サイクリスト絶景新聖地『阿蘇のラピュタの道』を走る【自転車】

サイクリスト絶景新聖地『阿蘇のラピュタの道』を走る【自転車】

2016/04/10

サイクリストをはじめ、近年ネットで話題の絶景スポット「ラピュタの道」。宮崎駿監督の名作「天空の城 ラピュタ」のワンシーンのような、美しい情景をひと目見ようと、全国から多くのファンが観光にやってくる。火の国熊本の大自然を、その肌で感じてみよう。

エイ出版社

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阿蘇盆地が作り出した絶景スポット

熊本県北部に位置する阿蘇市には、全国から観光客が集まる人気スポットが数多く存在する。なかでも近年密かにブームになっているのが、絶景が拝めるという「ラピュタの道」。北外輪山から見られる絶景で、阿蘇盆地に雲海が発生し、低い雲に覆われると山道だけがぽっかり浮かんで見える場所のことだ。日本を代表するアニメ、宮崎駿監督の名作「天空の城 ラピュタ」のワンシーンに似ていることから、一部のファンの間で「ラピュタの道」と呼ばれるようになった。
この神秘的な場所をぜひ自転車で走ってみたい!と東京を旅立ったニシヤマ。空の玄関口、熊本空港(阿蘇くまもと空港)に到着し自転車を組み立てると、絶景ポイントまでの約30kmを北上した。

阿蘇盆地を見渡せる気持ちのいい道が続く

ラピュタの道は熊本県の阿蘇谷から北外輪山へと続く「阿蘇市道狩尾幹線」という農道で、外輪山にある牧場へ牧草や資材を運ぶための道路として使用されていた。電車などの公共交通機関でのアクセスが難しことから、多くの観光客はクルマやバイクで訪れるが、ここ数年はサイクリストからの人気も高いという。勾配が比較的穏やかであることから無理なく上ることができ、ときおりパニアバックに荷物を詰め込んだ本物の旅人とも出会うことができた。クルマやバイクに比べ景色の移り変わりが穏やかな点が、自転車で阿蘇を旅する魅力なのだという。

ジブリの名作からいつのまにか「ラピュタの道」と呼ばれるように

雲海が発生しやすい明け方を狙うため早朝に出発。しかし、この日は雲海から顔を出すラピュタの道を拝むことができなかった。かわりに、東の空が赤く輝く見事な朝焼けに出会うことができた。インターネットで見る写真とはまた違った、大自然の息遣いやスケールに、ただただ圧倒される。日本とは思えないこの絶景は、写真ではなく生で見るからこそ価値があるのだ。

雲海は見れなかったが、美しい朝焼けに出会えた

この阿蘇市道狩尾幹線は、2012年の熊本広域大水害の影響でしばらく通行止めとなっていた。現在は復旧しているが、水害前に比べ路面状況が悪化しているという。走行の際は安全運転を心掛け、天候の変化や落石には十分注意をする必要がある。
熊本県の阿蘇エリアには、ラピュタの道以外にもさまざまな観光スポットがある。火口から煙が立ち込める火の国のシンボル「阿蘇山」や、そこからさらに北にある美しい菊池渓谷。熊本の大地と大自然が育んだこの土地ならではの食も見逃せない。市街地では味わうことのできない阿蘇の魅力を、ぜひ1度体験してほしい。

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※この記事は『ロードバイクで旅する本』を元に再編集・構成されたものです。掲載している情報は2016年3月25日時点のものです。予告なく変更される可能性もありますので事前確認をおすすめします。

この記事を書いたライター情報

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年間600冊以上の雑誌・ムック・書籍を出版する出版社。動画、ウェブ、イベント、飲食店などを提供するコンテンツクリエイター集団でもある。バイク、自転車、サーフィン、釣り、登山、ゴルフなどの趣味や、ファッション、旅、飲食、暮らし、などのライフスタイルに強い。写真とデザインにこだわる。

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