正統派醤油スープのワンタン麺が楽しめる「さんかく」/東京

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2018/02/04

正統派醤油スープのワンタン麺が楽しめる「さんかく」/東京

昔ながらの醤油ラーメンを踏襲しながら、今風に進化したエッジの効いたシンプルな醤油味のラーメン。その何気ない美味しさに誰もが心奪われるだろう。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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シンプルだけど奥深い凄旨のわんたん麺

スープは中華料理で言う清湯スープワンタン麺の中太平打ちの縮れ麺はモチモチの喉越し。具は肩ロースの焼豚、大ぶりワンタン、心地よい歯ごたえのメンマ、万能ネギがあしらわれた潔い絵姿。これメチャ旨!

\私が体験レポートします/

昨年12月で開店10周年を迎えた「さんかく」の瀟洒(しょうしゃ)な店構え
ライター小野
ライター小野
「皆さんこんにちは。大衆料理評論家の小野員裕です。全国の飲食店、およそ1万軒を巡ってきた中、関東にあるとっておきのラーメン店を紹介します」

閑静な住宅街にたたずむ瀟洒な店構え

住宅街にぽつんとたたずむ小料理店風情の「さんかく」
店内へのアプローチも小料理店風
アンティークな調度品でデコレートされた心和む店内
L字型のカウンター8席、4人席1卓
ご主人の菅原仁志さんと奥さんの香子さん。2人で店を切り盛り

山手線「目白駅」の改札を出て左手、交番脇の狭い階段を下ると三叉路、その真ん中の勾配を10メートルほど上ると、小料理店風情の「さんかく」が姿を見せる。2017年12月10日で開店10周年を迎えたそうだ。店内はアンティークな水屋や薪ストーブ、真空管ラジオなどの調度品が静かにデコレートされている。昨今、トリプルスープなど凝りすぎているラーメン店が闊歩する中、余計な小細工がされていない、潔い味わいの醤油ラーメンを提供している貴重な店だ。スープは豚骨2種、鶏2種、ほんのわずかな魚介の干物に香味野菜。それを寸胴で沸騰させずに旨味を抽出させた中華料理で言う清湯スープ。その深いスープの旨味、具のバランスはお見事。

メニューは中華そばとわんたん麺の2種類。それぞれに煮玉子入りか燻製玉子入りが選べ、他に単品の餃子がある

わんたん麺(2019年6月現在、煮玉子入りで1000円、燻製玉子入りで1050円)
中太平打ち手揉み麺のツルンとモチモチとした喉越し!
大ぶりでチュルンとした食感のワンタン
ほどよく脂のまわった肩ロースの焼豚
雑味のないスッキリとしながら奥深いスープ
「餃子」(450円)はカリっとモチモチの皮の食感
野菜と肉のバランスがちょうどいい逸品だ
ランチのサービスおにぎりは、富山のコシヒカリを使用(なくなり次第終了)
店主に想いを語ってもらいました
店主 菅原さん
店主 菅原さん
「元々は新宿の『思い出横丁』に戦後間もなくからあった店で、1999年11月その一帯が大火事になり、焼け出されてしまったんですよ」
ライター小野
ライター小野
「大変でしたね」
店主 菅原さん
店主 菅原さん
「あの火事から、父は体を壊してしまってラーメン屋を再びやろうとは思っていなかったんです。でも焼け跡に馴染みのお客さんがメッセージを残していってくれることが度重なって、こんなに応援してくれるんだったら、それじゃ俺がやるしかないかなって感じで、昔のお客さんにお礼をしようと奮起したんですよ。味をもっと進化させるために方々のラーメン屋を訪ねて研究しましてね」
ライター小野
ライター小野
「目を見張ったのが厨房の清潔さ。こんなきれいな店は今まで見たことがありません」

▼ラーメンDATA▼

・麺の太さ:中太麺
・スープの種類:豚骨・鶏ガラ・魚介・その他
・スープの味わい:あっさり★☆☆

※注意事項・店内写真撮影禁止、子供連れはご遠慮下さい。

取材メモ/これからも息長くこの潔い醤油ラーメンを作り続けてもらいたい。

取材・文・撮影=小野員裕

※掲載の内容は2018年2月時点の情報に基づきます。
※2019年6月に店舗(住所、電話番号、営業時間など)、メニュー、料金の一部情報を更新しました。

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Yahoo!ライフマガジン編集部

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