アンジャッシュ渡部がオフを利用して、ときに自らアポ取りし、行きたい店を気ままにハシゴする姿を追った脱力系密着番組『渡部の歩き方』。そんな 食べ歩きの達人 である渡部が、番組で訪れた名店をご紹介。今回は特別版として、グルメ雑誌『dancyu』編集長と北海道・札幌にある店を目指した!
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料理のカテゴリに収まりきれない独創性光る名店
今回、グルメ王・渡部さんが、旧知の仲であるという『dancyu』編集長・植野さんと向かったのは、北海道札幌市。「ミシュラン、食べログとかでは引っかからない、知る人ぞ知る、無茶苦茶いいお店!」(渡部さん)と絶賛する 和とフレンチを融合 させた名店「お食事処 五十嵐」だ。
暖簾をくぐると、白い壁に白い椅子、そして大きなさらしのカウンターが目につく。
まずは二人ともスパークリングワインを注文。「メニューとかはないんで、言ってもらえれば何でもしますよ」と言うシェフに、さらにテンションが上がる一行。ちなみにここは何料理のお店なのか聞いてみると、あえて「店のカテゴリ分けはしていない」(シェフ)そう。どこまでもフリーダムだ。
ではさっそく、いただきましょう。
そうこうしているうちに出てきなのは、「日高産 真つぶ貝とシャインマスカットの酢漬け」。
- 植野編集長
- 植野編集長
- 「これはいいですねぇ。この組み合わせは素晴らしい」
- 渡部さん
- 渡部さん
- 「甘さと酸味のバランスが絶妙!」
お次は、「厚岸産牡蠣と根セロリのシャンペンゼリー」。塩水で1時間くらいしめて、その後さらに高知の柑橘「直七」でしめ、軽く湯通ししてから丸一日冷蔵庫で干した牡蠣が入っている。その下には、根セロリをピュレにしたものが。さらに、間にアロエを散らし、シャンパンと昆布を上からのせたという手の込んだ逸品だ。
- 渡部さん
- 渡部さん
- 「バランスが良いんですよね。これだけの材料を使っているのに、牡蠣の味がちゃんと伝わる」
この2品だけでもかなり独創的だが、料理のアイデアは、「食べたい食材をまず冷蔵庫にしまう。前はそこから何を足すかを考えていたんですけど、今は何を引くかを考えている」(シェフ)んだとか。そうこうしているうちに出てきたのは、「余市産あん肝のフォンダン〜いくらのピュレ〜」。
- 渡部さん
- 渡部さん
- 「うん、う〜ん。またこれも舌触りが絶妙ですね」
- 植野編集長
- 植野編集長
- 「こんなにピュアに仕上がったあん肝、なかなかないですよね。強いはずのいくらのソースがね、キレイに合ってる」
お次は、「これめがけて皆さん来ていただいていますね」(シェフ)という、五十嵐のスペシャリテ、「コハダのテリーヌ」。シェフが納得のいく良質なコハダで、この量(なんと4kg=お寿司240貫分!)をコンスタントに入荷するのはなかなか困難なため、いつもあるわけではないのでご注意を!
- 渡部さん
- 渡部さん
- 「あ〜、おいしい! お酢のしめ加減と絶妙ですね」
こちらも看板メニューの「豚肉と穴子のパテ アンクルート」。
- 渡部さん
- 渡部さん
- 「うん、う〜ん! うまい」
- 植野編集長
- 植野編集長
- 「もう紹介するのやめたい! 今度、女子を連れて来ます(笑)」
こちらは、「根室産ブリハムの熟成」。
- 渡部産
- 渡部産
- 「うわぁ、本当にハムですね、これ。うまい!」
- 植野編集長
- 植野編集長
- 「(塩加減の)ギリギリのところを自然に見切ってる感じですね」
さらに「根室産ホタテのポワレ」を。
- 渡部さん
- 渡部さん
- 「ホタテの甘さが際立つような脇役たちですね」
- 植野編集長
- 植野編集長
- 「ソースも面白いな」
そしてシメに「網走産キンキの煮付け」をいただく。
- 渡部さん
- 渡部さん
- 「うわ〜、おいしい! ソースもうまいなぁ。どうですか、植野さん」
- 植野編集長
- 植野編集長
- 「これは深いですねぇ。料理って極端な要素じゃなくて、香りと絶妙な温度とテクスチャーとのバランスをどう取るかだと思うんですけど、これを形にするとどうなるのかが、すごくわかりました……本当に参りました!」
こだわりの料理をいただき、大満足な一行であった。
〜グルメ王の食べ歩きは、まだまだ続く〜
(次回更新は、2月28日を予定)
おまかせコース(10〜15品)8000円〜(税別+サービス料10%)
※時期や仕入れ状況によりメニューが異なる場合があります
※予約時に値段・料理など相談
『渡部の歩き方 グルメ王の休日』
テレビでは観られない取材拒否な名店も登場!
アンジャッシュ渡部が月イチで行く、地方の名店一人旅に同行。地上波では紹介できない彼の聖域にカメラが入る。静岡、神奈川、鹿児島、広島、岡山、熊本、小田原、富山、仙台、青森、佐賀編、北海道編を配信中!
構成/Yahoo!ライフマガジン編集部