中華の鉄人・陳建一も認めた!若き情熱がほとばしる汁なし麻婆麺

2018/03/31

中華の鉄人・陳建一も認めた!若き情熱がほとばしる汁なし麻婆麺

明治28年創業の老舗中華料理店が新潟県長岡市にあります。陳建一氏の兄弟弟子である4代目と東京「四川飯店」で修業した5代目が腕を振るう「喜京屋」。四川省の本場の素材を使い、四川料理の王道を進む料理の中で、特に人気を集める麻婆麺があります。長岡市民の胃袋をつかむ一杯を訪ねてきました。

月刊新潟Komachi

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120年の歴史に息付く温故知新の精神

多彩な香辛料が織り成す華やかな香り、熟成トウバンジャンと自家製ラー油の鮮烈な辛み。麺に絡んだとろみの強いあんが奥行きのあるうま味を運び、四川サンショウの爽やかなシビれが余韻を残す。一口、また一口と麺をすするたびに、心地よい刺激が広がり、手が止まらなくなる。

食べ応え満点の総重量500グラム!

本場中国から仕入れる香辛料や調味料を使った汁なしマーボー麺(800円)

そんな、一度食べたらクセになってしまう汁なしマーボー麺を楽しめるのが、明治時代から続く中華料理の老舗・喜京屋(キキョウヤ)です。

JR長岡駅大手口のほど近く。女性でも入りやすい店作りを心掛けている店内は、明るく清潔感がある

現在は、中華の鉄人として知られる陳建一さんの下で研鑽を積んだ若き5代目、疋田昭一郎さんが腕を振るっています。

「昔からマーボー麺はありましたが、汁なしの提供を始めたのは数年前からです。名前の通りスープを張っていないので、店の名物・陳麻婆豆腐の味をそのまま楽しめるのがポイントです」。(疋田さん)

調理場を仕切る5代目・疋田昭一郎さん

5代目・疋田昭一郎さんが調理場を仕切り、今も四川料理ファンを魅了している

新しいアイデアを生かし、定番の味をアレンジすることで生まれた一杯は、常連からも支持を受け、20種以上ある麺類の中でも人気の品へと成長しました。

10種類以上の香辛料から作る自家製ラー油とサンショウが味のポイント

本来、重ねてきた歴史が長ければ長いほど、守るべきものは多くなり変化には慎重になっていきます。しかし、喜京屋には伝統を守りながらも、新しい感性を取り入れるという気風がしっかりと感じられます。

疋田昭一郎さんは全日本中国料理コンクール・前菜部門(2016年)で銅賞を獲得

「もともと、うちは和食屋でした。新潟市の四川飯店で修行を積んだ父の代で中華料理の提供を始めました。今ではすっかり看板になった陳麻婆豆腐も、現在の四川風へと変えたのはここ20年のこと。そういう意味では、120年の歴史の中で、時代に合わせて変化しながら愛される味を追求してきたのかもしれません」。(疋田さん)

唯一無二の「喜京屋の餃子」

弾力のある皮に、繊細なエビのうま味を閉じ込めた四川餃子(470円)

5代目の疋田さんは、赤坂四川飯店での修業を終えて帰郷。5年ほど前に調理を任されるようになってからは、月替わりの限定メニューを考案したり、料理教室を始めたりと、新たな取り組みを行うようになったそうです。

特に女性からオーダーが多いサンラータンメン

酸味と辛みのバランスが絶妙のサンラータンメン(800円)。特に女性からのオーダーが多い一品だ

「もちろん、変えることばかりがいいことだとは思っていません。目当てに来てくれる常連さんのことを考えると、100種あるメニューは減らせませんし、大きくスタイルを変えることもできません。うちならではの中華料理で、昔からのお客さんにも、新しいお客さんにも満足してもらいたいと毎日鍋を振っています」。(疋田さん)

事前に下処理をして、手間を惜しまずにおいしさを追求している

優れたバランス感覚で温故知新を体現する若き情熱が、長岡の街で親しまれている「喜京屋の中華」を次の時代へとつないでいきます。

Yahoo!ロコ中国四川料理 喜京屋
住所
新潟県長岡市殿町1-3-9

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アクセス
長岡駅[大手口(中央口)]から徒歩約4分
北長岡駅[出口]から徒歩約35分
宮内(新潟県)駅[出口2]から徒歩約35分
電話
0258-32-2417
営業時間
月~日: 11:00~21:00 (料理L.O. 21:00 ドリンクL.O. 21:00)
定休日
祝日、祝前日
口コミ・写真など

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