「丼連盟」の“ドン”・安村が長さ30cmのメガ穴子天丼に挑戦

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食べたい! うわさのデカ盛りグルメ

2016/05/12

「丼連盟」の“ドン”・安村が長さ30cmのメガ穴子天丼に挑戦

とにかく明るい安村には、お笑い芸人以外に、実はもう一つの顔がある。「全国丼連盟」なる組織の会長を務めているというのだ。「R-1ぐらんぷり2016」の決勝で激闘を繰り広げた翌日、デカ盛りの「穴子天丼」で有名なお店にふらりと現れた安村を直撃。謎に包まれた“丼活”の実態に迫った!

Yahoo!ライフマガジン編集部

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「全国丼連盟」を知っていますか?

「全国丼連盟(以下、全丼連)」とは、日本が誇る丼文化の魅力を多くの人たちと分かち合い、丼を通じて地域の笑顔を増やし、「“DONBURI”文化を世界に発信していく」ことを目的に立ち上げられた一般社団法人である。

「全丼連」では、地域に眠る丼を発掘し、その素晴らしさを後世に伝えるべく、さまざまな活動を行っている。

たとえば毎年11月10日(いい丼の日)には、「全国丼グランプリ」を開催。日本全国の丼を対象に、天丼やカツ丼、メガ盛り丼など全10部門から、我が国を代表するにふさわしい「金賞丼」を表彰するなどして、丼文化の普及に努めているという。

これが「全丼連」のロゴ。丼のふたを開けた瞬間の湯気、香り、胸の高鳴りなどをイメージしたデザインだとか

「全丼連」の会長を務めるのが、とにかく明るい安村だ!

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“全丼連のドン”が、まさかこの男だったとは!?

2014年に「全丼連」が発足した直後、その会長に就任したのが、とにかく明るい安村だ。人気者だから話題性重視で起用されたのかと思いきや、さにあらず。安村が売れ出したのは2015年2月以降。会長になったのは2014年7月。全丼連の先見の明、恐るべしである。

丼好きであること、そして数々のおいしい丼の名産地である北海道出身であること、さらに持ち前の明るいキャラクターが「全丼連のドン(首領)」にふさわしいと評価され、会長を任されることになった安村。任期3年目を迎える今年も、忙しい芸人生活の合間を縫って、精力的に“丼活”を続けている。

「全国丼グランプリ」で賞を獲得したお店に表彰の盾を渡しに行くのも安村の役目。そのほか丼関係のイベントに出演したり、取材に応じたりと、会長職は何かと忙しそう。

「全丼連会長」のタスキを巻いて全国を転々

メガ盛り丼部門で金賞を受賞した「深川つり舟」の「穴子天丼」とは?

この日は、われわれYahoo!ライフマガジンのデカ盛りグルメ特集のために、安村が一肌脱いでくれることに。第1回「全国丼グランプリ」のメガ盛り部門で金賞を受賞した「深川つり舟」(東京都国立市)の「穴子天丼」の魅力を、実食しながらレポートしてくれることとなった。

一橋大学の国立キャンパスが近くにあり、体育会系の学生も大勢来店する同店。店主の湊実さん(67)によると、「ウチの穴子天丼は、半数近くのお客さんが頼む人気メニュー。食べ盛りの学生さんらがおなかいっぱいになるよう28年前に開発したメニューで、今もスタイルは当時のまんま。山盛りのご飯の上に、30cm超えの穴子の天ぷら2匹と、4種類の野菜の天ぷらがのせてあります。味噌汁とお新香と冷奴付きで、ご飯とみそ汁はおかわり自由。完食してもしなくても料金は1350円。一人で食べ切れない場合は、仲間とシェアして食べるのもOKですし、お持ち帰りも可能です」とのことだ。

「ドンにちは〜!」とあいさつしながら暖簾をくぐる安村

さて、前日に行われた「R-1ぐらんぷり」の決勝で「カロリーを大量に消費した」という安村が、腹ペコの状態でお店にやって来た。そして「まだ実物を見たことも食べたこともないんだけど」と言いながら、看板メニューの「穴子天丼」を注文。果たして彼は完食できるのだろうか?

店内は日本料理屋っぽいたたずまいで、カウンターのほか座敷もあり、全40席。お昼時は、おなかを空かせた学生さんや職人さんらで満員になる
カウンターに飾られた「第1回全国丼グランプリ」メガ盛り部門の金賞盾

出てきた穴子の天ぷらは、長さ30cm以上!

待つこと10分。名物の「穴子天丼」が到着!

「うわっ、すげえ! こいつは想像以上のボリュームだ!」(安村)

穴子天丼が到着するなり、安村はあきれたように半笑い。そして店員さんに向かってこんな質問をする。

「あのぉ、天ぷらがデカ過ぎて見えないんですけど、これってご飯、入ってます?」(安村)

「安心してください、入ってますよ」(店員さん)

店員さんの回答を受け、おそるおそる天ぷらをめくる安村。

「おおおっ、本当だ。お米もめちゃくちゃ入ってるよ。丼の高さよりも上。普通のお茶碗2杯分は入ってるんじゃないかな。ところで、天ぷらがギッチリきれいに盛られているけど、これって、どこからどうやって食べたらいいんでしょう? 天ぷらをどかさないことにはご飯にたどり着けないけど、下手に天ぷらをいじると丼から落っこちそうで、怖いなぁ……」(安村)

横から見ると、ご覧のサイズ!
上から見ると、ご飯どころか丼も見えない。重量は、穴子の天丼180g×2匹、4種類の野菜の天ぷら75g、ご飯350gで、計785g。普通サイズでこのボリューム。ご飯と味噌汁はおかわり自由である
穴子の長さを採寸したら、確かに30㎝以上あった

いざ実食! 天ぷらを別皿に移して食べるのが一般的だが……

見るものを圧倒する「穴子天丼」。その食べ方に決まりなどないが、店員さんによれば「別皿に天ぷらを移して、それをお箸で一口サイズに切りながら、天ぷらとご飯を交互に食べるお客さんが多い」とのこと。

だが安村は、「せっかくだからダイナミックに食べよう!」と決意。30cmはあろうかという巨大な穴子の天ぷらをお箸で一気に持ち上げると、大口を開けて「いただきまーす!」と叫び、そのままガブリとかじり付いた。

以下、インタビュー形式で安村の食レポをお届けしよう。

――天ぷらのお味はいかがですか?

安村 衣はサクサク、肉厚の穴子はフワフワで、めちゃくちゃ美味しいっ! タレもさっぱり系だから、食が進みますねぇ。うん、ウマいわ、これ(と言って再びガブリ!)

インパクト抜群の穴子天丼を、まずは見て楽しむ
頭からガブリ! 歯ごたえは意外と柔らかいため、サクサクいけるそうだ

――野菜の天ぷらも4種類入っていますが、そちらはいかがでしょう?

安村 カボチャ、ナス、タマネギ、サツマイモの4種類かな。穴子だけだとしんどいなと思った時には、これらの野菜の天ぷらや、冷奴、お新香で変化を加えれば、飽きることなくガツガツいけちゃいますね。僕も飽きられないために、いろんなネタをやっていかないと(笑)。

――昨日の「R-1ぐらんぷり」では、脱がない野球ネタを披露していましたね。野球部だった高校時代は、相当食べたんじゃないでしょうか?

安村 ええ、毎日、死ぬほど食べましたね。家で朝ご飯を食べて、学校に着いたら食堂でマヨネーズパンみたいなの買って食べて、お弁当を昼前に食べて、部活やった帰りにコンビニでカップラーメンを食べて、家で晩ご飯を食べて、さらに寝る前に夜食を食べて……という毎日。それでも当時は太らなかったから不思議です(笑)。

「食えない時代が長かったから、満腹感を味わえる今は幸せです」と安村

「安心してください、はいてますよ」のネタは痩せたら成立しない

――高校卒業後に上京し、芸人になった安村さん。売れない時期も長かったですが、その間の食生活は?

安村 貧乏だった独身時代は、実家から送ってもらうお米が命綱。オカズはないから、ご飯に塩をふりかけて食べてました。たまに北海道の実家に帰ると、いくらのしょうゆ漬けがたんまり作ってあるのが楽しみで。いくら丼の大盛りを毎日食べ放題なわけですから、実家に帰ると1週間で5㎏は太りましたね。

――太ったからこそ、「安心してください、はいてますよ」のギャグが生まれたとも言えますよね。

安村 はい。でも去年の夏頃は忙し過ぎて痩せちゃって、前かがみになってもパンツが見えちゃう時期があって(笑)。こりゃマズイってことで、食べてすぐ寝る生活を繰り返して、体を戻しました。

いいデカ盛りの条件は、いい芸人の条件と一緒!?

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「安心してください、入ってませんよ」。見事な食べっぷりで丼を空っぽにした安村であった

デカ盛りグルメの話から芸人の苦労話に脱線しているうちに、安村は「穴子天丼」を完食! 「ウマかったぁ」と言って笑顔で太鼓腹をたたいた。空腹を満たしたことにより、R-1敗退のショックからも完全に立ち直ったようなので、最後に総括のコメントをいただこう。

――安村さんにとってズバリ、デカ盛りグルメの魅力とは?

安村 まず、見た目のインパクトで楽しませてくれるのがいい。これで中身がマズければダメだけど、今日食べた穴子天丼なんかは、28年間変わらないスタイルで人気を保ち続けているんだから、味もホンモノってことですよ。いいデカ盛りグルメの条件は、「見た目が楽しくて、中身もよくて、飽きられることなく長く愛される」。僕もそういう芸人になりたいなぁ(笑)。

完食した安村を店主が祝福
とにかく明るい安村

とにかく明るい安村

2015年、2016年と2年連続で「R-1ぐらんぷり」決勝戦進出。iOSアプリ「やすむらキーボード〜さわりたくなるキーボード 第1弾〜」がApp Storeにて120円(税込)で発売中。

取材メモ/今回お邪魔した「深川つり舟」には、穴子天丼よりもさらに強烈な、42枚ものかき揚げを使用した高さ40㎝の「デカ盛りかき揚げ丼」(3240円・税込 ※1日1食の予約制)なるメニューもある。食う食わないは別として、一見の価値あり!

構成=笹 元(Roaster)、取材・文=岡林敬太、撮影=田形千紘(Roaster)

※掲載の内容は2016年5月時点の情報に基づきます。
※2019年6月に店舗(住所、電話番号、営業時間など)、メニュー、料金などの一部情報を更新しました。

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