和歌山・南紀白浜 古代の痕跡とご当地グルメの旅

2018/10/10

和歌山・南紀白浜 古代の痕跡とご当地グルメの旅

白浜には青い空と紺碧の海に映えるフォトジェニックなジオサイトが集まっている。

日刊ゲンダイDIGITAL

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熊野水軍が船を隠した伝説の洞窟

洞窟内は荒波の音が響く

湯崎半島の西端に位置する「三段壁」は、高さ約60メートルの断崖。ジオガイドの築山省仁さんは、「壁は海の中まで続いています。名前の由来は、魚を見張るための監視場“見段壁”といわれています」と説明する。

ここには、平安時代に源平合戦で熊野水軍が船を隠したという伝説の洞窟(三段壁洞窟=西牟婁郡白浜町2927―52)がある。その内部は、断崖上に設置されているエレベーターで地下36メートルまで下りると体験可能。岩肌に砕ける荒波や、波に削り取られ美しい模様を織りなす天井の岩盤に、自然の雄大さと歴史の深さを感じる。

Yahoo!ロコ三段壁
住所
和歌山県西牟婁郡白浜町三段

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電話
0739-42-4495
営業時間
8:00~17:00(入場は16:50まで) ※台風時など非常に危険な場合は見ることができない場合あり
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

白く輝く「千畳敷」の岩畳

案内人のジオガイド・築山さん
砂浜みたいだ

すぐ近くの「千畳敷」は岩畳だが、光の反射によって砂浜と見まがうほど白い。岩畳を歩きながら断面を見ると数ミリ単位の細かい層が重なっていた。6500万年前から180万年前までの砂岩が波に削られて、いまの形になっている。

「砂岩層の上面を見てください。古代生物が地層をはったり、すんでいた巣穴が生痕化石としてクッキリ分かります」(築山さん)

「三段壁」から「千畳敷」に向かう途中で立ち寄った「南紀白浜 オリーブ&ジェラート工房」。元フランス料理人でオリーブ農家のシェフが作るイタリアンジェラートも要チェックだ
Yahoo!ロコ南紀白浜 オリーブ&ジェラート工房
住所
和歌山県西牟婁郡白浜町2927-2183

地図を見る

電話
07-3942-3808
営業時間
月~日 11:00~17:00
定休日
不定休
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

関東からも体験に訪れる「天然かづらのランプ」を作る

丁寧に教えてくれる木村さん(手前)
完成品はこちら

旅の途中、白浜の自然を使った手作りランプ教室に立ち寄った。木村弘忠さん(70)は夫婦で移住し、「ゆめあかり工房 牟夢」(西牟婁郡白浜町2927―1857 ℡0739・20・1266=要予約)を営む。白浜の天然かずらのつると和紙を使ったランプだ。

関東からも訪ねてくる人がいる話題のスポット。木村さんが一人でかずらを調達し、土台を組み立てる。一つとして同じ形はないので、お土産にもいい。

「いいね、いいね」――。褒め上手の木村さんに乗せられて夢中になれば、2時間の作業もあっという間だ。 

巨大ないけすに泳ぐ 活きのいいクエを堪能

店の中央にはクエの泳ぐ巨大ないけすが……
旬の彩り御前(3500円)と九絵薄造り

今年3月に登場したランドマーク「SHIRAHAMAKEYTERRACE」(西牟婁郡白浜町1821)は、開放的なテラス席もあり、潮風と波を感じられるスポット。別棟1階の「いけす 円座(わろうだ)」(℡0739・33・9090=直通)の巨大ないけすをのぞくと、生きのいいクエが泳いでいる。薄く透き通り、身が引き締まった「九絵薄造り」(2000円)は、脂も乗った絶品だ。

わかやま老舗銘菓のカフェでひとやすみ

カツサンド(750円)も外せない

和歌山土産といえば、創業85年、老舗の銘菓かげろう。本店のカフェ「KagerouCafe福菱本店」(西牟婁郡白浜町1279―3 ℡0739・42・3129)では、限定の“生かげろう”が味わえる。繊細なふわふわのスポンジに甘さ控えめのクリームをサンド。カツサンドもおいしい。

(取材・文 小野真依子)
2018年6月6日掲載(一部更新)
※情報は取材時点のものです

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