豚骨使用量は約300kg! 大阪で味わう濃すぎる豚骨ラーメン

特集

旅先で絶品ラーメン。〜札幌・名古屋・大阪・福岡〜

2018/11/23

豚骨使用量は約300kg! 大阪で味わう濃すぎる豚骨ラーメン

ラーメンの味わいは数あれど、こってり好きならハズせないのが豚骨ラーメン。豚骨といったら福岡ですが、大阪にも脳内にビリリと残る強烈な濃ゆ~い一杯を提供するお店があるんです! 誰もが驚くスープの濃度。今回は「ムテヲタ(無鉄砲のヘビーユーザー)」も続出中の人気店を紹介します。

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

豚骨にすべてを捧げた無鉄砲な人生……そこから生まれた強烈な一杯とは

「とんこつラーメン」(750円)。スープの濃度、ネギの量、背脂の量はお好みでオーダー可

全国に数ある豚骨ラーメン店の中でも、その激濃っぷりで他店の追随を許さないほどの個性を発揮するラーメン店「無鉄砲グループ」。1998年の奈良での創業以来、着実に業績を伸ばし現在は大阪の支店をはじめ、東京のほか海外にも店舗を展開。各地からファンが無鉄砲のラーメンを目当てに訪れます。同グループの創業者であり、現在は社長を務める赤迫重之さんはメディアでもおなじみの凄腕ラーメン職人。今回はラーメンへのこだわりとともに、その無鉄砲なエピソードについてもお話をうかがいました。

ロードサイド沿いの長い行列が目印

オープン前の行列は当たり前。熱狂的ファンに混じって、その味を本場で楽しみたい観光客も多い

南海電車の今宮戎(いまみやえびす)駅、地下鉄御堂筋(みどうすじ)線・四つ橋(よつばし)線の大国町(だいこくちょう)駅から徒歩圏内のところにある「無鉄砲 大阪店」。平日であってもオープン前の行列は当たり前、休日ともなればこのように長い行列ができています。客のお目当てはもちろん豚骨ラーメン。全国広しといえど無鉄砲でしか楽しめないこってりな味が待っています。コテコテが信条の大阪に来たら、コッテコテの濃厚すぎる豚骨ラーメンを、というわけです。

こってりに夢中! 
\そもそもムテヲタ とは?/

こってりのおいしさに魅了され週に何度も訪れるヘビーユーザー、それが「ムテヲタ」。筋金入りの無鉄砲好きは今なお増加中で、来店する顔ぶれをみていると男性だけでなく、女性たちからの支持率も高い。

河原で寝泊まり!? 修業時代の壮絶なエピソード

安定した会社員生活を捨て、ラーメン業界に飛び込んだ赤迫社長。自身の技を受け継ぐ弟子たちを多数育成しています

豚骨に魅了され、豚骨に人生を捧げてきた赤迫さん。大量の豚骨をガシガシ煮込むだけというスープ作りの無鉄砲さはさることながら、人生の無鉄砲エピソードも数あるようで…。

「無鉄砲グループ」社長・赤迫さん
「無鉄砲グループ」社長・赤迫さん
「学生時代に大好きだった宮崎県のラーメン店で修業がしたくて出向いたのですが、従業員の欠員がない状況のため、現状では雇えませんという感じだったんですよ。でもどうしてもここで修業したい! との熱意を示すため、1週間通いつめて雇ってもらいました。その時は宿に泊まるお金もなかったので、お店近くの河原でテントを設置して寝泊まりして。振り返ってみると、ほんと無鉄砲な行動だったなあと思います(笑)」
好みのオーダーの仕方がひと目で分かる店内に掲示された、年季の入ったポスター

寝ずに働き続けた無鉄砲な毎日を振り返る

修行の甲斐あって、念願のお店をオープン。当初は人手不足の解消のために、朝から深夜までほぼ寝ずに働きづめ。無鉄砲に走り抜ける毎日を送っていたそうです。

「無鉄砲グループ」社長・赤迫さん
「無鉄砲グループ」社長・赤迫さん
「オープン当初は宣伝もしないとダメでしたから、手書きの看板を持って店の前でアピールしてました。で、その合間にスープの具合をチェックして、また看板を持ってというのの繰り返し。広告費をかけるならスープに金をかけたかったんですよ。時間を惜しまずスープ作りに全力を捧げていました」

マズイ!の一言から繁盛へと上り詰める

オープンから半年間は苦戦が続いたものの、その後は客足も安定。数年後には支店を出せるほど大ブレイク! とはいえいまだに最初のお客様から言われた言葉は忘れられないとか。

「無鉄砲グループ」社長・赤迫さん
「無鉄砲グループ」社長・赤迫さん
初めてのお客様はご近所のお年寄りでした。はっきり覚えてます、マズイ、と言われたことを(笑)。というのもその当時、九州以外では豚骨ラーメンがまだ普及前で、きっと初めて食べたこってりな味だったんですね。修業先では完飲してくださるお客様も多かったので、その出来事は結構ショックでした」

豚骨のエキスが凝縮されまくり! スープのこだわりに迫る

見よ! この寸胴。中には2日に一度仕入れる大量の豚骨がどっさり。湯気がモクモクと立つ圧巻の調理シーンは営業中も継続

圧倒的な豚骨スープのこってり感はなんと添えられたレンゲが立つほど! スープで用いる豚骨の量は相当すごそうです。

「無鉄砲グループ」社長・赤迫さん
「無鉄砲グループ」社長・赤迫さん
「1店舗あたり1日で使用する豚骨の量は約300kgになりますね。その豚骨と水だけでスープを仕込んでいきます。寸胴鍋でガシガシ煮込んで濃度を高めるいたってシンプルなレシピですよ。余分な材料は一切いれず、水以外は豚骨純度100%です」

大きな羽釜鍋で煮込まれる豚骨。強火で沸騰させ、ステンレス製の棒でひたすらかき混ぜる作業が続きます。店舗が休みの日でも火入れを欠かさず行うことで極上のおいしさが生まれます。

「無鉄砲グループ」社長・赤迫さん
「無鉄砲グループ」社長・赤迫さん
「豚骨の扱いは本当に難しい。もう何十年、毎日のようにスープを作っていますが1日として同じ品質のものができたことはないです。豚骨は天然の材料ですから、サイズも違うし、エキスの出る量も違う。それらをうまく調整しながら、無鉄砲のラーメンにふさわしい品質まで導いていくのが職人の実力ともいえます」
現役の職人として、弟子たちとともにスープ作りに精を出す赤迫社長

今なお絶賛進化中! 昨日よりおいしいスープを目指して

使用する麺は宮崎県の製麺所から直送。創業以来、不変のこだわりのひとつ

「頼れる弟子たちに支えられてここまでやってこれた」と振り返る赤迫さん。自身を含め、スタッフさん全員で共有している思いがあるようです。

「無鉄砲グループ」社長・赤迫さん
「無鉄砲グループ」社長・赤迫さん
「私たちは昨日と同じ味を目指すよりも、明日はもっとうまいスープを作ってやる! という意気込みで勝負してます。厳密に測定したことはないですが、毎日味は微妙に違うはずです。当然ですが創業時と比較すると、ベースは同じレシピといえど全然違う味に変わっているかもしれませんね」

\無鉄砲なDNAを受け継ぐものたち/

京都本店の味を受け継ぎ大阪で新たなファンを開拓し続ける、大阪店店長の北條匡志(ただし)さん
大阪店店長の北條さん
大阪店店長の北條さん
「休みの日でもスープの状態を見極めるためにお店に足を運んで、最高の味を追求しています」
京都本店の統括部長を務める大島康夫さん。赤迫社長が絶大な信頼を寄せる右腕的存在
京都本店の統括部長を務める大島康夫さん
京都本店の統括部長を務める大島康夫さん
「もともとは常連客でしたがその味に惚れて、内定先の企業を断って無鉄砲で働くことを決意しました」

人の人生を変えてしまうほどの、無鉄砲の味わいって…。この豚骨ラーメンを食べに行く期待度はMAXに到達です!

あまりの中毒性の高さに激ハマりするかも

見よ! この濃厚なスープを。これこそ無鉄砲の豚骨ラーメンの真骨頂!
卓上の紅しょうが、辛子高菜、ゴマは無料。ニンニク醤油をプラスすればより風味豊かに

こってりラーメンという性質上、10人来店した方が全員、おいしくてハマってしまうことはないかもしれません。しかしハマってしまえば、その中毒性の高さに通わずにはいられません。トレンドの移り変わりが早いラーメン業界においても「無鉄砲グループ」の唯一無二の存在感は今なお健在です。

あっさりが好みの方は、アゴだしスープが決め手の「しょうゆラーメン」(750円)をどうぞ
柔らかくてジューシーな「スペアリブ」(300円)はサイドメニューや追加トッピングに最適
一見すると強面(!?)な赤迫社長ですが、気さくな人柄が印象的でした

今後は海外への展開を含め「常にワクワクしながらお客様に喜んでいただけるようなラーメンを作りたい」と話す赤迫社長。現状はまだアイデア段階ですが、各地を巡ることができるキッチンカーで同店の味を広める活動も見据えているとのこと。大阪観光で訪れたら、こだわりぎっしり、純度100%の豚骨こってりラーメンをぜひご賞味あれ!

Yahoo!ロコ無鉄砲 大阪店
住所
大阪府大阪市浪速区戎本町一丁目5-21 米田ビル1F

地図を見る

アクセス
今宮戎駅[出口]から徒歩約1分
大国町駅[4]から徒歩約2分
恵美須町駅[4]から徒歩約6分
電話
06-6645-0522
営業時間
11:00~15:00/18:00~23:00(売り切れ次第閉店)
定休日
毎週月曜日
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

取材・文=トクアンペ、写真=古賀 亮平、構成・編集=堀 俊夫(クエストルーム)

「札幌・名古屋・大阪・福岡」他エリアもチェック!

\あわせて読みたい/

この記事を書いたライター情報

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

グルメ、おでかけ、イベントなど、ライフスタイルを豊かにする情報を編集部が厳選して紹介します。

SPECIAL

SERIES