蕎麦店の隠れた人気メニュー! 東京のおすすめカレー丼3選

蕎麦店の隠れた人気メニュー! 東京のおすすめカレー丼3選

2016/06/06

いまや国民食とも言えるカレーライスを、丼に仕立てた“カレー丼”。なかでも蕎麦店に置いてあるカレー丼は、各店のツユの個性が現れる通常のカレーとはひと味違った一品。そんな蕎麦店のカレー丼を紹介。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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【ここがスゴイ!】

1.蕎麦と同じツユが決め手
2.生玉子がポイント
3.実は女性にも人気

カレーライスとも違う
蕎麦通が愛するカレー丼

どこの蕎麦店でも大抵扱っている、隠れた人気メニューがカレー丼。蕎麦に使うダシやツユで仕上げたとろみのあるカレーは、各店によって味わいは異なるが、共通するのは昔懐かしい味わい。お気に入りのカレーを探してみよう。

カレー丼を食べたくなったときのためにおぼえておきたい3店はこちら!

1.神田まつや(神田須田町)
2.そば処 丸花(江東橋)
3.青山外苑前 増田屋(北青山)


1.神田まつや

「カレー丼」(1000円)。具材は鶏の胸肉とモモ肉、タマネギのみ。丼にはお吸い物と漬物、お茶も付く

蕎麦の老舗が作る
懐かしい味わいのカレー丼

創業1884(明治17)年の蕎麦の老舗として今も続く「神田まつや」。“挽きぐるみ”と呼ばれる、そば殻以外の部分を全て石臼で挽いた蕎麦粉を使い、都内でも数少ない伝統的な手打ち蕎麦にこだわる店として貴重な存在だ。定番は「もり」や「かけ」各650円などだが、隠れた人気メニューとしてリピーターも多いのが 「カレー丼」 だ。

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主人の小髙孝之さん

「カレー丼のカレーは作り置きせずに、注文を受けてから一杯ずつツユと小麦粉、カレー粉などを合わせて作っています」(小髙さん)

本節や宗田節などを使った蕎麦つゆをベースにしたカレーは程よいスパイシーさと出汁のうまみを感じる優しい和風の味わい。丹念に煎った小麦粉を使い、仕上げに片栗粉を加えているのでカレーはとろみがあって風味も良い。出汁の旨味、カレーの風味が一体化した味わいはどこか昔懐かしく、また食べたくなるのもうなずける一杯だ。

趣ある店内。店奥には蕎麦を手打ちするための部屋があり、タイミングが良ければその様子を見ることができる
創業時から同じ場所で続いている。趣ある木造建築の建物は関東大震災後に建てられたもので東京都の歴史的建造物にも指定されている

2.そば処 丸花

「カレー丼」(750円)。具材は豚肉とタマネギが入る。生玉子は客のリクエストに応える形で付くようになった

カレー丼に付くのは生玉子
二度おいしい伝統の一杯

下町の面影が残る錦糸町で1887(明治20)年に創業した蕎麦店。蕎麦は北海道産の蕎麦粉2種を使い、「もり」550円から味わえる。
蕎麦と並ぶ、丸花の代表的メニューと言えるのが「カレー丼」だ。明治から続くメニューで、ご飯の上にかかるカレーは、カレー粉と片栗粉のルウに醤油、みりん、砂糖などで作ったタレを合わせたもの。具材は豚肉と玉ねぎのみで、とろりとした食感と甘口で濃厚な味わいにご飯もよく進む。

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店長の茨 和宏さん

「『カレー丼セット』900円なら蕎麦も付いてくるのでオススメです」(茨さん)

さらに別皿の生玉子を混ぜると味わいが変化。甘味がマイルドになり、黄身がコクを加える。サラダや味噌汁が付いてくるのもヘルシー志向で嬉しい。錦糸町を訪れたなら、約1世紀続く伝統のカレー丼を堪能しよう。

歴史を感じさせるノスタルジックな店内。玉子丼など各種丼に蕎麦、サラダなどが付いたセット800円~が人気だ
店は錦糸町駅からほど近い場所にある。東京の副都心にありながら庶民的なたたずまいと良心的な値段で続いている老舗だ

青山外苑前 増田屋

「カレー丼」(1100円)。丼には温かい蕎麦が入るお椀と蕎麦の実フレークがかかるサラダも付いてくる

カレーの奥に見える
素材や製法のこだわり

長い歴史がありながらも伝統だけにとらわれず、時代に合わせた蕎麦の味を考え続ける増田屋。「もりせいろ」(680円)などの定番だけでなく、「完熟トマトそば」(1080円)や「季節野菜の天せいろ」(1200円)など野菜ソムリエが監修したメニューもそろえ、女性にも人気が高い。蕎麦は定期的にその時期おいしい蕎麦粉を選び、製麺の際にうどんのように生地を踏むことで延びにくくコシのある食感を出しているのが特徴だ。

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店長の石川 力さん

「『カレー丼』のお客様にも蕎麦を召し上がって欲しいので、丼に付くお椀はミニ蕎麦にしています」(石川さん)

蕎麦以外のメニューで人気なのが「カレー丼」。極上の本枯節を使ったカツオ出汁をベースにしたカレーは、まろやかな味わいの奥にスパイシーな風味が感じられる。具材は鶏肉と長ネギ。鶏肉は鳥取の銘柄鶏である「大山どり」で、焼き目を入れて香ばしさを出すなど、素材や製法へのこだわりも強い。味わい深さの奥に見えるこだわりが結集した自慢のカレー丼を味わってみよう。

2014年9月に新装オープンし、店内は女性一人でも入りやすいカジュアルさとスマートな雰囲気を持つ内装に
店は1939(昭和14)年から青山外苑前で続いてきた老舗。蕎麦の前に味わう一品料理や焼酎、日本酒、ワインといったアルコールも充実している

構成=エンターバンク、取材・文=江口和孝 、撮影=工藤真衣子、村上庄吾

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