人気店のマスターが語る「おでんで一番大切なこと」/茨城

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【特集・第1回】地元人が推薦! グルメ甲子園 〜 おでん編 〜

2018/11/24

人気店のマスターが語る「おでんで一番大切なこと」/茨城

JR水戸駅から車で約5分の「大工町」。様々な年代の人々が行き交うこの場所で、腕をふるう店主のおでんに迫ります。(「月刊サクラサクライフ」)

Yahoo!ライフマガジン編集部

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ひとつひとつに真心込めて、優しさしみる品々にホロリ

ホカホカの湯気に、心もいやされるラインナップ

大根、豆腐、卵に、がんも……、なんだかほっとする料理が並ぶ。「創作おでん まいど」は、関東にありながらも、さっとあっさり煮込み、別皿で出す関西風おでんが楽しめる人気店です。本場・大阪の繁盛店、老舗のおでん屋で味を学び、レシピを継承。水戸に戻ってその味を広め、行ってみたらいつも満員! というほど多くのファンが集います。

店主の齋藤雅史さん。いつも作務衣を纏って笑顔で出迎える
一緒にお店を切り盛りする妻・由香利さん(右)とスタッフさん

春夏秋冬いつでもおいで! 酒にも合うあっさりスープが決め手!

スープの裏話にワクワク

屈託のない笑顔、渋い声で話す小粋なジョークで人を虜にする「まいど」のマスター・齋藤さん。実は、元グラフィックデザイナーという異色の経歴の持ち主。おでんとの出会いは、仕事で過ごしていた大阪だったそう。心斎橋にある老舗のおでん屋に足を運んだ際に、その魅力にとりつかれたそう。

マスター 齋藤さん
マスター 齋藤さん
一皿に盛り付けられた創作おでんは、とても目新しかった。ひとつひとつ、こんなおでんがあるの? って衝撃を受けました」
継承したレシピを大切に、自信をもってお届け!

あっさりと煮込むのが関西風おでん。昆布、煮干し、シイタケ、削り節に薄口醤油で味のバランスを整えた、合わせ醤油との相性も抜群。じんわりと心地よいぬくもりを与えてくれるスープは優しい味わいで体を温めます。

22年、価格据え置き! スープと相性の良い食材で作る品

一番人気のおでんは「大根」……その厚みにびっくり!

マスターの齋藤さんが大切にしている美味しいおでんづくりの決め手は、やっぱり食材。お店では地産地消で茨城の食材を多く使っているそうだが、お店一番人気の大根は仕入れから違うそう。それは、食材にある旬を考えての選択なのだそう。

齋藤さん
齋藤さん
「大阪のお店では、夏場では大根がお店には並びません。市場には、出回っていますが、やっぱり四季によって美味しさは変わる。季節によっても、大根の炊き加減は変わるし味も変わる。夏場はとくに美味しい大根を仕入れる努力をしています」
さくっと箸もはいる、大根のやわらかさはたまりません!

味はもちろん、ひとつひとつ、お洒落に、心を込めて盛られていくおでんも魅力。盛り付けには、やはりデザイナー心が出てしまうそう。そのため、時にはスタッフさんにも厳しく指導するそうです。

齋藤さん
齋藤さん
「やっぱり目でも美味しそう! って思ってほしい。それが一番大切だと思います」
ふっさふさのとろろ昆布に出汁がしみたとうふの相性は抜群

マスターならではのサービス心。おでんはもちろん、お店で出している肉料理や魚料理にもその心は表れます。

茨城県産でつくるたまごは、和からしをつけてシンプルに。合わせ醤油でもいただく

22年目を迎えても、変わらぬ人気と味わいで多くの人を虜にする

暮れなずむひとときに、足を運ぶ隠れ家的存在

多くの常連客に愛される「まいど」は、今年でオープン22年。47歳から飲食業へ足を踏み入れたのち、老舗の味を味わえるお店をオープン、2011年の震災、その後に類焼で全焼、お店をたたむかどうかを決断することもあったそうです。それでも妻の由香利さんや、多くの常連さん達の声に支えられ、再出発。今の場所にオープンを決めたときにも、「居心地のよさ」には一番気を配ったそうです

齋藤さん
齋藤さん
「僕らができることといったら、お客さんにとって居心地のいい雰囲気を作るようにすること。だから内装の色にもこだわりました。高級感よりも親しみやすい、暖かいイメージ。そんないい色を探しました」
壁の色もマスターがセレクト! 暖かく優しさ感じる、とっておきのお店です

壁に塗られているのは、品のある黒味のある朱と、黒味のある青藍。そこに、カウンターの白木は美しく映えます。実際に、内装屋さんもビックリされたそう。高級感よりも親しみやすいイメージ、と話す齋藤さん。来客のことを考えた色は、実際に常連さんからも好評でした。提供する味はもちろん、空間づくりなど、随所に齋藤さんの人柄が表れている「まいど」。そんな人に優しくしてくれるおでんで、今年の冬はほっこり暖かな時間を堪能してみてはいかが?

Yahoo!ロコ創作おでん まいど
住所
水戸市泉町3-3-19

地図を見る

アクセス
水戸駅[北口]から徒歩約23分
常陸青柳駅[出口]から徒歩約39分
常陸津田駅[出口]から徒歩約48分
電話
029-231-0500
営業時間
17:30~22:00(L.O)
定休日
不定休
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

取材メモ/妻と二人三脚で、新しい風を吹かせられるように生涯現役! と話すマスター。そして「常連のみなさんは、マスターに会いに来ています」と話す妻の由香利さん。もはや、お店のシンボル的存在に感銘を受けます。

取材・文・撮影=井上 晶子

月刊サクラサクライフ

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毎月28日前後、無料

水戸市・ひたちなか市を中心に発行のポスティング型フリーペーパー。コンセプトは企画力で地域活性化。見逃しがちな地元の魅力も、企画や創造力で再構築し有力なコンテンツにすることを目指す。183000部発行。

次週、12/1(土)は全国の「おでん」特集 第2弾を掲載!

地元人が通う、一度は行きたい美味しいおでんが食べられる店。次週12/1(土)は富山、愛知、岐阜、兵庫などのこだわりの店主が営むお店を紹介予定! お楽しみに‼︎

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