春爛漫! いますぐ食べたい、名古屋のイチゴスイーツ最前線

特集

スイーツ好きなら覚えておきたい! 東名阪の厳選9店

2018/03/05

春爛漫! いますぐ食べたい、名古屋のイチゴスイーツ最前線

光や風が、少しずつやわらかくなってくる3月。名古屋のカフェはすっかり春モードで、赤やピンクの華やかなスイーツであふれている。今回は、人気カフェ3店のイチゴスイーツを地元ライターが実食レポート。今年登場した新作も要チェック!

Yahoo!ライフマガジン編集部

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おいしくて美しい!
名古屋の春スイーツ

喫茶店文化の定着している名古屋では、もちろんカフェも大人気。オリジナリティあふれる手作りスイーツを提供しているカフェやパティスリーがたくさんある。今回はその中から、華やかなイチゴのスイーツを中心に詳しく紹介しよう。

\ご紹介するのは、この3店/
1.物語のあるパフェに出逢える「カフェ・ド・リオン」
2.サンドイッチ風パンケーキが斬新! 「シュバルカフェ」
3.東海が誇る世界的パティスリー「シェ・シバタ 名古屋」

1.物語のあるパフェに出逢える「カフェ・ド・リオン」

2008年オープンの小さなカフェ(画像提供:カフェ・ド・リオン)

「カフェ・ド・リオン(Cafe de Lyon)」は、名古屋の古い街並みが残る那古野(なごの)界隈、四間道(しけみち)にある。最寄り駅は地下鉄国際センター駅2番出口から徒歩4分だが、散策がてら名古屋駅から歩いても15〜20分だ。

リオンの風が流れてきそうな雰囲気

フランス中部の街・リオンは、カフェ発祥の地とも言われている美食の都。フランスのカフェ文化に魅せられた店主の岸本さんが、リオンの伝統的なカフェ文化を日本にも届けようと作ったお店が、この「カフェ・ド・リオン」なのだ。

隣との距離が近い椅子やテーブル、あたたかな色味のライト、小さなショーケースに並ぶ手作りのケーキ。店内の雰囲気は、まさにフランスの小さなカフェそのもの!

――日本の喫茶店とフランスのカフェは、そんなに違うものですか?

店主 岸本由美子さん
店主 岸本由美子さん
「日本の喫茶店は、コーヒーを飲むだけでもOKですが、フランスのカフェはお料理やデザートを食べるための場所。まず、そこがまったく違いますね。また、あちらにはシェアするという文化がなく、1品ずつ注文してそれをひとりで食べきるのが基本です」

季節ごとに変わる、旬のパフェが大人気!

「パフェの語源はパーフェクト」という話に納得できる姿!

休日ともなれば3〜4時間の行列ができることもあるカフェ・ド・リオン。お客さんのお目当ては、ほとんどがこの美しいパフェだ。けっしてパフェ専門店ではないのだが、あまりのパフェの人気ぶりにランチのお料理などを提供するタイミングがなかなかないのだそう。

紅ほっぺが1パック! 「特撰プレミアムいちごのパルフェ」

イチゴは切れ味の良い包丁で丁寧にカットする。断面も美しさも必見!

カフェ・ド・リオンでは旬のフルーツを使ってパフェを作るため、メニューのほとんどが季節限定。冬から春にかけては、やはりイチゴが主役になる。

こちらの「特撰プレミアムいちごのパルフェ」(1700円)は、イチゴをまるまる1パック使ってある豪華なパフェ!

店主 岸本由美子さん
店主 岸本由美子さん
「使っているのは、毎朝市場から仕入れる『紅ほっぺ』。甘さの強いイチゴより、少し酸味のある紅ほっぺの味がパフェには合うんですよ」
次は何が登場する? 展開が読めない!

さきほど「フランスではシェアの文化はない」という岸本さんの言葉を紹介したが、それを聞くだけでは「でも日本は違う」と思うかもしれない。

しかし食べ始めてみるとわかるが、同じ味が続くことがほとんどないのだ。みずみずしいイチゴの下に果肉入りイチゴソフト、バニラビーンズソフト、自家製シフォン……と続き、さらに北海道産の純生クリームやヨーグルト、いちごジュレも顔を覗かせる。

最後の最後まで、幸せが続く

最初のひとくちから最後のひとくちまでが、めくるめく物語のようになっているパフェ。次のひとくちが、唯一無二の瞬間かもしれないと思うと、「半分こしよう」はおろか、「ひと口どうぞ」すら簡単には言えない気持ちになってくる。

シェアしない文化とはこういうことかと、実際に食べてみると腑に落ちるだろう。

大人のパフェ「タルトタタン ラムレーズン パルフェ」

甘さだけでなく、リンゴの酸味やカラメルの苦みが生きたパフェ

バターと砂糖で煮詰めたリンゴにタルト生地を乗せて焼く「タルトタタン」は、タルト生地を敷き忘れたという失敗から生まれたフランスの伝統的なお菓子。

そのタルトタタンをカフェ・ド・リオン風にアレンジした「タルトタタン ラムレーズン パルフェ」(1400円)は、ほろ苦いリンゴのカラメル煮やラムレーズンジェラートを使った大人のパフェだ。フレッシュなリンゴや自家製パイで味の濃淡が演出されており、こちらはこちらで、趣の異なる物語が展開されていく。

素材やレシピはもちろん、器や盛り付けにも妥協がないカフェ・ド・リオンのスイーツ。春夏秋冬、季節ごとに訪れたくなる。

店主 岸本由美子さん
店主 岸本由美子さん
「ほとんどのパフェが季節限定、数量限定です。当店は予約可能で、注文するメニューも予約時に承れますので、ぜひ予約してからいらしてくださいね」
Yahoo!ロコCafe de Lyon
住所
愛知県名古屋市西区那古野1-23-8

地図を見る

アクセス
国際センター駅[2]から徒歩約4分
名古屋駅[ユニモール14(東側)]から徒歩約5分
丸の内(愛知県)駅[7]から徒歩約7分
電話
052-571-9571
営業時間
月,火,木,金 11:00~19:00 土,日 09:00~18:00
定休日
毎週水曜日、毎月第2火曜日、毎月第4火曜日
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

2.サンドイッチ風パンケーキが斬新! 「シュバルカフェ」

情緒ある白壁エリアのカフェ

明治から昭和初期にかけての情緒ある街並みが残る白壁エリアにある「シュバルカフェ(Cheval Cafe)」。名鉄尼ケ坂駅から徒歩6分ほどの場所でアクセス抜群とは言いがたいが、名古屋の中心街からバスで訪れる人も多い隠れ家的な人気のあるカフェだ。

隣接の待合室(ガラス戸の向こう)にはフェラーリなどの高級輸入車が展示されている

店内にはソファ席とテーブル席があり、座席の間隔が充分に空いているためゆったりと寛げる。小さい子どもを連れたお客さんも多く、ママ友とのランチ会などに利用する人も多いそうだ。

土日の11時半以降は予約不可のため少し並ぶこともあるが、隣接した待合室があるので暑さ寒さはしのげるようになっている(平日及び貸切宴会の予約は電話にて相談)。

ふわっふわ!メレンゲたっぷりのスフレ風パンケーキ

ふわふわで分厚い、鉄板に並ぶパンケーキ

シュバルカフェの看板メニューは、なんといってもパンケーキ。メレンゲを使うスフレ風のパンケーキだが、仕上げにオーブンでも焼くのがシュバルカフェ流なのだとか。焦げ目のついた表面とくちどけのよいスフレの食感の違いが楽しめる。

副店長 亀垣和弥さん
副店長 亀垣和弥さん
「メレンゲを作るところから始めるので注文から提供まで20分ほどかかります。食後に召し上がる場合でも、パンケーキは早めに注文してくださいね」

季節限定のオリジナルパンケーキが自慢!

「ストロベリーチョコレートベネディクトパンケーキ」(1380円)

フォトジェニックなパンケーキと言えば、何枚も重ねたりクリームを高く絞ったりするのが定番だが、シュバルカフェはちょっと違う。クリームとフルーツをサンドイッチやハンバーガーのように挟んだ斬新なスタイルで、季節ごとにメニューが変わるのだ。

2018年春は、「ストロベリーチョコレートベネディクトパンケーキ(Strawberry Chocolat Benedict Pancake)」で、2月1日から5月末までの提供。イチゴを使うのは去年の春と同じだが、今年はチョコレートを使ったバージョンアップ版になっている。イチゴに純生クリーム、そしてラズベリーソースにミントの葉。これはもう撮るしかないかわいらしさ!

でも、チョコレートはどこに……?

中からチョコレートがとろり

心配無用!
パンケーキを真ん中からカットすると、中からチョコレートがたっぷりと流れ出る。

副店長 亀垣和弥さん
副店長 亀垣和弥さん
「真ん中に自家製生チョコレートを置いて、そのまわりにチョコレートソースをかけています。パンケーキ生地にもチョコレートを混ぜていますよ!」

食べ飽きないおいしさ、リコッタチーズのパンケーキ

「リコッタチーズパンケーキ」(1100円)は、バナナ付き

季節のパンケーキも人気だが、リピーターから絶大な支持を受けているのは「リコッタチーズパンケーキ」だそう。イタリア産のリコッタチーズを生地に混ぜ込んだパンケーキで、じゅわっとふわっとした食感とほんのり香るチーズの風味は感動もの!

ハチミツが苦手でなければ、ぜひハチミツを

リコッタチーズのパンケーキにはメイプルシロップがハチミツを選べるのだが、お店のオススメはハチミツ。バルなどで「ブルーチーズにハチミツ」「カマンベールにハチミツ」といった組み合わせがあるように、チーズとハチミツの相性は最高だからだ。

テッパンのリコッタチーズか、季節ごとに変わるベネディクトパンケーキか。メニューを前に、最後まで悩んでしまいそうだ。

――ストロベリーチョコレートベネディクトパンケーキは5月末までだそうですが、次はもう決まっているんですか?

副店長 亀垣和弥さん
副店長 亀垣和弥さん
「6月からのパンケーキは未定ですが、初夏らしいさわやかなパンケーキにする予定です。夏の桃、秋の栗と、これからも季節の味にご期待ください! 」
Yahoo!ロコCheval Cafe
住所
愛知県名古屋市東区 白壁3-21-17

地図を見る

アクセス
尼ケ坂駅[出口1]から徒歩約5分
清水(愛知県)駅[出口1]から徒歩約10分
東大手駅[出口]から徒歩約13分
電話
052-979-2366
営業時間
月~日 10:00~19:00
定休日
無休
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

3.東海が誇る世界的パティスリー「シェ・シバタ 名古屋」

看板には「パティスリー」「サロン・ド・テ」「ショコラティエ」と記されている

覚王山(かくおうざん)は、名古屋人の住みたい街として常に上位にランキングする洗練された街。「シェ・シバタ 名古屋」は、地下鉄東山線覚王山駅1番出口を出て、日泰寺へ向かう参道を徒歩3分ほど北上した場所にある。

国内外で大活躍する、柴田武シェフ

柴田武シェフ(画像提供:シェ・シバタ)

シェ・シバタのオーナーは、岐阜県多治見市出身の柴田武シェフ。現在では上海やバンコクにも進出し、ショコラティエとしてカカオの産地へも積極的に赴いている。またその一方、愛知県西尾市の抹茶大使に就任したり、名古屋のお土産をプロデュースしたりと、あくまでも日本や地元を大切にしながら世界へ発信する姿勢を貫いているシェフだ。

柴田シェフのインスピレーションで生まれる、至福のケーキ

真上から撮っても絵になるケーキ

大活躍で多忙な柴田シェフ。季節ごとに登場する新作ケーキはスタッフを中心に開発しているのかと思いきや、そうではない。最初のアイデアと最後の仕上げはすべてシェフが行い、レシピ開発段階でも何度も味を確かめているというから驚きだ。

パティシエ 池戸祐介さん
パティシエ 池戸祐介さん
「国内外でシェフがインスピレーションを得てひらめいたケーキのアイデアを、僕たちパティシエが形にしていきます。砂糖が多い、リキュールが少ないといったアドバイスを受けながらレシピをつくり、最後のデコレーションをシェフが行なって完成です。シェフが忙しいので、『早くアイデアをください!』と急かしちゃうこともありますよ」

2018年春の新作「オートイユ」

「オートイユ」(580円・税別)

真っ白なクリームに真っ赤なイチゴ、やわらかな曲線のフォルムが印象的な「オートイユ」は、インパクトの強い味が多いシェ・シバタのケーキにしては珍しく優しい味わい。

ライチとバニラのババロアの中に、チョコレートスポンジ、ピスタチオクリーム、イチゴとラズベリーのジュレが層になっている。2種類の小さなクリスピーチョコが隠れているのがアクセントだ。

どこから見ても美しい「クー デ ボワ」

「クー デ ボワ」(500円・税別)

真っ赤な姿が斬新な「クー デ ボワ」は、銀色のアラザンが真珠のように映えている。キルシュとバニラのババロアの中に、カシスの実を加えたラズベリーのジュレ、底は砕いたアーモンドの付いたダコワーズと、もちろん味の構成にもぬかりはない。

お花見気分になれる⁉ 「ミランダ」

「ミランダ」(540円・税別)

香りと色味の強い「センガセンガナ種」のイチゴを使っているのが「ミランダ」。イチゴのクリームを塗ったうえに、イチゴとコンデンスミルクのソースでコーティングされているので、艶のある光沢がある。さらにマカロンやベリーがあしらわれ、かわいらしさも抜群だ。

――それにしても、どのケーキもお皿が素敵すぎませんか?

パティシエ 池戸祐介さん
パティシエ 池戸祐介さん
「新作のケーキができると、シェフが京都までお皿を選びに行くんです。そのケーキを最高に演出するためのお皿なので妥協はありません。また、もっともおいしい状態で食べていただくため、ケーキによっては提供時に食べ方をアドバイスさせていただくこともありますよ」

焼き菓子は、名古屋のお土産にも!

焼き菓子のディスプレイの奥にカフェスペースがある

シェ・シバタ 名古屋の店内には、テイクアウト用の焼き菓子もたくさん並んでいる。パステルカラーの箱が並ぶ様子は高級感のあるブティックのようだ。

6種類の詰め合わせが贅沢な「ラファイエット」(1200円・税別)

焼き菓子は1個からでも買えるが、お土産として渡すなら特別感のあるギフトボックス入りがオススメ。今年の新作の詰め合わせ「ラファイエット」は、3種類のマドレーヌなど6種類の焼き菓子の詰め合わせになっている。

写真手前、左側の「ヴィジタンティーヌ」はシェ・シバタのスペシャリテで、ギリギリまで焦がしたバターがどこにもない風味を生み出している逸品。ケーキを食べたあとでも、翌日のおやつにぜひ買って帰りたい。

パティシエ 池戸祐介さん
パティシエ 池戸祐介さん
「テイクアウト用の焼き菓子もお店で焼いています。カフェは夏になってかき氷が始まると一気に混みますが、普段は平日の午前中なら比較的空いていますよ」
Yahoo!ロコシェ・シバタ 名古屋
住所
愛知県名古屋市千種区山門町2-54

地図を見る

アクセス
覚王山駅[1]から徒歩約2分
池下駅[2]から徒歩約8分
本山(愛知県)駅[4]から徒歩約13分
電話
052-762-0007
営業時間
月,水~日 10:00~20:00
定休日
毎週火曜日(不定休あり)
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

取材メモ/最高においしくなるように考え抜かれたスイーツを前にすると、カロリーを気にする罪悪感が生まれる余地がありません。食べている途中はもちろんのこと、食べたあとも「食べられて本当によかった!」という幸せな気分が続きます。

取材・文・撮影=一番ヶ瀬 絵梨子(日本プリコム)

まだある名古屋スイーツ!

この記事を書いたライター情報

Yahoo!ライフマガジン編集部

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