名古屋・柳橋市場でカオスな珍名寿司!24時間営業の丸八寿司

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2018/10/12

名古屋・柳橋市場でカオスな珍名寿司!24時間営業の丸八寿司

名古屋の柳橋中央市場近くに、24時間営業の寿司屋がある。「社保庁巻」などの珍名寿司で有名だが、ネタは新鮮で本格派。名古屋駅からのアクセス抜群で、残業で遅くなっても安心だ。いろんな意味で、行く価値アリ!

Yahoo!ライフマガジン編集部

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24時間年中無休! 庶民派の丸八寿司駅前店

名古屋駅・国際センター駅から徒歩圏内

名古屋の台所ともいえる、柳橋中央市場。そのすぐ近くで38年間、24時間365日の営業を続けているのが丸八寿司駅前店だ。
看板に書かれた「うまい、やすい」という直接的なメッセージに懐かしさが漂う。

「丸八」とは?
丸八(まるはち)は漢数字の八を丸で囲った名古屋市章の通称で、名古屋自体を指すことも多い。丸八寿司とはズバリ、「名古屋の寿司」という意味になる。

カウンターの奥には広い座敷席がある

お店に一歩入ると、目の前は長いカウンター。いわゆる「回らないお寿司」は慣れないと少し緊張するが、これだけ長いカウンターなら気楽に座れる。

秋はやはり、サンマ! 金目鯛も寒くなる時季においしくなる魚だ

丸八寿司では、柳橋中央市場の新鮮な魚介類を毎日仕入れている。駅前店は市場の場外という立地なので、鮮度の落ちようがない。
店内にはオススメのネタが達筆な文字で貼られており、旬の魚が一目でわかるようになっているのもありがたい。

安心して楽しめる、「値段のわからない寿司屋」

サラリーマンや旅行者が気軽に利用している丸八寿司だが、実はお寿司のメニューに値段は書かれていない。
高かったらどうしようとドキドキするが、ランチとドリンクの値段が安心材料になる。

玉子焼きも海老も店内調理。手作業ならではの優しい味わいだ

ランチは510円の「鉄火丼ランチ」から3200円の「特上寿司ランチ(一人半)」まで幅広く、写真は「並寿司ランチ」。
赤だしと小鉢が付いて630円という低価格でありながら、冷凍ではない生のキハダマグロはとろける食感!

座敷席のドリンクメニューには値段表記がある
ビールは生と瓶があり、瓶は大手4社が揃う。いまどき珍しい大瓶だ

ドリンクも長年価格が据え置かれており、ビールはなんと400円。
「値段のわからない寿司屋で食べる」という大人ならではの体験を、リラックスして楽しめる寿司屋なのである。

飲みながら盛り上がりたい、珍名寿司!

約50年前、創業した直後に社長のアイデアで始めた珍名寿司

丸八寿司が広く知られているのは、そのネーミングセンスによるところも大きい。
壁には「ABC巻」「御歳暮巻」といった謎のメニューが並び、さらには「戸塚ヨット巻」「セクハラ巻」「嫁姑巻」など不穏な名前まで……。
宴会など、お酒を飲みながらの食事で楽しむ人が多いそうだ。また、カウンターでお店の人と会話しながら注文を決めるのもいい。

さて、ここで問題!

今回用意していただいた2種類の寿司。ヒントのみ紹介するので、メニュー(上の写真)を見て答えを探してほしい。

ダジャレ寿司は手巻き。注文すると丁寧に巻いてもらえる

こちらの寿司ネタは、新鮮なハマチ。切り落としの部分がたっぷりと巻かれていて幸せなおいしさだ。
さて、ハマチといえば出世魚。成長するとブリになる。つまり、ブリの子。ブリの子……ブリ子……ブリッ子……、日本一有名なブリッ子といえば!?

シャリと一緒に巻かれた、3種類の野菜。色合いもそれっぽい!?

そしてこちらは、カイワレ・きゅうり・大根の千切りが巻かれたヘルシーな手巻き。これは「3種類の野菜」という部分に意味がある。3種類の野菜……3つの野菜だ……3つのやさいだ……3つやさいだ…!?

聞けば納得して笑える、きちんとしたお寿司がほとんど。但し、たまに激辛のお寿司もあるので、チャレンジする際は覚悟を!

めまぐるしく過ぎる、丸八寿司の24時間

「入社当時は珍名寿司に少し抵抗があったけど、これもいいもんだよね」と語る山本さん
1.5升のシャリが入るこの寿司桶が、1日では7~8本も空になる

丸八寿司の平日は、ランチタイムも夜もサラリーマンが中心。終電後には仕事帰りの飲食店関係者が増え、朝になると旅行者や夜通しの営業を終えたホストたちが朝ごはんを食べにくる。
休日は旅行者と家族連れもが増えるし、外国人パイロットやCAさんも多いね……と、話を聞いているだけで密着ドキュメント番組を見ているかのようだ。

慣れた様子で常連さん用の盛り合わせを作る

お客さんが途切れるわずかな時間帯には、ふらりと古い常連さんが現れる。
「ひさしぶりだね」
「あのおばあさん、まだ元気?」
「ときどき来るよ」
なんて会話は交わされる様子は、昔ながらの地元の寿司屋。
グローバルでありながらローカル。それが、この地で長年繁盛を続ける丸八寿司の魅力だ。

取材・文・撮影=一番ヶ瀬 絵梨子(日本プリコム)

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