大阪の歴史を楽しみながら学べる、穴場観光スポット5選

2018/05/01

大阪の歴史を楽しみながら学べる、穴場観光スポット5選

通天閣、大阪城、道頓堀…などなど、大阪には魅力的な観光スポットが数多くありますが、今回は、定番から少し足を延ばして訪れたい穴場スポットをご紹介。いずれも大阪の歴史や文化に深く関わっており、一つ奥深い大阪観光が楽しめることうけあいですよ。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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\大阪で行っておきたい穴場スポットはこちら/
1.難波八阪神社(大国町)
2.木津卸売市場(大国町)
3.大阪くらしの今昔館(天神橋筋六丁目)
4.天満天神繁昌亭(南森町)
5.造幣博物館(大阪城北詰)

1.難波八阪神社(大国町)
\獅子が鎮座するパワースポット/

どの角度から撮影しても画になる獅子殿。SNSでも人気のスポットです

大阪ミナミの中心街から南西方面に位置する「難波八阪神社」。平安時代にはすでに創建されていたという古社の境内でひときわ目を引くのが、本殿の左隣に鎮座する獅子殿。高さ約12メートル、幅約11メートルという巨大な獅子の顔は口の中が舞台となっており、祭事や神事などに使用されていますが、見た目のインパクトから撮影スポットとしても人気が高く、連日、カメラ片手に足を運ぶ人が絶えません。

大迫力な獅子殿は目が照明、鼻の穴がスピーカーとなっており、夜間の祭事の際は目から光を放ちます
獅子の大きな口は、邪気を飲みこんで勝運(商運)を呼ぶとして、学業、就職、仕事運の発展などを祈願する人々が参拝に訪れます

初めて見る人は間違いなく圧倒されるであろうこの獅子殿は、戦火で消失し、仮設のまま営まれていた本殿を1974年に再建した際に一緒に建てられました。2014年には同社の氏子である豚まんで有名な551蓬莱の寄進により全面改修が行われ、もともとの赤銅茶色から現在の緑青色の姿に生まれ変わりました。

御祭神として素盞嗚尊(スサノオノミコト)を祀る本殿
境内にある篠山神社には、通りの向こうにある木津卸売市場の原型を作り上げた名代官・篠山十兵衛景義が祀られています
本殿横では恋を占う「恋鯉みくじ」と安泰を願う「鯛みくじ」を販売。生産が追いつかないほどの人気ぶりだとか
「難波八阪神社」宮司・粟辻 勲さん
「難波八阪神社」宮司・粟辻 勲さん
「獅子殿は本殿再建の際、神社のシンボルになるものを建てようということで、当社の周辺がかつて難波村と呼ばれていた頃に盛んだった獅子舞がモチーフに選ばれました。岸和田のだんじりに彫刻をされている彫師さんがデザインをしてくださり、とても力強い見た目が長年にわたりみなさまに親しまれています」
Yahoo!ロコ難波八阪神社
住所
大阪府大阪市浪速区元町2丁目9-19

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アクセス
なんば駅[32]から徒歩約6分
JR難波駅[南出口(JR難波駅)]から徒歩約6分
難波駅[西出口(南海)]から徒歩約7分
電話
06-6641-1149
営業時間
冬季/6:00~17:00、夏季/6:00~17:00
口コミ・写真など

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2.木津卸売市場(大国町)
\ミナミの真ん中で味わう市場グルメ/

「難波八阪神社」から通りを渡ってすぐの「木津卸売市場」。隣にはスーパー銭湯もあり、グルメとスパを一緒に楽しめるのが魅力

“食い倒れの街”大阪を支える「木津卸売市場」は、今から約300年前のほど前の野立から市(いち)の原型ができたと言われる歴史ある市場。2010年に全面的にリニューアルオープンし、今では仕入れ業者や一般客だけでなく訪日外国人からも注目を集めるスポットとなっています。

早朝からにぎわいを見せる市場。毎月第2、最終土曜日に開催される朝市では一般客も参加できるセリ体験や豪華食材が当たる抽選会などイベントが盛りだくさん

食べておきたい木津卸売市場グルメ

市場内の飲食店では新鮮食材を使用した料理が味わえ、グルメスポットとしても要注目。写真は「木津魚市食堂」の「うに海鮮丼」(2500円)

市場内には一般の人も入ることができる飲食店が多数あり、今回はその中でも特に人気の2店「木津魚市食堂」「川上商店」をご紹介します。

\その①「木津魚市食堂」の「うに・いくら・中トロ丼」(2500円)/

お店の一番人気メニュー「うに・いくら・中トロ丼」(2500円)。甘く風味豊かなうに、とろける舌触りの中トロ、口の中で弾けるいくらのアンサンブルが絶品

「木津魚市食堂」は今年の4月にオープンしたばかりの海鮮丼専門店ですが、新鮮な魚介をふんだんに使ったメニューが話題を呼び、さっそく多くのお客が足を運んでいます。

店主の山元さんは以前、市場内で働いていたことから食材の目利きもお手のもの
「木津魚市食堂」店主・山元 正さん
「木津魚市食堂」店主・山元 正さん
「魚介類はもちろん、米は山形産100%、醤油は鳥取の須山醤油のオリジナルブレンドを使用するなど食材には常に気を使っています。おかげさまでお客様からも『勝負めしに食べたいね!』とお褒めの言葉をいただきました」

\その②「川上商店」のまむし(1800円)/

「まむし」(1800円)。備長炭でじっくり焼き上げ、口に含んだ瞬間、豊かな風味が広がります。肉厚な身も食べごたえがあり、鰻の魅力を堪能できます

店先から芳ばしい香りを漂わせる「川上商店」は、開店から約60年を数える老舗店。備長炭で焼き上げる鰻は外はカリっと中はフワッとした食感で、もちもちした白米との相性が抜群です。

熟練の技術で鰻を焼き上げる三代目店主・川上克彦さん
「川上商店」店主・川上克彦さん
「川上商店」店主・川上克彦さん
「鰻は国産にこだわり、主に徳島県産を使用しています。備長炭で焼き上げた鰻のおいしさをたくさんの方に知っていただきたいと思い、できる限りのお手頃価格で提供させていただいています」
Yahoo!ロコ大阪木津卸売市場
住所
大阪府大阪市浪速区敷津東2丁目2-8

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アクセス
大国町駅[2]から徒歩約4分
今宮戎駅[出口]から徒歩約5分
恵美須町駅[1-B東出口]から徒歩約7分
電話
06-6631-1131
口コミ・写真など

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3.大阪くらしの今昔館(天神橋筋六丁目)
\江戸時代の大阪へタイムスリップ/

「大阪くらしの今昔館」に再現された江戸時代の大阪。いろいろなエリアの要素をミックスし、「大坂町三丁目」と名付けられています

地下鉄堺筋線、阪急電鉄天神橋筋六丁目駅から直結の「大阪くらしの今昔館」は、江戸~昭和にかけての大阪の街の移り変わりをさまざまな形で展示する博物館。9階フロアには1830年代の大阪の街が実物大で再現され、なんと散歩も可能。約190年前の大阪を体感できます。

現在、9階は天神祭の宵宮風景に。商店の軒先には商品を動物や船などの形に模した「つくりもの」が並び、江戸時代に実際に使用された山車も展示されています
町中の屋敷には実際に入ることができ、当時の人々の暮らしや数寄屋造りの建築技術などを学ぶことができます
着物姿で大坂町三丁目を散歩できるサービス(500円)は、日本情緒を味わいたい外国人観光客から人気

\近代の大阪をジオラマで/

初代通天閣がそびえる明治時代の新世界のジオラマ。現代の町並みと見比べてみるのも楽しみ方の一つ

8階では明治~昭和の大阪の町並みをジオラマで展示。「住まい劇場」と名付けられたジオラマにはそれぞれ物語が設定され、話が進むごとに展示物が自動で入れ替わるという趣向が施されています。壁面に展示された生活雑貨や家電製品などもレトロな風合いがかえって新鮮に写ります。

戦後間もなくの頃、住宅難の大阪では木炭バスの車両を住宅として供給していたエリアがあり、その生活ぶりもジオラマで再現
「大阪くらしの今昔館」調整主幹・西 明子さん
「大阪くらしの今昔館」調整主幹・西 明子さん
「当館は大阪が経済・文化の中心地として栄えていた頃の姿を知っていただくことを目的に開設されました。9階フロアは書物や記録をもとに江戸時代の大阪を再現しています。ぜひ、実際に大坂町三丁目を歩いて当時の人々の暮らしを肌で感じてください」
Yahoo!ロコ大阪市立住まいのミュージアム(大阪くらしの今昔館)
住所
大阪府大阪市北区天神橋6-4-20

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アクセス
天神橋筋六丁目駅[8]から徒歩約1分
天満駅[出口]から徒歩約8分
扇町(大阪府)駅[1]から徒歩約9分
電話
06-6242-1170
営業時間
10:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日
火曜日・祝日の翌日・第3月曜日・年末年始展示替えの為臨時休館有
口コミ・写真など

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4.天満天神繁昌亭(南森町)
\上方落語の聖地/

キャパ216人の客席は連日盛況で、落語人気の高さをうかがえます

2006年にオープンした「天満天神繁昌亭」。戦後59年ぶりに関西で復活した落語の定席として落語家たちが所属事務所の枠を超えて出演。マジックや漫才などの色物も交えビギナーでも楽しめる昼席(前売り2500円、当日3000円)、一門会や独演会などでこだわり派をうならせる夜席(公演により価格変動)など、バラエティー豊かなプログラムで落語ファンの支持を集めています。

エントランスでは上方落語四天王と言われる笑福亭松鶴、桂米朝、三代目・桂春團治、五代目・桂文枝のイラスト(成瀬國晴画)がお出迎え
初代・桂春團治が寄席間の移動に使用していたという言い伝えにならって複製された赤い人力車
取材日の昼席でトップを務めた落語家・森乃阿久太さん。巧みな話芸で笑いを誘います

「天満天神繁昌亭」の魅力、それはなんと言ってもライブ感にあります。1階席153席、2階席63席というホール内は落語家の動作や息遣いをダイレクトに感じられる絶妙な広さで、噺にもスムーズに集中できます。また、出囃子が生演奏という部分でも伝統的な寄席のスタイルを感じられるポイント。

ロビーにはオリジナルグッズの販売コーナーも
支配人を務める恩田雅和さん。さまざまなプログラムや出演者の招致などで関西落語の発展を支え続けています
「天満天神繁昌亭」支配人・恩田雅和さん
「天満天神繁昌亭」支配人・恩田雅和さん
「繁昌亭は楽屋が一つしかなく、大師匠と同じ楽屋を使うことで若手が自然と礼儀作法を学んだり、落語家同士で横のつながりもできて、そこから夜席の二人会に発展することもあります。また、時折、東京の落語家をお招きし、東西の落語の違いを比べられるのも繁昌亭ならでは。初めての方は、まず昼席で落語の楽しさに触れていただけたらと思います」
Yahoo!ロコ天満天神繁昌亭
住所
大阪市北区天神橋2-1-34

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アクセス
大阪天満宮駅[3号出入口]から徒歩約1分
南森町駅[3]から徒歩約2分
扇町(大阪府)駅[4]から徒歩約10分
電話
06-6352-4874
営業時間
朝席:10時~、昼席:13時~、夜席:日によって異なる
口コミ・写真など

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5.造幣博物館(大阪城北詰)
\貨幣から学ぶ日本の歴史/

桜の通り抜けで有名な造幣局の敷地内に建つ「造幣博物館」は、もともと火力発電所だった建物

桜の通り抜けで有名な造幣局の敷地内に建つのが、日本における貨幣の歴史などを貴重な資料とともに展示する「造幣博物館」。古代から近代までの貨幣の変遷や製造に使用される機器など、貨幣を通して歴史を学ぶことができる施設となっています。

展示室の入り口には、井上馨、五代友厚、大隈重信、トーマス・グラバーなど造幣局の設立に携わった人々の肖像を展示。幕末~明治維新ファンにはたまらないラインナップ
2階展示室で存在感を放っている縮彫機。直系20センチほどの貨幣の原版(展示は100円)を実際のサイズに縮小して型を彫刻するものです。デジタル技術を使用しない造りに驚き

2階展示室には1871年の造幣局創業当時に使用されていたガス燈や天秤、圧印機模型などを展示。幕末~明治における近代化の流れを学ぶことができます。隣フロアにある千両箱や貨幣袋を手にして重さを体験したり本物の金塊・銀塊に触れられる体感型の学習コーナーも要チェックですよ。

巨大な500円硬貨と寛永通宝に挟まれて記念写真を撮影できるスポット
本物の金塊と銀塊に触れられるコーナー。触るだけで重量感が伝わってきます
ガラスにはめ込まれた貨幣が発光ダイオード(LED)で照らされています

3階展示室では古代中国で用いられた貝貨、刀幣や和同開珎、豊臣・徳川時代の大判・小判など世界各国の貨幣を展示。幻想的な照明もあいまって、ついつい時間を忘れて長居してしまいそうになります。

「造幣局」専門官・眞鍋仁規(はるき)さん
「造幣局」専門官・眞鍋仁規(はるき)さん
「当館は明治初期の動乱の中、造幣技術を通して日本の近代工業がいかに発展したかを学んでいただける施設となっています。また、貨幣以外に金属工芸品の製造や地金・鉱物の試験など造幣局の幅広い業務を知ることができるのも醍醐味です。入場無料なので、ぜひ、たくさんの方に足を運んでいただきたいと思います」
Yahoo!ロコ造幣博物館
住所
大阪府大阪市北区天満1丁目1-79

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アクセス
大阪城北詰駅[3号出口]から徒歩約9分
天満橋駅[13(京阪本線)]から徒歩約11分
大阪天満宮駅[2号出入口]から徒歩約12分
電話
06-6351-8509
営業時間
通年 9:30~16:30
定休日
土曜~日曜/祝祭日
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

中心街から少し足を延ばせば、ちょっと違った一面がうかがえる大阪の穴場観光スポット。歴史や文化を通して大阪の魅力を再認識すれば、大阪の魅力が一段と深く分かるはず。ぜひ、お立ち寄りください。

取材・文=伊東孝晃(クエストルーム)、写真=櫟原慎平

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Yahoo!ライフマガジン編集部

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