名古屋っ子ご自慢! の、でらうま「海老フライ」の名店3選

特集

【名古屋Clips!】勢いありすぎっ!名古屋グルメ最前線

2018/02/10

名古屋っ子ご自慢! の、でらうま「海老フライ」の名店3選

「海老ふりゃあ」という言葉とともに、「なごやめし」としての認知度を高めてきた海老フライ。では、名古屋で海老フライの名店とされているのは、どんな店のどんな海老フライなのか。老舗から新勢力まで、人気の海老フライに迫ってみた!

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

名古屋が誇る海老フライの名店

実は、愛知県の県魚は車海老。「海老フライはなごやめし」という大胆な宣言をするだけあって、海老にはうるさい土地柄だ。しかし、どこにでもある料理なだけに、特別においしい店を探すのは少々大変。今回は旅行者や出張族にもオススメの名店をご紹介しよう。

\紹介するのはこの3店/
1. しゃちほこ丼が自慢の老舗「気晴亭」
2. エビフライサンドが名物の喫茶店「コンパル」
3. 35センチの特大海老ふりゃ~! 「海老どて食堂」

1. しゃちほこ丼が自慢の老舗「気晴亭」

本店は、鶴舞駅から徒歩3分ほどの場所にある

1945年創業の気晴亭(きはるてい)は、名古屋に現存する最古のとんかつ店。とんかつという名を冠してはいるが、洋食から中華、はてはフレンチまで提供することもある幅広いレストランだ。本店は鶴舞にあるが、昭和区檀渓通にも支店(ダンケ店)がある。

料理長 加藤慎二さん
料理長 加藤慎二さん
「創業者である祖父は海軍の料理人だったので、戦後すぐに珍しい調味料を使って料理を提供できました。ここに来ると気が晴れる、思い出に残ると感じていただける空間づくりを大切にしています」
バブル期に建て替えられた本店の内装は、レトロながらゴージャス感もある

気晴亭の1階はレトロな食堂風、2階は宴会スペースで、着席はもちろん立食パーティーもできる。マクロビ料理も提供しているため、肉を食べられない外国人観光客の利用も多いそうだ。

これが人気の「名古屋名物しゃちほこ丼」!

「名古屋名物しゃちほこ丼」(1730円)

手前は和豚もちぶたをオイル焼きにした「きはるとんかつ」、奥は和豚もちぶたのひれを揚げた「ひれとんかつ」、そしてそびえ立つ2本の車海老のフライ。これが、名古屋城の屋根としゃちほこをイメージした「名古屋名物しゃちほこ丼」だ。
2種のとんかつには70年以上注ぎ足し続けているという牛ダシベースの味噌ダレがかかっており、海老フライは別添えのタルタルソースでいただく。

海老フライと味噌カツを両方食べられるとあって、旅行者に大人気。テレビではデカ盛りの「でらしゃちほこ丼」(5400円)が紹介されることも多いが、そちらは予約制になっている。

――味噌カツに抵抗のある旅行者も少なくないのではないですか?

料理長 加藤慎二さん
料理長 加藤慎二さん
「そういう方には、味噌カツにマヨネーズをつけることをオススメしています。甘さが控えめの味噌ダレとマヨネーズと合わせると、テリヤキ風になっておいしいと好評です。さらしネギをトッピングするのもいいですよ」

サクサクの秘密は揚げ方にあった!

このまま30秒、余分な油が自然と抜けていく

衣がピンと立って脂っこさがなく、サクサクしている気晴亭のフライ。その秘密は、独自の揚げ方にある。油から上げる前の30秒間ほど、フライの下部を油に浸すのだ。

料理長 加藤慎二さん
料理長 加藤慎二さん
「浸透圧の関係で、上の方の冷えた油が下へ落ちていくんです。生パン粉で作ると違いがよくわかるので、ご家庭でも試してみてください」

斬新な海老クリームコロッケも美味

「海老クリームコロッケ」(単品・1340円)。メンチカツやハンバーグとの相盛りメニューもある。

知名度の面では「しゃちほこ丼」に及ばないものの、この「海老クリームコロッケ」も気晴亭ならではのおいしさ。開いた海老にベシャメルソースを包んで揚げるので、海老の身もしっかり味わえるのだ。そのままでもおいしいが、もちろん自家製タルタルソースとも抜群の相性。タルタルソースをつけて、さらにレモンをじゃぶじゃぶ搾っても最高だ。

気晴亭名物「まんざ」とは?

「焼きまんざ」(単品・648円)

気晴亭のメニューを見ていると、どうしても気になるものがある。それが登録商標まで取ってあるという「まんざ」だ。餃子でも、しゅうまいでも、ニラまんじゅうでも、ハンバーグでもない。でもその四者の良さがすべて詰まっているジューシーな逸品。タレはもちろん、ピリ辛のケチャップにもよく合う。

料理長 加藤慎二さん
料理長 加藤慎二さん
「まんじゅう型の餃子なので、『まんざ』です。ほかにも鶏肉を北京ダック風に食べる『カオちゅあん』やコアなファンが多い『担々麺』など、人気料理はまだまだたくさんありますよ!」
Yahoo!ロコ気晴亭本店
住所
愛知県名古屋市中区千代田5-21-6

地図を見る

アクセス
鶴舞駅[2]から徒歩約2分
鶴舞駅[名大病院口(JR)]から徒歩約3分
上前津駅[1]から徒歩約12分
電話
052-251-4741
営業時間
月~日 11:00~15:00,17:00~22:00
定休日
無休
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

2. エビフライサンドが名物の喫茶店「コンパル」

地下鉄栄駅の改札を出てすぐ、「森の地下街」にある栄西店

コンパルは、1947年創業の喫茶店。名古屋では有名な老舗だが、2018年1月現在、名古屋市内に9店舗のみ。全国展開はおろか市外への出店もしていない、名古屋限定の喫茶店だ。本店は大須にあり、メニューは店舗によって少しずつ違う。

これがコンパル名物「エビフライサンド」!

海老フライの断面が目を引く「エビフライサンド」(930円)

コンパルの看板メニューは、「エビフライサンド」。薄めに焼いた玉子焼きにソース、海老フライ、レモン汁、タルタルソース、オニオンドレッシングをからめたキャベツという順番に重ねた具を、さっくり焼いたトーストで挟んである。

テイクアウトで利用する人も多く、名古屋駅地下のメイチカ店では1日500食ほども注文されるのだとか。できたてもおいしいが、時間をおくと具が少し蒸されて全体的にしっとりしてくる。こちらのほうが好みだという人もいるくらいで、テイクアウトだからといって味が落ちるわけではないのがさすがだ。

スタッフ 杉山将資さん
スタッフ 杉山将資さん
「少し持ちにくいですが、海老フライの断面を上にした状態で口に運んでください。そのほうが、具がこぼれにくいんですよ」

隠れメニュー? 「エビフライドッグ」もある!

軽めがうれしい、「エビフライドッグ」(460円)

栄西店と栄東店限定で、「エビフライドッグ」というメニューもある。エビフライサンドが有名すぎて目立たない存在だが、海老フライ1尾と軽いコッペパンの組み合わせは軽食にちょうどいい。エビフライサンドは1人では食べきれないという人にもオススメだ。

あの名古屋名物もサンドイッチに!

コンパルは「コーヒーとサンドイッチのお店」なので、サンドイッチメニューのバリエーションは豊富。ここでは、旅行者にも人気の名古屋らしいメニューを紹介しよう。

とんかつソースを使うのは珍しいが、意外なベストマッチ

こちらは、名古屋コーチンの卵を3個も使った「コーチン玉子サンド」(630円)。ふっくら焼かれたオムレツの味付けは塩のみで、サンドイッチのきゅうり側は自家製マヨネーズ、オムレツ側はとんかつソースだ。焼いてない食パンのやわらかさが、シンプルな味のオムレツによく合う。

食べごたえ満点の「みそカツサンド」(720円)

有名な「なごやめし」である味噌カツもサンドイッチになっている。カラリと揚げたロースカツに、自家製の味噌ダレ。いかにも名古屋らしいカツサンドだ。

スタッフ 杉山将資さん
スタッフ 杉山将資さん
「みそカツサンドだけは、ドレッシングで味付けしていないキャベツを使います。シャキシャキの生キャベツの食感を楽しんでくださいね」

おいしさの違いは、パンにあり!

コンパルのトーストは、こうして焼かれている

コンパルでは、具材に合わせて3種類の食パンを細かく使い分けている。トーストするかしないかだけではなく、厚さまで変えているのには驚き!

Yahoo!ロココンパル 栄西店
住所
愛知県名古屋市中区栄3-5-12 栄森の地下街南一番街

地図を見る

アクセス
栄(愛知県)駅[16(栄駅)]から徒歩約0分
栄町(愛知県)駅[10B(セントラルパーク)]から徒歩約3分
矢場町駅[6]から徒歩約4分
電話
052-951-5188
営業時間
月~日、祝日、祝前日: 08:00~21:00 (料理L.O. 20:45)
定休日
なし
口コミ・写真など

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3. 35センチの特大海老ふりゃ~!
「海老どて食堂」

店内の大きな海老フライもスゴイ!

名古屋駅の太閤通口を出てすぐ、エスカ地下街にある「海老どて食堂」。昼休憩なしで11時から21時まで営業しているので、半端な時間の食事にも便利な店だ。

35センチ! 「特大海老ふりゃ~」が衝撃的

特大海老フライが3本! 下には千切りキャベツとごはん

海老どて食堂の自慢は、長さ35センチもある特大海老フライ。タワーのように3本がそそり立つ「特大海老ふりゃ~ 3本」(6339円)は、衝撃的すぎるビジュアルだ。

店長代行 鎌近彰彦さん
店長代行 鎌近彰彦さん
「絶妙なバランスでなんとか立ちますが、倒れやすいのでシャッターチャンスを逃さないでくださいね! 」
「海老ふりゃ~定食」(2764円)。タルタルソースのみつく単品は2354円

3本食べるには人数が必要だが、1本のみの定食もある。海老をカットするためのハサミが添えられていたり、箸袋を広げると35センチの定規になったりする工夫が楽しい。自家製タルタルソースは自分で混ぜるスタイルなので、ゆで卵のくずし加減を好みで調整できる。

一般的なエビフライの10倍はありそうなサイズ感!

ところでこの特大の海老フライ、小さな海老の身を集めて大きく成形していると思うかもしれない。しかしこの海老フライは、正真正銘の1尾。「シータイガー」という特大サイズの海老なのだ。

大きいだけでなく、味も食感もしっかり!

シータイガーは車海老種の天然海老で、大きさだけが自慢ではない。断面でわかるように、分厚い衣で太さをごまかしているわけではないし、身も太くギュッと締まっている。衣は自家製生パン粉で、サクサク! カットせずかぶりつくのも楽しそうだ。

これが新名古屋名物、「海老どて」!

どて味噌と海老フライの相性は抜群

店名にもなっている「海老どて」は、海老の串揚げを秘伝のどて味噌につけて食べる名物料理。「新名古屋名物」を謳っているだけのことはある、やみつき度の高いオリジナル料理だ。どて味噌に溶き卵を混ぜ、グツグツ煮えたところに海老フライを!

――このどて味噌、海老フライにもごはんにもぴったり! ほんのり海老の風味もありますね。

店長代理 鎌近彰彦さん
店長代理 鎌近彰彦さん
「はい。このどて味噌は、八丁味噌と海老味噌を合わせているんです。海老のダシも入っていますよ」

名駅地下だから、テイクアウトもオススメ

ここでテイクアウトして新幹線に乗るのもいい

海老どて食堂には、テイクアウトメニューもある。こちらは「大海老太巻寿司」(1296円)で、やや小ぶりのシータイガーの海老フライが大胆に巻かれた贅沢な海苔巻き。このほか、「海老かつサンド」(950円)も人気がある。

――シータイガーにしては小ぶりとはいえ充分太いので、お土産にも喜ばれそうですね。

店長代理 鎌近彰彦さん
店長代理 鎌近彰彦さん
「実は『特大海老ふりゃ~』もテイクアウトできます。ご家族やご友人を驚かせたいときにはぜひ!」
Yahoo!ロコ海老どて食堂
住所
愛知県名古屋市中村区椿町6-9 エスカ地下街

地図を見る

アクセス
名古屋駅[西5(西側)]から徒歩約0分
名古屋駅[太閤通口]から徒歩約2分
名古屋駅[太閤通北口]から徒歩約2分
電話
052-459-5517
営業時間
月~日、祝日、祝前日: 11:00~22:00 (料理L.O. 21:00)
定休日
-
口コミ・写真など

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取材メモ/今回の海老フライの人気店、いずれのお店も調理工程や味付けを隠すことなく積極的に教えてくださいました。つまり、「教えてもまねできない味」ということなのでしょう。人気店の自信と実力ですね。

取材・文・撮影=一番ヶ瀬 絵梨子(日本プリコム)

この記事を書いたライター情報

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