7種類のジャンボな餃子に鈴木砂羽も大興奮!<br />
町屋「餃子は一龍」

連載

鈴木砂羽の餃子道

2018/08/22

7種類のジャンボな餃子に鈴木砂羽も大興奮!
町屋「餃子は一龍」

役者仲間や友人たちと「餃子部」を結成するほどの餃子フリークな、女優・鈴木砂羽。おいしい餃子を求めてさまざまな街を食べ歩く連載「鈴木砂羽の餃子道」第35回!

鈴木砂羽

鈴木砂羽

女優

先代の餃子を受け継いで、町屋に復活した名店

こんにちは、鈴木砂羽です。今回は町屋にやってきました。千代田線と京成本線、そして都電荒川線が乗り入れるこの町は、下町情緒にあふれていて、とっても住みやすそう! 

最近では「東京さくらトラム」なんていうおしゃれな名称で呼ばれはじめた、都電荒川線

町屋駅前から都電荒川線に乗って1駅目、町屋二丁目に今回訪れる「餃子は一龍」があります。ちなみに停留所の目の前にある店舗はテイクアウト専門店。飲食できるのは、路地を少し入ったところにある居酒屋風の店舗の方だとか。

ナイスな酒場オーラがビンビンに感じられる店構え!

店に入ると、実直・勤勉な人柄がにじみ出ているご主人の紅谷正明さんと、これぞ下町の肝っ玉母さんといった風情の女将・菊江さんのご夫婦に元気に迎えられます。このお店、創業はなんと昭和22年! 菊江さんの叔母にあたる先代店主がこの地で50年近くにわたって持ち帰り専門の餃子店を営業をしたものの、逝去により惜しまれつつ閉店。菊江さんは一龍の味を受け継いで別の町でお店を開いていたんですが、地元住民の要望に応えて、2011年に創業の地である町屋に「餃子は一龍」を復活させました。それを機に、ご主人の正明さんはそれまで勤めていた会社を辞めて、餃子作りに専念するようになったのだとか。

ご主人の白衣の背中には、気合いの入った立派な刺繍が!

70年以上の歴史を誇る店の名物は「びっくり餃子」。どういう風に「びっくり」なのか? さっそく餃子を焼いてもらいましょう。

まず「びっくり」なのは、餃子の大きさ! 普通の餃子の2倍、いや3倍ぐらいあるんじゃないかという、このボリューム!

綺麗なひだをつけて包まれた餃子たち
店内にごま油のいい香りが立ち込めます

2つ目の「びっくり」は、餃子の種類の多さ。スタンダードな「びっくり餃子」の他に、しそ・納豆・いか・明太子・海老・梅と、全部で7種類の味が! 今回はすべての味が楽しめる「ミックスセット」を注文。

ミックスセット(7種各1個、自家製漬物付き・1080円 税別)

餃餃餃!(ぎょぎょぎょ!) 見て! ジャンボな餃子がずらっと並んだこの光景、壮観ですな。しかし、この大きさでは絶対に一口じゃ食べられないですよね。

7種類のジャンボ餃子に漬物もついて、これはレモンサワー1杯じゃ足りませんね

……と思ったら! 3つ目の「びっくり」。なんと女将さんがハサミを使って、大きな餃子をジョキジョキと切っていくではありませんか! なんとも豪快(笑)。

キッチンばさみで大きな餃子をジョキジョキと切っていきます!

まずはスタンダード「びっくり餃子」をいただきます! うーん、美味しい! ごま油でこんがりと焼きあげられた餃子は、キャベツのシャキシャキした食感と甘さが際立ってる! お肉の旨みもいいし、皮も程よい厚さで弾力もあって。とっても丁寧に作られた餃子ですね。

ザク切りキャベツの食感が最高!

「キャベツは食感を大切にするために、ザク切りにしてます。肉は豚肉以外にも牛ホホ肉など4種類混ぜてるんです」(正明さん)

「そのままでもしっかり味がついてるけど、ぜひタレをつけて食べてみて! 70年の歴史のタレだからね!」(菊江さん)

どれどれ、タレをつけてみましょうか。わ! そのままでも十分美味しいけど、このタレ最高! 酸味が効いてるタレは、つけると餃子の美味しさがさらに引き出される感じ。

「普通はお客さんが自分で醤油や酢を混ぜて作るけど、ウチは一番美味しいように最初から作ってあるから。醤油・辣油・酢に、あと他に入ってるものは秘密!(笑)。実は夏場と冬場では、タレの作り方も変えてるんです。夏は、ちょっと酢を多くしてね」(正明さん)

半分に切っても一口で入らないぐらいの大きさ!

スタンダードな餃子がこれだけ美味しいと、他の味も期待しちゃう!

しそ餃子」は、大葉を一枚まるまる挟んで包んだ、さわやかな風味の美味しい餃子! これはレモンサワーと相性ばっちりですね。「納豆餃子」は納豆の風味がダイレクトにくるけど、これが不思議と餃子にマッチしてて美味しいの。これ、ママが考えたの?

「私が納豆好きだからね(笑)。ウチの餃子は、全部お酒に合うでしょ? 呑んべえ餃子っていうんですよ」(菊江さん)

餃子の具には珍しい、新鮮ないかを使った「いか餃子」

肴はあぶったいかでいい~♪なんて歌の文句にもありますが、プリップリのいかが入った「いか餃子」や、明太子を贅沢に使った「明太子餃子」なんて、まさに酒の肴に打ってつけ! 

ちなみに単品だと、びっくり餃子(100円)しそ餃子(120円)納豆餃子(120円)いか餃子(170円)明太子餃子(170円)海老餃子( 250円)梅餃子(150円)*すべて1個あたりの値段(税別)

大好きな「海老餃子」は海老がまるまる1本どーんと入ってるし、南高梅の梅干しを使った「梅餃子」も抜群! 

いやぁ~不思議ですね、この餃子は。オリジナルの「びっくり餃子」もオリジナルなりの個性がしっかりあるんだけど、納豆・いか・明太子といった具材を加えると、すっかり別の餃子へと変身していく。普通は個性の強い素材同士で喧嘩しそうなのに、なんでこんなに馴染むんだろう? ホント、全部美味しかった~! それにしても、一龍の餃子は、なんでこんな大きな餃子になっちゃったんですか?

ご主人の紅谷正明さんと女将の菊江さんに挟まれて、すっかりくつろいでる砂羽さん

「満州から引き揚げてきた私の叔母が、戦後間もなく店をはじめて。当時は食糧難でしょ? だからみんなの空腹を満たすために、大きい餃子にしたわけ。野菜がたっぷり入ってるから、身体に優しいんですよ」(菊江さん)

先代の想いを今に受け継ぎながら、二代目のご夫婦が丁寧な仕事でさらに美味しく発展させたバラエティ豊かなジャンボ餃子。心もお腹も大満足するだけじゃなく、餃子という料理の懐の深さをあらためて感じさせてくれる絶品でございました!

元気いっぱいのスタッフのみなさんと一緒にギョーポー(餃子ポーズ)で記念写真をパチリ!
Yahoo!ロコ(株)餃子は一龍
住所
東京都荒川区荒川6-42-10

地図を見る

アクセス
町屋二丁目駅[出口]から徒歩約0分
東尾久三丁目駅[出口]から徒歩約4分
町屋(東京メトロ)駅[0]から徒歩約5分
電話
03-6458-2378
営業時間
餃子販売 11:30~20:00 / 店内飲食 16:00~22:00
定休日
毎週月曜日
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

構成=宮内健 撮影=熊谷直子 ヘアメイク=MINEKO

この記事を書いたライター情報

鈴木砂羽

鈴木砂羽

女優

1994年に主演映画「愛の新世界」で注目を集め、同年ブルーリボン新人賞、キネマ旬報新人賞など多数の映画賞を受賞。以降、映画・ドラマ・舞台など幅広く活躍。日本テレビ「幸せ!ボンビーガール」出演中。「YOU」 (集英社)にてエッセイ漫画「いよぉ!ボンちゃんZ」連載中。

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