アンティークに囲まれた大阪・中崎町のおしゃれカフェでまったり

特集

出張先でカフェごはん。〜札幌・名古屋・大阪・福岡〜

2018/11/16

アンティークに囲まれた大阪・中崎町のおしゃれカフェでまったり

東京の下北沢と並び称されるオシャレな町、大阪市北区中崎町はまたスパイスにこだわった新進気鋭のカレー店が点在する大阪屈指のカレー激戦区でもあります。国内外から文化に敏感な多くの人が訪れ、舌と肌と感性で感じるこの町の“空気感”を、ぎゅっと濃縮したようなステキなカフェを見つけました。

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

中崎町随一! センスあふれるミュージアム的カフェスペース

まるでアンティークショップのようなワララの店内

大阪メトロ「中崎町駅」から2分ほどの場所にある一軒のお店。観葉植物に覆われたエントランスの先、ガラスドア越しに見えるのは時代がかった調度品。一見するとアンティークショップかと思ってしまいそうですが、ここはれっきとした喫茶店。「coffee shop WARARA(ワララ)」は本物の西洋アンティークを使ったハイセンスな空間とこだわりのカレーや喫茶店の定番ご飯&スイーツが自慢の中崎町の人気店なのです。

落ち着いた照明と艶やかなテーブルで、一風変わったカレーメニューを楽しもう

近年、大阪のカレーカルチャーに多くの注目が集まっていますが、ワララの懐かしくて、新しいカレーメニューは、大阪のカレースタイルの多彩さを感じさせてくれる逸品ばかり。地元っ子のみならず、旅行や出張で来阪した際には、ぜひ押さえておきたい店でもあります。

日常使いされる本物のアンティークに囲まれて

カウンターの上に並ぶ品々もアンティーク。手前のポットは1960年代のアメリカンビンテージ

店内を飾るアンティークは、店主であるとしかさんが、アメリカやフランス、ベルギーなどで買い付けたもの。主に1960〜70年代のものを中心に取りそろえているそうですが、中には18世紀のヴィクトリア朝のモノもあるというから驚きです。また、この店の特徴はそうした品々を現役で使っているということ。何気なく敷かれたラグやソーサー、テラス席の椅子や机までほとんどが“時代がついた”ものなのです。

なぜこんな喫茶店を始めたの?

店を飾る品々は、重厚な色味や質感のものが多い。これがいわゆる、「としかさん好み」

多国籍で、さまざまな時代の品々がちりばめられた店内。コーヒーや食事を楽しみながら、くつろいでいると、大阪というよりもどこか遠い異国に旅しているような錯覚を覚えます。でもなぜとしかさんは、本物のアンティークを使ったこの店を作ろうと思ったのでしょうか。また、アンティークはどのようにして仕入れているのでしょうか。

「coffee shop WARARA」店長・としかさん
「coffee shop WARARA」店長・としかさん
「中崎町って、“昭和レトロ”なお店が多いんです。ちょっとおしゃれでもどこかに和風の古いテイストが入っているんですね。ただ私は、この中崎町で私だけのお店を作ろうと思って、西洋アンティークを選んだんです。買い付けに関しては、毎年数回海外へ向かって、蚤の市やアンティーク商から直接仕入れています。もともと私はこの店を開く前に10年間古着屋をしていたんです。その時の経験が生きていますね」
ランプはモロッコ製、壁の装飾はアメリカ製。時代や国を超えた取り合わせのセンスが光る

ワララのポイントは、アンティークそれぞれの個性を見ながら自在に組み合わせてインテリアとして使っている点。また、100年以上の歴史がある品がポンと置かれているかと思えば、その横には、としかさんのお父さんが渓流で拾ってきた流木で作ったメニューボードがあったりと、時代や価値にとらわれないとしかさんのセンスが、この店の心地よくくつろげる空間を作っています。

「coffee shop WARARA」店長・としかさん
「coffee shop WARARA」店長・としかさん
「私は生真面目なたちで、昔から自分の人生設計を立てていたんです。でも、ひとつだけその計画と違ったことがあって、それがこのお店を開いたこと。喫茶店を始めるのはもっとおばあちゃんになってからの予定だったんですが、一足飛びにお店を持っちゃった。ならば最後まで勤めあげる店として、私の関わってきた大切な人が集って、楽しめる場所にしようと。理想はジム・ジャームッシュの『コーヒー&シガレッツ』に登場するお店ですかね?」
日々の生活の中で使ってこそのインテリア。ラグはなんと1920年代のもの、異国の地へ旅してトランクをテーブル代わりに一休み、なんて想像に浸れそう
ランプは18世紀ヴィクトリア朝のもの。その下にある指さし看板は、100年以上前のちょっと曰く付きなある場所への案内なのだとか、詳細はお店で

旅先で見知らぬ誰かと思いを共有する。そんな時間を過ごしてみない?

カウンターの下にある地図の束。これはとしかさんが買い付けに旅した町の記録

旅が好きなとしかさんの店らしく、日本だけでなく海外からも旅人が訪れるワララでは旅やこの店を愛する人々と思いを共有したり、交流することもできるのです。それはお店の空気感がそうさせるところもあるのですが、それ以外にも思わず手にとって人と話したくなる、思いを伝えたくなるアイテムが至る所にあるから。

「coffee shop WARARA」店長・としかさん
「coffee shop WARARA」店長・としかさん
「海外の方も日本の旅行者さんもウエルカムですよ。私の場合はスマホは持っていませんし、お店をネットで調べることもしないんですが。買い付けの旅に出る時は地図を持って、自分で街を歩いて店を見つけるんです。そこでステキなお店やイベントが見つかったら、地図に書き込んでいく。ちょっとコーヒーを飲みながらこの地図を広げたお客さんと一緒に、そんな思いを共有しながら地図の上を旅するのも楽しいですね」
イベントや思い出が、びっしりと書き込まれたパリの地図。旅先で別の旅先へと思いをはせるのもなかなか楽しいもの
カウンター横には自分の思い入れのある音楽を書き込むノート。世界各国の人が思いを綴っています

懐かしくて、新しい。絶品カレーメニューを楽しもう!

ドライカレーもオムライスも一緒に食べられる欲張りさん向け

「オムカレー」(750円)ひき肉がいっぱい入ったカレーの下には、とろっとろの卵、さらにその中はチキンライスではなく、ドライカレーと3層の驚きがつまった人気メニュー

カレー店ひしめく中崎町で、根強い人気を博しているワララのカレー。その魅力は多彩なアレンジを加えつつも、どこか懐かしい味わいがあるから。長時間煮詰めたカレーのベースを使いつつ料理に合わせてアレンジを加え、まろやかな味のもの、刺激的なものなど同じお店のメニューとは思えない豊かなおいしさを作り出しています。一度食べたら、何度に立ち寄っては、その違いを確かめたくなること請け合いですよ。

カレーの中に感じる、ほんのりとしたナポリタンの香り

カレーにトマトソースを加え、スパイシーながら優しいコクと酸味に仕上げた「カレーミートスパゲティ」(750円)。半熟の目玉焼きを突いて、黄身を絡めれば一層濃厚な味わいに!

ワララ名物、ピリ辛ホットサンド

ピリッと辛いカレーに、粗びき黒コショウがかかった「ホットカレーサンド」(650円)。清涼な辛さはあるものの、ゆで卵が刺激を包み込んでくれるので辛いものが苦手という人でもペロリと食べられる

ユニークなスイーツも!

カレーだけでなくスイーツも手作りの絶品!白いスイーツと黒いスイーツを盛り込んだパフェ「シロクロ」(750円)。白だけのパフェはシロ、黒のみのパフェはクロの名前で注文可能(※クロのみ夏季限定)

こだわりのコーヒーはテイクアウトも可能!

テイクアウト用の袋やカップのカバーもこの店オリジナル。淹れたてのコーヒーを持って散策に出かけよう
「coffee shop WARARA」店長・としかさん
「coffee shop WARARA」店長・としかさん
「やっぱり、中崎町に来たら中崎町のおいしいものも楽しんでほしいですよね。ウチではトーストのパンは中崎町商店街の老舗、ブルンネンさんのもの。コーヒー豆は神山町の岡本珈琲さんがローストするワララのオリジナルです。言わないとわからないかもしれませんが、出張などで来阪された時は、他とはちょっと違うこの味を確認してみてください」
酸味少なめ、後味がほのかに甘いコーヒー。その深い香りは飲んだ後に思わず深いため息をつきたくなる

カレーに加えて喫茶店で忘れてはいけないのがコーヒー。ワララではメニューごとに豆を変えているのです。ホットコーヒーはヘンプ(麻)の手作りフィルターを使って注文を受けてから1杯ずつハンドドリップ。アイスコーヒーは淹れてから味を熟れさせるため、一晩寝かしたものを使用しているそう。コーヒーも豆もテイクアウトもできますので、ぜひ中崎町商店街のお供に持って行ってくださいね。

新しい刺激と懐かしさを探しに来てみませんか?

朝9時から営業しているので、朝ごはんを楽しみながら1日の予定を立てるのも◎。もちろん中崎町や大阪観光でちょっと歩き疲れた時の一休みにも最適

本物のアンティーク、そして本当においしい料理・スイーツ・コーヒーがそろうワララ。心がゆるゆるとほどけていくような居心地の良さだけでなく、としかさんやここに集まる色々なお客さん、もちろんこの店のアンティークからも、新鮮な刺激がもらえるかもしれませんよ。

Yahoo!ロココーヒーショップ ワララ
住所
大阪府大阪市北区中崎3-2-22

地図を見る

アクセス
中崎町駅[2]から徒歩約2分
天神橋筋六丁目駅[13]から徒歩約6分
扇町(大阪府)駅[2A]から徒歩約11分
電話
06-6147-6262
営業時間
月~土 08:30~19:00 日 11:00~18:00
定休日
無休
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

取材・文=鷲巣謙介 写真=古賀亮平 構成=堀俊夫(クエストルーム)

出張先でカフェごはん。〜札幌・名古屋・大阪・福岡〜もチェック!

\あわせて読みたい/

この記事を書いたライター情報

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

グルメ、おでかけ、イベントなど、ライフスタイルを豊かにする情報を編集部が厳選して紹介します。

SPECIAL

SERIES