知られざる夏のご当地ラーメン「冷丼」【新潟県栃尾】

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2018/08/09

知られざる夏のご当地ラーメン「冷丼」【新潟県栃尾】

新潟県の5大ラーメンをご存知でしょうか?新潟市のあっさりしょうゆや割りスープ付き濃厚みそ、燕市の背脂しょうゆ、三条市のカレーラーメン、長岡市のショウガじょうゆ。新潟県は各地に個性的なラーメンがあります。今回はその5つに含まれない知られざるご当地ラーメン「冷丼」をピックアップ!

月刊新潟Komachi

月刊新潟Komachi

長岡市の奥座敷・栃尾地域で半世紀以上愛され続ける夏の風物詩

新潟県民でもその存在を知る人は多くない、ご当地ラーメン「冷丼」。丼といってもご飯ものではなく、長岡市の栃尾地域で暑い季節を中心に提供されている冷やしラーメンのことです。

「冷やしラーメン」と呼べば分かりやすいのですが、なぜこの地域の人は「冷丼」と呼んでいるのでしょうか。祥のお店「鈴多食堂」さんのご主人に伺うと、「冷やし中華は皿に入っているので、区別するために丼という言葉を使った」そうです。

その誕生秘話も意外な理由。ご主人いわく「子供の頃、熱くてラーメンが食べられなかった私のために、親父がスープを冷やしてくれたんです。あんまりおいしそうに食べるもんだから、お店で出しちゃえ!それがきっかけだと聞いています」とのこと。

現在のご主人は3代目。先代のご主人の息子を想う、親子愛から生まれたラーメンだったのです。
その後、発祥のお店が定休日でも食べられるようにと、他のお店にも作ってもらったことで広まったそう。今では栃尾地域の約10軒の飲食店で提供されています。

この温かい親子愛から生まれた冷たいラーメン。酷暑が続くこの夏、ぜひ味わってみてください。

鈴多食堂

「冷丼」発祥、創業1935年の老舗食堂

栃尾元祖ラーメンの冷やし800円(9月下旬まで提供※気候次第で変更の可能性あり)

煮干しの香りが特徴のスープはさっぱりとした口当たり。ゆでた麺は冷水で締めた後、氷を加えて再度冷やし、さらなるコシを生み出しています

日本最大のラーメンテーマパーク「新横浜ラーメン博物館」のデータベースにも名を連ねているという名店。当初は「冷丼」というネーミングだったが、栃尾以外の人に分かりづらいと、現在のメニュー名に変更。

温かいラーメンとは異なる、専用のスープを仕込んでいます。その味わいは、さっぱりしているが、チャーシューの煮汁を加えたしょうゆダレによるコクもしっかり。麺は冷水で2回締めているので、麺の中心部まで冷えていて、のど越しもよく、コシもしっかりしています。

焼売(4個480円)も人気メニュー。具材はひき肉とタマネギのみとシンプルながら、たっぷりの肉汁とタマネギのシャキッとした食感が好評。テークアウトもできます
栃尾消防署の斜向かいにあります
Yahoo!ロコ鈴多食堂
住所
新潟県長岡市栃尾大町1-6

地図を見る

電話
0258-52-2507
営業時間
[平日] 11:00~14:30/16:30~20:00[土・日・祝] 11:00~20:00
定休日
毎週月曜日
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

丸五食堂

海苔にのったコショウがアクセント

冷ゃっこいラーメン734円(10月下旬まで提供)

スープには氷が浮かべられ、涼を誘うビジュアル

50年以上前から提供しているというこちらは、「冷丼」という名前を分かりやすくするため、栃尾の方言で「冷たい」という意味の“冷ゃっこい”をメニュー名に。そばつゆのようなサッパリした味わいのスープに、海苔の上のコショウを溶かしながら食べるのがポイントです。

栃尾車庫前バス停留所から歩いてすぐのところ
Yahoo!ロコ丸五食堂
住所
新潟県長岡市栄町2-3-48

地図を見る

電話
0258-52-3684
営業時間
11:00~20:30
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

高見屋食堂

ラーメンの定番の具に加えて錦糸卵やハムも!

冷やし丼702円(通年提供)

自家製麺は細いのにとてもコシが強い

およそ50年前から提供。カツオ節がふわりと香るスープに、コシの強い自家製の細麺を合わせています。チャーシューやメンマなどラーメンの具に加え、卵やハム、キュウリといった冷やし中華で定番の具もトッピング。冷やし中華の酸味が苦手という人の注文が多いそうです。

お店は栃尾郵便局の向かい
Yahoo!ロコ高見屋食堂
住所
新潟県長岡市谷内1-1-6

地図を見る

電話
0258-52-2369
営業時間
11:00~19:00 ※寿司は23時まで
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

栃尾というと分厚い油揚げ、通称「あぶらげ」が有名で、首都圏で提供されている居酒屋もあるほどですが、名物はあぶらげだけじゃない!

息子のために食堂のご主人が開発した「冷丼」は、いつしか提供するお店が増え、現在は約10軒。熱い季節、山間の街・栃尾の食堂に欠かせないメニューとなりました。メニュー名も内容をイメージしやすいよう各店独自のネーミングに進化し、ダシや具などの内容もお店によって異なります。

観光協会では「冷やしラーメンめぐりマップ」なるものも作られていますので、ぜひそちらも参考に食べ歩くのも楽しいと思います。また、栃尾は食だけでなく、雪深い地域ならではの雁木の街並みも趣があります。新潟にお越しの際はぜひ立ち寄ってみてください。

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