

超絶クリーミーなスープの秘密に迫ります!

厨房に入らせていただき、こってりラーメンの作り方を拝見しました。スープが入った鍋を見てみると白い大きな塊が。実はこちら、鶏肉を圧力鍋でじっくりと炊き、急速冷蔵してペースト状にしたものなのだとか。そのペーストを牛骨スープで延ばしながらゆっくりと溶かしていきます。溶けきったらハンドミキサーを入れ一気にシェイク。みるみるうちにスープがクリーム状になっていきます。そしてカツオなどの魚介のうま味が詰まった醤油ダレを垂らせばスープの出来上がり! 
先にも書きましたが、麺は全粒粉を使った自家製麺。しなやかにスープをまといながら口の中でうま味を広がらせます。麺自体に力があるので、クリーミーなスープにも負けない深みを生み出しているのでしょう。

鍋の中央に見える白い塊がスープをペースト状にしたもの
ハンドミキサーでクリーミー感を作り出します
全粒粉を使った自家製麺
厨房内で丁寧に味の秘密を教えてくださった黒瀬さん。ありがとうございます!
ライター平井
ライター平井
「『スープを飲む』というか『スープを食べる』という感覚でした。麺との絡みが本当に絶妙で、麺を箸で持ち上げるときにスープも一緒に持ち上げて口に運ぶイメージ。それが口の中でパッと花開く瞬間が楽しくて、ずっと食べ続けられそうな気分になりました。個人的には、ばら海苔が溶けてスープと合わさった時の風味がすごく印象に残りました」

▼ラーメンDATA▼

・麺の太さ:中太麺
・スープの種類:鶏ガラ・牛骨
・スープの味わい:こってり★★★

取材メモ/本店の他に、阪急塚口駅前にも支店があります。スープや麺は本店で仕込んで、定期的に黒瀬さんが塚口の支店に運んでいるそうです。塚口店にはオリジナルのメニューもあるので、機会があればぜひ!

取材・文・撮影=平井和哉 撮影=中村純代

※掲載の内容は2018年2月時点の情報に基づきます。
※2019年6月に店舗(住所、電話番号、営業時間など)、メニュー、料金などの一部情報を更新しました。

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Yahoo!ライフマガジン編集部

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