石原さとみ『高嶺の花』㊙︎脚本&監督&スイーツ㊙︎撮影ウラ話

2018/08/14

石原さとみ『高嶺の花』㊙︎脚本&監督&スイーツ㊙︎撮影ウラ話

テレビの現場は毎日が「学園祭」のような雰囲気。この連載では、他では聞けないテレビ制作の舞台裏&芸能界㊙︎グルメ情報を紹介。今回は、いま話題の水曜ドラマ『高嶺の花』を大特集!ヒットメーカー・野島伸司の脚本の秘密、監督&プロデューサー秘話、絶品㊙︎差し入れなど【撮影ウラ話】を大公開!

栗原 甚

栗原 甚

日本テレビ・ドラマプロデューサー

なんと第6話が最終回!?
第7話から第2章がスタート!

水ドラ『高嶺の花』は、人間関係が目まぐるしく変わっていく、スピード感あふれるドラマ展開で話題だ。

脚本は、【連ドラの神様】と呼ばれるヒットメーカー・野島伸司!

今回、野島さんが書いた脚本の最大のポイントは、なんと第6話で、いったん最終回を迎えるという新しいスタイルだ。

第7話からは、新キャラ続々登場するなど、とにかく目が離せない!

ステーキの本場ニューヨークから日本に初上陸したEmpire Steak House Roppongi。グルメな常連客の間で話題なのが、この「シャトーブリアンカツレツサンドイッチ」
シャトーブリアンは、牛1頭からたった600グラムしか取れない、ヒレ肉の中でも特に希少な高級部位。180℃の高温で揚げ、塩で旨みを引き出した肉厚サンドは、究極の逸品だ!

奇才・野島伸司は
普通の恋愛ドラマは書かない!

水ドラ『高嶺の花』は、美女(石原さとみ)と野獣(峯田和伸)の超・格差恋愛ドラマだ。

普通、恋愛ドラマは「男女が出逢い、気持ちのすれ違いや障害などがあり、最終話(10話)でハッピーエンド」というのが、お決まりだ。

しかし、奇才・野島伸司が書いたラブストーリーは、全く違った!

石原さとみさんが演じるのは、天才華道家・月島もも。美貌・キャリア・財力・家柄、さらには圧倒的な才能まで、すべてを持ち合わせた女性。まさに、高嶺の花だ!
第6話では、なんと結婚式のシーンが!和服姿も素敵だが、ウェディングドレス姿も美しい!!

第6話で、結婚式!
10話分を、6話分に凝縮!?

1話で出逢い、2話で付き合い、3話でキス、4話でベッドイン、5話で親に挨拶し、なんと6話で結婚式!

物凄いスピード感で、ラブストーリーが展開していく!

つまり、普通のドラマ10話分を、なんと6話分に凝縮しているのだ!

このあと一体、どんな展開が待っているのだろうか!?

差し入れのカップケーキを手にして、笑顔の峯田さん
製菓工房「アトリエうかい」のカップケーキ。「アトリエうかい」は、都内を中心にレストランを展開する、うかいグループによる初めての洋菓子店だ
国民的美少女・高橋ひかるさんが演じるのは、ぷーさんの自転車店に居座るコスプレ娘。毎週、奇抜なコスプレで登場するが、この日は、なんとウェディングドレス姿!

第6話の重要なシーンに
青木源太アナが初出演!

第6話では、月島もも(石原さとみ)とぷーさん(峯田和伸)の婚約パーティーが、佳代子(笛木優子)の店で開かれる。

商店街の人達に祝福されて、はしゃぐ月島もも

そして、ついに結婚式を迎える!

そんな2人の重要なシーンに、いま人気沸騰中の青木源太アナが登場する!

はたして、どんな役柄なのか!?

青木源太アナが撮影現場に来たときの1コマ。しかし、情報番組『PON!』の取材ではない…第6話に登場するのだ!はたして、どんな役柄なのか!?
撮影の合間に、風通しの良い部屋で横並び。本番とは違い、和やかな雰囲気だ

野島伸司のラブストーリーに出演したい!
きっかけは、石原さとみがラブコール!?

石原さとみさんが、野島伸司さんの作品に出演するのは、今回がはじめて!

実は、約8年前に石原さとみさんは野島伸司さんと食事会で話す機会があり、それがきっかけで、野島作品に出演したいと思うようになったそうだ。

水ドラ『高嶺の花』は、石原さとみさんが「野島伸司さんの脚本で、ラブストーリーをやりたい!」と望み続けてきたから、実現した企画とも言える!

小日向文世さんが演じるのは、華道の名門「月島流」の家元・月島市松。実は、月島もも(石原さとみ)の本当の父親ではなかった!しかし、ももは、その事実を知らない…
峯田和伸さんが演じるのは、いつもラフな格好のぷーさん。しかし、この日は、白色のタキシード姿でカッコイイ!
銀座甘楽の「小夏水まんじゅう」と「白玉ぜんざい」。峯田和伸さんは「あんみつ」が大好きなので「ぜんざい食べたい!」と喜んでいた

水ドラ『高嶺の花』は
野島伸司が、ずっと温めていた企画!

『高嶺の花』のコンセプトは、石原さとみさんと食事会で出逢う、もっと昔から野島伸司さんが温めていた企画らしい。

そもそも「高嶺の花」とは、花畑ではなく、断崖絶壁厳しい環境で、たった一輪だけ咲く花。

「高嶺の花」と呼ばれる女性は、誰からも羨ましがられる存在と思われがちだ。しかし、実は「高嶺の花」側もツラくて、寂しい

そういう「高嶺の花」と呼ばれる女性側の目線を持ち込んだ、今までにないコンセプトなのだ!

升毅さんが演じるのは、月島家の運転手・高井雄一。なんと、月島もも(石原さとみ)の本当の父親は、この人だった!
升毅さんからの差し入れは、岡山県の果物の数々…升さんは、岡山県赤磐市のPRをする「あかいわ広報大使」だそうだ!

野島伸司との関係は、25年以上!
独特な世界観の…良き理解者!!

番組を手掛ける松原プロデューサーは、野島伸司さん脚本のドラマ『高校教師』(1993)で、ADをしていた人物だ。

その後、『人間・失格』(1994)、『未成年』(1995)、『聖者の行進』(1998)、『ストロベリー・オンザ・ショートケーキ』(2001)、『理想の息子』(2012)、『プラトニック』(2014)を担当。

脚本家・野島伸司さんと、約25年以上も仕事をしていることになる。

だから、野島伸司さんが描きたい独特な世界観も、十分に理解できるのだ!

2人の結婚式に出席する、心優しい人達。撮影の合間にパチリ!
野島伸司さんからの差し入れ。「大阪お好み焼き・鉄板焼88(パチパチ)」のお好み焼きサンド。冷めても美味しい人気サンドだ!
新宿高野の「果実サブレ」。イチゴ・ブドウ・マンゴーなど可愛い果実の形をした、サクッとした食感のサブレだ!

脚本の会議はしない!
頭の中で、構想を練って
「雑談」を積み重ねる!!

野島伸司さんの脚本作りは、独特だ。通常行う脚本打合せのような会議はしない。

野島伸司さんは、1人で物凄く考える作業を続けていて、ある時、構想(プロット)プロデューサーに話して、その反応を見る。その電話は、夜中でも掛かってくるそうだ。

そういう雑談を積み重ねて、ある時、脚本を一気に書き上げる!

松原プロデューサーは、その様子を「ダウンロードが始まると、僕でも、もう止められない!一瞬で完成するので【連ドラの神様】だ」と言う。

しかも凄いのは、脚本を書いている途中で悩んだり、大きく軌道修正することは、全くないそうだ!

峯田和伸さんの実家からの差し入れ。峯田さんは、山形県山辺町の「ふるさと観光大使」だそうだ!
新宿高野の「フルーツチョコレート」と「果実ジェリー」。ブルーベリー・マンゴーなど7種類の味が楽しめるフルーツチョコと、マスカット・白桃などフルーツの美味しさをギュッと凝縮した一口サイズのゼリーだ!

監督も…野島伸司の良き理解者!
強力タッグは、4作目!!

チーフ監督の大塚恭司さんも、野島伸司さん脚本の作品を数多く手掛けている。

『49』(2013)、『プラトニック』(2014)、『雨が降ると君は優しい』(2017)を監督し、今回が4作目となる。

大塚監督も「脚本家・野島伸司のやりたいことが理解できる」と言う。

渡された脚本を読むだけで「今まで野島伸司さんとは一切、打合せをした事がない」そうだ。

これは、とても凄いことだ!

「映像とボクシングにしか興味がない」という大塚監督は、石原さとみさんと峯田和伸さんの演技を、ボクシングに例えて説明してくれた(笑)
天才華道家・月島もも(石原さとみ)は、名門・月島流の家元を継ぐのか!?
それとも異母姉妹の次女・月島なな(芳根京子)が家元を継げるのか!?

攻撃の天才vs防御の天才!
2人は、全くスタイルが違う
天才ボクサーだ!!

大塚監督は、石原さとみさんを【攻撃的で、物凄くスピードがあるボクサー】「どこからパンチを繰り出すのか分からない天才」と表現する。

一方、峯田和伸さんは【受け身の天才】「どんなパンチが来ても避けて、カウンターパンチを放つボクサー」だと語る。

つまり、2人は、全くスタイルの違う、天才ボクサー(俳優)なのだ。

だから、2人がパンチを炸裂させる時(=2人が対峙し、セリフを畳み掛けるシーン)は、想像を超えている

第1話で「2人が朝食を食べるシーンは、一生忘れられない!」と語っていたが、僕も同感だ。

峯田和伸さんからの差し入れは、「白髭のシュークリーム工房」のトトロのシュークリーム。ピーチやマンゴーなど、季節の生クリームが入っている絶品シュークリームだ!
この写真を見て「峯田さん…トトロに似ている!」と思ったのは、僕だけじゃないと思う(笑)

アドリブに見える演技!
しかし、すべて脚本通り!!

石原さとみさん演じる月島ももは、天真爛漫マシンガントークを繰り広げるキャラクターだ。

しかも、すべての演技がナチュラルで、ドラマを観ていると、アドリブっぽく感じる。

しかし、そのヤリトリは、すべて脚本通りだ。

「て・に・お・は」レベルまで、すべて野島伸司さんが書いたセリフだから、驚きだ!

戸田菜穂さんが演じる月島ルリ子は、宇都宮龍一(千葉雄大)と組んで、娘・なな(芳根京子)に家元を継がせようと画策している!
千葉雄大くんが演じるのは、新興流派の華道家・宇都宮龍一だ。龍一の部屋に飾られた生け花は、内面に秘めた野望を表現しているようにも見える!

生け花のシーンを指導!
さらに、生け花で
各キャラクターも表現する!!

ドラマの中で登場する生け花は、すべて草月流大谷美香さんによるものだ。

大谷さんは、脚本を読み込んで、月島もも(石原さとみ)、月島なな(芳根京子)、家元の月島市松(小日向文世)、さらに新興流派の宇都宮龍一(千葉雄大)の生け花など、画面に映り込む生け花を、すべて手掛けている!

大塚監督は「1人1人のキャラクターはもちろん、そのシーンの精神状態までも、生け花で表現してくれている!」と絶賛している。

大谷美香さんによる生け花は、番組HPに写真ギャラリーを開設予定なので、ぜひチェックしてみて欲しい!

月島もも(石原さとみ)が住むマンションに飾られている生け花にも注目だ!
生け花にだけ注目して、ドラマを観るのも面白いかもしれない。ドラマ自体が【華道家・大谷美香さんの作品集】に見えるくらい、素晴らしい生け花ばかりだ!
水ドラ『高嶺の花』の第6話と第7話は、絶対に見逃せない!はたして結婚式で、2人に何が起こるのか!?

何回観ても「新しい発見」がある!
水ドラ『高嶺の花』は
怒濤の純愛エンターテインメント!!

水ドラ『高嶺の花』は、何回観ても「新しい発見」があるヒットメーカー・野島伸司さんの秀逸な脚本だ。

8月15日(水)OAの第6話では、第1章最終回!

8月22日(水)OAの第7話では、第2章がスタートし、新キャラも登場する!!

怒濤の純愛エンターテインメント『高嶺の花』は、水曜よる10時放送!

今からでも間に合うので、ぜひご覧ください!!

この記事を書いたライター情報

栗原 甚

栗原 甚

日本テレビ・ドラマプロデューサー

日本テレビ 制作局 演出・プロデューサー。今まで数多くの人気バラエティー番組を手掛け、2013年からドラマ制作も兼任。独創的かつ常識破りの企画で、毎回視聴者を虜にする有名クリエイター。最近では、伝説のギャグ漫画『天才バカボン』を実写ドラマ化し、話題を呼んだ。

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