鈴木砂羽も大人のファストフードと絶賛する「亀戸餃子 本店」

連載

鈴木砂羽の餃子道【vol.1〜20】

2016/04/29

鈴木砂羽も大人のファストフードと絶賛する「亀戸餃子 本店」

役者仲間や友人たちと「餃子部」を結成するほどの餃子フリークな、女優・鈴木砂羽。美味しい餃子を求めてさまざまな街を食べ歩く連載「鈴木砂羽の餃子道」第3回!

鈴木砂羽

鈴木砂羽

女優

亀戸を代表する、創業60年以上変わらない味

こんにちは、鈴木砂羽です。「鈴木砂羽の餃子道」、今日は亀戸までやってきました! 錦糸町から千葉方面へ1駅。亀戸天神でも有名なこの町は、実は餃子好きにはたまらない隠れた餃子タウンでもあるのです。

東口を出てすぐにある飲み屋やスナックがひしめき合う細い路地を歩いていくと、朱い文字でドドーンと「ぎょうざ」と書かれた真っ白なのれんが。ここが亀戸を代表する名店「亀戸餃子 本店」なんです。初代の石井房次郎さんが昭和30年に創業、現在は息子の石井清さんが60年以上続く歴史を受け継いでいます。

立派なのれんを前にテンションも上がる砂羽さん!

メニューは餃子のみ! 1人2皿以上注文するのがルールです。亀戸以外にも錦糸町・両国・大島にも支店があって、そちらはお店ごとにチャーハンや炒め物のメニューも置いてたりするんですが、本店は頑固に餃子一本で勝負。11時の開店からひっきりなしにお客さんがやってきて、平日でも6000個、土日にはなんと1万3000個ぐらいは売り切ってしまうんですって! 売り切れ仕舞いで、18時を待たずに閉店しちゃうこともしばしば。

のれんをくぐると、すぐそこで餃子が焼かれている!

カウンター席に陣取って瓶ビールを開けていると、ほどなくしてお皿が運ばれきてます。

ぎょうざ(250円)。1人2皿以上注文するのがルール

ジャーーン! この奇麗な焼き色! ちょうどいいサイズ感! まさにGLG(グッドルッキング餃子)! からし酢醤油でいただくのが私のお気に入り。

おいしい餃子を食べて、幸せそうな表情がこぼれる砂羽さん

うーーーん! 薄めの皮はちょっと揚げ焼きで、パリパリ感がたまりません。あっさりした味の餡(あん)はキャベツのシャキシャキした食感が残ってて、これは何個でも食べられちゃう!

早朝から大量に仕込まれる餃子。生のまま持ち帰りもできる

「創業当初から作り方はまったく変わってないんだけど、皮はもちろん、餡の豚肉、キャベツ、ニラ、にんにく……ウチで使ってる食材はすべて国内産。当時はそれが当たり前だったんですよね。小さなお子さんでも安心して食べてもらえるように、野菜中心のあっさり系にしています。保存料などは一切使ってないから、朝早くからその日に売り切る分だけを仕込んでるし、焼く油も考えて2種類ブレンドしてる。辣油も自家製で着色料は使ってません」(石井さん)

店主の石井清さん(右)

今となっては純国内産や無添加ってひとつの売りになるけれど、昔から当たり前のようにやっていたっていうのがいいじゃないですか。それも餃子一本で勝負してきたからできたこだわりなのかもしれないですね。

「おやじは神田の生まれの江戸っ子で、頑固でね。昔は餃子売らないで、お客に喧嘩売ってるって有名だったぐらい(笑)。そんな性格なもんだからちゃんと教えてくれるってことはなかったけど、親父がこだわってきた作り方と味を、ずっと守ってるだけですよ」(石井さん)

「栄養の王様」と書かれた、年季の入った貼り紙がたまらない

そんな二代目の清さんも、50年以上お店に立っているのだそう。

「右手で餃子が入った木箱を持ちながら焼くから、けんしょう炎で指が膨れちゃってるのよ。本当はドクターストップがかかってるんだけど、でも交代で焼いてます(笑)。お客さんが言うには、インターネットで検索すると、天神様の次にウチが出てくるらしくてね。ずっと店の中にいるから全然わからないんだけど、ありがたいことですよね」(石井さん)

歴史が刻まれた店内の雰囲気を味わいながら、ビールと一緒に餃子を2、3枚いただいてサッと帰る。まさに大人のファストフードといった趣の「亀戸餃子 本店」でした。

最後はもちろんギョーポー(餃子ポーズ)でキメ!

亀戸餃子 本店

〒136-0071
東京都江東区亀戸5-3-3

亀戸駅北口出口から徒歩約2分
亀戸駅東口出口から徒歩約6分
亀戸水神駅出口から徒歩約11分

電話番号 03-3681-8854
営業時間 11:00~18:30 餃子がなくなり次第終了
定休日 無休

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

構成=宮内健、撮影=熊谷直子、ヘアメイク=MINEKO

この記事を書いたライター情報

鈴木砂羽

鈴木砂羽

女優

1994年に主演映画「愛の新世界」で注目を集め、同年ブルーリボン新人賞、キネマ旬報新人賞など多数の映画賞を受賞。以降、映画・ドラマ・舞台など幅広く活躍。日本テレビ「幸せ!ボンビーガール」出演中。「YOU」 (集英社)にてエッセイ漫画「いよぉ!ボンちゃんZ」連載中。

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