今年“来る”かもしれない芸人がアイスリンクで「すべれない話」

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平昌オリンピック開幕!私もスケートデビュー。

2018/02/08

今年“来る”かもしれない芸人がアイスリンクで「すべれない話」

現在、数千人以上いるといわれているお笑い芸人。その世界は超実力主義で、仕事に困る芸人も少なくないのが現状だ。そんな中、これ以上“すべれない”芸人がいる。今回、彼らにスケートに挑戦しすべらないようになってもらい、今年の飛躍を誓ってもらう。そんな「すべれない話」を今回はお届けする。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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お笑い好き真顔ライターおすすめの若手芸人がスケートリンクに集結!

この世にはどんなに可笑しくても笑わない人物が2人いる。お釈迦様と真顔ライター小山田滝音だ。小山田はこれまで、都内近郊のメガ盛り飯をひたすら真顔で食べ続けてきた仏頂面を持つ男なのだが、実はYouTubeでお笑いを観ることを趣味にし、日課にしているほど。もちろんその顔には一切の笑みはない。

カメラを向けて笑わせても、1ミリたりとも眉を動かさない仏頂面界のホープ小山田
拡大してもこのとおりだ
小山田
小山田
「小山田です。何をされても眉はおろか頬すら動きません。実はお笑い好きで、かもめんたるとエレキコミックが特に好物です。そんな僕が注目する“今年来そうな芸人”3名を今回は召喚しました」

というわけで、集められた3名がこちら!

今回、すべれない話に参加する人

1. ママタルト・粕谷明弘

明治大学出身の粕谷明弘さん(右)と神戸大学出身の檜原洋平さんという高学歴コンビのママタルト(出典:サンミュージック)
小山田
小山田
「粕谷さんはボケ担当で、182センチ140キロというワイドサイズのボディーが売りですが、大胆な見た目とは裏腹にシュールなボケがなかなか良いんです」

2. Kittan

サンミュージックに所属して5年目のピン芸人のKittanさん(出典:サンミュージック)
小山田
小山田
「芸人らしからぬキュートな見た目がとてもステキな女性なんですが、元舞台女優ということで歌がとても上手。その能力を活かした一人コントがなかなか良い味出していて、特に即興ミュージカルはなかなか見応えがあります」

3.ひみつスナイパー健・仁木恭平

好青年風の仁木恭平さん(右)と、奇妙な空気感を持つふじこさんの2人からなる結成3年目のひみつスナイパー健(出典:サンミュージック)
小山田
小山田
「不思議な世界観を醸し出す彼らの漫才にはつい惹きつけられてしまいます。ツッコミ担当の仁木さんは、見た目の爽やかさとはギャップがある鋭い切り返し&ツッコミを武器に、執筆業もこなすなど多方面で活躍されています」

そして3人は、世界一高いタワー東京スカイツリー®に集まった。

左から、仁木恭平さん(ひみつスナイパー健)、粕谷明弘さん(ママタルト)、Kittanさん

ここ東京スカイツリータウン®の4階「スカイアリーナ」には、期間限定でスケートリンク「TOKYO SKYTREE TOWN® ICE SKATING PARK 2018」が設置されており、2012年の東京スカイツリータウン開業以来、毎冬オープンしている。

東京スカイツリータウン4階に設置されている、約27メートル×約17メートルのスケートリンク

ここは昨年から東京スカイツリーの展望台と連携して半券サービスを受けられたり、今年からは子ども用リンク「キッズリンク」を新たに設置するなど、さまざまな取り組みを行い、一日平均約200〜300名が来場しているそう。

そんな中で2015年から始めたのが、10分500円ですべり方の基礎が学べる「ワンポイントレッスン」だ。プロスケーターなどがしっかりとレクチャーするので、たったの10分間でほとんどの人がすべれるようになるそう。

たった10分ですべれるようになれると聞いてウキウキ気分の3人。ちなみに、今回集まった3人は全員サンミュージックの所属
小山田
小山田
「サンミュージックといえば濃い芸人さんがそろっていることで知られています。若手層もキャラクターが濃く、層が厚め。中でもこの3人は異質です。スケート初体験というお三方、本日はよろしくお願いします。まずは意気込みからどうぞ!」
ひみつスナイパー健・仁木
ひみつスナイパー健・仁木
「ひみつスナイパー健の仁木です。昨年はオーディションに落ちたりと苦い思いをたくさんしました。ネタが少し微妙だったときもあり、作家さんに気を遣わせてしまったりしたので、今年は絶対に気を遣わせないぞと。今年はなんとしてもブレイクしてやろうと思います。氷上(表情)だけに今日は笑顔多めで頑張ります」
一押しの芸人を前にしても顔色一つ変えない小山田。しかし心の中はウキウキ気分という
Kittan
Kittan
「『あれ? 来た!? 来た!? 来た来た来た来たきったーん!』でおなじみのKittanでーす! 今年芸歴5年目という節目の年なので、今ご活躍されていている女芸人さんたちと肩を並べられるように頑張ります。後輩で仲が良かったブルゾンちえみがブレイクして、うれしい反面やっぱり悔しい! 歌うことが好きで、最近は笑わせたいよりも歌いたい気持ちが勝って若干悩んでいます(笑)。今日は、スケートリンクにすべらされるんじゃなくて私の意志ですべっているんだ、という感じで自分の軸を持って挑みますよ!」
ママタルト・粕谷
ママタルト・粕谷
「僕は、いかに面白いリアクションをとれるかという“リアクション芸人”で、ファニーな動きをしています(笑)。こんな見た目なのでよく40代に見られがちですが、実は26歳です。年を追うごとに見た目とのギャップが狭まり、おいしくなくなってきてしまうので、まだ20代半ばである今年のうちにブレイクしたいなと考えています。今日はスケート場の氷にひびを入れないように気を付けます」

準備をして、早速スケートリンクへGO!

自分の足のサイズと合うシューズを選んで借りる3人
ヘルメットとプロテクターも借りられる
リンク脇にはロッカーが設置されているので、荷物はこちらに預けられる
手袋は必須。300円で購入可能だ

シューズも着用しこれで準備は万端! しかし、10分間のレッスンを受けようとするも、どうしたら良いか戸惑う3人。とそこへ…

救いの手を差し伸べる氷上の女神が出現!

登場するなりポーズを決める可憐(かれん)な美女。その正体は…?
瀬尾茜さん
瀬尾茜さん
「プロスケーターの瀬尾茜です。今日は私がレクチャーをしていきます。東京スカイツリータウンへは、こうやってときどきレッスンをしに来るんですよ」
瀬尾先生のポーズを真似る3人。同じように氷の上でできるのだろうか

【レッスン1】
まずは歩き方を学ぶ

リンクでの立ち方のレクチャーを受ける3人

何もわからない状態でリンクに入るのは非常に危険。まずは立ち方から学ぶ3人。ここでしっかり学ばないと大怪我につながるとか。

【レッスン2】
壁伝いでリンクを一周する

リンクに入り、壁伝いに歩いて慣らしていく

やはりリンクの上にいきなり立って歩くのは危険。徐々に氷の上とスケート靴を慣らしていくために、最初は壁伝いに進んでいくことが重要。意外にもこれで結構体は慣れていくものという。

【レッスン3】
実際に氷の上を歩いてみる

先生のレッスンのもと少しずつ進み始める3人

ようやくここで、支えなしで氷の上を歩いていく。最初は誰もが不安だが、やっていくうちに慣れていくという。怖がらず思い切って進んでみることが重要だとか。お笑いにも通ずるかもしれない。

瀬尾茜さん
瀬尾茜さん
「ポイントは足を八の字にすること。バランスがとても大事なので、腰を曲げずにその場にピンと立つように姿勢を保ってみてください」
明らかにバランスを崩す粕谷さん
ママタルト・粕谷
ママタルト・粕谷
「すべるすべるすべる…!」
ひみつスナイパー健・仁木
ひみつスナイパー健・仁木
「すべるって言うなー!」

芸人と受験生がいにしえより忌み嫌う「すべる」という言葉。禁断のワードを絶叫する粕谷氏に向かい、仁木氏は執拗(しつよう)に激怒する。そう、彼らにとって「すべる」という言葉を口から発することは、戦国武将で例えるなら、合戦場で刀を落とすのと同じなのだ。

案の定? 転倒した粕谷さんを起こそうと駆け寄る仁木さんとKittanさん
ママタルト・粕谷
ママタルト・粕谷
「もうすべらないって決めたのに!」
Kittan
Kittan
「粕谷くん、舞台もリンクも同じだよ! 一度大すべりしちゃえばもう怖くないよ!」
ひみつスナイパー健・仁木
ひみつスナイパー健・仁木
「ここまできちゃえばもういっそのことすべりまくろう(開き直り)」
不安定ながらも徐々にうまくなっていく粕谷さん
一方、リンクの外で微笑ましく3人を見つめる小山田
どこかうれしそうな表情で小山田は3人を見つめるが、その目はやはり笑っていない
小山田
小山田
「瀬尾先生、美人だ…」

そしてレッスンから10分後…

瀬尾先生の指導のもとだんだんとそれっぽくなってきた3人
瀬尾茜さん
瀬尾茜さん
「皆さん、最後に2人1組になって『電車』で進んでみましょう!」
ママタルト・粕谷
ママタルト・粕谷
「マジっすか。全然できる気配がしない!」
ひみつスナイパー健・仁木
ひみつスナイパー健・仁木
「『電車』ってなんですか?」
Kittan
Kittan
「『電車』は1人が前の人の肩を持って、進んでいくやつだよ! 大丈夫、ゆっくりいこう!」
2人1組で「電車」になって進む3人と先生
そして最後にポーズを決める3人。これで今年はブレイク確実?
瀬尾茜さん
瀬尾茜さん
「皆さん、今日はお疲れさまでした! 上達がとっても早くてびっくりしました!」

先生に褒められるほど、すべってすべってすべりまくった3人。今年一年分のすべり納めをしたことだろう。ということで。

小山田
小山田
「3人のとっておきのすべらない話をお願いします」

小山田 presents スケートリンクですべらない話

ひみつスナイパー健・仁木
「ノッポのつとむくんの話」

すべらない話を披露する仁木さん
ひみつスナイパー健・仁木
ひみつスナイパー健・仁木
「小学生6年生くらいのとき。クラスでずば抜けて背の高い『つとむくん』という男の子がいまして。大きいものを『つとむ』って呼ぶブームがあったんです。最終的に2番目に背の高い子も『つとむ』って呼ばれるようになって。クラスに『つとむ』が2人できた話でした」
小山田
小山田
「面白い(真顔で)」

Kittan
「アンケートに書かれた意外なこと」

2番手に披露するKittanさん
Kittan
Kittan
「ライブで毎回アンケートを配っているんですが、あるとき出来が良くなかった日があって。『嫌だなぁ』と思いながらアンケートを見ていたら、案の定『面白くない』って書いている人がいて。それくらいなら予想はしていたので良かったんですが、そのまま目で文字を追っていくと、驚くことが書かれていました。『顔の可愛さに甘んじている』って。でも私的には全然傷つかないって話でした。今年は『脱・可愛い』をモットーに頑張ります(笑)」
小山田
小山田
「すごく面白い(真顔で)」

ママタルト・粕谷
「太っていて困ったこと」

ラストを飾る粕谷さん
ママタルト・粕谷
ママタルト・粕谷
「幼い頃から僕は太っているんですけど、嫌なことも多くて。小学校2年生くらいのときにディズニーランドへ行って、当時できたばかりのアトラクションに乗ろうと2〜3時間並んでいたんですよ。でも並んでいる間は退屈で。ふと目を横にやると木の柵があったので、そこへ足を入れて遊んでいたんです。そうしたら抜けなくなってしまい、係員が来たりとかなり大げさな感じになって。それでも抜けなくて困っていたら、近くに立っていたおばさんが『私バター持ってます』ってバターを取り出して。足に塗ったら抜けたんです(笑)。それで翌年同じところへ行ったら、木の柵の間に一本棒が新たに設置されて足が入らないようになっていて。という…ディズニーを作り変えたって話でした」
小山田
小山田
「今年一番面白い(真顔で)」

3人が披露した渾身のすべらない話は、小山田の中では大爆笑だったという。この話を受けて小山田は「こいつらは間違いなく今年売れる」と改めて確信したのだった。

今年の活躍を誓った3人と、相変わらず真顔を貫く小山田

今年は3月11日(日)までオープンしている同スケートリンク。この冬、スケートに挑戦してみたいという人は、ワンポイントレッスンをこの機会に受けてみてはいかがだろうか。

 
Yahoo!ロコ東京スカイツリー
住所
東京都墨田区押上1丁目1-2

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アクセス
押上駅[A2]から徒歩約3分
とうきょうスカイツリー駅[出口1]から徒歩約3分
押上駅[B3]から徒歩約3分
電話
0570-55-0634
営業時間
天望デッキ フロア340 レストラン、カフェ営業時間 8:00-21:45(LO 21:15) 天望デッキフロア345 レストラン、カフェ営業時間 8:00-21:30
定休日
年中無休
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

取材・文=小山田滝音 撮影=川村将貴


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