絶景プロデュサーに聞く! SNS映えする撮影必須ツールとは?

特集

絶景へ行こう!

2018/11/23

絶景プロデュサーに聞く! SNS映えする撮影必須ツールとは?

「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景」シリーズでおなじみ、これまで世界中を旅してきた絶景プロデューサー・詩歩さん。SNS時代に多くの人の心を動かす絶景写真はどんなツールで撮影しているの? 旅中にはどんなハプニングが? などなど、知られざる撮影の裏側をたっぷりと伺います!

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

中山高原(長野)の菜の花と詩歩さん
詩歩

詩歩

絶景プロデューサー

こんなお話、聞きました…!

1.絶景旅の必須アイテム! ~カメラ編~
2.~バッグ&シューズ編~
3.旅にまつわる苦労話とは?
4.~便利グッズ編~
5.絶景プロデューサーとして今後トライしたいこと

世界中を飛び回る詩歩さんの、知られざる苦労と裏側に迫る!

今回は、詩歩さんが絶景旅に欠かさず持って行くという愛用グッズもご紹介! 写真はいまや彼女のトレードマークとなったニットキャップ。「被るだけでヘアスタイルが決まるので重宝してます」(詩歩さん)

SNSや自身のHPで世界中の絶景を紹介し、書籍も出版する“絶景ブーム”の火付け役・詩歩さん。そのきっかけは大学時代、旅先で交通事故に遭い大けがをした経験から、“死ぬまでに行きたい場所をリストアップしておこう”と思い立ったことが始まりでした。以来、絶景プロデューサーとして活躍する詩歩さんに、最近の活動について聞いてみました。

―――絶景プロデューサーとして活動されてどれくらいになりますか?

詩歩さん
詩歩さん
「Facebookで『死ぬまでに行きたい!世界の絶景』ページを始めたのが2012年なので、もう6年になります」

―――Facebookでは現在、約70万人の「いいね!」がついていて人気ですよね。

詩歩さん
詩歩さん
「今はFacebookよりもTwitter や勢いのあるInstagramをメインに情報を発信しています。同名の絶景本シリーズもこれまでに5冊出していて、最近は9月に『絶景を旅するシンプル英会話50』という本が出版されました。旅先で使える簡単な英会話が掲載されていて、絶景を見に行きたいけど英語ができない……と尻込みしている方にピッタリの内容です!」
詩歩さんの絶景旅での英語体験がつまった『絶景を旅するシンプル英会話50』

―――どんなときに次はこんな本を出したい! と思いつくんですか? 

詩歩さん
詩歩さん
「旅にもトレンドがあるんですよね。海外のインスタグラマーさんが最近みんないいホテルに行っているなぁとか、色んな人の投稿を見て、これを本にまとめたらおもしろいんじゃないかな……とニーズを発掘する形で企画を提案しています」

―――現在はどれくらいの頻度で旅を?

詩歩さん
詩歩さん
「海外は月1回と決めて、それ以外は週1回、国内のどこかに行っています。なのでほとんど東京の自宅にいないですね(笑)」
イタリア・ランペドゥーザ島で撮影した写真

―――以前と比べて取り巻く環境やご自身に変化はありましたか?

詩歩さん
詩歩さん
「ここ数年は時代がめざましく変化していて、誰でもSNSで情報発信しやすくなりましたよね。旅先のリサーチもしやすくなりました。あと、最近旅に持って行くようになったのがドローン。動画編集は自分には向いていないなぁと思いながらも、ここはドローンで撮影したいという場所にはお供させてますね」
日本と海外を行き来する多忙な生活を送っている詩歩さん。「11月はイギリス留学します」(詩歩さん)

詩歩さんに聞く絶景旅の必須アイテム! ~カメラ編~

詩歩さん愛用のカメラとドローン(機種名など詳細は下記を参照)。コンパクトで持ち運びにも便利!

時代の変化に合わせて、旅の内容も少しずつ変わっていると話す詩歩さん。最近は絶景写真の要といえるカメラを買い替えたそうです。一体どんなカメラを愛用しているのでしょうか……!?

―――最近はどんなカメラを使っているんですか?

詩歩さん
詩歩さん
「以前は小型ビデオカメラの『GoPro(ゴープロ)』、360°撮影できる『THETA(シータ)』、一眼レフの3台を持って出かけていましたが、近ごろはできるだけ荷物を軽くしたくて一眼レフ1台に絞ることが増えました。今使っているのはSONYの『α7Ⅱ』という一眼レフカメラです」

詩歩さん愛用の一眼レフ

SONYのデジタル一眼レフカメラ「α7Ⅱ」。小型で操作しやすく、初心者にもおすすめ!(現在は後継機種の「α7Ⅲ」が発売中)

―――性能のいいカメラだと、やっぱりキレイに撮影できますか?

詩歩さん
詩歩さん
「このカメラはフルサイズモデルで一番小さいサイズだとカメラに詳しい知人にすすめられて購入したんですが、もうワンランク上のカメラだともっとキレイに撮影できるみたいです。値段も倍になりますが(笑)。花火のような暗いシーンは一眼レフだと本当に美しく撮影できますよ

スマホじゃ撮れない! 一眼レフならではの鮮やかな花火

詩歩さんが撮影した三重県の熊野大花火大会の写真。「この一眼レフカメラだからここまでの美しい写真が撮れたんだと思います!」(詩歩さん)

―――まるで合成のように美しい写真ですね!

詩歩さん
詩歩さん
「撮影場所を確保するのに、みなさん3カ月くらい前から場所取りをするんですよ。三重県の熊野は遠すぎるので知人に頼んで私も3カ月前から確保していただきました。当日は、タイミングが命で1回のチャンスを逃したら撮れないので、『次がクライマックスかな⁉』と何度もトライ&エラーしながら……いったい何枚撮ったことか(笑)。撮影したシーンは熊野大花火大会でもっとも有名なクライマックスのプログラムです。わずか数秒間に大量の花火が開いては消えていくんですけど、その間、カメラのレンズをずっと開放して(開いて)撮影するとこのような写真が撮れるんです

―――努力の結晶の写真ということですね!

ペットボトルサイズなのに性能は抜群のドローン

―――さきほどお話ししていた、ドローンは何の機種を?

詩歩さん
詩歩さん
「今は2台持っていて、今日持ってきたのは小さいサイズの方。これでも上空150mまで飛ぶんですよ!」
詩歩さんが愛用するコンパクトなドローン、DJIの『Mavic Air(マビックエアー)』

―――ドローン、初心者には難しそうですよね……。けっこう練習されました?

詩歩さん
詩歩さん
「操作は意外と簡単なんですよ! 電源を入れて離陸ボタンを押せばふわっと浮くので、ラジコンよりも簡単かもしれません。ただ、飛ばすだけなら誰でもできますが、上手に撮影できるかとなると話は別です」

―――なるほど、撮影が難しいんですね。どんな所でドローンを飛ばすんですか?

詩歩さん
詩歩さん
大自然の風景、例えば湖や砂丘のような場所で飛ばすと、おもしろい写真が撮れます。これまで撮影したのは、地元・静岡の浜名湖や中田島(なかたじま)砂丘、浜名湖の中に立っている弁天島の鳥居、あと富山県の大牧温泉でも飛ばしました」

ドローンで撮影するとスケールの大きな画に!

詩歩さんがドローンで撮影した浜名湖の写真。手持ちのカメラで撮影するよりもその場所の雰囲気をダイナミックに伝えることができる
詩歩さん
詩歩さん
「浜名湖では今年から湖の真ん中に上陸できるアクティビティが始まったので、広い湖の中に人がポツンと立っている画をドローンで撮ったらおもしろいかなと思って撮影してみました。人や船など対比できるものがあると規模感が伝わる映像が撮れますよ!
Yahoo!ロコ浜名湖
住所
静岡県浜松市西区村櫛町

地図を見る

電話
053-458-0011
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

旅館を包み込む圧巻の雪景色に感動!

富山県にある山の中の一軒宿、大牧温泉観光旅館の写真。こちらもドローンで撮影
詩歩さん
詩歩さん
「富山の大牧温泉は、船でしか行けない秘境の宿なんです。携帯も圏外だし、船も1日3~4往復くらいしかなくて……。山深い地域だけに美しい動画が撮影できましたね」
Yahoo!ロコ大牧温泉観光旅館
住所
富山県南礪市利賀村大牧44

地図を見る

電話
0763-82-0363
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

―――このほかのカメラは持って行くことはありますか?

他人が撮ってくれたような自撮り写真が撮れる!

カメラのレンズと本体が別々になるCASIOの『EX-FR100L』(現在は残念ながら廃盤)
倉敷美観地区の白壁の町並みで、CASIOの『EX-FR100L』を使い撮影
詩歩さん
詩歩さん
「これ、現在は廃盤になっちゃったんですけど、すごくいいんですよ!! 他人が撮ったような自撮り写真を撮りたいときに、レンズ部分を遠くに置いて本体で画角をチェックしてシャッターが押せるので、よく一人旅に持って行くんです。しかも防水防塵なので砂漠や海でも気にせず使えます」 

■こんな感じで使ってます!

CASIOの『EX-FR100L』を使って自撮りをする詩歩さん

―――いろんなカメラがあるんですね~! ちなみにスマホのカメラも使いますか?

詩歩さん
詩歩さん
「最近はスマホのカメラも進化しているので、かなりの頻度で使いますね。前は風景以外の写真は全部一眼レフで撮影していたけど、今はほとんどスマホになりました。SNSにもすぐに上げることができて便利ですよね。旅行中はスマホを落としやすいので、ネックストラップも欠かせません
「Simplism LightningStrap(シンプリズム ライトニングストラップ)」。Lightningコネクターに装着するだけで、iPhoneを首から下げられる優れモノ!
詩歩さん
詩歩さん
「ネックストラップってかわいいものがなかったんですが、これを見つけてから愛用しています。私はスマホにはケースをつけない派なのですが、これはケースがなくても装着できて便利。カラーも10色ぐらいから選べます。プラスチック製なので1年に1度くらいの割合で買い替えていますが、今までスマホが落ちたことは1度もないですよ!」

―――それは便利! スマホにケースを付けないのは、なにか理由が?

詩歩さん
詩歩さん
「海外では現地でスマホ用のSIMを購入して使うので、SIMカードを装着しやすいようにするためですね」

詩歩さんに聞く絶景旅の必須アイテム! ~バッグ&シューズ編~

詩歩さん愛用のVANGUARD(バンガード)のカメラリュック

絶景旅に欠かせないのが、リュックと靴。気に入ったものは同じものを購入し続けるという詩歩さんが、長年愛用しているとっておきのアイテムを特別に教えてくれました!

―――リュックはどんなものを使っているんですか?

詩歩さん
詩歩さん
「一眼レフを持って行くときは、VANGUARD(バンガード)のカメラリュックを使ってます。レンズ、バッテリー、本体とカメラの部品が別々に収納できて、背中にはPC、脇に三脚が収まるんです。最初に買ったものは色が薄くなってしまったので、今使っているのは2代目ですね」
カメラを収納するための専用インナーボックス付き。デザインもかわいい!

―――靴にもこだわりが?

詩歩さん
詩歩さん
「今気に入っているのは、Keenのサンダル。履き心地がよくてスリッパ感覚で歩けるのに、軽いハイキングならそのまま登れちゃうくらい頑丈で靴底がしっかりしています。乾きやすいから水にも抵抗なく入れるし、おすすめですよ。私はこれで3足目です!」
Keenはアメリカ・カリフォルニア発のシューズブランド。写真は「UNEEK(ユニーク)」。街でもアウトドアシーンでも履ける次世代スニーカーとして人気だ

今回紹介してもらった2点は機能性だけでなくデザインもかわいいアイテム。おしゃれに旅を楽しむのも詩歩さんらしいポイントかもしれません。

絶景に出会えるのは奇跡! 旅にまつわる苦労話とは?

詩歩さんが10月に行ってきたという群馬県の芳ヶ平(よしがだいら)湿地群。雲の切れ間に撮影できた奇跡の写真がコレ!

これまで数々の絶景スポットへ出かけ、紹介してきた詩歩さん。苦労話もたくさんありそうですが……!?

―――これまでの旅を振り返って、大変だった思い出はありますか?

詩歩さん
詩歩さん
絶景の旅は、常に天気との戦いなんですよね。例えば先日行ってきた群馬県の芳ヶ平湿地群は、車でしか行けない場所なので朝日を見るためにみんなで車中泊をして待つような場所なんです。ところが、いざ早朝行ってみると一面雲に覆われてて……。結局2時間くらい待って一瞬の晴れ間にすかさず撮影しました」

―――ということは、奇跡の1枚ですね!

詩歩さん
詩歩さん
「結果的に景色を見ることができてよかったんですけど……。まぁこういう話は日常茶飯事すぎて(笑)」

―――仕事だとプレッシャーにもなりそうですね。

詩歩さん
詩歩さん
「そうですね。プライベートだったらあきらめもつきますが、仕事だとそうもいきません。最近は『Yahoo!天気アプリ』を使って旅する予定の場所を登録し、事前に予報を見て出かけるかを判断しています。時には当日の朝、判断することもありますね」

Yahoo!天気アプリには「雨雲レーダー」という機能も搭載されていて、何分後にどれくらいの雨が降るかを5分単位で予測して教えてくれます。天気に左右される絶景旅ではかなり役に立ちそうですよ! 

ちなみに、詩歩さんがいつも旅に出かけるスタイルがこれ。サラリと羽織っているチェックのワンピースも詩歩さんの代名詞。気づけばいつも買っているそう!
Yahoo!ロコ芳ケ平湿地群
住所
群馬県吾妻郡中之条町大字入山 アクセス:長野原草津口駅から車で約50分

地図を見る

電話
0279-26-7727
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

詩歩さんに聞く絶景旅の必須アイテム! ~便利グッズ編~

旅の荷物はできるだけ軽くしていきたい、という詩歩さん。それでもこれだけは持って行きたい!という旅の必須アイテムがあるそうですが……!?

―――旅行バッグに必ず入れている小物ってありますか?

詩歩さん
詩歩さん
「海外に行くことが多いので、手ピカジェルと除菌シートは必須アイテムですね。とくに除菌シートは、蚊よけになるんです。大自然に行くと蚊に刺されやすいんですが、足の裏の細菌が蚊に刺されやすい原因だというのを聞いてから足の裏を除菌シートで拭くようになりました。そしたら本当に蚊に刺されなくなってビックリ! どんな蚊よけよりも効きますよ!」
海外旅行には必ず持って行くという「キレイキレイ 除菌ウエットシート」と「手ピカジェル(携帯用)」

―――長旅だとリラックスアイテムも欲しくなりそうですよね

詩歩さん
詩歩さん
「そんなときは使い捨てのアイマスクがいいですよ。移動が多い旅行中も、かなりリラックスできます」
緊張をじんわりほぐしてくれる「めぐりズム 蒸気でホットアイマスク」。詩歩さんは飛行機の中で使うことが多いそう

場数を踏んできた詩歩さんならではのアイテムの数々。今後の旅の参考になりそうですね!

絶景プロデューサーとして、詩歩さんが今後トライしたいことは?

さまざまな角度から世界の絶景を発信する詩歩さんの活動は、地域振興にもつながっている。写真は地元・浜松の秋葉神社の鳥居の下で

現在も旅行アイテムのプロデュースや地域振興のアドバイザー、テレビや雑誌に出演するなど、幅広く活躍している詩歩さん。絶景プロデューサーとして、今後はどのような活動をしてくのでしょうか?

―――今やってみたいことはありますか?

詩歩さん
詩歩さん
「これだけ旅をしても、まだ行ってみたいところだらけなんです。旅ってすればするほど、行きたい場所が増えていくんですよね。体は1つしかないのに、人生1回じゃ足りないくらい!」

―――頼もしい!

詩歩さん
詩歩さん
「そして、これまでのようにSNSやインターネットで絶景ポイントをただ紹介するだけじゃなく、これからはもともと新卒で入った広告代理店で学んだマーケティングの知識も生かしながら、まだ知られざる絶景スポットを発掘して地方活性化に貢献したり、SNS以外のプロモーション方法を考えたりと、ステキな絶景を発信する新しい手段を見つけていきたいですね。」
まだまだ行ってみたい絶景スポットがたくさんあるという詩歩さん。今後の活躍にも注目です!

世界中の美しい風景をセンスあふれる写真とともに楽しませてくれる詩歩さんが、この先どんな絶景を見せてくれるのか、今からワクワク!! みなさんも死ぬまでにぜひ一度、絶景の旅に出かけてみてくださいね!

取材メモ/華やかに見える絶景プロデューサーが、その裏側で実は抱えている苦労や努力を垣間見ることができたインタビューでした。あの美しい写真は、詩歩さんの数多の汗と涙の結晶だったんですね!ちなみに昨年好評だった「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景カレンダー<世界編><日本編>」の2019年度版も発売中とのことなので、一ファンとしてぜひとも手に入れたいと思います!

構成・取材=城リユア(mogShore)/文=齋藤久美子/撮影=山崎あゆみ

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