鈴木砂羽も春を感じた、蒲田「春香園」のニラ桜海老入り餃子

連載

鈴木砂羽の餃子道

2016/04/12

鈴木砂羽も春を感じた、蒲田「春香園」のニラ桜海老入り餃子

役者仲間や友人たちと「餃子部」を結成するほどの餃子フリークな、女優・鈴木砂羽。美味しい餃子を求めてさまざまな街を食べ歩く連載第2回!

鈴木砂羽

鈴木砂羽

女優

蒲田羽根つき餃子の発展型?

こんにちは、鈴木砂羽です。みなさん今日も美味しい餃子食べてますか? 

ということで、餃子を愛するすべての方々へお届けする連載コラム「鈴木砂羽の餃子道」。第2回も引き続き蒲田からお送りします!

餃子の街を見守ってきた蒲田八幡神社。餃子のことを考えすぎてたら、しめ縄まで餃子に見えてきました

前回紹介した「你好」をはじめ、「金春」「歓迎」といった有名店が密集する蒲田。羽根つき餃子の御三家とも言われるこの3つのお店をしのぐほどに連日賑わっているのが、今回お伺いする「春香園(しゅんこうえん)」です。

蒲田駅東口から飲食店が軒を連ねる細い路地をまっすぐ進むと、一際目立つ看板が
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砂羽さん、今日もたらふく食べる気マンマンです!

「你好」の創業者である八木功さんが考案した羽根つき餃子を兄弟や親戚に作り方を伝授して、それぞれ独立して開業されたのが「金春」や「歓迎」だというのは餃子好きにはよく知られていることですが、「春香園」は「金春」の姉妹店。オーナーの八木誠さんは、功さんの甥なのだそう(現在は「金春」の経営も引き継がれているとのこと)。

それでは早速、「春香園」の一番人気メニューである焼き餃子を注文してみましょう!

焼き餃子(5個320円)

見て! このボリューム!  餃子1個が3歳児のげんこつぐらいの大きさで、その中に餡がパンパンに詰まってて、ずっしりと重さを感じます。そしてこの広々とした立派な羽根! どこから食べればいいのかわからない(笑)。まずは何もつけずに、そのままかぶりついてみます。

どこからかぶりつこうか思案中

みっちり詰まった餡から肉汁がたっぷりあふれてくる! 餡にしっかり味がついてて、ネギと生姜の香りが効いてます。酢醤油や自家製の辣油をつけて食べても美味しいですね。食べ応えもあるし、この1皿でも十分満足できちゃう。というかご飯いらない!(笑)。

「肉汁が出てくるのと味がしっかりついてるのは、ラーメンで使うとんこつスープを餡を練る時に入れてるからなんです。餃子の大きさも、以前には小さくしようと考えたこともあるんですけど、お客さんに文句言われるのもなんだし、メニューも変えなきゃいけないから、まあそのままでいいかっていう感じで(笑)。大きいから、普通の餃子よりも焼く時間はかかっちゃうんですけどね」(八木誠さん)

桜海老の餃子は故郷の味?

続いて注文したのはニラ桜海老入り餃子。なんと包んでいるところも見学させてもらいました!

手のひらがすっぽり隠れちゃうぐらいの大きさ!
綺麗な縁取りが施されたそのルックスは、まるでコーニッシュ・パスティのような趣

手で延ばした大きめな皮に、桜海老・ニラ・玉子焼きが入った餡をちょっとびっくりするぐらい詰めて、鮮やかな手さばきで包んでいきます。皮の縁の部分は少しずつひねって綺麗な飾りつけが施されていて、パッと見ると餃子というより、イギリスのお母さんが作るパイ料理みたいな可愛らしさ!

「この桜海老の餃子は大きいので、焼く時には焦げないようにお湯を張ってから餃子を載せて、蓋を開けたまましばらく強火にかける。羽根と焼き目がついたら、一度裏返して両面を焼くんです」(八木さん)

ニラ桜海老入り餃子(3個500円)。両面にこんがり焦げ目がついて、なんとも美味しそう!

羽根つき餃子なのに羽根が下になっているのは、両面焼きをしてるからなんですね。では、美味しそうなニラ桜海老入り餃子をいただきます! 皮はモチモチで、お肉が入ってないけど桜海老のうまみがすごく出てて。ニラの食感と玉子の甘味もすごくマッチして美味しいんです。

「桜海老の餃子っていうのは、もともと中国の田舎のほうでよく食べられてるもので、私も小さい時から食べてた味。それをそのまま同じ風に作ったものなんですよ」(八木さん)

クールな表情をしてますが、実は箸を持つ手がプルプル震えてます…ってぐらい重い!

「ナマコ餃子」って一体ナニ!?

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ナマコ入り蒸し餃子(5個750円)

最後にもう一皿、メニューの中でも気になったナマコ入り餃子も食べたい! ということで、今日は蒸しで試してみることに。果たしてナマコは餃子に合うのか? 

綺麗なヒダで包まれた皮に、少し中の餡が透けててとても美味しそうなルックス! 一口かじってみると……ナマコのプニュプニュした食感が面白い! プリッとした海老と豚肉、そしてニラと玉子が入った贅沢な味わいの餃子です。

「ナマコは昔から中国で使われている高級食材で醤油煮なんかでよく食べられますけど、それを餃子に入れてみようと思って考案したメニューです。それから同じようにナマコ入りの餃子を出してた店もあったみたいだけど、原価が高すぎてどこもやめちゃった。たぶん今でも出してるのはウチぐらいじゃないですかね?(笑)」(八木さん)

他にも食べたい餃子がいくつもあったけど、お腹いっぱい! 美味しいだけじゃなく、安くてボリュームも抜群な「春香園」。さすが人気店の実力の高さを思い知らされました!

オーナーの八木誠さんと、お決まりのギョーポー(餃子ポーズ)でパシャり!

今回、「你好」「春香園」と食べ歩いてみましたが、やっぱり蒲田はレベルが高い! ベーシックだけど奥深い味わいを感じさせてくれる「你好」の餃子と、そこから枝分かれした先にありながらもオリジナルに発展していった「春香園」の餃子。羽根つき餃子の進化の形をあらためて感じた『鈴木砂羽の餃子道』蒲田編でした。

蒲田にはいいお店がもっとたくさんあるし、そのいずれもが「ウチはここを変えていった」「ウチはここにこだわってる」という感じでお店ごとの違いをしっかり味わえる町。なので、蒲田に来た時には1軒で満足するなんてもったいない! ぜひとも2軒・3軒と食べ歩いてみてくださいね!

美味しい餃子を頬張りつつ、「次はどの店に行こうかな?」と想いをめぐらす砂羽さんなのでした
Yahoo!ロコ春香園
住所
東京都大田区蒲田5-22-1

地図を見る

アクセス
蒲田駅[東口]から徒歩約2分
京急蒲田駅[西口]から徒歩約6分
蓮沼駅[出口1]から徒歩約14分
電話
03-3733-7677
営業時間
11:00~14:00/ 17:00~24:00(日・祝 ~23:00)
定休日
不定休
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。


構成=宮内健、撮影=熊谷直子、ヘアメイク=MINEKO

この記事を書いたライター情報

鈴木砂羽

鈴木砂羽

女優

1994年に主演映画「愛の新世界」で注目を集め、同年ブルーリボン新人賞、キネマ旬報新人賞など多数の映画賞を受賞。以降、映画・ドラマ・舞台など幅広く活躍。日本テレビ「幸せ!ボンビーガール」出演中。「YOU」 (集英社)にてエッセイ漫画「いよぉ!ボンちゃんZ」連載中。

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