六本木に伝説のラーメン店「香月」を復活させた81歳店主の想い

2018/11/30

六本木に伝説のラーメン店「香月」を復活させた81歳店主の想い

ラーメンの殿堂入りと崇められた伝説の店『らーめん香月(かづき)』。2013年に惜しまれつつ閉店し、伝説は消え去ったと思われていました。ところが2016年、六本木に突如復活! 店主はすでに81歳。なぜ今、復活なのか? その謎に迫ります!

Yahoo!ライフマガジン編集部

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↑『らーめん香月』の生みの親、穴見勝喜さんのチャッチャ系ラーメン誕生秘話と復活のワケはこちら!

当時と同じネオン看板は伝説のラーメンを忠実に再現した証し

当時『らーめん香月』の目印として光り輝いていたネオンの看板が、復活した六本木店にも登場。ラーメン屋には珍しいネオンの看板に、当時を知る客はテンションが上がるそうです。

夜でも煌々と光るネオン看板が『らーめん香月』の目印
伝説の『らーめん香月』の生みの親、穴見勝喜さんは81歳

タクシー運転手から伝説のラーメン屋店主へ

56年前、タクシードライバーとして働いていた穴見さんでしたが、ある日、9年通っていたラーメン店からまさかのお誘いがありました。

「1人辞めるから、ウチで働く気がありますか?」。

味に惚れ込んでいた穴見さんは家族の反対を押し切り、なんとラーメンの道に足を踏み入れたそうです。

タクシードライバー時代の穴見さん

4年後には屋台ラーメンを開業

3年半の修業を経た穴見さんは、すっと溶ける背脂がクセになる独自のラーメンを開発し、1975年に屋台ラーメンとしてデビューしました。開店当初は1日たったの25杯だったそうですが、1年後には100杯、2年後には250杯と口コミでお客さんが増え続け、行列のできる屋台ラーメンとして話題になったのです。

軽トラックに屋台を乗せたトラック屋台
雨の日も雪の日も休まず営業

念願の初店舗は、半年で行列のできる人気店へ!

40歳の時、渋谷の並木橋に念願の店舗を持ちます。6坪半で席数約10席の小さなお店でしたが、こちらも口コミで人気が広がり、3年後11坪、8年後には恵比寿に20坪まで店舗を拡張するほどになりました。開店から閉店までお客さんは途切れず、『らーめん香月』の名前は誰もが知る伝説の人気店となったのです。

香月の歴史を紹介するパネルには開店当時の古い写真が。長蛇の列が見て取れる
伝説となった恵比寿の本店

伝説の名店が突然の閉店

1日1500杯もの売り上げを記録するなど行列のできる名店として38年間、穴見さんは『らーめん香月』とともに歩んできました。しかし、そんな穴見さんも76歳の時に肉体的な限界を感じ、突如閉店を決意。ラーメン一筋に捧げてきた人生に自ら区切りをつけました。

伝説の味の再現! 78歳で奇跡の復活

店を閉じ穏やかな日々を過ごしていた穴見さんの元にある会社から連絡がありました。ファンからの復活の声が殺到しているので『らーめん香月』を復活してほしい、というのです。穴見さんは悩んだ末『ファンのために』と復活を決意。この時の年齢はなんと78歳! ラーメンに命を懸けてきた男の生き様、頭が下がります。

復活した六本木のお店でも、ネオン看板などを忠実に再現

そんな香月のラーメンは基本スッキリとしたスープですが、素材と醤油の旨味がコク深く、背脂がふくよかな甘みと濃厚さを演出する、背脂チャッチャ系ラーメン。

当時の味をそのまま再現
食べるとクセになる背脂チャッチャ系

『らーめん香月』という名店を築き、情熱を注いできた穴見さんの一杯。ラーメン好きなら、一度は味わいに行ってみたくなるはずです。

らーめん香月

交通:東京メトロ日比谷線・都営大江戸線六本木駅より徒歩1分
住所:東京都港区六本木3-10-11青木ビル1F
電話:03-6804-5822
時間:月・火11:00〜23:30、水〜金11:00〜翌2:00、土日祝11:00〜23:00
休み:年中無休

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

取材・撮影・動画制作・文=日テレアックスオン AX-ON Inc.

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