日本初上陸! バルセロナ発の”本物のパエリア”とは? 

2018/10/11

日本初上陸! バルセロナ発の”本物のパエリア”とは? 

2018年9月13日に開業した渋谷ストリームに、“バルセロナ一おいしいパエリア”が食べられるというシーフードレストラン「チリンギート エスクリバ」が初上陸。日本にはなかった”本物の味”を求め、連日予約が殺到しています。オーナーシェフのジョアンさんに、その真髄をうかがいました。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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”バルセロナで一番おいしい”と評判のパエリアが東京に! 

ローカルも認めるその味とは?

全4種のなかでも定番の「エスクリバパエリア(M)」(3400円、税抜き)。お米で作る「パエリア」のほか、ショートパスタの「フィデウア」も選べます

1992(平成4)年、バルセロナオリンピックと同時に誕生した「チリンギート エスクリバ」は、オーナーシェフのジョアン・エスクリバ氏によるシーフードレストラン。いつしか“バルセロナで一番おいしいパエリア”が食べられるお店”として、地元民や観光客に知られることとなりました。

そんな同店が、数々の日本初上陸店を手がける「トランジットジェネラルオフィス」によって日本にやってきました。お店は渋谷ストリームの3階に

オープンの背景には「本国発の“本物のパエリア”を味わってほしい」という同社・中村貞裕社長の強い思いが。「味はもちろん、パエリアパン(鍋)が並ぶ調理風景が斬新で。衝撃を受けました」と中村さん。

オープン初日は、オーナーシェフのジョアン・エスクリバさん(右)と同店を手がけるトランジットジェネラルオフィスの代表取締役社長・中村貞裕さんも訪れていました

“本物のパエリア”とは、私たちが普段食べているものと一体何が違うのでしょうか? ジョアンさんと日本店のマネージャー・伊澤秀輝さんに、その味やオープンまでの2年間についてうかがいました。

“本物のパエリア”って、普通のパエリアと何が違うの?

オープンカウンターでダイナミックに調理するスタイルは「チリンギートエスクリバ」独自のもの

こちらのパエリアが“本物”と言われるのには理由があります。一般的なものはオーブンでの調理が定番ですが、ここでは約17分、直火のみで作ります。もともと薪火でじっくり炊くのがパエリアの伝統的な作り方。それを踏襲する形で、時間をかけお米の芯まで味を染み込ませるのだそう。

ジョアンさんはショコラティエとしての顔も持つ。「30年前に、フランス菓子の講師として初めて日本を訪れました。再び来日し、とても感慨深いです」(ジョアンさん)

「実は、はじめはパエリアを出していなかったんですよ」とジョアンさん。「キッチンが狭(せま)くて作れなかったため、客席にパエリア専用の調理スペースを設けた“見せる”スタイルになりました」。

ジョアンさん
ジョアンさん
現地でも約90パーセントのお店は短時間で火入れができるオーブンを使います。ですが大きなフライパンが使えず、底が厚くなってしまう。そこで直火なら、大きく薄いパエリアパンでお米一粒一粒に味を染み込ませることができるなと」

おいしさの秘密はここ!

パエリアパンはMサイズでなんと直径40センチ! きっちり時間を計るため、横には砂時計が。お米は水分量が少なく、堅(かた)さが特徴の国産バレンシア米です
「テクニックの積み重ねこそがおいしく美しいパエリアを生み出します。ムール貝やエビなどの具材は、ここぞというタイミングで置くんです。蓋をする直前には、炙(あぶ)ったローズマリーを中へ」とジョアンさん

話している途中、メニューがやってきました。パエリアパンの蓋が開けられると、濃厚な魚介とローズマリーの香りがふわり。「美しいでしょ?」と微笑むジョアンさん。おっしゃる通り、粒が立ったお米や艶(つや)やかな貝類がなんとも美しい。

木のスプーンでパエリアパンから直接食べます。「お見せしてから取り分けることが多いですが、お皿に盛るとエレガントではなくなってしまうから」とジョアンさん
ジョアンさん
ジョアンさん
「お皿に盛られたら『食べ切らなきゃいけない』と気を使うじゃないですか。シェアスタイルなら気楽に好きなだけ、好きな時に食べればいい。ここのパエリアには自由が詰まっているんだ」
噛(か)むほどに、口中にぎゅっと旨味が広がります。貝類はオーブンで作ると形が崩れがち。このビジュアルもここならではなのです
味の決め手となるのは、お米にからめる「マルカ」というベース。タマネギやイカの内臓、アーティチョークなどを煮詰めたものです

意外にも食べ応えは軽め。この軽さにも、ジョアンさんの工夫が隠されていました

ジョアンさん
ジョアンさん
「重く感じがちなお米料理を、シーンを問わず食べていただきたくて。いろいろな具材を詰め込むのではなく、厳選した素材と極力少ない油でシンプルかつヘルシーに仕立てています。翌日に残らない軽さも特徴なんですよ」
食後に話していると「2年間みんなで力を合わせてきて、新しい家族ができたような気持ちです」と、真剣な表情に

「何よりスタッフが素晴らしい。現地のソウルや味も完璧にコピーしてくれて、温かく細やかな仕事ぶりに感動するよ。内装も素敵でしょ」(ジョアンさん)。そう、この内装も開店早々に話題となりました。

ゆったり爽やか。こだわりが詰まった内装も話題

「チリンギート」はスペイン語で「海の家」

本店は多くのシーフードレストランが集まる海沿いにあり、店内にはそんな雰囲気が感じられる、マリンカラーのインテリアや優しい色味のウッドが配されています。

窓が広くとられ、テーブルも大きめのものを採用
本店の写真やパエリア専用スプーンのオブジェもレイアウト。フォトジェニックです

日本店マネージャーの伊澤さんいわく「地中海沿岸にある本店は、カジュアルかつ、ゆったり食事できる居心地のいい空間でした。ここ日本でも、そんな空気感と海の爽やかさを感じてもらえたら」。

シーフードレストランが連なるバルセロナで愛され続ける理由に「ジョアンのおもてなしの姿勢は大きい」と伊澤さん。「“自分の家に迎えるような、おかえりなさいという気持ちで店作りをしてほしい”と言われました」
オリジナルの魚のペンダントライトもかわいい!

「現地でスタッフのパワーにも感銘を受けた。この味や雰囲気、パフォーマンスを100パーセントに近い状態で再現するぞ、という思いが強まりましたね」(伊澤さん)。

ジョアンさんおすすめの3品も一緒に

「おいしい! 完璧だよ」とジョアンさんもにこり

パエリアのほかにも、現地仕込みのタパスや一品料理も豊富です。その中から、ジョアンさんおすすめの3品をチョイスいただきました。日本限定の品もありますよ!

車のエアバックからインスピレーションを受けた「エアバック」(1800円)は、くだいたクラッカーに生ハムを乗せ、手で気軽につまめる一品。香ばしいクラッカー&生ハムのバランスが絶妙!
「バタータスブラバス」(800円)は、甘くほくほくのジャガイモにアリオリソースとスパイシーなブラバソースを絡めて。濃厚でまろやかなアリオリソースに、ピリッとした唐辛子の風味がクセになる

最後にすすめていただいたのは、日本店オリジナルのサングリア。上品な色味の、純米酒ラズベリーリキュールなどがベースの一杯です。ぐっと強めのお酒にパイナップルジュースやリキュールが香り、味が濃厚なシーフード料理とよく合います。

サングリア「純米酒」(グラス1000円)は、現地にある系列店のバーテンダーが考案したものを採用。「『日本店オープンのお祝いに考えてみた』と出されたものがおいしくて。即決でした」(マネージャー伊澤さん)

さまざまな想いと共にオープンした「チリンギートエスクリバ」。味はもちろん、同僚や友人、恋人や家族と、いろんなシーンにフィットする心地よさも魅力です。パエリアは直径52センチのLサイズ(4〜6人分)もあるので、シェアしながらいろんなメニューを楽しんでくださいね。

数多くのグルメ店が集まる渋谷に、新たな名店の誕生です

取材メモ/ランチ&ディナー共に、タパスやパエリア、デザートが付いたコースもおすすめ(2名〜注文可)。ちなみにパエリアは、イカスミやベジタブル、鶏肉が入ったバレンシアなども。個人的にはショートパスタの「イカスミのフィデウア」が一押し。ちゅるっとした食感と香りいいイカスミがたまりませんでした。また食べたいなぁ!

Yahoo!ロコXIRINGUITO Escriba
住所
東京都渋谷区渋谷3-21-3 渋谷ストリーム 3F

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アクセス
渋谷駅[16]から徒歩約2分
渋谷駅[JR専用新南口]から徒歩約2分
渋谷駅[東口]から徒歩約3分
電話
03-5468-6300
営業時間
昼 11:00 ~ 17:00(17:00)夜 17:00 ~ 23:00(22:00)
定休日
施設規定に順ずる
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

取材・文=金城和子、撮影=三佐和隆士

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Yahoo!ライフマガジン編集部

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