東京で話題の専門店が福岡に! ジビエを食べてパワーチャージ

特集

【福岡Clips!】2018年も注目!福岡のニューオープン

2018/01/16

東京で話題の専門店が福岡に! ジビエを食べてパワーチャージ

全国に8店舗展開するジビエ専門店が、2017年11月29日(いい肉の日)、福岡市中央区の警固エリアに誕生。ジビエブームのパイオニア的存在と呼ばれる注目店に、お肉大好きライターが潜入しその魅力を探ってきた!

Yahoo!ライフマガジン編集部

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人気のジビエ専門店が初の地方出店で福岡に進出!

2012年、東京の八丁堀に1号店をオープンした「焼ジビエ罠(わな)」。数年前から続くジビエブームの火付け役ともいわれており、現在、全国に8店舗を展開している。

そんなジビエ料理専門店が9店舗目に選んだ地がここ福岡。これまでも広島や長野に地方進出を果たしているが、「焼ジビエ罠」をはじめ東京都内で20店舗以上の飲食店を展開する「株式会社 夢屋」の直営では初の地方出店となる。

\私がレポートします!/

「できることなら毎日でも肉を食べたい!」そんな肉好きライター浅原がレポート

場所は、地下鉄赤坂駅と薬院大通り駅から徒歩圏内にある警固2丁目。けやき通りと警固本通りを結ぶ路地の一角に建つ。

入口のガラス戸に書き連ねられているのは、鹿肉、猪肉、雉(きじ)肉などメニュー名の数々。看板には「牛じゃなく鹿…、豚じゃなく猪…」の文字も。果たしてどんなジビエ料理に出会えるのか、はやる気持ちを抑えていざ入店!

入店するとすぐ焼き場とカウンター席があり、店内の左奥にはテーブル席も完備
店内の壁にかかる木札のメニュー。鹿や猪のほか、雉(キジ)、ウサギ、穴熊など希少肉もラインアップ

コンクリート打ちっぱなしの店内には、全13席のカウンター全16席のテーブルを用意。入口側のカウンター席なら、焼き場を目の前に調理風景を間近で見ることができる。

\店長はこの方!/

「焼ジビエ罠」統括の中尾健児さん。蝦夷(えぞ)鹿の剥製前でパシャリ

警固店の店長を務めるのは、「焼ジビエ罠」の創業メンバーである中尾健児さん。以前は東京の店舗で働いていたが、警固店のオープンをキッカケに福岡へと赴任してきた。猟師としての資格も持つジビエのエキスパートだ。

店長の中尾さん
店長の中尾さん
「猟が盛んな九州に出店できてうれしいです! 低カロリーで高タンパク質なジビエをぜひ福岡の人にも味わっていただきたいですね」
ライター浅原
ライター浅原
「本格的なジビエ料理は初体験なので楽しみなんですが、正直、不安もあります…」
店長の中尾さん
店長の中尾さん
「初めての方は臭いや味が気になるようですね。当店のジビエを食べると、そんな固定概念は一気に吹き飛びますよ。ではまずメニューをご覧ください」
テーブル席に置かれているメニュー。1人前3切れで270~842円と手ごろな価格がそろう。塩、醤油、味噌と味付けも選べる
店長の中尾さん
店長の中尾さん
「ジビエは約10種用意していて、仕入れによって内容が異なります。その日、注文できるものはメニュー表にチェックを入れていますので、そちらをご覧ください。『焼ジビエ罠』では北海道から九州まで、全国各地の猟師さんが捕ったおいしいジビエが味わえますよ」

現在、20名以上の猟師さんと契約を結んでいるそう。血抜きや解体はプロである猟師さんにお任せして、部位分けされた状態の肉を配送してもらっていると中尾さんは話す。

ライター浅原
ライター浅原
「野生獣の解体って難しそう…。経験や技が必要でしょうから、誰でもできることではないですよね」
店長の中尾さん
店長の中尾さん
「例えば蝦夷鹿猟は、獲物の首から上を狙い撃ちし、速やかに血抜きを行わなければなりません。その後、1時間以内に食肉処理場へ運び、剥皮、腹出しをして冷却。1日寝かせてからやっと解体作業に入ることができるのです。猟師さんにお任せするとはいっても、人によって処理方法などにばらつきがあっては困りますから、“状態・臭い・色見”など弊社独自の審査基準を満たした方としかお付き合いはしておりません」
カウンター前に設置されたショーケースには、鶉(ウズラ)、穴熊の肉が…!
ライター浅原
ライター浅原
「厳しい基準を乗り越えなければ、上質でおいしいジビエとはいえないわけですね…。では早速、自慢のジビエをいただきたいのですが、おすすめのメニューってありますか」
店長の中尾さん
店長の中尾さん
「ジビエ初体験であれば『ひととおり』(1219円 ※税抜だと1129円)はいかがでしょう。蝦夷鹿、日本鹿、雉、猪の4種が味わえるのでお得ですよ」

初めての人は4種のジビエが味わえる「ひととおり」から始めよう

この日の内容は日本鹿のロース、蝦夷鹿の芯玉、雉のモモ、猪のロースの4種。部位はその日により異なり、1人前2切れずつで提供される
一番いい状態で焼き上がった肉が食べられる

警固店では客の前にゲタを設置し、焼き上がった肉をスタッフが乗せていくスタイルをとる。これは東京オリンピックの区画整備の影響で止む無く撤退した、「焼ジビエ罠 手止メ 新橋店」から引き継いだ提供方法だ。

店長の中尾さん
店長の中尾さん
「『焼ジビエ罠』の他の系列店は居酒屋スタイル、東京都内にある『焼ジビエ罠 炭打』はお客さんが七輪で焼く焼肉スタイルをとっています。焼き立てを順次提供していくのは、今のところ警固店だけなんですよ」
ライター浅原
ライター浅原
熟練の焼き手であるスタッフさんが見極めた、ベストな状態のお肉が食べられるってわけですね! では早速いだきま~す」
最初は、日本鹿と蝦夷鹿が登場。どちらも塩コショウで味付けされている
ライター浅原
ライター浅原
「まずは山口県産の日本鹿ロースから…。うぅ~ん。サックリとした食感ですが想像以上に柔らかい赤身の味が濃くて噛(か)むたびに肉のうまみが広がります。北海道産蝦夷鹿の芯玉は日本鹿に比べて、肉質がしっかりしている印象です。どちらも牛や豚と比べて油っぽくなくて、パクパク食べれちゃいます。なんだかジビエに対する概念が一気に覆えりました…」
店長の中尾さん
店長の中尾さん
「そうなんです。適切に処理すればジビエはとってもおいしいお肉なんです。しかもヘルシーなので、カロリーが気になる方も安心して楽しめます。鹿肉はクセがなく食べやすいので、ジビエの入り口としては最適だと思いますよ。そろそろ次のお肉が焼けます。次は薬味をつけて味わってみてください」
何もつけず肉本来の味を楽しむのもいいが、薬味で味のアクセントをつけるのもグッド。薬味は、燻製塩と乾燥セロリをブレンドしたセロリ塩、山わさび、辛味噌の3種がそろう
雉肉につける中尾さんおすすめの薬味は、山ワサビ醤油
ライター浅原
ライター浅原
ムチッとした歯ごたえで、鶏肉と比べるとあっさりしていますね。山ワサビのツンとした辛味と雉肉の旨味がうまく調和しています」
猪肉にはセロリ塩をチョイス。少量がベストなためかけすぎには注意を!
ライター浅原
ライター浅原
「んん!? 鹿や雉と比べて、とってもジューシー! ジュワッと肉汁が溢れてきましたよ。しかも柔らかい…。セロリの香りがほのかに感じるセロリ塩がきいていておいしいです。脂身も甘いし、心配していたクセは全くありません
店長の中尾さん
店長の中尾さん
「猪も鹿と同じくらい食べやすいと思います。うまみが強く肉々しいので、満足感が高い一品です。初めての方はこの『ひととおり』から始めて、ほかに挑戦したい部位があれば追加注文していく…という流れがベストだと思います」
「国産量り売りワイン」(グラス540円)。写真は山形県鶴岡産の「月山ワイン 村民還元」
店長の中尾さん
店長の中尾さん
「アルコールはビールやハイボール、焼酎、日本酒などもありますが、私のおすすめは赤ワインです。国産の一升瓶ワインをグラス、ハーフ、ボトルでお出ししています。グラスでもなみなみに注いじゃいますのでたっぷり味わってくださいね」
ライター浅原
ライター浅原
「『村民還元』は、どっしりとした辛口ですね。お肉に合います~。ブドウ本来の味がしっかり堪能できるのもポイント高いです。ジビエ、ワイン、ジビエ、ワイン…と危険な無限ループに突入しそう…!」

ジビエを使ったこんなメニューにも挑戦!

「猪肉のしうまい」(3個518円)

猪の粗挽(び)き肉がたっぷり詰まったシューマイ。注文を受けてからじっくりと蒸されるため、できたてを食べると猪肉のうまみが口の中にジュワッとあふれ出る。そのままでも十分おいしいが、醤油と辛子をつけるとさらに美味!

「熟成蝦夷鹿チーズ」(1026円)

3週間ドライエイジングした蝦夷鹿肉の上に、パルミジャーノ・レッジャーノがたっぷりかかった人気メニュー。蝦夷鹿肉の驚くほどの柔らかさ凝縮されたうまみにハマる人が続出。赤ワインとの相性も抜群だ。

麦飯とセットになった「じびえカリィ」(1026円)。ルーだけ(842円)の注文も可能

シメには、鹿肉と猪肉がゴロゴロ入った「じびえカリィ」を。7種のスパイスで味付けされたカレールーは、中尾さんの考案したレシピに基づいているそう。全国の「焼ジビエ罠」の店舗で味わうことができる。

ライター浅原
ライター浅原
「想像をはるかに超える絶品ぞろいでした。ヘルシー食材なのに満足感が高いので、できることなら毎日でも通いたいです。それになんだか力もみなぎってくるよう…!」
店長の中尾さん
店長の中尾さん
「ジビエは滋養強壮血流促進効果があるといわれていますからね。体にいいんですよ。ぜひ明日もあさってもお気軽に足をお運びください!」
ガオッ。最後は野生に還ったライター浅原…ではなく、トイレの中にいた北海道の樋熊(ヒグマ)の剥製でした。チャンチャン♪

焼ジビエ罠 手止メ 警固

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

取材メモ/実は昔、家で猪鍋を食べたことがあるのですが、獣臭がひどくちょっとしたトラウマになっていました。ですが「焼ジビエ罠」の猪はその反対。ジューシーで柔らかく、臭いもクセも一切なし。処理の方法でこんなにも変わるのかと衝撃を受けました。今度は熊やウサギにも挑戦してみたいと思います!

取材・文=浅原麻希(シーアール)、撮影=恵良範章

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