バックパックひとつで離島キャンプ伊豆大島のキャンプ場へ!

2016/04/25

バックパックひとつで離島キャンプ伊豆大島のキャンプ場へ!

衣食住のすべてをバックパックひとつに詰め込んで自然とふれあい、ごはんを食べながら仲間と語り合う。伊豆大島で、はじめてのバックパックキャンプ旅へGO!

エイ出版社

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バックパックを背負ってシンプルで自由な旅へ

バックパックキャンプの魅力は、なんといってもその自由度にあるのだと思う。車では行けない海の向こうや山の奥にだってバックパックひとつなら歩いて行けるし、装備がシンプルな分、フットワークも軽くなる。たくさんの食材やキャンプ用品を持ち込むオートキャンプが“パーティ”のようなものだとするならば、衣食住すべてを背負っていくバックパックキャンプは、より“旅”に近いのかもしれない。

東京の竹芝客船ターミナルから、高速ジェット船で伊豆大島へ! カラフルな船体をバックに記念撮影!

とある春の朝。重い荷物を背負って、東京の竹芝客船ターミナルに。「通勤ラッシュの電車にこのバックパックで乗り込むの、すごく勇気が要りました~。なんだか周りの視線が痛くって(笑)」

地元が一緒で、おなじ高校に通っていたという相馬文枝さんと佐藤みづきさんは、朝の移動を振り返りながら笑っていた。(バックパックキャンプ最大の難関は、ラッシュアワーなのだ)。それぞれの背中にはずっしり重いバックパック。けれど気持ちはその重みと反比例するように軽やかだった。さぁ、都会を抜け出して、伊豆大島キャンプ旅へ!

竹芝から高速ジェット船で1時間45分。あっという間に伊豆大島

東京〜伊豆大島の船は、その日の天候よって元町港・岡田港のどちらかに入船する

竹芝客船ターミナルから高速ジェット船に揺られること1時間45分ほど。あっという間に伊豆大島に到着した。桟橋に降り立つと潮の香りがふわりと鼻孔をくすぐり、頭上にはカモメが旋回していた。道を行き交う品川ナンバーの車だけが、ここが東京都であることを小さく主張している。

ふたりはまず港の近辺でランチをとり、地元のスーパーで買い出しをすませ、伊豆大島の東海岸に位置するキャンプ場へと向かった。

「海のふるさと村」には、フリーテントサイトのほか、デッキテントやロッジなども備えられている

海を見下ろす美しいキャンプ場「海のふるさと村」

島のなかでも、手つかずの自然が残るゴゼ川地区にある「海のふるさと村」のキャンプ場は、想像よりもずっと美しかった。海を見下ろすサイト周辺にはオオシマザクラやヤブツバキの木が生い茂り、森の奥からはウグイスの歌声が聞こえてくる。場内はほぼ貸し切り。さっそくバックパックからテントを取り出し、キャンプサイトを設営。火をおこし、ごはんを作り、いくつもの会話を交わす。

キャンプサイトの設営が終わったら、周辺を散策してからごはんの時間! 地元スーパーで買った“くさや”などもBBQに!

太陽が沈むと北風がびゅうびゅうと吹くようになり、それぞれ持ってきたダウンを着込んだ。夜の闇の奥から潮騒が響き、島の自然の荒々しさが存在感を増す。「ちょっと心細いけど、なんだか自然がすごく近い感じ!」「うん。島キャンプに来てる! って感じがするね。明日は晴れるといいね。おやすみ~」

島旅キャンプ2日目は、晴れときどき幸せ

翌朝、テントから這い出すと、昨晩の悪天候が嘘のような青空が広がっていた。木々の合間からやわらかな朝の光が降り、小鳥が気持ちよさそうにさえずっている。

「おはよ~」

すっきりとした表情で起き出したふたりは、さっそくワンバーナーでお湯を沸かし、コーヒーを淹れる。朝食は、地元のスーパーで買った「大島バター」を塗ったトーストとソーセージだけ。ごくごくシンプルメニューだけど「このバター、すごくあっさりしていておいしい!」とふたりは満足気だった。

2日目はすっきり快晴。キャンプ場に備え付けのベンチで、のんびり朝ごはん

荷物を少なくしたから撤収もラクラク

朝食のあとは、キャンプサイトの周辺をのんびりと歩くことに。オオシマザクラのトンネルを抜け、斜面を少し下ると、ゴロゴロとした岩が転がる“メメズ浜”に到着した。海岸線まで迫った山ときらきら輝く春の海。伊豆大島の大自然が描き出す美しいコントラストを前に、ゆっくりと深呼吸する。

キャンプサイトに戻ったふたりは、さらに森を歩き、寝袋やテントを乾かしながら、キャンプサイトの撤収に取りかかった。「荷物が少ないから、撤収がとにかく早いし、簡単!」「本当に必要なものって、思っているよりも少ないのかも!」

キャンプサイトから歩いて5分ほどの“メメズ浜”へ。山と海が織りなす島の風景に感動!

帰りの船まで、時間はたっぷりある。海へ行こうか、山を歩こうか。フットワーク抜群のバックパックキャンプだから、まだまだどこへだって行けるのだ。

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※この記事は『キャンプ スタートBOOK』を元に再編集・構成されたものです。掲載している情報は2015年4月23日時点のものです。予告なく変更される可能性もありますので事前確認をおすすめします。

この記事を書いたライター情報

エイ出版社

エイ出版社

年間600冊以上の雑誌・ムック・書籍を出版する出版社。動画、ウェブ、イベント、飲食店などを提供するコンテンツクリエイター集団でもある。バイク、自転車、サーフィン、釣り、登山、ゴルフなどの趣味や、ファッション、旅、飲食、暮らし、などのライフスタイルに強い。写真とデザインにこだわる。

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