老舗旅館で希少価値の天然クエ鍋を思う存分食べ尽くす!/和歌山

特集

【特集・第3回】地元人が推薦! グルメ甲子園 〜 鍋 編 〜

2019/01/11

老舗旅館で希少価値の天然クエ鍋を思う存分食べ尽くす!/和歌山

クエを知り尽くした料理人による極上のクエ料理。天然クエ料理が堪能できる和歌山県日高町の「観光旅館 岬」。(「和歌山タウン情報アガサス」)

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

濃厚な旨味が口中に広がる天然クエに舌鼓

紀伊半島の西側海岸沿いのほぼ真ん中に位置し、紀伊水道に面する和歌山県日高町。瀬戸内海海域と黒潮が交わる日高沖は、県下有数の好漁場として魚の種類も豊富です。良質なクエの生息地として知られ、クエによる町おこしも行われる、まさにクエ推しな町に「観光旅館 岬」はあります。

クエ料理が自慢の老舗「観光旅館 岬」

クエのモニュメントがユーモラスな玄関

「観光旅館 岬」は昭和52年創業の老舗。近海でとれるクエ料理が有名で、併設の割烹ではクエをはじめ新鮮な魚料理などが気軽に楽しめます。また大型乗合船を保有しており、シーズンになると釣り客がこぞって利用する、魚好きが集う人気旅館です。

クエにまつわる商品はもちろん、地元産品まで幅広くそろっています

玄関ではクエのモニュメントがお出迎え。扉をくぐると、壁に貼られた立派なクエの魚拓が。そしてお土産物コーナーでは、クエにまつわる商品の数々! クエ鍋に合うポン酢、クエせんべいなどなど。こんなにあるのか! というほどのラインナップ。地方発送OKの天然クエ鍋セットもあります。フロントには、取材時も釣り客からの電話応対に追われる女将の冨田さんが陣取っています。

日高のクエは身が締まって絶品です!

旅館を取り仕切る、女将の冨田さん
女将 冨田さん
女将 冨田さん
クエ鍋は創業時からのメニューではありませんでした。初めて(クエ鍋を)お客さんにお出ししたのは、創業してから1年経った頃だったかな。遠方からグループで来てくれたお客さんにクエ鍋を食べていただいたら、とても喜んでくれたんです。それからメニューに加えたところ評判になりまして、毎年、クエ鍋を目当てに来てくださるリピーターの方々も多いんですよ」
真っ白い身は色艶ともに鮮やかです

幸運にも、取材に伺った日の朝に水揚げされた29.4キロの天然クエが入荷されたということで、調理場に通されると、まさにクエをさばく瞬間! 料理人歴35年のベテランにして、岬旅館でクエと向き合い続ける折戸伸料理長にお話を伺いました。

料理長 折戸さん
料理長 折戸さん
「クエは体長1メートルはあるハタ科の巨大な魚です。近海の『日ノ岬沖』でとれたクエは他より身が締まって質がいいですし、特に貴重。一本釣りのため、傷みはありません。クエの仕入は地元の漁師さんから調達したり、旅館の乗合船で釣ることもあります。冬の魚のイメージがあると思いますが、クエは年中とれるんですよ。脂ののった白身はまったりとコクのあるトロのような甘みがあり、身と皮の間のゼラチン質はコラーゲンがたっぷりです」
ほとんどの部位が食べられます
折戸さん
折戸さん
クエは捨てるところのない魚です。肝や心臓は甘辛煮、胃袋は白味噌煮、腸は梅肉や味噌和えに。他にも薄造りやお寿司、焼物などあらゆる料理で楽しめます。ほんのり甘めのクエのひれ酒もおすすめです。夏にはクエのしゃぶしゃぶも提供しています」

脂ののった味わいは一度食べたら虜に!

これがクエのフルコース。クエを熟知した料理長による絶品のクエ料理を

こちらのクエ料理を存分に味わいたいなら、クエのフルコースを。食前酒のクエのヒレ酒にはじまり、まさにクエのオンパレード! 腸の梅肉和え・肝の照り焼き・ウロコの唐揚げ・皮のゴマ酢和えなどの前菜は、キリッとした日本酒と相性抜群。クエの薄造り、道明寺蒸し、陶板焼き、クエトロあぶり寿司、胃袋の山賊焼き、クエの唐揚げ、そして待望のクエ鍋に締めの雑炊、デザートに至るまで全12品、たっぷり堪能できます。他にもクエ鍋コースや各種会席料理などがあり、いずれも予約が必要です。

厚切りの身がボリューム満点のクエの小鍋御膳

クエ料理をもっと気軽に楽しみたいならお昼の定食はいかが? 旅館併設の割烹ではクエ丼、クエのステーキ御膳、焼クエ御膳などのクエ料理からイセエビ丼、ハモ丼まで、贅沢な味覚のメニューが豊富。でも初めてクエを食べるなら、やはりクエ鍋がおすすめです。

肉厚で弾力ある食感がたまりません!

この日いただいたのは「クエの小鍋御膳」。しかもクエは先ほど折戸料理長がさばいたばかりのもの! そんな幸運を感じながら、いざ実食。白身を出汁にくぐらせて、ポン酢を絡ませ、まずはひと口。瑞々しさを感じる白身は、上品な味でありながらも脂が適度にのっていて、ご飯が進む! ゼラチン質の身に至っては、コラーゲンたっぷりでコクと甘みが口の中であふれんばかりに広がります。

割烹の店内。生簀には活きのいい魚が泳いでいます

取材メモ/取材時にたまたま水揚げされたクエに出会えてめっちゃラッキーでした! 何度か食べたことがあるのですが、本場日高町の天然本クエはやはりおいしい! 弾力のある食感と豊潤な旨味、脂ののりは絶品です。宿泊して贅沢に楽しむも良し、日帰り旅で気軽に行くのも良し。ぜひ食べてみてください!

取材・文・撮影=松本雅樹

和歌山タウン情報アガサス

和歌山タウン情報アガサス

奇数月25日、無料

1986年創刊、和歌山県内全域のタウン情報を発信するフリーマガジン。グルメ、イベント、ショップなど最新トピックスからディープなネタまで、守備範囲の広さがウリ。ホームページでは無料閲覧できる。

この記事を書いたライター情報

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

グルメ、おでかけ、イベントなど、ライフスタイルを豊かにする情報を編集部が厳選して紹介します。

SPECIAL

SERIES