全国各地にあります!<br />
ご当地デカ盛りグルメガイド4軒

特集

食べたい! うわさのデカ盛りグルメ

2016/05/11

全国各地にあります!
ご当地デカ盛りグルメガイド4軒

己との闘いの場であるデカ盛りグルメは、登山に例えられることが多い。山頂を目指す道のりははるかに遠く、登頂(完食)した喜びははるかに大きい。なぜ人はデカ盛りに惹(ひ)かれ、デカ盛りを愛するのか。その理由がわかる全国のデカ盛りグルメの中からを注目の4軒を紹介しよう。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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ただデカいだけじゃない!! うま盛りグルメの聖地を巡礼

デカ盛り。それは人の心を震わせ、胃袋と脳に「満腹」という至上の幸福を与える究極の存在だ。店主の気前の良さと、客に対する愛情。こうした心の温もりに触れられることもデカ盛りグルメの魅力であり、人を惹(ひ)きつけてやまない理由もそこにあるはず。

そこで今回紹介するのは、東京、名古屋、広島、沖縄のデカ盛り郷土グルメの聖地とされる名店4軒。旅の思い出作りに、郷土料理を腹いっぱい喰(く)らう幸せを、ぜひ楽しんでみてほしい。


1.千里眼(東京)

ジロリアンも注目!! 「マシマシ」で食べたいデカ盛りラーメン

東大生御用達としても知られる「千里眼」。“ニンニク”の文字に食欲中枢が刺激される

ジロリアンという言葉を生み出した「ラーメン二郎」のインスパイア系ラーメンを提供する「千里眼」。ラーメン二郎をリスペクトしつつ、二郎とは違う新しいラーメンを作りたかったというイタリアン出身の店主が生み出したのは、「辛揚げ(からあげ)」というブレンドした唐辛子をまぶした揚げ玉を載せた、濃厚なうま味が楽しめるラーメンだ。

撮影させていただいたのは、「味玉ラーメン大盛り」(930円・税込)に、追加豚(1枚90円・税込)×2

ジェンガのごとく盛り上げられたモヤシとキャベツに挑む。

盛り上げられたその高さは机上22cm。はみ出しそうな味玉と、ぷるっぷるのチャーシューが顔をのぞかせる
真っ赤な揚げ玉「辛揚げ」が絶妙のスパイスに。ニンニクと「辛揚げ」を混ぜていくごとに、スープに深みが増していく

スープは乳化しているのが特徴で、脂分がしっかりとスープに溶け込んでいるため、なめらかでクリーミー。極太の麺にこってりと絡みつき、ひとくちひとくちを飽きさせない。豚骨を多めに用い、豚のうまみや香りを引き出しているのもここ「千里眼」の特徴だ。見た目はかなり強烈だが、後味に脂っこさがなく、すんなりと胃に納まってしまう魔法のようなラーメンだ。

オーダー方法もラーメン二郎に準じていて、「マシマシ(大盛り)」「マシマシマシ(3倍)」「全マシ」などさまざまなバリエーションがある。ダイエット中だけどコッテリしたものが食べたい!! という方には「麺ぬき野菜マシマシ」がマストだ。

二郎インスパイア系のラーメン店では全国屈指の人気を誇り、完食せずにはいられないほど美味な「千里眼」。東京名物に名乗りを上げる日も遠くはないだろう。

常連には「GEEKS」というパンクバンドのメンバーが。千里眼をテーマにした歌が作られ、店内に歌詞が貼られている
イタリア料理店に勤めたのち、神保町「用心棒」でラーメン修業を積んだ店主の新田さん。「これからもラーメン二郎のスタイルは守っていきたい」と語ってくれた

千里眼

住所:東京都目黒区駒場4-6-8
アクセス:東北沢駅[東口]から徒歩10分、代々木上原駅[西口]から徒歩10分
電話:03-3481-5773
営業時間:11:00~14:30(LO)/17:00~21:45(LO)
定休日:無休

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。


2.海老どて食堂(名古屋)

名古屋発、35cmの特大エビフライがどんぶりの上で仁王立ち

名古屋駅直結のエスカ地下街にある「海老どて食堂」は、名古屋旅行のハイライトにしたい。「タワー丼」はショーケースの中でもひときわ目立つ存在

エスカ地下街には手羽先や味噌(みそ)煮込みといった名古屋名物を掲げる店が多く、エビフライを提供する競合店もあったことから「どうせなら日本一を目指そう!!」と、考えついたのが35cmの「特大海老ふりゃ~」。地下街を歩く人たちの目を引かせるために実物大の食品サンプルを作り飾ったところ「ショーケースのメニューを食べてみたい!!」という声が上がり、隠れメニューとして登場したのが今回取材させていただいた「タワー丼」だ。

使用しているのは、天然の大エビまるごと一匹。サクサクの自家製パン粉をまぶし、尻尾まで食べられるよう、低温でじっくりと揚げられる。

これが驚異の「タワー丼」(6339円・税込) 家族連れがシェアして食べることが多いという
長さ35cm。海老バサミで海老フライを食べやすい大きさにカットしていただく

35cmある「特大海老ふりゃ~」は、1本で通常の海老フライ10本分くらいのボリューム感。過去、女性ひとりで最後まで食べきったのはわずかに1名。男性も完食者は数えるほどしかいないという。添えられているキャベツやポテトサラダだけでも相当のボリュームがあり、家族連れやカップルでシェアする人が大多数とのこと。

輪切りにされたゆでたまごを好みの大きさに砕き、特製のマヨネーズソースと混ぜ、自分流のタルタルソースを作れるのもうれしい心遣いだ。タルタルソースに飽きてきたらウスターソースを投入し、あっさり&こってりの二刀流で楽しもう。

ちなみに「特大海老ふりゃ~」は1本(2354円・税込)からオーダーOK。1本だけでも十分に大盛りなので、デカ盛り初心者はこちらからお試しあれ。

タルタルソースは酸味が控えめで、海老ふりゃ~の味を引き立てる
「看板メニューの海老どても美味しいですよ!」と、笑顔で語っていただいたスタッフの藤田さん。時間がない場合はお土産用の「大海老太巻き寿司」がおすすめ

海老どて食堂

住所:愛知県名古屋市中村区椿町6-9 エスカ地下街
アクセス:名古屋駅新幹線改札から直結
電話:052-459-5517
営業時間:11:00~21:00(LO)
定休日:無休(年に2回、エスカ地下街の店休日あり)

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。


3.お好みハウス しずま(広島)

広島県が誇るメガ盛りキャベツのお好み焼き

のどかな田園地帯に立つログハウス。ここがデカ盛りの聖地「しずま」の入り口だ

「キャベツが甘くておいしいね」――そんな客の声にこたえるべく、キャベツを増やしているうちにどんどん多くなり、いつしかキャベツ大盛りのお好み焼きが完成してしまったという驚きの店「しずま」があるのは、広島県の田園地帯。水田が広がるのどかな田舎道の途中にぽつんと立つ店だが、平日であろうとも、昼食時ともなれば行列ができる人気店だ。

通常のお好み焼きで通常の約3倍のキャベツ量がありボリューミーだが、「キャベツ大盛り」と指定すると、高さ20cmを超える量のキャベツが鉄板の上に盛られ山を成す。完成時の総重量は約1.9kg。そのほとんどをキャベツが占めている。

これがキャベツのビッグマウンテン。いまにも雪崩が起きそう!?  膨大な量のキャベツを消費するため、近隣のスーパーを何店舗も巡って仕入れるという
焼き上がりのサイズは横幅約25cm。ほぼキャベツなので、完食しても胃もたれすることなく、ヘルシーにいただける

通常の広島のお好み焼きがキャベツを盛ったらヘラや重石を載せて蒸しあげるところを、野菜炒めの要領で炒め、お好み焼きの上に重ねるのが「しずま」流のポイント。これは、キャベツが多すぎて食べ飽きてしまうのを防ぐと同時に、具材をふわっと持ち上げるように炒めることで水分を飛ばし、ふっくらほっくりとした仕上げを狙ってのことだという。

麺の味付けにもこだわりがあり、ソース以外にケチャップやガーリックパウダーを追加。大量のキャベツにより、お好み焼きとしての味がぼやけてしまわないよう注力されている。ちなみに、焼きあがるまでにかかる時間は20~30分。混んでいる場合は1時間以上かかることもある。どんなに待ったとしても納得のいくおいしさなので、時間と腹に余裕をしっかり持って出かけたい。

お好み焼きの限界を超えたキャベツ量。ジューシーなのにベチャッとしないのは、丁寧に炒めあげるため
脱サラをしてお好み焼き屋を始めたという店主と奥さまが店をきりもり。「キャベツ少なめのリクエストも受けますよ!」とのこと

お好みハウス しずま

住所:広島県東広島市志和町志和東1809-4
アクセス:八本松駅から車で約8分
電話:082-433-2705
営業時間:11:00~20:00(LO)
定休日:月曜

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4.波布食堂(沖縄)

「肉そば」750円で超満腹! おばぁの愛情が染みる那覇の店

那覇港に隣接。錆(さ)びたトタン板が郷愁を誘う

そもそも沖縄の料理は大盛りが基本だ。町中の定食屋にぶらりと入ろうものなら、とてもひとりでは食べきれない量のゴーヤチャンプルーや中身汁が提供される。それをペロリと平らげるのが、沖縄人(ウチナーンチュ)のたしなみでありスタンダードな生活なわけだが、こうした沖縄人をも恐れさせるグルメが、那覇港にある。

創業は1992年とけして古くはない。しかし「波布食堂」と同じ建物にあるのは、「港湾労働者那覇埠頭(ふとう)休憩所」。このコンビネーションから生み出されるイマジネーションそのままに、かつ丼、カツカレー、チャーハンといった「男メシ」を提供。その盛りっぷりと破壊力により、屈強な男たちを何人も屈服させてきているという。

「肉そば」(750円・税込)。どんぶりからあふれる汁・汁・汁
高さ約20cm。沖縄のにぃにぃ(お兄さん)は、ペロリと平らげるというから驚きだ

今回いただいたのは、沖縄の郷土料理である沖縄そば。こちら波布食堂では「肉そば」と呼ばれている。野菜炒めの間違いではないのか? と思えるほど、大量の野菜がそばの上に盛られ、その高さは机上20cmを誇る。隣に添えられている小皿は、麺を食べたい人のために用意されていて、こちらに野菜を一時移動させ、麺をほじくりだして食べるのが肉そばを完食するためのテクニックだ。

「開店当時から大盛りだったねぇ」という「波布食堂」の仲村渠(なかんだかり)さん。なぜ大盛りになったのかは「わからないねぇ」とのこと。それでも「少ないより多いほうがいいでしょ? 幸せになれるでしょ?」と語ってくれた。
沖縄県産の野菜や肉にこだわっていて、どうしても品薄のときのみ本土産を使い大盛りを維持するという心遣いが胸を締め付ける。

「おすすめメニューは全部!! カツカレーも肉そばと同じくらい出るよ!」と、仲村渠梨枝子さん

波布食堂

住所:沖縄県那覇市通堂町4-22
アクセス:旭橋駅[出口]から徒歩約8分
電話:098-861-8343
営業時間:11:00~17:30(LO)
定休日:日曜・月曜・祝日・旧正月・年末年始

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

取材メモ/人間が持つ3大欲求のひとつを、心の底から楽しませてくれるデカ盛りグルメたちは全国各地にあります。どの店も、店主の温かい心が料理とともに盛られていることを実感できました。

構成=笹 元(Roaster)、取材・文=わぐりめぐみ、撮影=中野 理(Roaster/東京)、仲野光衛(名古屋)、田中いずみ(広島)、二瓶拓巴(沖縄)

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Yahoo!ライフマガジン編集部

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