中毒になっても知らんで~。ブーム急上昇!大阪の魚介系ラーメン

特集

ラーメン好きなら覚えておきたい東名阪の厳選9杯!

2018/03/04

中毒になっても知らんで~。ブーム急上昇!大阪の魚介系ラーメン

国民食ともいえるラーメン業界において、すっかり定着し人気を不動のものにしている魚介系スープ。何十年も味を守りぬく老舗から、新たな進化を遂げたニューウェーブ店までがしのぎを削り、再び大ブームを巻き起こそうとしています。今回は大阪で圧倒的な支持を集める名店3軒をピックアップ!

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

絶対にハズせない名店ぞろい。個性が異なる魚介系スープを食べ比べしながら全制覇!

あっさりなのにコク深い魚介系スープ! 日本人に生まれてよかった〜と実感できる心に染み入る味。写真は「烈志笑魚油 麺香房 三く(れっししょうゆ めんこうぼう さんく)」の「かけラーメン」(800円)

今回ピックアップした店舗は、関西のラーメン好きならずとも一度は店名を耳にしたことがあるのでは? 関西における魚介系のパイオニア、話題を集める貝スープ専門店、さらには連日大行列の繁盛店という3つがそろい踏み!

同じ魚介系のジャンルといえど、それぞれ個性がまったく異なるテイストを提供。お気に入りの一杯がきっと見つかるはずです。

1杯目! 
洛ニ神(天神橋)

人気は衰え知らず! 関西魚介系のパイオニア

庶民的な商店街内でひときわ目を引く『魚系』と明記された提灯

まず最初に訪れたのは、まだ関西では魚介系スープが珍しかった2001年にオープンした「洛ニ神(らくにじん)」。天五中崎通(てんごなかざきどおり)商店街を入ってすぐのところにあるお店です。この地でずっと暖簾を守り続け、今なお常連のみならず新規客を獲得中! ランチ営業終了間近に訪れたこの日も、ギリギリまでお客さんが来店しており根強い人気を目の当たりにできました。

創業時から変わることのない店内レイアウト

店内はL字型のカウンター席のみ。奥に厨房があるのですが、暖簾をくぐった瞬間から魚介系のおいしそうな香りが鼻腔をくすぐります。ではさっそくもっともスタンダードな一杯をオーダしましょう。

\2004年式中華そば(750円)/

最後にトッピングされる焼き海苔が印象的な盛り付け
「2004年式中華そば」の魚介系ラーメンデータ

\魚介の極意を語る! お話を伺ったのはこの方!/

長年に渡り、厨房を1人で守りぬく松村啓史さん

店主の松村啓史さんは、学生時代の就職活動の際、東京で立ち寄った魚介系スープのラーメン店に衝撃を感じたそう。そこで独学でスープづくりを学び脱サラして開業。今なお厨房に立ち続ける根っからのラーメン職人です。

まずは麺からいただきましょう。ツルンとした喉越しは細麺ならでは。弱めのちぢれ具合がイイですね
松村さん
松村さん
「2004年に完成した中華そばは少しずつバージョンアップしながら今に至ります。脂ののったさんま節でコクと旨味を引き出しながら、さば節&いわし節をプラス。それぞれの節の個性を活かしつつ、上品さとガツンとくる魚介らしいパワフルさのバランスを調整するのが重要です」
ダシをとった後の魚節。大きな鍋いっぱいに盛られていた
松村さん
松村さん
「ちょっとした火加減のミスで生臭さや青魚特有の雑味が出てしまうので、仕込み時はいつも目が離せません。仕上がった魚介ダシは鶏白湯スープと合わせます。タレは旨味を足すだけで、あくまでも補助的な役割と考えています」
風味を逃がさないよう一気に沸騰させるのが同店流
松村さん
松村さん
「魚節を入れる割合と煮出し方でどんどん味が変わっていきます。また組み合わせ次第では想像以上のおいしさに出会えることもある。魚介系スープはラーメン職人がチャレンジし甲斐のあるテリトリー。これからも走り続けて、新たな味を見つけていきたいです」
Yahoo!ロコ洛二神
住所
大阪府大阪市北区浪花町4-22 藤ビル1F西

地図を見る

アクセス
天神橋筋六丁目駅[13]から徒歩約2分
扇町(大阪府)駅[2B]から徒歩約4分
天満駅[出口]から徒歩約4分
電話
06-6371-1088
営業時間
11:30~14:30(土曜日のみ12:00~)/18:00~24:00
定休日
毎週日曜日
口コミ・写真など

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2杯目! 
くそオヤジ最後のひとふり(十三)

貝ダシを巧みに操る! 魚介系スープの魔術師

店先には年季の入った暖簾が架けられ、多くのラーメン好きを出迎える

次にご紹介するのは、一度聞いたら忘れることのできないインパクト大の店名を掲げる「くそオヤジ最後のひとふり」です。こちらは阪急十三駅の西口から徒歩3分ほどの場所で、国道176号線の高架下に店を構えています。オープンは2013年。以来、十三エリアを代表する行列のできる名店として確固たる地位を築いています。

オーダーが入ると次々にラーメンを仕上げていくスタッフさん

10席のカウンター席と6人がけテーブル席で構成された店内。営業中は威勢のいいスタッフさんたちがキビキビ作業していて、活気ある雰囲気です。また店舗入口付近にはベルギービールの代名詞・ヒューデンガルデンのサーバもスタンバイ! 生ビール1杯400円という安さで飲めるのも高ポイントです。

\あさりラーメン(880円)/

口を開いたあさりがメイン具材。薄切りの大きなレアチャーシューも2枚のる
「あさりラーメン」の魚介系ラーメンデータ

\魚介の極意を語る! お話を伺ったのはこの方!/

毎日試食を実施し、安定感のある一杯を生み出す野島店長

店長を務める野島裕二さんは、1日数百杯のラーメンを作り続けるベテラン。同店の味を知り尽くしており、貝のスープを扱わせたらオーナーさんにも引けをとらないほどの凄腕職人です。

モッチリした太麺は食べてビックリ! コチラの自家製麺は讃岐うどんのように足踏みも行うことで、よりコシのある仕上がりに
野島さん
野島さん
「オーダーメイドの浄水に驚くほど大量の貝を入れて寸胴で炊き、エキスたっぷりのスープに仕上げています。材料はシンプルに水と貝のみ。貝は季節によってサイズや旨味の強さが異なるので、火加減や水の量を工夫するのがコツです」
寸胴を埋め尽くすあさり! 誰もが驚くほどの量を使用している
野島さん
野島さん
「現在、貝スープのラーメンはあさり、しじみ、はまぐりの3種類をご用意。それぞれのスープに合うようタレも3つ異なるものを使用しています。あさりには濃口と薄口をブレンドした醤油ダレを組み合わせて風味を高めています」
タレはシンプルに醤油ベースだが、各種調味料のブレンドの仕方が絶妙
野島さん
野島さん
「十三は飲み屋さんが多いので胃に優しい貝スープのラーメンをオーナーが考案しました。スープ以外にも、貝の豊かな香りを感じてもらえるよう反り返った器を使用したり、大判のレアチャーシューは切りたてをご提供するなど、こだわりがぎっしり詰まっています」
Yahoo!ロコくそオヤジ最後のひとふり
住所
大阪府大阪市淀川区十三本町1-3-13 1F

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アクセス
十三駅[西口]から徒歩約1分
神崎川駅[出口1]から徒歩約18分
塚本駅[東口]から徒歩約20分
電話
06-6308-3930
営業時間
月~日 11:00~23:00
定休日
無休
口コミ・写真など

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3杯目! 
烈志笑魚油 麺香房 三く(新福島)

国産煮干し一筋! 濃厚旨味のビッグウェーブ

平日はもとより休日ともなれば、店の前に長い行列ができる有名店

魚介系ラーメンの名店特集、大阪エリアのラストを締めくくるのは、「烈志笑魚油 麺香房 三く(れっししょうゆ めんこうぼう さんく)」。2011年に開業し、今では3店舗展開する関西麺業界の雄は、平日であっても10人、20人の行列は当たり前! 長時間並んででも十分に価値あるおいしさで、リピーターを現在進行形で増やし続けています。

店の中は魚節のいい香りに包まれている

厨房を囲むようにして形成されたカウンター席がメイン。入ってすぐのところに設置された券売機でチケット購入してオーダーするスタイルです。この日はお店の定番であり代名詞ともいえる、かけラーメンをセレクトしました。

\かけラーメン(800円)/

かけラーメンには、いわし節のほかほうれん草、若メンマ、チャーシューがのる
「かけラーメン」の魚介系ラーメンデータ

\魚介の極意を語る! お話を伺ったのはこの方!/

名店の歴史を一人で築き上げた麺職人であり店主の山本さん

うどん屋、そば屋、和食店でキャリアを重ねて独立。繁盛店のカリスマ店主でありながら「ラーメンは奥が深すぎる…」と、現在もなお独自の研究&名店での食べ歩きを欠かさない山本雅司さん。心をこめたラーメンづくりを探求し多くの客を魅了し続けています。

琥珀色のおダシ。時間をかけてじっくり水だしすることで、この品質に仕上がる
ラーメン鉢ではなく、鍋で合わせて火を通しながら1杯ずつスープを作る
山本さん
山本さん
「複数の魚節を一定温度のイオン水に丸1日漬けて水だししたおダシを、熟成させた醤油・香味油などと合わせて1杯ずつ沸かすことでスープが完成。この工程によって魚節の滋味深さ、力強い風味がより際立ちます。喫茶店がサイフォン式でコーヒーを淹れるのと同様に、お客様へご提供する前のこの一手間が満足感のあるおいしさへとつながります」
他店ではほとんど見かけることのできない超ロングバージョンの特注麺
山本さん
山本さん
「最近、豊かなおいしさのスープを最大限に楽しんでいただけるよう麺を特注しました。通常は30cmぐらいの長さが定番ですが、ウチでは52cmのものを使用。結果、スープがのってくる割合が増えて、より魅力的な味わいになったと思います」
長~い特注麺とスープの相性抜群! ダシの効いたスープは最後の一滴まで飲み干したくなるおいしさです
山本さん
山本さん
「小さな子供からお年寄りまで、みんなに愛されるラーメン。おいしいだけでなく、体にもやさしい。そしてまた食べたくなる一杯をこれからも追求していきます」
Yahoo!ロコ麺香房 三く
住所
大阪府大阪市福島区 福島2-6-5 AKパレス1F

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アクセス
新福島駅[2号出口]から徒歩約2分
福島(大阪府・阪神線)駅[西出口2]から徒歩約3分
中之島駅[6]から徒歩約5分
電話
06-6451-4115
営業時間
【月~土曜日】 11:39~14:39/18:39~23:39【日・祝日】 11:39~14:39
定休日
毎月第2日曜日、毎月第4日曜日
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

どのお店も名店の名に恥じない完成度の高いラーメンばかり! 食べ歩きして、比べてみればそれぞれの魅力を実感できるはずです。ぜひ魚介系スープのおいしさを、あなた自身で確かめてくださいね。

取材・文・撮影=柳川 博紀(ペンアクト)、撮影=久保 秀臣

この記事を書いたライター情報

Yahoo!ライフマガジン編集部

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