世代を超え引き継ぐ秘伝のタレで近江牛を堪能!/滋賀

世代を超え引き継ぐ秘伝のタレで近江牛を堪能!/滋賀

2018/11/03

特産の近江牛をはじめ、地物野菜など素材の良さはもちろん、創業40年を越え愛される秘密に迫る。(「月刊誌Leaf」)

Yahoo!ライフマガジン編集部

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繊細な肉質の近江牛を自家製タレで満喫

近江牛や厳選黒毛和牛、手作りの小皿料理が手ごろに楽しめると評判で、地元客やファミリーでにぎわう「焼肉ぎおん」

親が子を、子が孫を……と、世代を超え愛される人気店。店は、初代店主夫妻と2代目夫妻の、2世代で営業するスタイル。時には、近くに住む家族が手伝いに駆けつけます。まるで家に帰ってきたような温かい雰囲気も魅力です。

初代夫妻と2代目夫妻

のどかな住宅街にある一軒家

看板が目印

長浜城などで有名なJR長浜駅から歩いて10分ほど、畑や川があるのんびりとした住宅街の中にあります。

ほっと落ち着ける雰囲気

温かみのある古民家風の建物、季節の切り花や木々が飾られ風情ある店内になっています。

初代から2代目へ引き継ぐ味

初代店主福井正勝さん

当初は精肉店を営んでいたという店主の正勝さん。生まれも育ちも滋賀県、地元で培った信頼できる農家や目利きで厳選し仕入れる肉は評判となり、地元をはじめ京都などの大手スーパーとも取引をするほどに。

忙しい日々を過ごすうち、ふと奥様と「肉を売るだけではなく、人が集う場所を作りたい」という話になったのだそう。もともと、大勢で食卓を囲むことが好きだった夫妻は、昭和54年(1979年)に「焼肉ぎおん」をオープンしました。

奥様喜代子さん

精肉店時代の人脈を活かし仕入れる上質の肉や、喜代子さんの「どぼ漬け」や「みそ汁」など、おふくろの味は次第に評判に。近隣客に加え「滋賀を訪れたら必ず来店する」というリピーターも多い人気店になりました。

「苦労があって、ようやく今があるんですよ」と喜代子さん。

全国的に狂牛病や生レバーの食中毒などがニュースとなり、風評被害から来客のない日が続いた際にも、「うちを思い来てくれるお客さんがいると申し訳ない」と休まず営業したのだそう。

喜代子さん秘伝のタレ

「焼肉店の味の決め手はタレ」と喜代子さん。ニンニクやしょうゆがベースのタレは創業当初から変わりません。自身の味覚を保つため、熱い食べ物は食べないようこころがけています

福井純平さん、真樹さん

タレの味を引き継ぐのは、真樹さん。継ぎ足して作るタレの味を覚え守るため日々経験を重ねています。

「時には、接客や調理について言い合いになることも……それでも翌日にはいつものように接することができるのが家族のいいところですね」と真樹さん。

そして、肉選びや切り方を初代から学び、現在中心となり厨房に立つのは純平さん。「教えてもらったことを活かし、新しい工夫をしたい」と話します。

カラフルでポップな正勝さんの作品

自然が好きで、山歩きなどで見た景色をもとに頭に浮かぶ情景を描いているという正勝さんの絵が、いたるところに飾られています。細かい花が画用紙にいっぱいで、店内の明るい雰囲気づくりに一役買っています。

近江牛や全国のおいしい黒毛和牛を満足ゆくまで堪能

「みすじ」(2100円)

細かく繊細な肉質が特徴の近江牛。ジューシーで柔らかい「みすじ」は、自家製タレやおろしポン酢をつけていただきます。調理にも使われている韓国の塩をリクエストするのもおすすめ。

「ハラミ」(1250円)

入荷すると、常連客からの注文ですぐに売り切れてしまうという幻の隠れメニュー。肉の旨味を濃厚に感じることができる逸品。

「自家製くんせい3種盛り」(680円)

アテにぴったりと人気、純平さん手作りのくんせい。センダンのチップでじっくり燻すため、余分な油脂や水分が抜けて旨味が凝縮しています。

「まきパフェ」(760円)

パティシエの専門学校に通っていたという真樹さんのパフェ。近隣に住む知人農家から仕入れる果物をたっぷりトッピングしていて老若男女問わず人気です。

カウンター奥は正勝さんの指定席

厨房は、主に2代目夫婦が担当。正勝さんは、カウンターに座り見守ります。訪れる人に喜んでほしいという思いのもと、「来てくれた人を覚えておいて、次回はさらに『来て良かった』と思ってもらえるようにもてなしたい」と言います。そんな正勝さんに会うのを楽しみに通う人も多そうですね。

「お客さんに喜んでもらうことが一番うれしい」と話す初代夫妻の思いは、2代目夫婦に受け継がれ、おいしい料理や家庭的な雰囲気に癒やされる「焼肉ぎおん」。ぜひ足を運んでみてくださいね。

家庭的な雰囲気でゆったりと食事を楽しむことができる

取材メモ/近くに山をもち、山菜やミョウガ、キノコなど四季折々の山の幸がメニューに登場することも。また、料理に彩りを添えるモミジなども正勝さんが山歩きで摘んでくるそうです。

取材・文・撮影=中尾若菜

月刊誌Leaf

月刊誌Leaf

毎月25日発売、500円

京都・滋賀の旬な情報をお届けする情報誌。販売エリア:京都市内、京都府下、滋賀県、大阪府下、全国主要都市(東京、名古屋など)発行部数:80000部。

次週、11/10(土)は全国の焼肉編 第4弾を掲載!

地元人が通う、一度は行きたい焼肉店。次週11/10(土)は茨城、長野、三重などのこだわりの店主が営む焼肉店を紹介予定! お楽しみに‼︎

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Yahoo!ライフマガジン編集部

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