“お茶”ブームが到来! この夏に食べたい “お茶かき氷”7選

特集

冷た〜いかき氷、やってます。

2018/07/11

“お茶”ブームが到来! この夏に食べたい “お茶かき氷”7選

かき氷の新定番として近年注目を集める “お茶かき氷”。その中でも、かき氷愛好家がセレクトした鉄板の“お茶かき氷”7品を紹介!

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

日本茶、紅茶、中国茶と選択肢も多彩なかき氷の新定番!

かき氷界でブームになりつつあるのが“お茶かき氷”。9年前から毎日かき氷を食べ歩く、“かきごおりすと”の小池隆介さんいわく「老舗のお茶屋さんもかき氷を出しますし、お茶の新しいスイーツとして提供するお店が増えています」とのこと。

小池隆介さん

小池隆介さん

かきごおりすと

老舗のお茶屋によるかき氷が味わえる「茶の西田園 妻沼本店」(埼玉・熊谷)

さらに小池さんは「お茶の中でもさらに細分化され、ほうじ茶、玄米茶、ジャスミン茶、プーアル茶というのもあり、紅茶もある。一口に“お茶”といっても選択肢が多彩で、今や確立されたジャンルになっています」と話す。ということで、さっそく小池さんおすすめの“お茶かき氷”7品をジャンル別に紹介!

「三徳堂」(東京・銀座)の店頭に飾られた氷の旗。まさに夏の風物詩
 

1.抹茶(花冠 陽明庵/東京・二子玉川)

江戸時代後期に徳川将軍家や公家も味わった極上のかき氷を再現

削り氷にキビ糖と抹茶をふりかけ、こし餡をのせた「宇治金時の御氷」1200円

夜は紹介制の日本料理店として有名な「花冠 陽明庵(はなかんむり ようめいあん)」。ここでは夏季の土・日曜限定で、姉妹店「茶屋花冠本店」(千葉県佐原)の名物かき氷を提供。中でも江戸時代の宮中で食されていた宇治金時は、この夏ぜひとも味わいたい逸品だ。

グルマン世界料理本大賞で最高位殿堂を受賞するなど世界的にも活躍する、食品学者で作家の松本栄文さんが営む
主人の松本さん
主人の松本さん
「現代のような冷蔵技術がない江戸時代では、かき氷は貴族しか味わえないものでした。この店では、江戸時代後期に宮中で食されていた宇治金時を再現したものです」

\こだわりの“お茶”はコレ/

歴代天皇や豊臣秀吉、徳川家康などが愛した最上級の抹茶を使用

一口目から、抹茶の芳醇な香りが口いっぱいに広がり、かき氷の革命ともいえそうな感動が襲ってくる

主人の松本さん
主人の松本さん
「宇治抹茶の歴史は上林家の歴史とも言えます。花冠の宇治金時には、その『三星園上林三入本店』の最高級『初むかし』をふんだんに使っているんです。抹茶に自信がなければ、この宇治金時は作れません
粒子の細かい抹茶との相性を考え、御氷はふわふわではなく、粗目に削っている
主人の松本さん
主人の松本さん
「この抹茶は、江戸時代から続く伝統技法で作られたもの。茶葉に当たる太陽光を稲ワラで制限しているので、普通のものと比べて、深みのある旨味が一層強く感じられます
抹茶の上には「三度練りのこし餡」をトッピング。餡にも晴れとケはあるそうで、特別な晴れこそこし餡を味わう。なめらかな舌触りで、御氷と一緒にのどにすっと入っていく
主人の松本さん
主人の松本さん
「削った御氷にかけたキビ糖は、粒子が細かく抹茶となじむんです。それに上白糖と比べ味が強くないので、ほんのりした甘味が抹茶の香りや旨味を引き立ててくれます
二子玉川駅から徒歩4分のマンションの一室にある

シンプルながらも日本料理的な完成度を感じさせる「花冠 陽明庵」の宇治金時。江戸の貴族文化に思いを馳せつつ、極上の宇治金時を味わってみては。

Yahoo!ロコ花冠 陽明庵
住所
東京都世田谷区玉川3-13-5

地図を見る

アクセス
二子玉川駅[西口]から徒歩約3分
二子新地駅[出口]から徒歩約11分
上野毛駅[出口]から徒歩約19分
電話
090-2402-0011
営業時間
水~土 18:00~24:00
定休日
毎週月曜日、毎週火曜日、毎週日曜日、祝日、不定休
口コミ・写真など

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2.ほうじ茶(茶の西田園 妻沼本店/埼玉・熊谷)

自家焙煎したほうじ茶の香ばしさが際立つ

ほうじ茶のシロップと、きなこミルクがマッチした「ほうじ茶きなこミルク」650円

1868年に創業した、お茶の老舗「茶の西田園 妻沼本店」では、夏季限定で熊谷市の町おこしの一環としてブランド化したかき氷「雪くま」を販売。市内のさまざまな店舗で開発・販売されており、この店で販売されている、こだわりのほうじ茶を使った「ほうじ茶きなこミルク」はティーラテのような味わいが楽しめる。

店長の小林さん
店長の小林さん
自分たちの強みであるお茶を使ったものを出してみようと思い、6年ほど前からかき氷を始めました」

\こだわりの“お茶”はコレ/

シロップにするほうじ茶は、その時の状況に合わせて葉や茎を使い分けている
店長の小林さん
店長の小林さん
「ほうじ茶で使うお茶は、静岡県でも山側で作られたお茶を使っています。昔から店で売っていたというのもありますが、水がきれいで、厚めの葉に育ち、味が濃くなるんです」
その日の気温や湿度などにより、焙煎具合を調整し、味を均一にしている
店長の小林さん
店長の小林さん
ほうじ茶を自家焙煎しているのも、こだわりの一つです。ほうじ茶は、冷たい氷と合わせても香りが感じられるように、強めに火を入れて深煎りにしています」
きなこミルクをかければ、ティーラテのような味が楽しめる
店長の小林さん
店長の小林さん
「ほうじ茶は、ほかのお茶と比べて香りが飛びやすいんです。なので、使う分だけをその日の朝に粉末にして、シロップとして仕上げています
お店の向かいにある姉妹店内の焙煎所で、毎日ほうじ茶を自家焙煎している

店自慢のかき氷は、一口食べるとほうじ茶の香ばしさが感じられ、そのあとからお茶の旨味がくる。お茶屋が徹底的にこだわったクオリティに脱帽だ。

3.玄米茶(茶の西田園 妻沼本店/埼玉・熊谷)

玄米茶の香ばしさと旨味のバランスが絶妙

お茶漬けをイメージし、茶碗のような器に盛りつけられた「玄米茶あずきミルク」680円

「茶の西田園 妻沼本店」に来たなら、ぜひ「玄米茶あずきミルク」も味わっておきたい。シロップが玄米茶らしいすっきりとした味わいで、あっという間に食べきれてしまう。

雪のようにふんわりと氷を削っていく

\こだわりの“お茶”はコレ/

店で販売している「抹茶入り玄米茶」をイメージし、玄米茶と抹茶をブレンド
店長の小林さん
店長の小林さん
「玄米茶は、国産の玄米と静岡産の抹茶を粉末にしてシロップにしています。そうすることで、抹茶のさわやかな香りが、玄米茶の香ばしさを引き立てます」
左が抹茶、右が玄米茶のシロップ。抹茶と比べ玄米茶の方が、色が濃く出てうぐいす色のシロップになる
店長の小林さん
店長の小林さん
「シロップのブレンドの割合はいろいろ試行錯誤した結果、玄米4、抹茶6の割合が玄米茶の香りが引き立ち、すっきりした味になりました」
玄米茶で使うものと同じ玄米をトッピングし、カリっとした食感がアクセントに
店長の小林さん
店長の小林さん
「お茶は香りが命なので、玄米茶もほうじ茶も、その日に使う分だけを煮出してシロップにしています。なので、しっかりとしたお茶の香りを感じてもらえると思います」
外観からは、古き良き昭和の面影が感じられる

シロップからは、玄米茶の香ばしさはもちろん、旨味が感じられる。「玄米茶あずきミルク」は、お茶屋だからこそわかる玄米茶のおいしさを引き出した一品だ。

Yahoo!ロコ茶の西田園
住所
埼玉県熊谷市妻沼1523

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電話
048-588-0304
営業時間
火~日 08:30~19:30
定休日
毎週月曜日
口コミ・写真など

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4.ダージリン(紅茶専門店 ティーハウス マユール 宮崎台店/神奈川・宮崎台)

最高級ダージリンの上品な香りが口に広がる

6月~9月ごろの夏季限定で味わえる「特選ダージリン」1296円

インドなどの一流茶園から直接仕入れた紅茶を販売する「紅茶専門店 ティーハウス マユール 宮崎台店」。こちらはかき氷も人気で、中でもダージリンの芳醇で深みのある香りが楽しめる「特選ダージリン」は味わっておきたい。

店長の畠山佳奈絵さんが、シロップなどを毎日手作りしている
店長の畠山さん
店長の畠山さん
「『特選ダージリン』は、ダージリンの香りや味を楽しんでもらうために、シロップの甘さは抑え目に作ってあります

\こだわりの“お茶”はコレ/

春に茶葉を摘んだ、ダージリンのファーストフラッシュ(春摘み)の茶葉
店長の畠山さん
店長の畠山さん
「茶葉は、インド・ダージリンの中でもトップクラスのものを使っています。かき氷のシロップにする際、2種類の茶葉を合わせました」
夏摘みのダージリンのセカンドフラッシュ(夏摘み)の茶葉
店長の畠山さん
店長の畠山さん
ファーストフラッシュで香りを、セカンドフラッシュで味を立たせています。口に入れた時に、深みのある味になるよう工夫しました」
氷が口の中で溶けるのと一緒に、ダージリンの香りが押し寄せてくる

紅茶の中でも高級なダージリンの茶葉を惜しげもなく使った「特選ダージリン」。さわやかで上品な香りが口の中に広がり、幸せな気分になれる。

5.アッサム&ディンブラ(紅茶専門店 ティーハウス マユール 宮崎台店/神奈川・宮崎台)

アッサムとディンブラを合わせた深みのある味わい

紅茶の香りと旨味、コクのバランスが良い「アッサム&ディンブラ」864円

「紅茶専門店 ティーハウス マユール 宮崎台店」では、「アッサム&ディンブラ」もおすすめ。紅茶らしい味も堪能しつつ、味変もできる一品だ。

紅茶の香りを利かせた練乳をかければ、ミルクティのような味わいに
店長の畠山さん
店長の畠山さん
「紅茶の香りを感じてもらいたいので、シロップを作る時は、一級の茶葉を使っています。普通に飲む場合の2倍、3倍の量を使って、かなり濃い目に煮出しています」

\こだわりの“お茶”はコレ/

アッサム(手前)は2種類ともインド、ディンブラ(奥)はスリランカ産のものを使用
店長の畠山さん
店長の畠山さん
「アッサムだけだと、そのまま食べるには渋みなどが強すぎてしまう。逆にディンブラだけだと練乳をかけた時に味が弱いので、この2つをブレンドしました
ダージリンとは異なり、練乳と合わせることも考え、シロップは甘めに仕上げている
店長の畠山さん
店長の畠山さん
「味を出す茶葉と華やかな香りを立たせるための茶葉として、アッサムの茶葉を2種類使って、味と香りに奥行きを出しています
東急田園都市線の宮崎台駅から徒歩2分ほどの距離にある

そのままでも、ミルクティにしてもおいしい紅茶をあわせている「アッサム&ディンブラ」。最初は華やかな香りを楽しみつつ、途中から練乳でミルクティのように味わえる。1度で2度おいしいかき氷をどうぞ。

Yahoo!ロコティーハウス マユール 宮崎台店
住所
神奈川県川崎市宮前区宮崎2-3-12

地図を見る

アクセス
宮崎台駅[北出口]から徒歩約2分
宮前平駅[北出口]から徒歩約13分
梶が谷駅[出口]から徒歩約20分
電話
044-854-2430
営業時間
10:00-21:00 日・祝 10:00-18:00
定休日
不定休
口コミ・写真など

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6.プーアル茶(三徳堂/東京・銀座)

店の看板商品が入った黒みつは後味すっきり

甘く煮た豆をたっぷりのせ、プーアル茶のシロップをかけた「豆豆氷(ドードーピン)」1500円

銀座にある店らしく、高級な中国茶や台湾茶を取り扱う「三徳堂」。人気の「豆豆氷(ドードーピン)」は、黒糖のコクとプーアル茶のすっきりとした味がマッチ。日本のかき氷では出会えない味が楽しめる一品だ。

お店で出すメニューのレシピは、すべて店長の林恵美さんが考えたもの
店長の林さん
店長の林さん
「台湾風かき氷を出す時に、店の看板商品であるプーアル茶を使いたいと考え、かき氷にかける黒みつにプーアル茶を合わせました」

\こだわりの“お茶”はコレ/

三徳堂オリジナルのプーアル茶は、店主が信頼できる工場で生産。熟練の職人による技が光る
店長の林さん
店長の林さん
プーアル茶は店のオリジナルのもので、私自身で茶葉を厳選しています。そして、中国の工場で苦味、渋み、甘味のバランスが良くなるように仕上げてもらっています」
細かく削った氷と、さまざまな具材のトッピングが特徴の台湾風かき氷
店長の林さん
店長の林さん
「プーアル茶は香りが強くないので、黒みつだと香りが沈んでしまうのですが、その分、お茶のコクやのどに残らないすっきりとした後味を感じてもらえると思います」
甘く煮た豆がプーアル茶の黒みつとよく合う

プーアル茶を丁寧に作っているからこそ、味の濃い黒みつと合わせても、しっかりプーアル茶の存在を主張。すっきりと「豆豆氷」が食べられる秘密は、店自慢のプーアル茶にあり。

7.ジャスミン茶(三徳堂/東京・銀座)

ジャスミン茶の香りで爽快感抜群

カットしたキウイをたっぷりトッピングした「キウイマリミツかき氷」1300円

「三徳堂」の「キウイマリミツかき氷」は、ジャスミン茶をブレンドした黒みつがかかる。新感覚のさわやかな味わいで、暑さの中でも爽快な気分になれる一品だ。

ジャスミン茶の香りがする黒みつが味の決め手
店長の林さん
店長の林さん
「ジャスミン茶の黒みつには、プーアル茶と同じく店で販売している中国産の最高ランクのものを使っています」

\こだわりの“お茶”はコレ/

煮出す前でも、すがすがしい香りがするジャスミンの花
店長の林さん
店長の林さん
高級なジャスミン茶だと、何回か煮出しても、ちゃんと香りが立つんです。それぐらいのものでないと、黒みつと合わせた時に香りが負けてしまいます」
キウイの酸味が黒みつの甘さを際立たせる
店長の林さん
店長の林さん
「ジャスミン茶をたっぷり使うことで、味の強い黒みつでも、しっかりとジャスミン茶の香りが感じられるようにしています」
銀座駅から徒歩3分。真っ赤な看板と日よけが目を引く外観

ジャスミンの香りが、黒みつと合わさることで、独特のクセが丸くなり、香りがより引き立つ「キウイマリミツかき氷」。濃厚な黒みつとさわやかなジャスミン茶の絶妙なバランスを味わってみて

Yahoo!ロコ三徳堂
住所
東京都中央区銀座7-8-19 喜多ビル1F・2F

地図を見る

アクセス
銀座駅[A2]から徒歩約3分
新橋駅[3]から徒歩約5分
東銀座駅[A1]から徒歩約6分
電話
03-5568-6882
営業時間
月~土、祝前日: 12:00~21:00日、祝日: 14:00~19:00
定休日
なし
口コミ・写真など

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一口にお茶といっても、日本茶、紅茶、中国茶があり、味もさまざま。さらに、店の製法により無限の可能性があるので、今後も新たな“お茶かき氷”が出てくるはず! まずは、今年注目の“お茶かき氷”を食べに行ってみよう。

取材メモ/「三徳堂」ではかき氷にプラス500円で、かき氷に使ったプーアル茶やジャスミン茶が飲めます。単品では800円なのでちょっとお得ですよ。

取材・文=小松孝裕(エンターバンク) 撮影=角田幸也

\こっちのかき氷もう〜まいぞ/

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Yahoo!ライフマガジン編集部

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