「夏の定番」を劇的においしくしたブルーボトルコーヒー

特集

アイスコーヒーで夏じたく。

2018/07/09

「夏の定番」を劇的においしくしたブルーボトルコーヒー

サードウェーブコーヒーの代表格として知られる「ブルーボトルコーヒー」。これからますます暑くなるこの時期、アイスコーヒー(コールドブリュー)をテーマにブルーボトルコーヒーの想いや取り組みを紹介する

Yahoo!ライフマガジン編集部

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ブルーボトルコーヒーのアイスコーヒーの魅力とは

サードウェーブコーヒーの代表格「ブルーボトルコーヒー」。日本では写真のブルーボトルコーヒー清澄白河ロースタリー&カフェからスタート(本国アメリカでは2018年6月現在46店舗)

アメリカから日本に2015年にやってきたブルーボトルコーヒーは現在日本で8店舗を展開している(7月20日神戸に9店舗がオープン)。ここ数年の日本における上質なコーヒームーブメントを牽引した立役者だ。

ブルーボトルコーヒーと言えばハンドドリップホットコーヒーをイメージする人は多いのではなかろうか。今回の取材では彼らがアイスコーヒーにも同じように情熱を注いでいるのを知ることができた

今回の取材でブルーボトルコーヒーが作る水出しアイスコーヒー「コールドブリュー」を店のグラスで飲ませていただいたが、思わず「うまい」と叫んでしまった。フレッシュでクリーン、コーヒーの香りなどあきらかに自分がこれまで飲んできたものとは違う未体験の味わいだった。

これがコールドブリュー。その味わいに、これがどうやって作られているのか興味を持った

2002年にアメリカ・オークランドで創業したブルーボトルコーヒー。そのこだわりは、一粒のコーヒー豆から一杯のカップに注がれるまでの全工程に及ぶという。

質の高い豆を作る農家との信頼関係、豆ごとに違う個性を引き出すための繊細な焙煎と官能チェック、日々細かくデータで検証しながら調節される、挽き目や抽出時間。そうしたコーヒーへの徹底したこだわりを持つ彼らを多くのメディアが紹介したことで、一杯ずつ淹れるハンドドリップは多くの人に知れ渡り、ブルーボトルコーヒーと言えばホットのコーヒーを想像する人はきっと多いはずだ。

コーヒーの品質と味を管理しているのがケビン・サクストンさん。日本に1人(アメリカにも1人)しかいないクオリティコントロールマネージャーだ

しかしこれからますます暑くなるこの時期、コーヒーはアイスを飲みたいという人も多いだろう。

ブルーボトルコーヒーの情熱はアイスコーヒー「コールドブリュー」にも注がれている。アイスに適した豆を選別、最適な挽き目を施し、水出しの時間経過でフレーバーがどう変化するかを調べる。そしてさらにおいしいアイスコーヒーを提供するために、ブルーボトルコーヒーがもう一つテーマとしたのは「高いレベルで味の一貫性を保つ」ことだった。

さまざまな創意工夫を経てたどり着いたのは、クラフトビールを製造するブルワリーに委託してコールドブリューを作るというアイデアだった。

日本に進出する前、アメリカのブルーボトルコーヒーの店舗では毎日コールドブリューの仕込みが行われていた。店舗数の増加に合わせて高いレベルで味の一貫性を実現するため、ブルワリーとの協業をスタート

その仕組みはこうだ。ブルワリーには仕込みタンクと発酵タンクがある。仕込みは1日で終わるが、発酵は約1カ月かかるため、発酵が終わるまで仕込みタンクは空いたまま。このタンクを活用してコールドブリューを製造するのだ。ブルワリーにとっては設備の有効活用につながり、ブルーボトルコーヒーにとっては一カ所で大量に作ることで商品のクオリティが管理しやすくなり、味にー貫性を持たせることができた。このスキームは、時を経て日本にも導入されることとなる。

栃木を本拠地とするブルワリーとの出合い

左がシングルオリジンのもの。「シングルオリジン」は近年のホットワード

2015年2月6日、清澄白河から日本展開をスタートしたブルーボトルコーヒーは、その後の多店舗展開を見据えてコールドブリューの製造で協業できるブルワリー探しを進めていた。アメリカほど多くのクラフトブルワリーがない日本で、規模や考えの合うパートナーを見つけるのは簡単ではなかったという。そんな中でパートナーシップを結んだのは、栃木を本拠地とする「うしとらブルワリー」だった。

社長も現場のスタッフもアメリカ国内のクラフトブルワリーとコーヒーカンパニーの協業に関する知識と理解があり、新しいチャレンジに意欲的だったという。ビール作りに強いこだわりを持つクラフトブルワリーと、気鋭のコーヒーカンパニーが出合った。

コールドブリューを作るタンク。一カ所で大量に作ることで、味にー貫性を持たせることができた

自分たちが求める味をどう再現するか。ブルーボトルコーヒージャパンのスタッフは何度もうしとらブルワリーがある栃木まで足を運び、試行錯誤の末に精密なフイルターの効果的な使い方を見つけた。そして、粉っぽさや雑味がなく、コーヒー本来のフルーティーさや奥行きのあるおいしさがしっかり際立った、透明感も美しいコールドブリューが誕生した。

取材中にコールドブリューが注がれたグラスを手に取り明るいところにかざすと、少し濃いブラウン色の液体がコールドブリューのフレッシュさ、クリーンさを物語っているようだった。

物流を担当する笹山さん(写真左)。うしとらブルワリーとの協業は彼抜きでは実現しなかった

今年は夏の間だけシングルオリジンが楽しめるそうだ。シングルオリジンとは農場や生産者、品種や精選方法などの単一銘柄のコーヒーを指し、生産者のストーリーと顔が見えるといった楽しみがある。すでに「エチオピア・ゲデブ・バンコゴティティ」が第一弾として投入され、エチオピアの次はブルンジ、ケニアと続き、それぞれ3〜4週間ずつ楽しむことができるという。

クラフトビールと同じようにタップを使い注がれるコールドブリュー

サードウェーブ、シングルオリジン、コールドブリュー…。価値観や技術の変化により、さまざまな新しい言葉や取り組みが生まれ、日本でも数多くの個性的なカフェが誕生している。

それぞれにこだわったおいしいコーヒーが一年中楽しめるようになり、味や製法の違いをいろいろ試すのも楽しみの一つだろう。今回の取材を通して改めて気付いたのは、手にしたその一杯には、携わる人々の想いや時間も注がれているということ。

次にコーヒーを飲む時には、そんな物語に想いを馳せてみると、その一杯の味わいはきっと格別なものになるのではないだろうか。

※実際に読者のみなさんにも夏のブルーボトルコーヒーを体感していただくべく、30名限定で試飲できる特別イベントを開催(詳細は下記参照)。ぜひ、ご応募ください!


ブルーボトルコーヒー×Yahoo!ライフマガジン 
「ブルーボトルコーヒー清澄白河ロースタリー&カフェでの アイスコーヒーナイト を開催!」

日程: 7/17(火) 
時間: 受付開始19:00、イベント19:30~21:00 (受付開始時間19:00〜)
定員: 30名
参加費:1人1000円
場所: ブルーボトルコーヒー清澄白河ロースタリー&カフェ
住所:東京都 江東区平野1-4-8


今回の取材で訪れた「ブルーボトルコーヒー清澄白河ロースタリー&カフェ」の焙煎所を会場にし、夏のブルーボトルコーヒーを楽しむイベントを開催。ブルーボトルコーヒーのスタッフに最新の話を聞きながら、コールドブリュー(シングルオリジン)やこれから登場する新しいメニューも楽しめるスペシャルナイト。

チケットのご応募はこちらから

取材・文/キンマサタカ (パンダ舎)、Yahoo!ライフマガジン編集部
協力/ブルーボトルコーヒー清澄白河ロースタリー&カフェ

Yahoo!ロコブルーボトルコーヒー 清澄白河ロースタリー&カフェ
住所
東京都江東区平野1-4-8

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アクセス
清澄白河駅[A3]から徒歩約6分
清澄白河駅[B2]から徒歩約7分
門前仲町駅[6]から徒歩約10分
営業時間
月~日 08:00~19:00
定休日
無休
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

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