『半分、青い。』最終回目前! 岐阜・恵那で食べたい五平餅5選

『半分、青い。』最終回目前! 岐阜・恵那で食べたい五平餅5選

2018/09/21

日本の朝を盛り上げてきた朝ドラ『半分、青い。』も最終回直前。作品内でも登場し、注目を浴びた岐阜の五平餅の名店をめぐる。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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主人公・鈴愛の故郷の味、五平餅ってこんな食べ物!

「わらじ型」と「団子型」の2タイプに分かれる

五平餅は中部地方に伝わる郷土料理。米の粒感を残した餅に、味噌や醤油にクルミなどを混ぜたタレをつけて串焼きにしたもの。そのフォルムも「わらじ型」と「団子型」の2つに分かれる。
ドラマの中でもしばしば登場。鈴愛の祖父・仙吉が作る故郷の味であり、漫画の師匠であった秋風先生が「真実の食べ物」と評したことで、朝ドラファンを中心に注目が集まっている。

ロケ地となった岐阜・恵那市は五平餅フィーバーに沸く

物語序盤で登場したふくろう商店街のロケ地となった、西町一丁目商店街
西町商店街には、ドラマ撮影を受けて商店会で作った手作りのふくろうの飾りが

鈴愛が育ったふくろう商店街は、岐阜県恵那市にある岩村地区の城下町がベース。「霧ヶ城」とも呼ばれる岩村城跡のふもとにある、昭和の雰囲気が漂うこじんまりとした通りには、ドラマ放送開始以降は特に多くの観光客が足を運ぶようになった。

「五平餅マップ」を活用して食べ歩き!

恵那市観光協会の斯波さん。JR恵那駅横にある案内所でお待ちしています

食べ歩きには、恵那市観光協会が発行する五平餅マップ「うんま!」がぴったり。店舗により異なるさまざまな味を楽しんでみよう。

\心がほっこり!恵那市のおいしい五平餅/
1. みはら
2. あまから岩村店
3. 食事処 ふる里
4. 岩村町地域特産物直売所
5. 道の駅 おばあちゃん市・山岡


岩村城下町を中心に、恵那市内の「うんま!」な五平餅の名店を紹介!

1. 仙吉じいちゃんのモデルの味「五平餅のみはら」

城下町でひときわにぎわう人気店

「五平餅のみはら」は岩村城下町の西町商店街にある人気店。中村雅俊さん演じる、仙吉じいちゃんが作る五平餅のモデルになった店としても知られる。

観光客がひっきりなしに訪れる人気店。店内にはドラマ出演者のサインも並ぶ

店主が慣れ親しんだ「母の味を引き継ぎ、昇華させた」五平餅は、ゴマだれとネギみその2種類から選ぶことができる。

手前がねぎみそ、奥がゴマだれ

スタンダードなゴマだれは、ゴマとピーナッツがしっかりと香る一品。風味豊かなショウガが隠し味。すり鉢ですって混ぜ合わせて完成させたネギみそは粘り気たっぷり。焦げ目をつけずに焼くのがポイント。

2種類の五平餅は1本200円。小鉢とお茶がつく

五平餅に使うのは岩村産のコシヒカリ。最初のひと口でわかるやわらかな口ざわりが特徴だ。ゴマだれ由来の粒感もしっかり、ショウガがもたらすほのかな辛みがアクセント。みはらオリジナルのネギみそも味わい深い仕上がり。

五平餅づくり一筋38年の店主、長尾美佐子さん

朝ドラ放送開始以降、日本全国からたくさんのファンが訪れた。昔ながらの変わらぬ味を守り続け、恵那市内屈指の人気店に。

たくさんのお客さんが訪れた閉店後、充実感たっぷりの笑顔をいただきました

2. 城下町の入口で食べよう!恵那の老舗「あまから岩村店」

岩村城下町の入口にたたずむ

恵那の地で、クルミ入りで団子型の五平餅を大きく広めた老舗として知られるのが「あまから」。JR恵那駅近くに構える本店と同じ味を、岩村店でも味わうことができる。城下町歩きの始まりに1本食べてみて、帰り際にお土産として購入していく人も多い。

加登宇酒店の一角で営業中。こじんまりとしたイート・インスペースも

子どもでも食べやすく、タレがよく絡む団子型で親しまれてきた昔ながらの五平餅。冷めてもおいしいと評判だ。

ドロッとしたゴマダレがしっかりとからむ

あまから特有の濃厚なタレはたっぷりのゴマがベース。濃いめの醤油で味を整え、クルミでコクと香りをプラスする。素焼きした後に、一度つけたタレがある程度落ちるのを待って本焼きへ。

五平餅1人前(6本・600円)は漬物とお茶がつく

すりこぎで潰した餅は、「米粒が半分ぐらい残るぐらい」のイメージで串に刺して焼く。ふんわりとした食感で食べやすく人気。

1本ずつ100円での購入も可能。気軽にパクパク食べられるのも団子型の魅力

新米を収穫する時期に作られる「秋の風物詩」としての一面もあり、家庭でも長く親しまれてきた。親戚の集まりなどでも重宝され、30〜40本をまとめ買いしていく人も。

昔ながらの味を届けるのは、田中利定さん・康子さんご夫婦

3. 元気ハツラツな女店主との会話が楽しい「食事処 ふる里」

国道257号線沿いにある老舗

岩村城下町からすぐ、第一駐車場の横にある「食事処 ふる里」は、1992年から営業を続ける老舗の食事処。11:00〜15:00までのランチタイムのみの営業だが、こだわりぬいた味を届ける店として地元住民に人気。

昔ながらの食堂では、気軽にコーヒー1杯からの注文もOK

厳選素材を使ったうどんやそば、釜飯が人気。店主長年の勘で丁寧に手作りされた五平餅は数量限定。「ある程度やわらかく、それでいてごはんの歯ごたえを残した感じ」の食感を楽しもう。

キラキラ輝く五平餅の表面には白ゴマがしっかりと見える

長年継ぎ足しながら進化を続ける五平餅のタレにはたっぷりのゴマを使用。口の中に広がる香りも豊かで、プチプチとした食感がたまらない。店主しか知らない隠し味があって初めて完成するというが、「それが、これまで誰も当てたことがないのよ〜」とのこと。

五平定食(950円)。わらじ型の五平餅2本に、ミニうどんに小鉢と漬物がセットでつく

秘伝のタレとの相性をよくするための焼き方について「あまり焦がしちゃダメ、でも焦げがないのもダメ」と語る店主。おいしい料理に舌鼓を打ち、長年の勘で仕上げる五平餅も食べられる。会話も弾み居心地がとても良い。

ざるそば(950円)

五平餅以外のメニューにも、店主が自身の舌を信じて追求するおいしさへのこだわりが随所に。自ら選び抜いたというそば粉は北海道幌加内産。石臼で挽いたそばは、香り・味・喉ごしいずれもパーフェクト。うどんに入る甘みたっぷりの厚揚げも手作り。ディテールにまでこだわる味が魅力。ランチタイム営業だけなのがもったいないと感じてしまうほど。

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4. 小鉢4品がつく五平餅ランチが人気!「岩村町地域特産物直売所」

岩村地区の入口、阿木川ダムのほとりにある直売所

ドラマロケ地となった岩村城下町エリアまでは、中央自動車道・恵那ICから車で20分ほど。恵那市内から向かう途中、岩村地区の入口にあるのが「岩村町地域特産物直売所」。阿木川ダムのほとり、自然豊かな場所にある直売所だ。

昔懐かしい空気が流れる食堂

カステラや寒天など地元特産物を取り扱う直売所内に食堂を併設する。そばやうどん、カレーライスと一緒に五平餅ランチがメニューに並ぶ。

五平餅は1本170円で販売。焼き上げるとタレの芳ばしい香りが立ち込める

地元で育った高級コシヒカリを炊いて手で握り、醤油ベースでクルミがたっぷりと入ったタレをつけて焼く。目指す食感はごはんと餅の中間。少し焦げ目がつく程度に焼くことで芳ばしさがプラスされる。口の中に広がるクルミだれの甘みを楽しもう。

五平餅ランチ(700円)

五平餅ランチは大きなわらじ型の五平餅2本に、そばもしくはうどんのいずれか、小鉢4品がつく。700円とリーズナブルながらお腹いっぱいになること必至の人気メニューだ。

店内の中央には恵那市内の観光マップが掲げられている。テーブル数席のシンプルな造り

秋は美しい紅葉が広がることで人気のスポット。ダムのほとりで五平餅を頬張りながら、豊かな自然の中でリラックスするのもよし。城下町へ向かう途中で足を止め、立ち寄ってみてはいかが?

五平餅は1本ずつ丁寧に焼き上げられる(恥ずかしいとのことでスタッフさんの顔出しNG!!)

5. おばあちゃんの五平餅が絶品!!「道の駅おばあちゃん市・山岡」

山中の道路を走る中、突如現れる巨大な水車が唯一無二のトレードマーク

岩村城下町から西へ、恵那市と隣接する瑞浪市に抜ける県道33号線沿い、小里川ダムの横にあるのが「道の駅おばあちゃん市・山岡」。緑あふれる山中に突如現れるのが、この道の駅の目印とも言える巨大な水車。産業遺産のシンボルとして2004年に完成した。スギの木でできた水輪の直径はなんと24m、日本一の大きさを誇る。

野菜を中心に地元で採れた食材を求めるお客さんで、開店からにぎわう

年間を通じての来客数は平均50万人を数えるが、道の駅内のレストランにもたくさんの人が訪れる。地産の農産物を使って料理を作るのは、地元のおばあちゃんを中心とした素敵なレディーたち。五平餅のタレも長年研究を積み重ねた末に完成したこだわりの味だ。クルミ、ゴマ、ピーナッツに、合わせ味噌や醤油などを混ぜて作り上げたもの。1週間ほど熟成させて完成となる。

毎日厨房でおばあちゃんたちが真心込めて仕込む五平餅のタレ

熟成させることで味わいに深みが生まれる。風味豊かなコクや甘みたっぷりのタレは、おばあちゃんたちに聞くと「ごはんにそのままかけてもおいしいんよ」とのこと。

五平餅(1本200円)。大きな水車を見ながら食べるとさらにおいしくなる!?

五平餅のほか、山金豚を使った串カツ(200円)、奥美濃古地鶏のフランク(300円)など、地元名産品を使ったアイデア商品も販売中。

さまざまな商品がおばあちゃんたちの手作り。鮭とミョウガの甘酢漬を乗せた「みょうが寿司」は6個入り700円で販売中

記者は働き盛りの30代だがそんな自分が驚いてしまうほど、開店前からキビキビと働くおばあちゃんたち。厨房の中での動きの一つ一つにはまったく無駄がなく、エネルギッシュで輝いて見える。「山間地域に住む高齢者の雇用創出を目的に誕生した」という道の駅にはレディーたちの笑顔がいっぱい。実家に帰ってきたようなハートフルな空間を楽しんでほしい。

主戦力は60〜70代!いつまでも若く元気に!

取材メモ/秋風先生が「真実の食べ物」と評した五平餅。その特徴は十人十色、さまざまな発見がありました。これからの恵那市は紅葉狩りでにぎわい、栗きんとんもおいしい季節。おでかけのおともに「うんま!」と言いたくなる五平餅を頬張ってみましょう。

取材・文・撮影=SOL+LUNA

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