ダイニング列車「丹後くろまつ号」で行く天橋立

2018/08/03

ダイニング列車「丹後くろまつ号」で行く天橋立

「海の京都」と言われる宮津・天橋立エリアの観光に、ぜひ組み合わせていただきたい特別な体験! それが京都丹後鉄道の観光列車の旅。今回は関西から天橋立へ向かうのに便利な福知山駅発「丹後くろまつ号」のブランチコースの魅力と楽しみ方をご紹介します。

LINEトラベルjp 旅行ガイド

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東郷 カオル

東郷 カオル

トラベルライター

経営していた会社をアーリーリタイアし、旅行と旅行記執筆の生活を楽しんでいます。ホテル生活も多いので、お役に立てるホテル情報を提供できれば幸いです。

海の京都を走る京都丹後鉄道

丹後くろまつ号

海の京都を走る京都丹後鉄道には素敵な3兄弟がいます。優雅なダイニング列車「丹後くろまつ号」、開放的な車内から風光明媚な景色を堪能できる「丹後あかまつ号」、予約不要で手軽に乗れる「丹後あおまつ号」。

今回は3兄弟の兄貴分「丹後くろまつ号」をご紹介します。福知山駅を出発し、終点の天橋立駅までを通常より1時間程度多くかけてのんびりと走ります。

クラシカルと雅の融合

まさにレストランさながら

内部はまさにレストランさながら。外観の列車からは想像できない異空間に、乗客から「おおっ」と小さな感嘆の声が聞こえてきます。

座席は片側が2名掛け、もう一方が4名掛け。ご夫婦での旅行や女子旅、グループでの旅行、さまざまな旅スタイルで楽しめる造りになっています。

クラシカルな中に和モダンで雅な雰囲気を併せもつ「丹後くろまつ号」。車両のデザインを手がけたのはJR九州ななつ星など数々の列車デザインで知られる水戸岡鋭治氏。

窓は御簾のようになっていて、松をモチーフにした渋いデザイン。「この御簾(ブラインド)どうやって開けるのかしら?」と思われるかもしれませんが、よくある電車と同じように上にスライドさせれば容易に開きます。すっかりレストランにいるような錯覚に陥っていましたが、「あっ、そうだ! ここは列車だった!」と思いだす瞬間です。

オシャレなカトラリー

温かみのあるライトを受けて光るカトラリー。松をモチーフにしたデザインのランチョンマットもオシャレです。メニューと一緒に記念のポストカードも。ポストカードには乗車記念スタンプが押せるようになっています。

いよいよ出発。列車であって列車でない、天橋立までの特別な時間のスタートです。

定員は30名

「丹後くろまつ号」の定員は30名。人気の観光列車ですが、運が良ければ比較的空いていることも。気軽に来られる関西圏の方なら、空いている日を狙ってみるのもオススメ。

ホームページで空席情報が確認できますので、ゆったりと楽しみたい方は、旅行候補日が近づいてきたら、候補日の中でも残座席数の多い日を選ぶのがポイント。ただしこの方法は早くから予約をする場合には効果がありませんのでご注意くださいね。

地産地消が魅力!「丹後くろまつ号」ブランチコース

ブランチコースでは、丹波~丹後地区でパティスリーカフェ「カタシマ」の店長が考案した、「丹後くろまつ号」のための特別メニューが楽しめます。季節によって使われる食材も違いますので、外の景色と使われる食材で季節を感じられるのも魅力。

コンソメスープ

コンソメスープは、名だたる国産ブランド牛のルーツである但馬牛のすね肉と香味野菜を贅沢に使った味わい深い逸品です。ジュンサイのツルンとした食感もアクセント。

ブランチコースのメニューは、フランス料理に和の素材が使われていて、列車の内装のように和モダンを感じさせる仕上がりになっています。

途中の大江駅

途中の大江駅では約30分の停車。この間には下車して改札の外に出ることも可能。車内で配られるネームプレートを首から下げて「丹後くろまつ号」の乗客という目印に。

改札の外にはお土産を扱うショップや大江山鬼瓦公園がありますので、見学してみましょう。

ホームでは特急列車「丹後の海」や「丹後あおまつ号」などの他の列車とすれ違うことも。お互いに手を振りあって、楽しい旅に笑顔のプレゼントを。

スイーツの後は「丹後くろまつ号」オリジナルグッズ販売の時間

スイーツタイム

列車が再び動き出すと、今度はスイーツタイム。福知山産春イチゴと氷上牛乳の新鮮ミルクムースがテーブルへ。

完熟苺の美味しさもさることながら、苺の下のムースが絶品!丹波のブランドミルク「氷上低温殺菌乳」を使ったさっぱりとした自然の甘みで、苺との相性抜群。「コウノトリ育むお米」で作られた焼き菓子も、軽い口当たりでコーヒーによく合います。

車内販売の時間

食事が終わると車内販売の時間。アテンダントの方が「丹後くろまつ号」のオリジナルグッズを持って席にまわってきてくれますよ。

松をモチーフにした渋いデザインなので、思い出の品としてだけではなく実用性も兼ね備えています。てぬぐいやキーホルダーのほか、七宝焼きの技術を使ったキラキラのポストカードやカードケースもあり、女性に人気だとか。

「丹鉄珈琲」の豆

車内販売では、スイーツタイムに提供された「丹鉄珈琲」の豆も入手可能。日光エリアで人気の「日光珈琲」と、沿線の「城崎スイーツ」のコラボで生まれた「城崎珈琲焙煎所」のスペシャリティコーヒーは、天橋立ブレンド、与謝野ブレンド、京丹後ブレンド、舞鶴ブレンド、福知山ブレンドなど、ネーミングも地域色豊か。

自宅でコーヒーを楽しむ際に、香りとともに楽しい旅の思い出も蘇ります。

天橋立駅でのお楽しみ

天橋立駅

「丹後くろまつ号」では天橋立駅のバルで使えるチケットがプレゼントされます。電車が駅に到着したらすぐにでも向かいたいところですが、このタイミングではホームに「丹後くろまつ号」と「丹後あかまつ号」が並んだ状態が撮影できますので、ぜひ記念にカメラに収めてからバルに向かいましょう。

※ダイヤ改正で変更になる場合もあります。

丹後王国シーサイドバル

車内で配られたチケットが使えるのがこちらの「丹後王国シーサイドバル」。地元の食材を使ったお土産やお弁当が揃います。

チケットでは地ビールかソーセージ(2本)の選択制。同行者がいるなら、1枚はビール、もう1枚はソーセージに。そして、追加でビールをオーダーすれば天橋立駅に着いて早々、おつまみ付きのちょい飲みが楽しめちゃいますよ! ただし、天橋立でレンタサイクルを予定されている方は飲酒運転になりますのでご注意ください。

天橋立の絶景

「丹後くろまつ号」が到着する天橋立駅からは、天橋立ビューランドへのリフト・モノレール乗り場へ徒歩でアクセスできます。頂上からはガイドブックやパンフレットでよく目にする絶景が見渡せます。

また、写真の傘松公園へはレンタサイクルかモーターボートもしくは観光船が便利。天橋立ビューランドから見える景色は「飛龍観」と呼ばれますが、こちらの傘松公園からの眺めは「斜め一文字」と称されます。どちらも素晴らしく、時間が許せば見比べてみることをおすすめします。

目的地に着くまでの時間を楽しい思い出に変えてくれるのがダイニング列車「丹後くろまつ号」。ご夫婦で、女子旅で、鉄道ファンのオフ会で。楽しみ方はさまざま。ご両親への旅のプレゼントにも最適な、特別な時間を提供してくれる観光列車です。

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