酒豪ライターが「喜んで」突撃!名古屋の日本酒の世界へようこそ

特集

【名古屋Clips!】勢いありすぎっ!名古屋グルメ最前線

2018/02/12

酒豪ライターが「喜んで」突撃!名古屋の日本酒の世界へようこそ

酒造り真っ盛りのこのシーズン。各地の酒蔵で見学会や試飲会が行われるなど、日本酒に触れる機会が増える時期です。名古屋市内にある4つの酒蔵に、酒豪ライターAが突撃!

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

訪れるべき名古屋市内の4つの酒蔵はこちら!

・神の井酒造(緑区)
・山盛酒造(緑区)
・東春酒造(守山区)
・金虎酒造(北区)

日本酒生産量は全国6位! 愛知県は意外な酒どころ

53の酒蔵があり、2015年の年間生産量(13,812キロリットル)では全国6位を誇る愛知県。創業100年を超える酒蔵も多く、伝統の技を受け継ぐ酒造りが盛ん。今回は、公共交通機関で足を運べる名古屋市内の4つの酒蔵をピックアップ!

\ナビゲーターは、酒をこよなく愛するライターA/

愛知県在住の33歳。ビールは水のように飲めるスペインビール、ワインはおもーいフルボディが好きです。スコッチのバランタインを「心の友」と呼び続けて、はや10年以上。知られざるメイド・イン・名古屋の日本酒の世界を追求していきます!

右手にペン、左手に盃で絶妙なバランス。これぞ酒豪ライターとしての理想形

神の井酒造(緑区)

JR大高(おおだか)駅から徒歩8分。閑静な住宅街に佇む、趣のある門構え

1856年に創業し、大高川のすぐ側で営む神の井酒造。3代目が熱田神宮に田んぼを寄進した縁から、「神の井」という名が付けられました。少人数でコツコツと、「地元に愛されるお酒」を手造りしています。

あらゆる魅力をもつ25種類をラインナップ

5代目蔵元の久野正彦さん。28歳の時、酒造りの基本も何もわからない状態からのスタート。東京に住んでいる娘さんが6代目として活躍してくれる日まで、神の井の味を守り続けます

代表銘柄の「神の井」「寒九の酒」はもちろんのこと、この時期のおすすめは、純米吟醸「大高」純米酒「しぼりたてのお酒です」。先代までは6種類だった日本酒を、限定品も含めて25種類までに増やしました。久野さんと現在の杜氏の腕が光るものばかり。

酒造りの現場に突撃してみた!

仕込みに使うお米を触らせてもらったり、あと半月ほどで完成するタンク内を覗かせてもらったり。久野さんがタンクの蓋で仰ぐと、お酒のもろみの良い香りが! ライターAの気持ちは高まるばかり!

兵庫県産の山田錦や福井県産の五百万石など、使用している酒米は、信用を確保するために精米業者は変えません。
10月下旬〜4月下旬の酒造期のうち、蔵開き前の今が最盛期。期間中は何度も何度も仕込みがくり返されます。健全に、酵母をきちんと見て、声を聞きながら作業を進めます。

1日に数回タンク内のもろみをかき混ぜる、櫂棒(かいぼう)の使い方をレクチャー。大きなタンクに比例して、こんなに大きい! グッと力を込めて一気に引き上げることが、いい酒造りには欠かせません

満面の笑みでいただきます!

冷んやりする酒蔵から暖かい室内に戻り、待ち受けていた日本酒に思わず笑みを浮かべる両者(笑)
久野さん
久野さん
「さて、見学お疲れ様でした。ちょっと、これ飲んでみなよ(スッ…)」
ライターA
ライターA
「おっ、純米吟醸 『大高』ですね(勝手に手が動いて、すでにおちょこを掴んでいる)」
久野さん
久野さん
「遠慮なさらず。今日寒かったし、やや冷やに近い常温だけどきっとおいしいよ」
ライターA
ライターA
「いただきます! (グイッ)うんっ、ほんのり淡麗辛口な喉ごしが素敵ですねー! 口の中でほのかに広がる甘味もたまりませんっ! 久野さんは、この『大高』をどんな肴と一緒に楽しみますか?」
久野さん
久野さん
銀杏との相性が抜群なのよ。焼いた銀杏にぱらっと塩をかけてね、クイッといっちゃえばいいのいいの(笑)」
ライターA
ライターA
「クイックイックイッといけちゃうんで、もう空っぽです(本音を言うならば、おかわりと銀杏がほしいですけど…)」
久野さん
久野さん
「うまい肴も大切だけど、私たちのお酒は 『食事がおいしくなるお酒 』を目指して造っています。心にも胃にも至福の時を与えられる、相乗効果を期待できるモノに仕上げたいと思っています」
ライターA
ライターA
「メニューによって熱燗でも冷やでもいけちゃいそうですね。夕食で何と一緒にどうやっていただこうか迷っちゃいます(笑)。いやぁ、日本酒って本当に素晴らしい飲み物ですね」

神の井酒造の訪問チャンスはこの日!

数十年前から始めた酒蔵見学会は、2018年は2月25日(日)10:00〜15:00。無料でできたての新酒が振る舞われるとあって、例年、県内外から2000〜3000人もが訪れるんだとか。この日以外でも、日曜・祝日を除いて予約制で見学・試飲をさせてもらうことができます。

Yahoo!ロコ神の井酒造株式会社
住所
愛知県名古屋市緑区大高町字高見25

地図を見る

アクセス
大高駅[出口]から徒歩約6分
南大高駅[東口]から徒歩約24分
電話
052-621-2008
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

山盛酒造(緑区)

JR大高駅から徒歩8分。江戸〜大正時代に建築された姿が今に残る、土蔵造りの木造蔵

神の井酒造のすぐ近くに位置するのが、1887年創業の山盛酒造。家族が中心になって、昔ながらの手法にこだわった酒造りをしています。要となる麹米は、吸水率を確認しながらの作業であるため、機械ではなく手洗いするという徹底ぶり。ご飯がおいしく、楽しくテーブルを囲めるよう、食事に寄り添えるお酒を提供し続けています。

変わらない味を守ると同時に、未来に向けた挑戦も

6代目として次期蔵元になる山盛岳志さん。30代になって実家で造る日本酒の魅力に気づき、一念発起! 5年前から携わり、「この酒、旨いんだわ」と言ってもらえる酒造りに励んでいます

20種類ほど造っている日本酒の中でも、代表銘柄の「鷹の夢」は、地名の「大高」や「一富士、二鷹、三なすび」にかけて名付けられた逸品。昭和1ケタの時代から造られ続けている、地元に根ざした商品です。
もう一つ注目したいのは、未来に向けて新たなチャレンジをしている「Conceptシリーズ」。造り、味わい、シチュエーションなどのコンセプトを掲げて、2014年から限定的に醸造を始めました。今回紹介してもらった純米酒「Concept No.X(ナンバーテン)」は、山盛さんが初めて醸造責任者として開発したもので、酸と甘味と旨味の程よいバランスが楽しめます。

手ぬぐいを巻いて、いざ「鷹の夢」製造の現場へ

酒蔵見学会の時に試飲ができる生原酒の様子を、特別に見せてもらいました!

山盛酒造では、夢山水など愛知県産の酒米を中心に使用しています。12月〜6月の酒造期は、蔵内に並んだタンクがフル稼働。今年は気温が低いため、温度管理が大変なんだとか。それでも毎年目指しているのは、飲んだ人が驚いたり安心したりして「あっ」と思えるお酒なんだそうです。
山盛さん曰く、「日本酒のライバルは、すべてのエンターテインメント」。趣味や嗜好に費やす限られた時間やお金を、まずは「1杯の日本酒」を楽しむために使ってもらいたいと願い、取り組んでいます。

泡がグツグツしているのが、酵母が生きている証! あと10〜15日ほどで出来上がる状態だとか。どんなお酒になるのか楽しみ!

変わらぬ味も、未来を創る味も、喜んでいただきます!

これからの日本酒への熱い思いを、丁寧に語ってくれる山盛さんの話を肴に一杯。時間も酔いも忘れるほど話に花が咲き、思わず長居してしまいました
山盛さん
山盛さん
「蔵の中も寒かったでしょうから、この『鷹の夢 しぼりたて原酒』で体の中から温まりましょうか! いい仕上がりですよ」
ライターA
ライターA
「(渡りに船とはまさにこのこと!)では、その自信作を早速いただきます! (グイッ)くうぅぅっ! 口の中に入れた途端に広がるキリッとした辛さがたまりません! パンチ強めですね。甘味も含め余韻も長く続いて、なんだか総じて、とても濃い! という印象です」
山盛さん
山盛さん
『鷹の夢 しぼりたて原酒』らしい “荒々しさ”がきちんと出ていますね。濃厚な口当たりなので、味の濃い食事とよく合うんですよ。この前、すき焼きと一緒に一杯やりましたが、肉の味を引き立ててくれてとてもマッチしました。そして、こちらもぜひどうぞ!」
ライターA
ライターA
「(まさかの2本目キターーーッ!)日本酒っぽくないラベルに目がいきますが、こちらは??」
山盛さん
山盛さん
「私自身がプロデュースしたConceptシリーズの『Concept No.X』です! さて、いってみましょうか」
ライターA
ライターA
「おっ、これまでに感じたことのない味ですね! (ちょっと酔ってきたせいか?)」
山盛さん
山盛さん
「確かに不思議かもしれないですね。酸も甘味も旨味も同時に味わっていただける一本なので。私が大好きなお肉はもちろん、さまざまな料理に合わせやすい気取らないテーブルワインのように、『何気なく飲んでいるうちに、気がついたらもう空っぽ!』っていうお酒を目指したんです」
ライターA
ライターA
「(よかった、まだ酔ってなかった…)テーブルワインのような位置づけとは、言い得て妙ですね。口に運ぶたびに違った表情を見せてくれて…だんだんおいしくなって…って、うっそーん! おっしゃる通りもう空っぽじゃないですか! ディス・イズ・マジック!」

酒造期の山盛酒造を楽しめるチャンスはココ!

毎年2月の最終日曜日に見学会を行っていて、25回目となる2018年は2月25日(日)10:00〜15:00。神の井酒造と同じ日なので、気軽に酒蔵巡りが楽しめます! こちらも、県内外から2000〜3000人が訪れる人気ぶり。4月には、酒蔵内で日本酒と音楽が楽しめる「酒蔵ライブ」も開催。酒造期を除き、予約すれば無料で見学や試飲も可能。

Yahoo!ロコ山盛酒造株式会社
住所
愛知県名古屋市緑区大高町字高見74

地図を見る

アクセス
大高駅[出口]から徒歩約9分
電話
052-621-2003
口コミ・写真など

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東春酒造(守山区)

JR新守山駅から徒歩14分。写真は日本酒を販売している店舗。製造拠点は道路を挟んで反対側にある

1865年、名古屋城のやぐらを建てる予定の材木を譲り受けて、創業者が蔵式水屋を築いて始めた「龍田屋」が、東春酒造の原点です。現在も大規模な日本酒製造所として機能しており、10月〜4月の酒造期になると10人ほどのスタッフが総出で酒造りに精を出します。
じっくりと1カ月かけて行う「山廃(やまはい)仕込み」は、東春酒造がずっと貫いてきた、昔ながらのこだわりの方法。一般的な速醸酛(そくじょうもと)仕込みよりも手間こそかかりますが、濃厚で独特な風味を生み出します。

創業当時の思いを詰め込んだ代表酒

営業担当の金谷弘樹さん。酒造りの面白さに興味をもち、24歳で転職してこの道に進みました。製造現場を経て、現在は商談や販売、見学の案内に携わります

東春酒造の日本酒は13種類。おすすめは、代表銘柄の純米吟醸酒「東龍(あずまりゅう)」と、特別純米酒の「龍田屋」。東龍の名は、創業者の佐藤東兵衛さんの「東」と屋号の「龍」から付けられたもので、伝統と思いが詰まった1本です。はなやかな香りで口あたりがやさしく、どんな人にも飲みやすいのが特徴。

温度・湿度が一定に保たれた室(むろ)に潜入!

兵庫県産の山田錦や富山県産の五百万石を使っていますが、酒蔵内には愛知県内でも珍しい精米所があり、自家精米したものを酒造りに使っています。
今回の取材では、蒸した米に麹菌を振りかけて発熱させる大事な行程、麹造りをしている室の中を案内してもらいました。30度に保たれた室の中は、ダウンいらずで、うっすらと汗をかく程度。東春酒造にはこの室が2つあり、日本酒の種類によって使い分けています。これにより、幅広い種類の味が生み出せるんだとか。

室の中の米を試食させてもらいました! 舌の上にのせると、いつもの米を食べている感じとは違う甘味が、口の中にじんわりと広がりました
自社で精米できるのも東春酒造の強み。山廃仕込み中のタンク内でじわじわと出てくる水分を見ながら、麹のパワーを目の当たりにするライターA

特別な試飲の機会に感謝!

通常は店舗での試飲は行っていませんが、ライターAのわがままにより、特別に試飲させてもらえることに! ありがとうございます!
ライターA
ライターA
「金谷さん、撮影ありがとうございました!」
金谷さん
金谷さん
「いえいえ、ここからは当社の製品をぜひ味わっていただきたく、お時間いただきますよ(どんっ!)」
ライターA
ライターA
「おお、営業マンの覇気が出てきましたね。ぜひ色々教えてください先生!」
金谷さん
金谷さん
「では、この特別純米酒『龍田屋』からご賞味ください。こちらはスッキリ感がウリの商品で、『ワイングラスで楽しめる日本酒アワード』で金賞を受賞したこともある1本です」
ライターA
ライターA
「(ゴクリゴクリ!)確かにキリッとしていて、冷やして白ワイン感覚で飲めるとうれしいですね」
金谷さん
金谷さん
「ほらほらAさん、山廃仕込みで造った『東龍・翔(羽ばたき)』を飲まないでどうするんですか! 速醸酛仕込みで造る商品よりもアミノ酸が多く、旨味成分がぐっと際立つんですよ。燗につけると、よりおいしくなります!」
ライターA
ライターA
「いただきます! (うましっ! しかし、すごい勢いだ!)」
金谷さん
金谷さん
「山廃でできたお酒はしっかりとした旨味があるので、どて煮や味噌煮込みうどんに代表される名古屋のソウルフードによく合うんですよ」
金谷さん
金谷さん
「東春酒造だけでなく、愛知県全体で甘めの日本酒が多く造られています。味がしっかりのっているけれど、ふんわりしていてやわらかい風味もあるんです。敢えて言うなれば『ぽっちゃりしている』と表現しますかね」
ライターA
ライターA
「ぽっちゃりですか! (うちのおかんぐらいかな?笑)初めて耳にした形容詞で、酒豪ライターとしてレベルアップした気分ですよ!」

酒造期こそ、東春酒造を訪れるベストタイミング!

見学会は特に行われていませんが、「せっかくなら造っている時に見てほしい」との思いから、基本的には酒造期に見学や試飲の予約を受け付けています。その時にしぼっている生原酒が無料で味わえちゃう、冬の間だけのお楽しみ。酒造りでわからないことは、今回案内してくれた金谷さんが優しく丁寧に教えてくれます!
また、現在は酒造りに使われていない蔵式水屋では、江戸末期の建物で風情を感じられるコンサートが、年に数回開かれています。こちらも見逃せない!

Yahoo!ロコ東春酒造株式会社
住所
愛知県名古屋市守山区瀬古東三丁目 1605番地

地図を見る

アクセス
新守山駅[出口]から徒歩約14分
上飯田駅[1]から徒歩約25分
勝川駅[出口3]から徒歩約27分
電話
052-793-3743
口コミ・写真など

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金虎酒造(北区)

JR大曽根駅から徒歩10〜15分。国道19号沿いに見える大きな「金虎」の文字が目印

東春酒造を大曽根駅方面に進むと見えてくるのが、1845年創業の金虎酒造。1945年の大空襲で酒蔵を焼失してからは、製糸工場として使われていた建物を犬山市から移築し、戦後もこの地で酒造りを行ってきました。
重視しているのは、お酒のキレイさや飲みやすさ。兵庫県産の山田錦や愛知県産の夢山水などを使って、口に含んだ後に味の広がりを感じてもらえるものを造っています。

趣の違う2つの大吟醸

7代目蔵元の水野善文さん。高齢化が進む厳しい酒蔵業界に身を置くことを決意したのは、28歳の時。少しずつ活気づいてくる様子を目の当たりにしながら、「名古屋の酒蔵だからできること」を追い求めています

水野さんのイチオシは、2つの大吟醸。「名古屋城本丸御殿」は、酒蔵と同時に焼失した名古屋城本丸御殿の復元を願い、20年前から造り続けてきたもの。華やかさを味で表現した、フルーティな1本。そして「虎変(こへん)」は、名前も商品コンセプトも水野さんが手がけた自信作! 米の甘味や柔らかみ、エレガントさが際立つ逸品で、全国新酒鑑評会で2年連続金賞を受賞しています。

酒蔵は見学できず…でも、その先には…!

酒造期は10月中旬〜4月下旬。なかでも、取材に訪れた2月は、大吟醸「虎変」を仕込んでいる大事な時期。少しの失敗が味に影響するため、残念ながら酒造りの様子は見られませんでした。3年続けての金賞受賞も、この仕上がりに左右されます。3月にしぼり上がり、6月に販売が始まるそう。その日を楽しみに待ちましょう!
…ここで、まさかの展開!!!
コンプレッサーの音がする方向を見てみると、薮田(やぶた)という圧縮機でもろみを圧縮している最中でした。7〜8時間かけてしぼり出された「寒造りしぼりたて純米」。その透き通ったキレイな色に目を奪われていると…なんとこの場で試飲させてもらえることに!

これぞ真の “しぼりたて”!!! 味のふくよかさとフレッシュさは、これまで味わったどのお酒とも違い、格別でした! ありがたや、ありがたや
タンク内に見える黄緑がかった色がしぼりたての証。おいしさゆえに興奮したのか、はたまた取材中に飲み過ぎたのか、顔が赤らんできた

やや出来上がってきた!? ライターAが最後まで喜んでいただきます!

目の前には、4種類の個性豊かな日本酒がズラリ。ラベルのデザインもかっこいい!
ライターA
ライターA
「水野さん、わたくし、キング・オブ・しぼりたてとの出会いに感動しました!」
水野さん
水野さん
「できたてのものを味わっていただけて良かったです。でも、金虎酒造の底力を知るには、これらの商品も飲んでいただかないと! 私自身が初めて世に生み出した虎変シリーズから、大吟醸『虎変』をどうぞ」
ライターA
ライターA
「全力でいただきまーす! (ゴクリ…うまい!)米の甘味が口の中に広がりますね。とってもキレイな味で、口当たりも上品!」
水野さん
水野さん
「1年で最も寒い時期に仕込むんですが、大吟醸って味がキレイな仕上がりになる一方で、ごまかしがきかないので、注意深く観察しながら造り上げています」
ライターA
ライターA
「ちなみに、この『虎変』というのは、君子豹変の同義語の『大人虎変』に由来するんですよね?」
水野さん
水野さん
「虎の毛が季節の変わり目に美しく生え変わる様子から『革新』を表す言葉です。名古屋の日本酒の新たな価値観を見出したいという、私の思いを表す言葉だなぁと思いまして」
水野さん
水野さん
「そして、『本丸御殿』は何にでも合わせやすく、菜の花のおひたし、ざるそばといったポピュラーな食べ合わせがあるんですが、大吟醸『虎変』は和菓子との相性が抜群です。甘じょっぱい塩豆大福とか!」
ライターA
ライターA
「おお、それは斬新ですね! 食前食間のみならず、デザートとも相性がいいだなんて! 日本酒の世界が奥深すぎて、マリアナ海溝ぐらいあるんじゃないかって思えてきましたよ」
水野さん
水野さん
「(いや、ちょっと何言ってるかわかんないっす)Aさん、出来上がっちゃったみたいですね(笑)」

金虎酒造を訪問するならココ!気になるイベントは早めにチェック!

蔵開きの見学会などは行っていませんが、12月と2月には生原酒を購入することができます。
また、酒蔵を見ながらじっくりと話に耳を傾け、日本酒を楽しんでもらう機会を多く設けています。戦後に使われてきた酒蔵では、5月には名古屋市内の居酒屋を招く「虎バル」、6月には大吟醸にこだわる「大吟醸ナイト」、8月には浴衣でジャズを楽しむコンサートなど、年間を通して日本酒と料理が楽しめるイベントが目白押しです! 基本的に予約制。日本酒プラスアルファを見つける良いきっかけになるのでは!?

Yahoo!ロコ金虎酒造
住所
愛知県名古屋市北区山田3-11-16

地図を見る

アクセス
大曽根駅[5]から徒歩約9分
大曽根駅[北口(JR名鉄)]から徒歩約12分
平安通駅[5]から徒歩約12分
電話
052-981-3960
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

4つの蔵の若手が結集したナゴヤクラウドの取り組みにも注目!

左から順に、山盛酒造の山盛さん、神の井酒造の佐藤さん、金虎酒造の水野さん、東春酒造の金谷さん

今回紹介したのは、いずれも創業から100年以上の歴史をもつ酒蔵ばかり。そんな老舗で働く4人の若手が集まり、2014年に結成したのが「ナゴヤクラウド」です。「名古屋の日本酒の魅力を知ってもらい、日本酒で名古屋を盛り上げたい!」そうした共通の思いをもって、地元のイベントへの出展や百貨店などでの試飲販売、PR活動に奔走。「名古屋ならではの日本酒文化」を創造していくための取り組みを続けています。

どの酒蔵も、名古屋駅から電車で30分以内の訪れやすい立地。趣のある建物で、それぞれの蔵元自慢の新酒を味わう酒蔵巡りをしてみませんか?

取材メモ/心も身体も大満足! 千鳥足で帰路につきました。時代を感じる酒蔵を堪能しながら、しぼりたての新酒を味わう。贅沢な取材でした! ただ、ひんやりとする酒蔵の中は、この時期寒さが強烈なので、見学に訪れる方は防寒対策をお忘れなく!!
4つの酒蔵の日本酒が揃うイベントは、直近だと3月23日(金)と24日(土)。名古屋駅近くの納屋橋エリアで開催されるナイトマーケット「なやばし夜イチ 日本酒まつり」です。酒豪ライターAは求められていなくても出勤…いや突撃する予定です。

取材・文・撮影=SOL+LUNA

この記事を書いたライター情報

Yahoo!ライフマガジン編集部

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グルメ、おでかけ、イベントなど、ライフスタイルを豊かにする情報を編集部が厳選して紹介します。

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