山陰で日本一の庭園と生クロマグロ、中国地方の最高峰を堪能

2018/10/09

山陰で日本一の庭園と生クロマグロ、中国地方の最高峰を堪能

首都圏に住んでいるサラリーマンからすれば、山陰地方はかなり遠い。新幹線と特急を乗り継ぐルートだと6時間ぐらいはかかってしまう。ただ、それだけ時間をかけてもおつりがくるほど見どころは多いのだ。

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足立美術館の横山大観コレクション

絵画のような庭園

島根県安来市の郊外にある「足立美術館」は、創設者の足立全康が「庭園もまた一幅の絵画である」と情熱を注いだ「日本一の庭園」に、だれもが目を奪われるだろう。山や水の風景を石や砂で表現した「枯れ山水庭」、横山大観の名作「白砂青松」をモチーフにした「白砂青松庭」など、6つのテーマに分かれた5万坪の日本庭園は、四季折々に姿を変える。

鉄塔や電線といった無粋な人工物は一切見えない。目隠しを計算し尽くした設計で、窓の木枠を額縁に見立てれば、なるほど一幅の絵画が完成する。2003年から毎年、米国の日本庭園専門誌が「日本一」と認定し続けているのも当然か。時間が許す限り、ベンチに座ってぼーっと眺めていたくなってしまう。

ただし、この美術館の魅力は庭だけで終わらない。近代日本画を中心に1500点の作品をコレクション。なかでも生誕150年を迎えた横山大観の作品は、初期から晩年まで120点をそろえていて見応えは十分。若手日本画家の秀作も楽しいし、民芸運動で中心的な役割を果たした安来出身の陶芸家・河井寛次郎や美食の芸術家・北大路魯山人の作品も見逃せない。ゆっくりと見て回ろうと思えば、1日では全然足りないぐらいだ。入館料は大人2300円。

Yahoo!ロコ足立美術館
住所
島根県安来市古川町320

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電話
0854-28-7111
営業時間
4月~9月:9:00~17:3010月~3月:9:00~17:00
定休日
無休※新館のみ展示替えの際、休館日あり
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伝統芸能「どじょうすくい」を生で見る

「安来節演芸館」

安来といえば、どじょうすくいの「安来節」。足立美術館のすぐ隣には、その伝統芸を生で見られる「安来節演芸館」がある。1日4回の公演を毎日開催(水曜休館、そのほか休演の場合もあり)。希望者は、どじょうすくいの格好をして舞台に上がり、師匠からじかに手ほどきを受けることもできる。本気でやればかなりハード。あちこちの筋肉がピリピリするそうだ。入場料金は大人600円。

℡0854・28・9500

Yahoo!ロコ安来節演芸館
住所
島根県安来市古川町534

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開山1300年を迎えた大山

大神山神社奥宮本殿

中国地方の最高峰は「伯耆富士」「出雲富士」と呼ばれる大山。奈良時代の718年、狼を追って大山に入った地元の猟師・依道の前に地蔵菩薩が現れたという。そこに建てられた大山寺は今年開山1300年を迎え、さまざまなイベントが催されている。

その大山寺から大神山神社に続く石畳は650メートルに及び、自然石が敷き詰められている参道としては日本一の長さ。奥宮の社殿は国内最大級の権現造りで、ほかではちょっと見られないスケールだ。

周辺はアクティビティーも豊富。「大山ブナの森ウオーク」「大山星空で遊ぶツアー」など、ここにしかない自然を満喫できるツアーもある。

(問)大山観光局(℡0859・52・2502)

Yahoo!ロコ大神山神社奥宮
住所
鳥取県西伯郡大山町大山1

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電話
0859-52-2507
営業時間
通年 8:30~17:00
定休日
年中無休
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クロマグロとカニを堪能

「美佐」は昭和37年創業

大山の麓の米子駅からJR境線の鬼太郎列車に揺られ終点の境港駅に向かう。境港は漫画家・水木しげるのふるさと。目抜き通りは水木しげるロードと呼ばれ、800メートルにわたり177体の妖怪ブロンズ像が立ち並ぶ。今年7月14日にリニューアルされた。

もうひとつの楽しみは海の幸。生のクロマグロやカニの水揚げ量は日本一で、おいしい料理にありつける。1962(昭和37)年創業の「美佐」は、その日に水揚げされた海産物を使った料理で地元に親しまれてきた名店。マグロもカニも期待を裏切らないうまさだ。

Yahoo!ロコ味処美佐
住所
鳥取県境港市京町6

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アクセス
境港駅[出口]から徒歩約7分
馬場崎町駅[出口]から徒歩約13分
上道(鳥取県)駅[出口]から徒歩約21分
電話
0859-42-3817
営業時間
月~土 17:30~23:00
定休日
毎週日曜日
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山陰地方は寝台特急「サンライズ出雲」で

標準的な個室で十分快適だ

山陰地方には寝台特急「サンライズ出雲」で向かうこともできる。東京駅を22時に出発し、翌朝9時58分に出雲市駅に到着するので、午前中から観光地をめぐることも可能だ。大人1人なら、標準的なB寝台個室シングルで十分。寝返りも楽々だ。

東京から出雲市までは運賃、特急料金、寝台料金(B寝台個室シングル)で合計2万2790円。3、10号車のシャワー室は320円で利用できる。途中の岡山駅でサンライズ瀬戸と切り離される。

(取材・文 二口隆光)
2018年9月5日掲載
※情報は取材時点のものです

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