店頭販売はなし!? 全国から注文が止まない新潟のパン屋さん

2018/11/10

店頭販売はなし!? 全国から注文が止まない新潟のパン屋さん

新潟県村上市郊外にある隠れ家的なパン屋さん。実はこちら、全国から注文が止まないそうです。いったいどんなパン屋さんなのでしょうか。

月刊新潟Komachi

月刊新潟Komachi

細部までこだわって焼き上げられる、小麦が香り立つ石窯パン

天然酵母の薪窯パン工房 Marilla(マリラ)

新潟県村上市郊外の小さな集落にあるこちらのお店は、パンがずらっと並ぶような店頭販売はありません。予約分のみの店頭販売と通信販売のみで購入できる隠れ家的なパン屋さんです。
厳選した国産小麦を使って焼き上げるドイツパンが評判。素材一つ一つに深いこだわりが光ります。

パンを焼く石窯は店主・内山さんの手作り。一度に焼けるのは6個程度です。

こちらでは自家製の酵母を使っています。ドイツパンを作るうえで一番気を遣っているのは発酵だそう。
「上手に発酵させるには酵母を最良の状態にしておくことが大切」と、毎日粘りや香りを確かめて、 必ずかき混ぜるそうです。この作業、365日、休みの日も欠かさないそうです。

酵母は状態に合わせてお手入れ。菌に元気がないと感じたら、酵母エキス原液を含ませて活性化。

「状態の良しあしは私にしか分かりませんから、誰かに任せたりもできません」。
納得のいくパンを焼くために、日々酵母と向き合う店主の内山さん。管理が大変な分、愛着が沸いてくるそうです。
「酵母は生き物。しっかりお世話をしないと。ペットのようです。時折、酵母ちゃんって呼んだりもします」。

酵母愛あふれる内山さんが焼くパンは、とてもうま味豊か。味わうほどに丁寧な仕事が伝わってきます。

パンプキンシードの食感が楽しいライ麦パン(カボチャの種入り)930円。
3種類のチーズが濃厚なパン・ド・カンパーニュ チーズ三昧1,210円(ハーフ)。
看板パンのカンパーニュ(全粒粉)1,540円※1週間前までに要予約。かむほどに小麦の味と香りが広がるドイツパン。そのままはもちろん、トーストして食事と合わせても美味。

今年からは、ホタルの里として知られる、村上市内の河内集落で無農薬・無肥料のライ麦栽培にも挑戦しているそうです。

今年7月に村上市内の河内集落で行われたライ麦収穫の様子。

素材への飽くなき探究心が感じられますよね。

もともと趣味で焼いていたパンが好評で起業に踏み切ったという内山さん。「喜ばれることがうれしくて始めた仕事ですから、100%満足してもらえるパンを追求しています」。
素材選びから、発酵、焼き上がりまで、細かな部分にまでこだわって丁寧に作られるパン。
全国から注文が止まないというのもうなずけます。
今後どんなパンが登場してくるのかも、ドイツパンのファンならずとも楽しみですね。


※掲載の情報は取材当時のものです。

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