春の京都で味わいたい、地元で愛される町グルメ5選

春の京都で味わいたい、地元で愛される町グルメ5選

2018/03/26

春の風が吹く京都は今、まさに散策にもってこいな時期を迎えています。風情ある景色を眺めながら歩いていると、いつしかお腹の方も補給が必要に。今回は、関西在住ライターが厳選した、京都で地元の人々に親しまれている町の名物グルメをご紹介します。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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\京都で愛される町の名店はこちら/
1.イノダコーヒ本店(烏丸)
2.キッチン・ゴン西陣店(西陣)
3.佰食屋(西院)
4. ぎょうざ処 高辻 亮昌 本店(四条)
5.新福菜館本店(塩小路)

1.イノダコーヒ本店(烏丸)
ノスタルジックに味わいたいパフェ&コーヒー

天井が高くゆったりした空間が魅力。庭を眺められるテラス席も

まずご紹介するのは、烏丸の「イノダコーヒ本店」。町家風の外観が趣を感じさせる老舗カフェで、創業以来の定番コーヒー「アラビアの真珠」と色みも鮮やかな「プリンパフェ」をいただきます。

\「プリンパフェ」(860円)、「アラビアの真珠」(560円)/

ボリューミーな「プリンパフェ」(860円)と創業時からの定番「アラビアの真珠」(560円)
ミルクと砂糖は冷めると混ざらなくなるので熱いうちに

「アラビアの真珠」は、モカを中心に数種類がブレンドされた深煎り仕上げのヨーロピアンタイプのコーヒー。香り、コク、酸味がほどよく融合し、幅広い層に親しまれている一品です。ブラックはもちろん、ミルクと砂糖を加えて味わいを広げるのもオススメの飲み方です。

プリン+生クリームの味わいも懐かしく、ほっこりした気分にさせてくれます

「プリンパフェ」は、盛りだくさんのフルーツに昔ながらのプリンが乗せられたビジュアルに思わず懐かしさがこみ上げます。下部に入っているレモンアイスはお店オリジナルで、さっぱりした風味が特徴的。常に人気の座をキープしている一品ですが、どんどん暖かくなるこれからの季節は、特に注文が増えるそうです。

町家風の外観。左側は創業当時のレトロな入り口を再現したもの

京都らしい町並みの中で、長年、くつろぎのひとときを提供している「イノダコーヒ本店」。周辺には支店や系列店も数多く、それぞれの店でメニューが違うため、イノダコーヒ巡りをするのも楽しいかも知れませんね。

「イノダコーヒ本店」スタッフ・飯尾さん
「イノダコーヒ本店」スタッフ・飯尾さん
「コーヒーやスイーツだけでなく、本格的なお食事も楽しんでいただけます。お庭や緑が溢れている癒しの空間で、ぜひ、ひと息ついていただけたら」

2.キッチン・ゴン西陣店(西陣)
洋食定番の三重奏「ピネライス」

洋食一筋、歴史を感じさせる店構え

2軒目に訪れたのは、1970年に創業した洋食店「キッチン・ゴン西陣店」。国内外で料理修行を積み重ねたマスターが考案した「ピネライス」は、お客の8割が注文するお店の看板メニューとして人気を博しています。

ピネライスの調理は土台となるチャーハン作りから

\「定番ピネライス」(870円)/

洋食の定番を一度に味わえる「定番ピネライス」(870円)

チャーハン+トンカツ+カレーという洋食の定番を一皿に盛り込んだ「ピネライス」。ボリューミーな見た目に圧倒されますが、チャーハンを薄味にしていたり、カレーソースもまろやかに仕上げていることから食感は全体的にあっさり。カツはサクサクと食べられるように薄めに揚げられています。

メニュー名は修行時代、マスターが「薄い」を意味する「フィーネ」を「ピネ」と聞き違えたことが由来だそう
「キッチンゴン本店」スタッフ・浅田冬武さん
「キッチンゴン本店」スタッフ・浅田冬武さん
「洋食屋の定番メニューが一つにまとまったピネライス。ありそうで意外とないということで好評をいただいています。この見た目ですがカレーに少し辛みをきかせてくどくならないようにしたり、あっさりめの味付けにしているので、女性の方でも完食できますよ」
落ち着いた住宅街の中で佇む昔ながらの洋食屋

「ピネライス」は、定番のほか、デミソースがけの「赤ピネライス」やガーリックチャーハンを使った「ガーリックピネライス」なども用意。オムライスやポークチャップなどザ・洋食屋な他のメニューも絶品なので、ぜひお試しあれ。

3.佰食屋(ひゃくしょくや)(西院)
朝から並んでも食べたい「ステーキ丼」

店内はカウンター席のほかテーブル席も

3軒目は、近年、京都で住みたい町として人気の西院へ。阪急西院駅から徒歩5分のステーキ丼専門店「佰食屋」は店名の通り一日100食限定のお店で、ジューシーで柔らかなステーキ丼を求めて、日々、たくさんのお客が行列を成しています。

1日100食限定のため、必ず食べたいなら整理券の入手が必須。午前9時30分から配布しています

\「ステーキ丼」(1080円)/

ジューシーで柔らかな肉の旨みを味わえる「ステーキ丼」(1080円)

こちらで使用している国産牛肉は黒毛和牛を親に持つ生後36ヶ月以内の交雑牛のもも肉。お手頃なのに味は絶品で、赤身の旨みを存分に味わえます。そんな交雑牛を独自の焼き・カット・塩コショウの技術で調理する「ステーキ丼」は、ミディアムレアのお肉に特注の醤油をベースにしたタレが絡み、気がつけば一瞬で完食。これで1080円とはコスパ高すぎます!

ジューシーなもも肉をふんだんに使用した贅沢なステーキ丼。付け合せのガーリックチップをかければさらにおいしさアップ
「佰食屋」スタッフ・中村さん
「佰食屋」スタッフ・中村さん
「ステーキの焼き加減はミディアムレアで、お肉のおいしさを最大限に引き出せるように焼いています。タレの味付けもシンプルで、素材の旨みを最大限引き出すようつとめています」
西院駅から少し歩いた住宅街の中に現れる「佰食屋」

現在、河原町にもすき焼き専門店、肉寿司専門店を展開している「佰食屋」ですが、ステーキ丼が食べられるのは、こちらのお店だけ。整理券を入手し、京都観光を楽しんでからお店に戻るというコースで、ぜひ西院が誇る絶品ステーキ丼を味わってください。

4. ぎょうざ処 高辻 亮昌 本店(四条)
京都らしさを全面に打ち出した餃子

京都らしい落ち着いた雰囲気の店内

4軒目にたどり着いたのは、四条の餃子専門店「ぎょうざ処 高辻 亮昌」。こちらの餃子は中華の調味料を使用せず、九条ネギをはじめとした京都の野菜、霜降り豚「京の都 もち豚」など京都の食材を使用し、「和食としての餃子」を提供しています。

\「焼き餃子」(1人前360円 ※写真は2人前)/

「焼き餃子」(1人前360円 ※写真は2人前)。ご飯、みそ汁、漬物が付いた定食スタイル(780円)もオールタイムで提供
キャベツや京野菜など地産の食材を使用した餡は優しい食感がやみつきに

美しい焼き色が付けられた餃子は、見た目だけでなく味わいも上品そのもの。餡はかつおだしをベースに京都の料亭御用達の「山利」の味噌を加え、まろやかに。そこに粗目に刻んだキャベツが加わることでシャキシャキ感を生み出し、唯一無二の食感を生み出しています。まずは何も付けずに、その後で地元の村山造酢の「千鳥酢」を使った醤油ダレを付けて食べるのがおすすめです。

酢醤油のタレに黒煎り七味と自家製ラー油を加えることで違った風味に
「ぎょうざ処 高辻 亮昌」今西さん
「ぎょうざ処 高辻 亮昌」今西さん
「他にはない、京都らしい和の餃子を目指したらこのような形に行き着きました。おやつでもオカズでも、お酒のアテにもぴったりなので、幅広い年齢層の方にご好評いただいています。ニンニクの風味も抑えめで女性の方にも安心して食べていただけます」
地下鉄四条駅から徒歩8分、静かな町並みの中に佇む

ガッツリ系のイメージが強い餃子ですが、あっさり、優しい「ぎょうざ処 高辻 亮昌」の餃子は、まさに京料理のような味わい。持ち帰りは焼き、生いずれも可能(共に2人前~)なので、ご家庭でも京都食材の魅力を凝縮した味を楽しめます。

5.新福菜館本店(塩小路)
80年の伝統を受け継ぐ「中華そば」

創業から約80年。3世代にわたって訪れているお客もいるほど地元では愛されている

京都の町グルメの特集、最後を飾るのは、京都を代表する中華そばの名店「新福菜館本店」。1938年に創業、最初はリヤカーの屋台で始まったお店は、今や全国にその名が轟くほどの名店に。今回は、創業以来の定番である中華そばをご紹介します。

中休みがなく常にお客が出入りしているので厨房は常にフル回転!

\「中華そば(並)」(700円)/

「中華そば(並)」(700円)醤油の濃いスープがインパクト大

醤油ベースの鶏ガラスープは、濃い色合いからは想像がつかないほどあっさり。中太でもちもちの麺も食べごたえがあり、スープの旨みをしっかり吸収します。柔らかく煮込まれた国産豚のチャーシューも旨みをたっぷり含み、麺、スープと絶妙なマッチングであっという間に完食を誘います。

懐かしさとオリジナリティーを同時に感じさせる中華そば
「新福菜館本店」スタッフ・村西弘年さん
「新福菜館本店」スタッフ・村西弘年さん
「基本的なレシピは守りつつ、その日の気候やお客さんの状況を見て、どういうスープを出せばよいのか、コクや旨みの微調整は常に行っています。スープは、麺を絡める前と後で味も変わってくるので、ぜひ飲み比べていただきたいです」
京都駅から徒歩約5分。観光帰りに立ち寄りたい

京都駅から徒歩約5分という好立地であることから客足が絶えないこちらのお店。お昼は特に客足が集中するため、ゆっくり食べるなら観光終わりの夕方~夜にかけての来店がおすすめです。どこか懐かしくなる伝統の味、80年受け継がれている中華そばは、一度食べたらすぐに次の来店を考えたくなることでしょう。

京都で地元の人々に愛されている町の名店。わざわざ足を運びくなるグルメの数々は、観光の合間にと言わず、ぜひ、まっしぐらに向かっていただきたいものばかり。ぜひ、旅の思い出に、京都ならではの味を刻んでください!

取材・文=伊東孝晃(クエストルーム)、撮影=古賀亮平

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