浅草に来たら必ず食べたい仲見世通りの“あま〜い”スポット5選

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浅草をもっと楽しみたい!

2018/08/17

浅草に来たら必ず食べたい仲見世通りの“あま〜い”スポット5選

東京における代表的な観光地・浅草。近年では海外から訪れる人も多く、浅草の象徴ともいえる「浅草寺」や縦横に伸びる商店街には、国内外問わずたくさんの人で溢れている。今回は「仲見世通り」に着目し、和菓子やデザートが楽しめるお店を紹介する。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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日本で最も古い商店街、仲見世通りには“甘いもの”がいっぱい!

「雷門」と「浅草寺」を結ぶ「仲見世通り」は、日本で最も古い商店街とされている。徳川家康が江戸幕府を開いた後、浅草寺への参拝客が増えたことに伴い、近隣に住む人へ掃除の役目が与えられた。そして、その人たちに境内や参道での出店営業を許可したのが、仲見世通りのはじまりだという。

そんな歴史ある仲見世通りには、昔ながらのお店が所狭しと並んでいる。数あるお店の中には、人形焼やきびだんご、もなかなどの“甘いもの”を食べられるお店も多く見られる。

浅草寺から雷門までを一直線に結ぶ仲見世通り。日本人はもちろん、海外からの観光客もたくさん

浅草仲見世通りの和菓子・スイーツはこちら!

1.『浅草きびだんご あづま』の「きびだんご」
2.『舟和 仲見世3号店』の「芋ようかんソフトクリーム」
3.『浅草ちょうちんもなか』の「アイスもなか」
4.『浅草 九重』の「あげまんじゅう」
5.『木村屋本店』の「人形焼き」

1. 『浅草きびだんご あづま』の「きびだんご」(1人前5本 330円)

きなこをたっぷりまぶした、もっちり“きびだんご”

「きびだんご」1人前5本330円。モチモチの食感がクセになりそう

「きびだんご」と聞くと、かの有名な日本昔話を思い出す人も多いだろう。実は江戸時代、仲見世通りにもきびだんごが存在したのである。

『浅草きびだんご あづま』では、実演販売にて当時のきびだんごを再現。着物姿のお姉さんが、お店に活気を与えている。ちなみに、取材日はいなかったが作務衣姿のお兄さんもいるらしい。

店頭では着物姿のお姉さんたちが笑顔で出迎えてくれる

こちらでは、“できたて”にこだわっている。できたてホヤホヤのきびだんごにお姉さんがたっぷりときなこをまぶし、1人前5本で提供。甘くて香ばしいきなこに、きびだんごのもっちりした食感を味わうことができる。これが、江戸の味なのか……。

できたてのきびだんごに、たっぷりときなこをまぶす
元気いっぱいに実演しているスタッフさん。笑顔のステキなお姉さんだ

スタッフの方によると、「できたてをお出ししているので、あたたかいきびだんごをすぐにお召し上がりいただけます。お持ち帰り用もあり、熱湯で茹でていただければ自宅でも“できたて”の味をお楽しみいただけます。パッケージにもこだわって、女の子らしいかわいいデザインにしています」とのこと。

同店の魅力は、きびだんごだけではない。季節商品も用意されている。夏場はやはり定番のかき氷(450円)。ふわふわの氷の下には白玉が! もちろん、きびだんごもトッピング。フレーバーは、抹茶と黒蜜の2種類だ。

夏限定のかき氷。黒蜜味(左)と抹茶味(右)がある

「冷やし抹茶」(110円)も季節限定商品。一口飲むと、口の中にほんのりと甘みが広がる。私は「抹茶=苦い」というイメージで苦手意識があったが、これなら飲めそうだ。

ほんのり甘い「冷やし抹茶」。お土産用(400円)もある

ちなみに、冬になると甘酒を販売するそう。さらに、春には桜味のきびだんごも登場するのだとか! その季節ならではのきびだんごやメニューを味わうのも良いだろう。

2. 『舟和 仲見世3号店』の「芋ようかんソフトクリーム」(350円)

明治時代から続く芋ようかんの味をソフトクリームで

「芋ようかんソフトクリーム」350円。ほんのりと黄色みがかっている

浅草寿町の芋問屋・小林和助氏と和菓子職人・石川定吉氏が協力し、できあがったのが芋ようかんだ。完成した芋ようかんは明治35年、あんこ玉や栗むしようかん、煉ようかんなどの和菓子と一緒に販売されるようになる。これが、『舟和』のはじまりだ。

行列が途切れないほどの忙しさ。両側の1号店と2号店ではお土産も購入できる

創業時から作り方を変えることなく販売され続けてきた「芋ようかん」が、ソフトクリームやパイなど、その姿や形を変えて現代にその味を受け継いでいる。『舟和 3号店』で、新たなスタイルの「芋ようかん」を味わってみてはいかがだろうか。

ソフトクリームを作るスタッフのお姉さん
慣れた手つきでぐるぐるとソフトクリームを巻いていく
完成! 芋ようかんソフトクリームのほか、「バニラ」「抹茶」「ミックス」もある

芋ようかんソフトクリームを食べてみると、その味はまさに「濃厚」の一言。芋ようかんそのものを味わっているかのような錯覚を覚えた。それでいて、最後はうっすらとバニラの味を感じられる。薄く切られたサツマイモがトッピングされているのもうれしい。それもまた甘くて濃厚だ。

『舟和本店』の主任・菅野昭洋さんによると、「芋ようかんソフトクリームは系列店のカフェでもお楽しみいただけます。海外からの観光客にも、お召し上がりいただいています。外国の方には抹茶も好評ですね」とのこと。

『舟和 仲見世3号店』の目玉商品は「芋ようかんソフトクリーム」だけではない。パティシェとコラボして開発されたという「手作りパイ」(350円)もおすすめだ。甘いサツマイモと酸味のきいたクリームチーズは相性抜群! スイーツ好きの女子に、ぜひとも味わってほしい一品である。

サツマイモとクリームチーズがおいしい「手作りパイ」350円

また、ほかには「1号店」では芋あんが詰まった「芋ようパン」(250円)、「2号店」ではお土産用の芋ようかんを購入できるので、こちらもぜひチェックを。

3. 『浅草ちょうちんもなか』の「アイスもなか」(1個 330円)

手際の良さにビックリ! 手軽に楽しめる逸品

「ちょうちんもなか」の文字が入ったもなかは、雷門をイメージ

仲見世通りを浅草寺方面に歩き、伝法院通りを超えて少し歩いた場所に『浅草ちょうちんもなか』はある。

和菓子の定番ともいえる「もなか」に、アイスを挟んだ「アイスもなか」(330円)を販売。買ったその場で食べられる手軽さから、ちょっと甘いものが食べたい時におすすめしたい。

サクサクのもなかにアイスがサンドされている

もなかには、佐賀県産の「よかもち」を使用。職人さんが丁寧に焼いたもなかは、サクサクとした食感が心地いい。アイスはバニラや抹茶、きなこなど定番6種類のほか、季節限定フレーバーを2種類用意。もなかの香ばしさとアイスのクリーミーさのコラボがたまらない。

「アイスもなか」きなこ味(330円)。女性が好みそうなフレーバーだ
限定フレーバーの「クッキー&クリーム」(330円)。その季節だけでしか楽しめない商品もあるので要チェックだ

驚いたことに、店頭に立つスタッフはたった一人! 奇しくも取材日は気温が高く、絶好のアイス日和。「どうやってお店を回すのだろう……」と思っていたのだが、その秘密は熟練の技術にあった。

アイスをすくってもなかで挟む。一連の作業が、とにかく速いのである。行列ができても、ものすごい勢いで捌くスタッフさんの姿にただただ驚愕した。

もなかにディッシャーで丸めたアイスをのせて……
ディッシャーを外すときれいな卵形に! 速いだけでなく、見た目も大事にしていることが伝わってくる

店主のお話によると、「当店のアイスもなかは、お子さまからご年配まで多くの方に喜ばれています。近年は海外のお客さまも増えていて、もなかの食感にハマッているご様子です。浅草にいらした際は、ぜひともアイスもなかを楽しんでいただきたいです!」とのこと。

全国でも数少ない「アイスもなか・あんこもなか」の専門店

夏限定で、「自家製梅ジュース」(430円)も販売している。一口飲んでみると、梅の酸味が暑さで弱った体に沁み渡った。さっぱりした味わいは、夏の暑い時期にピッタリだ。

夏限定の「自家製梅ジュース」(430円)。水戸産の梅を砂糖とはちみつで漬け込み、シロップ状にしたもの

実は、「アイスもなか」以外に「あんこもなか」という商品もある。しかし、残念ながら夏は販売休止とのこと。冬になったら復活予定とのことなので、楽しみにしておきたい。

4. 『浅草 九重』の「あげまんじゅう」(1個130円〜)

その味、11種類! 衣とあんにこだわりあり

こしあん入りのあげまんじゅう「スタンダード」(130円)。衣の中にはあんがぎっしり詰まっている

浅草寺から歩いて3軒目にある『浅草 九重』。こちらの目玉は、なんといっても「あげまんじゅう」(130円〜)だ。スタンダードな「こしあん」にはじまり、ごまや抹茶などの和風系からカスタードクリームやカレーなどの洋風系まで11種類ものあげまんじゅうが販売されている。

明るく元気なスタッフさんがお店を切り盛りしている

スタッフの寺川仁さんは「当店のあげまんじゅうのこだわりは、味ごとに“あん”も変えていることです」と言う。

あんを変える? 変わるのは衣だけではないということだろうか。

「当店のあげまんじゅうは、衣はもちろん、あんも抹茶なら抹茶、かぼちゃならかぼちゃを使っています。また、揚げ油は、高級ごま油をブレンドしたものを使用していて、時間が経っても、油特有の匂いがきつくなりません」。

衣だけでなくあんにもこだわったあげまんじゅうだからこそ、食べた人の印象に残るのではないだろうか。

ジュワ〜! 次から次へと油の表面に浮かび上がってくるあげまんじゅう
完成品はこちら。カスタードクリーム(200円)。中身は現地でのお楽しみ!

ここで販売しているのは、あげまんじゅうだけにあらず。なんと「焼き栗」(1050円〜)も提供している。昨今増えてきた中国からの観光客に好評なのだそうだ。

ざるにぎっしり乗せられた焼き栗(1050円〜)。小腹が空いた時のおつまみに

あげまんじゅうは1個から購入できるが、お土産用のパック商品(「あげまんじゅう6個入り」(750円)「3種類6個入りミックス」(890円)、「5種類10個入りミックス」(1590円))もあり、自宅でも楽しめる。

ちなみに、『浅草 九重』の一番のかき入れ時は、冬。浅草寺へ参拝したお客さまが帰りに立ち寄ることも多いということから、三が日は24時間営業も行うのだとか。頭が下がります。

ショーケースにずらりと並ぶあげまんじゅう。どれを買おうか悩んでしまう
お持ち帰り用に袋へ入れてくれるのもうれしい

お客さまの記憶に残るお店にするために、あげまんじゅうへのこだわりなど他店と違うことに挑戦している『浅草 九重』。この“こだわり”あふれるあげまんじゅう、ぜひ食べていただきたい。

5. 『木村家本店』の「人形焼」(600円〜)

浅草寺の目の前! 創業100余年の人形焼きを堪能しよう

ずらりと並ぶ人形焼。用途に合わせて必要な個数のものを選べる

明治元年創業の『木村家本店』。現在は、5代目店主の木村淳さんがお店を切り盛りしている。ここでは、浅草の定番ともいえる人形焼を販売しているが、その歴史は浅草で最も古いと言われている。

木村さんによると、「味も作り方も、創業時から変わっていないんですよ」とのこと。

観音様に一番近い仲見世角のお店。少し離れた場所に、系列店のカフェがある

『木村家本店』で作られている人形焼は、五重塔や鳩、提灯など、どこか浅草を思い出させるようなものばかり。このモチーフは初代店主が考えたものなのだとか。あん入りとあんなしがあるので、あんこが苦手な人でも人形焼を楽しめるのもうれしい。

上から時計回りに五重塔、鳩、提灯、雷様。人形焼の形も創業時から変わっていない

先にも述べたが、『木村家本店』の人形焼は創業時と同じ方法で作られている。型にタネを流し込み、あんを入れて上からタネをかける。そして、鉄板を閉じてクルクル回す。この方法が、100年以上も続けられているというのだから驚きだ。実演も行っている。

型にタネをたっぷりと流し込んだ後、あんをのせる
あんをのせた後、さらに上からたっぷりとタネをかける。見ているだけでおいしくできあがる姿を想像できる
1度、鋳型を回し始めると当然ながらその場を離れることはできない。クルクルと回すその手つきは、まさに職人!

さらに、人形焼以外にもさまざまな商品を販売している。その中のひとつが「瓦せんべい」(500円〜)。なぜ、人形焼屋さんで瓦せんべいなのだろうか。

「瓦せんべいって、人形焼の材料でできちゃうんですよ。配合を少し変えることはありますがね。浅草のいろいろなお寺の焼き印を入れて、お供物として納品しています」

オーソドックスなタイプの瓦せんべい。寺社関係者の方にも好評を博しているのだとか
人形焼はお土産用に観音様の絵が描かれたパッケージのものも

伝統の人形焼の味を守りつつ、瓦せんべいなどの商品やお土産用のパッケージにもちょっとしたこだわりが見える『木村家本店』。浅草観光の記念に、明治元年から続く人形焼をどうぞ!

浅草の仲見世通りには、さまざまな“あま〜い”モノがあった。

どのお店にも共通していたのが、ブレない“こだわり”があること。浅草に来たら、ぜひ仲見世通りでたくさんの甘いモノを楽しんでほしい。

取材メモ/取材日はお盆まっただ中、とにかく人で溢れかえっていました。忙しい中、暑い中、取材にご協力いただいたお店の皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。次は、プライベートで買いに参ります。

取材・文=Miho.T(リベルタ) 撮影=榊原亮佑

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